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2004年11月30日

食べるインド、投資するインド

京橋のランチのお店をいくつか紹介したが、その中にこのインド料理店を入れるのを忘れていた。会社の近くにあって南インド料理が食べられる一風変わった雰囲気のレストランである。

マネックス証券のインド株ファンド勉強会が今日の夜、このレストランを貸し切って行われた。恐らくインド料理店で投資の勉強会を証券会社が主催するのは日本初ではないだろうか。

レストランということで人数に限界があり、抽選倍率8倍以上という高い競争率の勉強会になってしまった。参加したマネックス証券のお客様も料理と投資の勉強の2つが味わえるこの勉強会を楽しまれていたようで好評であったように思う。

少人数でアルコールの入ったお客様もあり、リラックスしたムードだったからか質問もたくさん出て、活発なやり取りがまた有意義であった。帰り際、このページを読んでいますよ、と声をかけられ、アットホームな雰囲気でやってよかったな、と思った。

中国の次はインドである、というのは正しくない。インドも中国と一緒に投資する、が正解ではないかと思う。どちらも過去変動の大きなマーケットであったが、長期資金の一部を置いておくべき対象ということはできるであろう。

ただしインドであれば何でも良いわけではない。投資スタイルと運用を誰にやってもらうか、の2つで同じ投資対象でも大きな格差が発生することには注意が必要である。

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2004年11月29日

人民元預金

中国工商銀行の東京支店に問い合わせると意外に親切に色々教えてくれた。

上海で人民元の預金口座を開設したことを話すと、その口座に送金する手続きは東京支店で出来る、とのことだった。気になる手数料であるが、為替の手数料も入れて300万円まで6千円とのこと。為替の手数料が入っているということは300万円なら0.2%だから1ドルで換算すれば20銭と同じである。これは安いのではないだろうか。

上海にある中国工商銀行の支店なら6000円のみでOK、上海以外の支店は10元プラス、他行は20元プラスとのことであった。

もし送金がスムーズに出来るのであればもう成田で両替をする必要が無くなる。上海の中国工商銀行の支店は郵便局のようにたくさんあるのでATMで下ろせればとても便利である。

人民元の切り上げを待ちながら日本より高い金利で(上海に行けば)流動性のある預金として使える。

これは面白い使いかたができそうだ。しかし手元にあるのは子供銀行のような通帳が一冊だけ。印鑑も必要なく、出金はこの通帳と6桁の暗証番号だけで出来る。セキュリティがどの程度のものなのか、そこだけが少し不安である。

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2004年11月28日

京橋界隈のランチの名店

この本の著者で某企業の役員をされている森瀬さんは入院の時も早々にお見舞いにきていただいたり、お世話になっている方である。会社が京橋ということでランチのお店を紹介することが多い。そんな彼と行ったことがある、あるいはこれから行こうと思っている東京駅近辺のお店をまとめて書いておこうと思う。

<京橋界隈>
「酒房長谷川」(中央区京橋2−3−15 大三ビル1F、03-3281-1977)。日替わりランチが800円で満足できる。いわし明太1000円はとっても美味しくご飯がすすむ。新潟のお店なのでご飯が美味しい。2時近くに行くとおじさんが日本酒を勧めてくれる(こともある)。

「岩戸」(03-3564-3835)。銀座の場末にあるが、ランチは安くて美味しい。はじめていく人は豚汁定食840円を試して欲しい。これからの季節は温まる。他にしらすご飯やまぐろ重もおすすめである。

「Kavachi(カバチ)」(中央区八重洲2-4-13 アーバンスクエア八重洲、03-5205-2788)。店の雰囲気、コストパフォーマンス、パスタのクオリティ、ボリュームなど全てにバランスが取れている。ランチはコーヒーにお菓子までついて1050円。分煙にしたがタバコの煙がちょっと気になる。

「Sakaki」(中央区京橋2-12-12 サカキビル1F、03-3561-9676)。洋食の店。メンチカツなどの揚げ物がいける。

「川京」(中央区八重洲2-8-11、03-3271-2626)。目立たないお店であるが、うなぎはやわらかく無駄な味付けをしていないので後味がすっきりして気持ちよい。うな重の梅をいつも頼むが(1680円)、肝吸い、お新香がついていてレベルが高い。

「伊勢廣」(中央区京橋1-5-4、03-3281-5864)有名な焼き鳥の店。お昼の焼き鳥丼(1500円)が有名。たかが焼き鳥、されど焼き鳥。1500円の価値はある。

「京すし」(中央区京橋2丁目2-2、03-3281-5575)ここも隠れた名店であると思う。昼はどんぶりを頼むのが良い。アジとさばというように2種類でどんぶりを作ってくれる。これが美味しいお味噌汁がついて980円。ご飯が美味しい。そしてその上に刻んだショウガをまぶし、刺身を盛り付ける独自の味。

「唐人吉華@東京」(中央区八重洲1-6-16、03-3281-3087)上野毛にある有名な中華料理店の支店らしい。ランチのマーボードーフはなかなかの味。3-4人で行っていくつかの料理をシェアするのが良い。

「八重洲富士屋ホテル ウィステリア」(中央区八重洲2-9-1 八重洲富士屋ホテル2F、03-3273-0224)
ホテルのレストランとしてリーズナブル。1500円程度でお茶まで飲んで寛げるので人と会うときに便利。

<丸の内界隈>
「やんも」(千代田区丸の内3-3-1 新東京ビルB1F、03-5224-3322)青山の魚料理の店の支店。さばの塩焼き定食(1050円)がこの時期抜群にうまい。炭で焼いた出来立てを食べられる。

「ブラッスリー オザミ」(千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル1F、03-6212-1566)お洒落な雰囲気でカジュアルなフレンチを食べられる。お店が狭いのが難点。

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リストランテ

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10月28日に書いたお店に行ってきた。外苑前から歩いて10分弱。住宅地にひっそりとある一軒家がその店であった。

コースは8500円と1万円。1万円なら魚と肉と両方選べる。アミューズ、小さなパスタ、前菜盛り合わせ、パスタ、ラビオリのスープ、魚料理、シャーベット、肉料理、デザート、コーヒーと一皿は小ぶりでも量は充分であった。料理は軽快で特に前菜はバリエーション豊富で楽しめる。メインの魚と肉は敢えて2つ食べる必要はなかったかもしれない。

サービスは少し硬いが、良心的。ワインのセレクションもスムーズに素晴らしいものを選んでくれた。テーブル数も少なく、予約が取りにくいのがよくわかる。しかし席数を絞りスペースをゆったりとった分、快適さは増す。

隣とのテーブル間隔は充分であったが、横に座っていた中年女性の延々続く自慢話にはちょっとゲンナリした。これは店の責任ではない。

結論としては1ヶ月前の電話の対応や入り口に立った瞬間の不安は良い意味で裏切られるお店であった。帰る時には何だかかなり満ち足りた気分になった。値段に見合ったサービスをするイタリアンレストランだと思った。

派手な演出をするお店ではなく、特別な日に落ち着いたカップルが美味しいイタリアンをじっくり楽しむのに適したお店である。お店の名前はリストランテ濱崎という。1ヵ月前の朝11時から予約することができる。

投稿者 shinoby : 00:23 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月26日

好き嫌いで決める

ファイナンシャル・ジャパン創刊2号の記事で面白いと思ったのは松井証券の社長のインタビューである。

松井証券では、人事評価については私情を大いにまじえた情実主義をとっている。つまり好き嫌いで人事評価をしていると公言している。これはなかなか言えないことである。その根底には成果主義といっても成果を個人レベルに分解できないという本質的な成果主義の限界を見据えた視点があるように思う。

さらに松井証券には退職金と年金とボーナスがない。しかし業績に連動して従業員に利益還元をしている。その配分の方法が好き嫌いという徹底ぶりである。

複雑な給与体系で実質的な給与を見えにくくしたり、人事評価のための資料作りに時間をかけたりする大企業に比べるとわかりやすい会社である。

面白い会社に見えるこの会社であるが、働きたいとは思わない。好き嫌いで決めれば嫌いなタイプだからである。会社の仕組みに魅力を感じても嫌いだから仕方ない。

嫌いな理由は顔である。人間は雛人形と同じ。顔が命である。

投稿者 shinoby : 22:19 | コメント (4) | トラックバック

2004年11月25日

ファイナンシャル・ジャパン 創刊2号

ファイナンシャル・ジャパンの第2号が発売されている。今回は確実に財産を殖やす投資戦略の中で「投資のリスクを取らないのがリスク」という話を書いている。ちなみに第1回の原稿は株式投資で失敗する3つの理由ということでマネックスメール執筆中の書籍の内容を濃縮した内容を掲載したが、読者からの反応はあまり無かったようである。

恐らくこの本の読者層の中心は50代以上の自営業者ではないかと思われる。また多くの人が指摘していることであるが、この雑誌登場する人物も年齢層はかなり高い。写真をパラパラめくっても60代、70代、といった世代が中心。こんな世代に長期で資産を殖やす戦略を説いても、運用期間が自分の余命より長くなってしまうから聞く耳をもたないであろう。

この世代にはむしろ、お金をどうやってきれいに使うのか、といった話を伝授した方が喜ばれるような気がする。

自分の両親を見ていて思うが、この世代はお金の貯め方、節約の仕方は良く知っているのにお金の使い方を知らない。高度経済成長で一生懸命働いて豊かさを手に入れたのだからそれを心から楽しめるような生き方をすれば良いのにやり方がわからないのである。またそもそも年金や退職金もしっかりもらった勝ち組であるから自己責任による資産設計など勉強する必要もないのである。

つまりこの世代には蓄財を説く必要はない。もっと遊んで我々の世代のためにお金をもっと使って資金を還流して欲しいものである。

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2004年11月24日

人民元口座

上海滞在中に人民元預金をすべく、口座開設をやってみた。メジャーな銀行と言えば、中国銀行は中国工商銀行であるが、店舗数が圧倒的な後者の支店に行って手続きをした。

支店に入って驚いたのは受付をする人がカウンターにおらず、モニターを通してやり取りをするということである。テレビ電話で会話をするような感じで手続きが進む。お金や通帳のやり取りをするときは、引き出しが開きその中にモノを入れる方法である。これなら銀行強盗に入っても何も盗ることはできない。

パスポートを見せて書類に記入(多分中国語がわからないければ無理)をすると外国人でも口座開設の手続きはあっけなく完了した。10元を入金して通帳をもらう。赤い表紙で献血手帳のような薄く小さなデザインである。

中国工商銀行は東京の丸の内に支店があるが、ホームページを見ると人民元の取り扱いは行っていないようである。この上海で作った通帳に人民元を入金することは東京ではできないのであろうか。電話で聞いたらきっと出来ないといわれそうなので、時間がある時に実際に東京支店まで行って、確かめてみたいと思っている。

ちなみに人民元の普通預金金利は0.72%だった。定期預金は2年から5年くらいなら3%前後。思ったほど高くはない。

投稿者 shinoby : 22:33 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月23日

上海式結婚式

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知り合いの人の息子さんの結婚式披露宴にひょんなことから出席することになった。200人近くの人が集まり、ホテルの宴会場でディナー形式で大集合である。日本の結婚式披露宴とは一味違う興味深いシステムだった。

まず日本と違うのは披露宴が日曜日の夕方6時からだということ。日本の場合、披露宴は昼間が多い。週末の夜というのは出席者の都合を考えるとあまり無い選択であるが、上海では夜が普通らしい。

そして式の進行もかなり自由である。日本の披露宴のように主賓が(通常あまり面白くない)スピーチを延々と続け、30分くらいしてから料理を食べ始める方式とは異なる。新郎新婦が入場してしばらくすると中華料理が次々に運ばれる。知らないうちに式は始まり、酒が入るとテーブル毎に勝手に盛り上がり始める。

披露宴は2時間でお開きになった。これも最後に締めの言葉があるわけではなく、予定のある人は勝手に挨拶してそそくさと帰っていく。引き出物というシステムもなく、淡々としている。

日本の形式的な披露宴よりカジュアルで出席者が楽しんでいる感じは言葉が通じなくても何だか楽しいものであった。

投稿者 shinoby : 15:55 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月22日

張生記

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上海はやはり中華が美味い。いつも必ず行くのが張生記である。この店は高級店ではないが、何を食べても美味しい。そして行く度に新しい創作料理が追加されていて飽きない名店である。

定番で食べるのが鴨の舌(写真)である。見た目はグロテスクであるが、酒のつまみになりそうな歯ごたえがあってしっかり味がついた脂身のない鴨の肉である。食べ始めると止まらなくなって結局15本近く食べてしまった。他にもエビを腐乳で料理したものや上海カニ、鶏肉のから揚げを香草や唐辛子で香りつけしたものなどいつもの通りお腹一杯に食べてワインも飲んで1人200元。3,000円でおつりが来る。

東京では絶対に食べられない味。帰国前にもう一度味わって帰りたいと思っている。

投稿者 shinoby : 00:39 | コメント (1) | トラックバック

2004年11月21日

上海で考える投資

HSBCのコラムによれば上海では不動産投資がブームになっているらしいが、現地に来るとこれはもう日本のバブルの頃に良く似た状況であることがわかる。

上海人の間では市内のマンションや土地は「絶対に」値下がりしないということになっているらしい。マンションの値段を聞くと東京とそれほど大きな差が無いので驚いたりする。明らかに不動産は割高であると思うが、地元の人が言うように政府がコントロールすることができるのだろうか。

一方で相変わらずうれしいのは物価の安さである。タクシーは相変わらず初乗り10元(140円くらい)。レストランもグランドハイアットのような外国人プライスの場所にいかなければ、美味しい中華を腹いっぱい食べて3千円程度。上海蟹も食べたが1匹1千円そこそこと日本の4分の1くらいの値段である。

不動産はわからないが、物価はいずれ日本に近づく。5分の1の物価を世界水準に移行していく方法は通貨調整しかない。つまり人民元の切り上げである。

中国株投資も良いが、人民元定期預金のようなものはどのくらいの金利なのだろうか。人民元建債券が買えないのであれば中国の銀行に口座を開き人民元預金をはじめてみたいと思う。

今回の滞在中に機会があればトライしたい。

投稿者 shinoby : 01:22 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月20日

ゴネ得

金曜日の夕方の飛行機で上海にやってきた。上海蟹をまた食べられるのが本当に楽しみである。

チェックインのとき、ちょっとしたトラブルがあった。小型のスーツケースを機内持ち込みしようとしたら5kg以上のものはダメだという。荷物を預けると時間がかかって仕方ないので何とか交渉すると、最後になって何と「今回は特別」ということで機内持ち込みできるようになった。

実は同じような話が数週間前にスポーツクラブに電話したときもあった。退会の手続きをしたいというと、本人がフロントに書類を提出しに来なければいけない、という。郵送でできることなので、何とかしてください、とゴネると何とこれも「今回は特別に・・・」であった。

ゴネるとやってくれる社会は不公平な社会である。文句を言っている人が得をして黙っている人が損をする。こうなってくると何でも取り敢えずゴネてみようという気分になってくる。

成田のカウンターもスポーツクラブの電話対応もその場しのぎの場当たり的対応だと思うが、きちんとしたルールに基づいた運営をしないと逆に特別扱いされた顧客からも信頼を失ってしまう。自分がやっておいて言うのも何であるが、事なかれ主義で安易に対応してしまう企業には困ったものである。

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2004年11月18日

銀行の後輩

銀行時代の後輩に7年ぶりに会った。彼は私より一足先に銀行を辞め外資系の投資顧問会社に転職した。その後また別の会社に移り現在は米系の年金運用を主に行う会社の駐日代表というポジションである。

日本株のリサーチをしている彼から話を聞いて思ったのは株式の銘柄選択の難しさである。基本的に一日のほとんどの時間を銘柄の調査に割いている彼曰く「株式の銘柄選択は本当に難しい」「個人で仕事をしながら株式投資をしてインデックスに勝てる人は本当にすごい」。

株価は相場の心理が一番大きな変動要因だという。PER、PBR、会社の財務諸表などを徹底的に分析しても人気が出なければ株価は上がらない。だから企業分析をしてもそれが結果としてのリターンに反映しにくい。

アナリストが自分の職業を否定するような話であるが、自分の思ったことを正直に言わないと気がすまない彼の話は株式アナリストといわれる人たちが多かれ少なかれ感じていることのように思った。

投稿者 shinoby : 22:00 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月17日

スリッパの法則

元カリスマ・マネージャーの人が書いたこのタイトルの本が売れているらしい。スリッパに履きかえる会社に投資しても儲からない、というのがタイトルの意味である。

ベンチャーキャピタルの専門家の人と話していたらベンチャー経営者には「髭の法則」というのがあるらしい。無精ひげを生やしているベンチャー経営者の会社は伸びるという法則である。髭を剃る時間を惜しんで仕事をしているということだろうが、会社の評価がこんな単純なことで決まるはずはない。

アマゾンでスリッパの法則の著者の数年前の書籍を探すと2冊の本が見つかった。「トップファンドマネジャーの明快投資戦略」にも「伸びる会社ダメな会社の法則」。そのどちらの紹介にもスリッパの法則が書いてある。

これらの本が書かれた2000年前後というのはITバブルの盛りであった。著者が「一寸法師」の運用を始めた頃で、光通信の重田社長を天才経営者と絶賛していたのを思い出す。その頃から言っていることは変わらないのである。

彼が現在運用するファンド「鞍馬天狗」の運用成績をこれからどうなるのか注目していきたい。

投稿者 shinoby : 22:03 | コメント (4) | トラックバック

2004年11月16日

モニター15名

本の執筆は続いている。原稿は取り敢えず一通り書き上げたので、執筆というより修正の作業が多くなっている。データの調査、脚注の作成、税金などのチェック。こんなことを毎日朝3時や5時に起きて繰り返していると、つくづく著述業というのは大変な商売だなと思う。

今回は少しでもわかりやすく役に立つ内容にしたいと思い、納得がいくまでクオリティを高めたいと思っている。セミナーの参加者の有志にドラフト原稿のモニターをお願いしたことを書いたが、何と60名の受講者のうち15名の協力申込があった。

このモニターは純粋なボランティアで、
・ラフな原稿を先に読むことができる(セミナーの内容と重なるので講座の復習にもなる)
・自分の意見を本に反映させることができるかもしれない
・このような機会はなかなか得られないという希少性
くらいしかメリットはない。にも関わらず思いがけずたくさんの方からの申し出をいただき、かなり感動してしまった。

できるだけたくさんのフィードバックを反映させて納得できる書籍にしたいという思いが強い。このモニターの皆さんだけではなく、資産設計の専門家の方々にもアドバイスをお願いする予定である。

それにしても時間が無い。

投稿者 shinoby : 21:49 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月15日

一目ぼれ(2)

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車に続いて今度はこれに一目ぼれしてしまった。BOSEが開発したSoundDockとはiPodを室内での本格的オーディオシステムにしてしまう便利な商品である。中央に、iPod、iPod miniを置くだけで使えるのが素晴らしい。iPodを載せればON、はずせばOFFと電源をON-OFFする必要すらないという。

最近はiPod以外で音楽を聴くことが少なくなった。CDを入れ替えたりするのが面倒だからだ。iPodは自分の好きな曲だけでリストを作ることができ、これをはじめてしまうと1つのCDを聴き続けるのがまどろっこしくなる。しかしこのシステムなら普段通勤で聴いているものと同じ音楽を部屋で聴ける。

しかも重くないので机からベッドルームへといった持ち運びも可能。夏ならテラスで使うこともできそうだ。

そして気に入ったのが価格。税込み34,860円なら買おうと思えば買える無理のない値段である。

BOSE贔屓でiPodユーザーである私にとっては理想的な商品。もう使っている方、いらしゃいますか?

投稿者 shinoby : 06:19 | コメント (2) | トラックバック

2004年11月14日

書くだけダイエット

書くだけダイエットというのが流行っていると日経新聞の土曜日の紙面に書いてあった。こういう実に簡単なものらしい。
1、自分の食事内容を書き出す。
2、体重をグラフにする。
3、ダイエットの目標を決める。

実際にカロリーコントロールや食事制限などをしなくても、毎日体重をグラフにする、といった「書く」という行動だけでダイエットできるのがポイントである。これは目標を視覚化するということで資産設計にも通じる。

前から繰り返し書いているが目標は紙に書いて毎日見ているとナゼか実現する。そんな簡単なこと誰でもできる、と思っても実際に紙に書いて毎日見るということだけでも実行できる人は何人いるだろうか。

紙に書いて見ているだけで目標が頭にインプットされ無意識に目標の実現のための行動を起こすようになるのである。ワタミフードの創業者渡邊美樹氏も「夢に日付を入れる」という目標を手帳に書いて行動するということを実践している。

書くことの効用は人が思っているより大きいようである。この本の著者も書くことの重要性を繰り返し説いている。

パソコンの普及によって大人も子供も字を書くことが少なくなった。便利で能率が上がった反面、大切な何かをつかみきれない原因になっているように思う。

投稿者 shinoby : 07:42 | コメント (1) | トラックバック

2004年11月13日

出版計画

出版の準備は遅れながらも少しずつ進んでいる。今週は5時半に起きて一時間半程度原稿をワードに打ち込み。家を出る前にメールで会社に送る。通勤のバスと電車の中で印刷した内容に赤ボールペンを入れて、会社では家から届いたメールを通勤添削でさらにブラッシュアップという作業を繰り返した。

3章は文章がかなり進み、約40ページの原稿が8割方出来上がった。しかし編集の長岡さんのメールを見てびっくりした。

11月13〜14日(土〜日) 3章脱稿
11月16日(火)       2章後半・プロローグ初校戻し
11月18日(木)       4章初校戻し
11月19〜22日(金〜月) 残りすべてのコラム・まとめ・付録のシート脱稿その他、3章初校、1章〜4章の再校戻し、プロローグの再校戻しを順次。
11月29日(月) すべての再校戻し終了

これははっきり言って不可能に近い。

さらに、このセミナーの参加者の有志にドラフト原稿のモニターをお願いしたところ早くも数名の方からボランティアの申し出があった。ありがたいことである。しかしこれもやればやるほどクオリティは上がるが、一方で時間がかかる。

納得したものを自分で書きたいという願望とタイトな日程との間で後1ヶ月は苦しみそうである。

そしてもう一つの問題は装丁である。これについても色々考えることがあるのだが、機会があれば書いてみようと思う。

投稿者 shinoby : 23:45 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月12日

時間の効率的な使い方

仕事が忙しく最近はランチも机で食べることが多い。確かに時間の短縮になるのだが、果たして能率が上がっているのかふと疑問になった。

単純作業で1時間やればこれだけの成果というような仕事であればできるだけ時間は無駄にしない方が良い。しかし、物事の進め方を考えたり、原稿を書いたりというアウトプットを求められる仕事では机に座っている時間と成果は比例しない。

今週は意図的に外出して少し遠出をしながらランチを食べるようにしてみた。すると歩いているときに様々なアイディアが浮かんでくる。

さらに歩くときだけではない。マネックスメールの原稿も途中まで書いたドラフトをプリントアウトしてポケットに入れてランチを待っている間見ていると、会社でパソコンに向かっているときには考えなかったようなアイディアが浮かんで来て驚いた。また電車も仕事が効率的にできる半端な非日常的な時間である。

12月1日までに完成しなければならない本の原稿もこの細切れの時間で何とかなるのだろうか。

まだ3章の後半は書きあがっていない。

投稿者 shinoby : 23:04 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月11日

天里

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代沢周辺には探せば穴場の店が多い。七つ海堂、夢舎、ほり川に続き今度はてんぷらの美味しいお店を発見した。

外装、内装共に住宅地にありがちな普通の小ぎれいなてんぷら店である。しかし最初に刺身の盛り合わせが出てきたときから見る目が変わった。いかの刺身の甘くて美味しいこと。トロは霜降りで脂が乗りまくっている。

てんぷらを単品で頼んでみる。車えびの甘さ、仕事のしてあるかぼちゃ、香りの良いはぜ、大降りで苦味のまったくないぎんなん(写真)と頼んだ。しかし圧巻はホタテだった。半生の肉厚のホタテは本当にゴージャスで贅沢な味に満足した。

締めは天茶である。天茶と言っても本当にご飯にかき揚げを乗せ、緑茶をかけて香りを立たせる。その上にわさびをまぶし一緒に食べると、甘みと苦味と辛さの三位一体が格別である。聞けばだしは後味がしつこいから入れていないとのこと。

男山を飲みながらお好みで食べるてんぷらは贅沢である。お腹一杯食べて飲んで、一人6千円弱だった。ここも常連になる気配大である。

天里
世田谷区太子堂5-28-2
03-3419-3392

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2004年11月10日

光文社ペーバーバックス

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センセーショナルsensetional なタイトルに惹かれ、八重洲ブックセンターで慌てて買ったのがこの本である。

かなり乱暴な本で、編集も手抜きで作ったようでまとまりがない。この本などに比べると、表現が大げさで信頼性に欠ける本 not reliable bookである。しかし不動産に対する考えを再度確認させてくれる価値はある。

不動産は購入 purchase と賃貸 rentとどちらがよいのか、は永遠の議論である。様々なシミュレーションでどちらがトクか、という比較が行われる。しかしそれぞれに物件価格、家賃という市場価格 market price があって均衡しているわけであるから現状では市場は等価とみなしている訳である。考えなければならないのは、将来どうなるかという予想の問題 future expectation ではないかと思う。

しかし私が興味を持っているのは将来地価が上がるか下がるかによって購入と賃貸のどちらがトクかということもあるが、それ以上にせいぜいあと30年か40年住む場所としてどこを選ぶのが一番満足度が高いかどうか、である。だからこれから5年で地価が半分になる、といわれたとしてもそれまで待つかどうかは別の問題も考えなければならない。

賃貸には相対的にプアな物件が多くチョイスの無い選択肢というマイナスがあるが移動できる自由がある。購入するとわがままは比較的言えるが流動性が犠牲になり将来のフレキシビリティを失う。どちらがこれからの人生に後悔の無い選択 less regrettable choiceかということである。

それにしても光文社ペーパーバックスの表記はすごい。漢字、ひらがな、カタカナ、英語の4つが1つの文章に混在する世界で初めての文体であろう。このシリーズはヒット作を連発しているようである。今回不動産と共に興味を持ったのはこのような破天荒な企画が生まれる編集部の秘密 secretである。

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2004年11月 9日

リスクとは?

資産設計の世界では預貯金のような元本保証商品だけを保有すると逆にリスクが高いということがある。インフレになれば元本が目減りするし、円安になれば外貨での資産購入をするときのコストがアップしてしまう。つまり購買力が目減りしてしまう可能性がある。

「リスクを取らないのがリスク」というパラドックスである。

では仕事の世界ではどうだろうか。有名な大企業に就職することはリスクが小さく、聞いた事のないようなベンチャー企業に就職することはリスクが大きいのだろうか。

りそな、ダイエー、長銀、西武、山一証券、三菱自動車。ここでもリスクを取らないのがリスク、という状況は変わらないのではないかと思う。

大手企業に就職して安泰だと思っている幻想は元本保証の普通預金なら安全と思っていることに似ている。自分のスキルを磨き、会社に頼らずどこでもやっていける力をつけるのは、リスクを取って投資をすることに似ている。

リスクとは人生から完全に排除することはできない。リスクを避けるのではなくマネージするという発想でないと良い結果は生まれない。

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2004年11月 8日

本の宣伝

本の執筆は仕事に忙殺され、進んでいない。4章構成の予定なのだが、前書きと1章、2章が80%完成、3章はまだ骨格のみ、4章が60%といった完成度である。

これから3章の肉付けをして、1章、2章、4章の仕上げをし、さらに前書きからあとがきまでの流れの調整、グラフや表の数字を入れて、計算ミスが無いかチェックしたり、さらに誤植や表現の修正など仕事は残っている。自分で書くのはやはり大変である。

そんな中、編集者の長岡さんからそろそろ宣伝を開始したいとの申し出があった。まだタイトルも決まっていないし、内容もできるかどうか不安なのに先手を打ってのプロモーションの開始である。大丈夫なのだろうか。これからファンドの立ち上げ、セミナー、FJの原稿、ラジオのネタ探し、と毎日慌しい中、原稿が進むのか、とても心配である。完成したらしたで、今度は売れるか心配になるのだろうが・・・。

そう言えば渋井真帆さんのこの本も発売された。

買う立場ではなく書く立場になると本を出版することの大変さが実感できる。そしてそんな本を1冊でも買ってくれる人のありがたさもよく理解できる。

週末に紀伊国屋で買うことにしよう。何故紀伊国屋なのか?それは編集者の人に聞いたら教えてくれた秘密である。

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投資をはじめたい方へ

女性限定のセミナーが11月15日に東証で開催されます。まだ間に合いますので是非いらしてください。

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2004年11月 7日

時刻表のマジック

このファンドの説明会を東京と大阪で開催した。大阪で説明会が終わったのが5時半。そこから夕食ということでタクシーで10分ほどの串揚げ髭政(06-6454-9949)に総勢6人で繰り出した。といっても帰りの新幹線は19:10ののぞみである。食事の時間は40分という何とも慌しい中、串揚げを15本近く平らげて新大阪に19時には何とか到着した。

乗ったのはのぞみ64号。19:10新大阪→東京21:46である。しかし乗ってから気が付いた。これは品川に止まらない。渋谷経由で帰宅するので品川が便利であるし、何といっても駅が空いているので乗換えが楽である。

と、時刻表を見ると新大阪19:17という臨時列車があることを発見。品川にも止まる。

結局こののぞみ152号に名古屋駅で乗り換えるという荒業で品川駅で降りることができた、しかも到着が21:45で最初に乗っていたのぞみの東京駅着より1分早い。新大阪発の臨時ということで車内はガラガラ。快適な帰り道になった。

それにしても品川駅は止まる新幹線と止まらないものと違いはどこにあるのだろうか。品川駅はJR東海の牙城である。JR西日本の運行するのぞみは品川に止まらない、といった縄張りがあったりするのだろうか。

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2004年11月 6日

一目ぼれ

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土曜の午後、世田谷通りを走っているときに目に入ったメルセデスのショールームに何となくふらりと入ってみた。メルセデスというと成り上がった50代の自営業者が乗る車、という感じであった。つまり人生「上がり」の人がイバリで乗る車というネガティブな印象を持っていた。ショールームは多くのお客さんでにぎわっていた。そんな中、Cクラス、Eクラス、Sクラスと一通り見たが何だかピンとこない。

実は今乗っているアルファロメオGTVはスタイルに一目ぼれして4年前に衝動買いした車である。デザインは今でもとても気に入っているしエンジン音には今でも惚れ惚れしている。しかし最大の難点はその機能性である。

4人乗りとは言え実質は後部座席には人は長時間乗れない。先月4人でドライブというときは、結局レンタカーを借りることになってしまった。週末しか使わず遠出にも使いにくいのでは保有する意味があまり感じられなくなってきていた。

そんな中ショールームの2階で見たCLKのカタログを見ているとその中にカブリオレを見つけ、これに一目ぼれしてしまった。後部に2人が楽々座れオープンなのに収納もある。スタイルもメルセデスの中では垢抜けている。しかもあまり売れていないらしい。人が持っているものより持っていないものが好きなひねくれ者にピッタリだ。

と喜んだが、値段だけは現実に戻された。無理して買えないわけではないが、敢えてここまで出して買う価値があるのか。取り敢えず今の車の査定をしてもらうことになった。

車も60歳を過ぎればそんなに運転したいとも思わないだろう。ということはあと20年何を運転するかの選択、とも言える。そろそろ赤のイタリア車を乗り回す世代からの卒業が近づいてきた気がしてきた。

投稿者 shinoby : 20:56 | コメント (7) | トラックバック

ほり川再訪

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ほり川にまた行ってしまった。金曜日だというのにお客さんは3人組の業界人の人たちだけというのんびりした雰囲気。

韓国産のたいら貝、北海道産のつぶ貝、岐阜のぎんなん、ロシア産のえんがわなど食べたいものをとりあえず頼んでみた。どれも一工夫あって楽しめる味。貝は新鮮ですだちの香りを楽しみながら塩で食べる。

からすみや本物のオスのししゃもなどの珍味も楽しみ、最後はコハダとガリの巻きもの、穴子、などを握ってもらう。マツタケのお吸い物で締めて、会計は1万円ちょっとである。

野菜をつまみながら新鮮な魚介類を楽しめる。酒がすすむつまみばかりだが、ここに美味しい白ワインがあれば、と思う。今度行くときはご主人に聞いてみよう。

投稿者 shinoby : 08:30 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月 4日

上海風ワンタン

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上海のワンタンは材料が特別である。ひき肉、チンゲン菜、なずな、を使い塩、胡椒、ごま油、紹興酒、中国の醤油、砂糖などで味を調整する。ワンタンの皮で包むのだがまたその包み方が独特で面白い。残念ながら包み方の写真はお見せできないが、今週末にここの学園祭に行くと馬越ゼミのお店で食べることができる。

上海風ワンタンを1500個作って販売する。3個で200円。学生が一生懸命企画して試食を繰り返しやっているのを見ていたら応援したくなって、個人で1万円協賛までしてしまった。

今週末の土曜日にはお店に行って味わってみようと思っている。このページを見て行く人がいれば、現地で「Shinoby’sを見てきた」と一言学生に伝えてください。現地でお会いできるかもしれません。

投稿者 shinoby : 23:07 | コメント (0) | トラックバック

ラジオ日経

ラジオ日経といってもピンとこない人が多いと思うが昔の「ラジオ短波」といえば聴いたことあるという人もいるかもしれない。

毎週月曜日のファイナンシャルボックスに来年4月までレギュラーで出演することになった。レギュラーといっても出演するのはわずか10分。CMを除くと正味7分だけである。パーソナリティのあいはら友子さんと「内藤忍、あいはら友子の資産設計への道」というコーナーを担当する。

コンセプトは株式の銘柄選びに時間を割いている方に資産設計の視点からの情報提供を行う、ということである。この番組を聴いている人はおそらく個別銘柄の投資情報が目的であろうと思う。そんな中、個別情報は一切触れず、株式投資を勉強しないで始めると失敗しますよ、という話を半年間延々と続ける訳である。果たしてリスナーの方に受け入れられるのだろうか。

11月1日に第一回目の放送があったが、あいはらさんに加え、株式評論家の植木靖男さん、そしてアシスタントの小澤京子さんも加わり、「株式投資に失敗する3つの理由」という投資家には暗い内容を明るく楽しく盛り上がる雰囲気で話すことができた。

インターネットでもここから聴けるらしい。時間は毎週月曜日の16時半過ぎから45分くらいまでの間。1時間番組の後半部分である。もし聴いてみたという方がいらしたら是非感想を聞かせて欲しい。

投稿者 shinoby : 04:51 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月 3日

掟破りのお鮨屋さん

住宅地にポツンと存在するお鮨屋さん。トマト鍋はじめました、という張り紙がしてあり、看板も何だかお鮨屋さんらしくないイラスト入り。こんなお店があったら入ってみたいと思うだろうか。

そんな外観から見て「ハズレ」の条件を満たすこの店に意を決して一人で入ったのはこの本で紹介されていたからだ。世田谷に引っ越してからお店が家の近所にあることに気が付いてずっと行ってみたいと思っていた。ようやくその機会が訪れた。

梅が丘通りに代沢交差点近くにある「鮨ほり川」である。入るとカウンターが8席と座敷の小さなお店。年配のほり川さんという男性が握っている。カウンターのネタケースには魚ではなくトマトやナスなどの野菜が入っている。そして奥から魚のネタが入った木箱を取り出し見せてくれる。クジラから、平貝、トロカマまで美味しそうなネタが一杯で迷ってしまう。

つまみでカキや関さば、タイのエンガワ(これは絶品)、などを食べる。それぞれが結構ボリュームがあってしかも一工夫手がかかっている。お鮨はわさび巻きやコハダしょうが巻きといった変わりものを頼んでみたが、どれも独自の世界。これもいける味である。最後に穴子とヅケ、そしてコハダを握ってもらったがこれも独自の世界。穴子には山椒がかかっていてフワフワだった。

黒糖焼酎を2杯飲んで、最後にマツタケのどっさり入ったお吸い物まで飲んで会計は8千円。これはかなりリーズナブルである。

高級なお鮨ではないが、すべてに創意工夫があって、材料が新鮮である。そして何よりすべてが掟破りである。鍋をやる、野菜がカウンターに並ぶ、代沢のはずれにあるお鮨屋さんである。

残念なのはデジカメを忘れたこと。近いうちに再訪し独自のほり川ワールドを映像に残したい。

鮨ほり川
世田谷区代田1-46-3
03-3413-8776

投稿者 shinoby : 02:10 | コメント (1) | トラックバック

2004年11月 1日

ヘッドハンター

ヘッドハンターの方とお会いした。ヘッドハンターといっても世の中には色々なパターンがある。知り合いのツテを頼ってとにかく手当たり次第に会社に紹介し、当たれば儲けものという会社(これは誰でもできる)もあれば、人材を求めている企業と契約を結び、必要とする人材についてコンサルティングもした上で、その条件に合った人を紹介する会社(これはなかなかできない)まで様々である。私がお会いしているのは後者の会社。ヘッドハンターというよりは、人事コンサルティングを行うエグゼクティブ・サーチと呼ばれる会社である。

担当の方とは最低年に1回はお会いする。そんなお付き合いがもう7年になる。彼にとって私に毎回会うメリットは将来のお客さんということだろうか。私にとってのメリットは自分の労働市場での価値の確認である。年に1回、自分が社外でどんなポジションを得ることができ、どのくらいのニーズがあるのかを知る。自分のキャリアの時価評価といっても良い。

彼が言っていたことで印象に残ったのは日本人の優秀な人材の発掘が難しくなったということである。かつては日本の大手企業で社内留学経験者を探せば、英語ができる最低レベルの人材を見つけることができた。ところが最近では社内留学制度も減り、優秀な人材は海外業務より国内業務に配置されるようになって、国内の大手企業から外資系に紹介できるような人材が枯渇しているのだという。

さらに専門職志向の強まりで、幅広い業務を経験する人材が減って、いわゆるゼネラルマネジメントのできる人も少なくなっているという。かつては面接で何ができますか?とスキルを聞かれて「部長ができます」と答えたという笑い話があったが、今やそういう人材が逆に不足してきているのである。

彼と会ってその後オフィスに戻ると、いつも新鮮な気持ちで自分の仕事を見つめなおすことができる。会社からの評価と社外からの評価。2つの評価を比較して自分の相対的な位置を確認することはビジネスマンとして大切なことではないだろうか。

投稿者 shinoby : 21:48 | コメント (1) | トラックバック