2005年2月27日
サービスとは?
八王子にあるうかい亭にランチを食べに行った。日曜日のお昼の予約をしようと思ったら何とカウンター席でも用意できるのが午後1時過ぎになるとのこと。何だか人気があるようだ。2時頃お店に到着したが、お客さまが次々に入ってくる。ステーキのお店なのであるが、おやつに食べるというのだろうか。
お昼は比較的リーズナブルになっているとはいえ一人コースで7千円近い。そんなに気軽に来ることができるようなお店ではない。なのにナゼこんなに込んでいるのか?
確かに味はしっかりしている。前菜からデザートまではずれが無い。メインのサーロインステーキは量も丁度よく、味はさすがに言うことなし、である。
しかしこのお店の最大のウリは移築の建物、接客、内装のセンスと料理の質のバランスが良いということであろう。美味しいお店、雰囲気の良いお店はあるが両方を満足させるお店は少ない。
うかいグループには他のお店では真似の出来ないハードとソフトの融合された商品が存在する。他には無い、という価値によって他の飲食店とは違った土俵でゲームをすることができるのである。
サービスで圧倒的な満足を得る最も確実な方法は、そこにしか無いものを提供することである。他に無いものであれば評価は相対ではなく絶対になる。
うかいグループは銀座にも進出した。うかい亭のこれからの課題は労働集約的でスケーラブルではないビジネスを拡大するときにどうやってクオリティを維持していくか、であろう。八王子で見せた圧倒的な差別化が銀座のビルの中にある店でどこまで出来るかはクオリティコントロールにかかっているからである。
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お好み焼きに大切な調味料
<自由国民社 長岡さん情報>
「資産設計塾」の売上ランキング
■丸善丸の内本店「政経・ビジネス」(2月10日〜16日)
16位(前回19位)
■リブロ池袋本店「法・経・ビジネス」(2月7日〜13日)
14位(前回ランク外、その前10位)
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土曜日も午後から大阪で勉強会であった。午後1時から2時間の勉強会が始まる前にまた何か大阪らしいものを食べようと思った。歩き回って結局またお好み焼きになってしまった。勉強会会場から近いゆかり本店である。
ここも老舗らしい。創業昭和25年とあるからもう50年以上の歴史である。といっても小ぎれいなお店でカジュアルな店員がいるお店。伝統のある店だなと思うのは壁に貼られた有名人の色紙の色あせ具合からくらいしかわからない。
普通のお店に見えても中身は違う。さすがお好み焼きのメッカ、大阪。店員さんに焼いてもらって食べるお好み焼きは東京とは一味違う。外が焦げて中がしっとりした特選ミックス焼き(ブタ・タコ・イカ・エビ入り、1050円)を一人で食べてしまった。
味にはとっても満足したのに何かが足りない気がする。よく考えてみるとこれは一人で食べているのが理由ではないかと思った。お好み焼きは皆でワイワイ食べないと美味しくないのである。一人でテーブルに座り出来上がるまでの数十分をじっと待つのは皆でビールやつまみを食べながら待っているのとは気分が違う。
お好み焼きに一番大切な調味料はソースではなく、一緒にハフハフ言いながら味わいを分かち合える人なのである。
ゆかり曽根崎店(本店)
大阪市北区曽根崎2-14-13
曽根崎お初天神通り
06-6311-0214
営業時間11:00〜25:00
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2005年2月25日
ねぎ焼き 山本
大阪に出張に来ている。金曜日の午後に勉強会、そして土曜日の午後にも勉強会ということで金曜日は一人で泊まりである。
金曜日の勉強会が終わってから十三(じゅうそう)のお好み焼きに連れて行ってもらった。山本という創業40年以上経っている老舗のお好み焼き屋さんである。
タクシーで店の前まで行くとすでに行列である。しばらくして店内に入って注文をするが、まだ椅子の後ろに立って順番を待つことになる。
注文はねぎスジ(1120円)が定番ということでこれを頼んだ。それから待つこと約30分、ようやくカウンターに座ることができた。座るとまもなく注文したねぎスジが出てきた。
上から特製の醤油とレモンを絞り完成である。見た目は何だかシンプルなお好み焼きなのであるが、食べるとこれが驚かされる。中がふわふわになっているのである。作るのに30分以上かかっているが、弱火で山芋の入った粉をじっくり焼いていく作りかたのようである。
軽いのであるがスジとこんにゃくとねぎが絶妙のハーモニーで研究されつくした成果であるな、と感心する。
とにかく今まで食べたほかのお好み焼きとはまったく異なる料理ということができる。せっかちな大阪人が行列するだけのことはある。十三というちょっと行きにくい場所ではあるが、せっかく大阪に来たらタクシーで行く価値はある。
中井さん、石津さん、ご紹介ありがとうございました。
山本
十三駅西口から3分ぐらい 栄町商店街
大阪市淀川区十三本町1-8-4
06-6308-4625
13:00-22:00
休日:日祝
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2005年2月24日
人間と企業の共通点
面白い本を八重洲ブックセンターで偶然見つけた。
成長するものだけが生き残る(上原 春男)である。サンマーク出版というのを見て、もしかしたら「脳内革命」系のトンデモ本か、と一瞬不安になったが、著者は工学博士で佐賀大学の学長。怪しげな理論を振り回しているのではない、と安心して読んだ。
内容はいたってシンプルであるが奥が深い。
紹介されているのは成長の原理という5つの原理であり、それについての産業界や人間関係での実例が紹介されている。
<成長の原理>
1.創造・忍耐の原理
2.成長限界の原理
3.並列進行の原理
4.条件適応の原理
5.分離・再結合の原理
ここで問題にされているのは人間も企業も高い目標を設け、それに向かって成長していることが最もリスクが少ないという考え方である。そしてそのために必要なこととして、心地よさという言葉が頻発する。心地よさが提供されている会社、提供できる人は成長することができて伸びる、という主張である。
言われてみれば当たり前のようなことであるが、成長が止まってしまうとその場に留まるのではなく衰退していく、という考え方は新鮮だ。自転車に乗っているのと同じで進むか倒れるかしか人生や企業には選択が無いということである。
また一つのことをとことんやるより多くのことを平行した方が成長する。分離したものを再結合すると成長することができる、といった実例が紹介されており、理論的にではなく実例から納得させられる。
もう一つ興味深い洞察は節約ばかりしている会社は伸びない、という意見だ。電気をマメに消したり、コピー用紙の裏を使っているような会社は創造性が発揮されず枠を打ち破ることができない、という。トヨタ自動車などは例外という考え方なのだろう。洋服も周囲に心地よさを与えるためにはお金を惜しまず良いものを買ったほうが良いと説明している。
大学教授の書籍であるが読みやすく、理科系の学者であるにも関わらず文章は感覚的で意外な感じがする。
とにかく、「自分があるいは会社が成長するために何をしたら良いのか」を知りたい人には読むことをおすすめしたい。
投稿者 shinoby : 21:03 | コメント (0) | トラックバック
2005年2月23日
MBHって何?
日本人はアルファベット3文字の略語が好きである。覚えやすいせいだろうと思っていたがそうでもないようだ。
NHKが日本放送協会であるのはわかるとしても、MIT、NPO、BOT、NTT、JAL、と略語のオンパレードである。
そんな会社の一つ、『一冊の手帳で夢は必ずかなう』で有名なこの人の会社も社名変更することになった。
インターネットという産業名を会社のブランドに付けたという説明であるが、この産業名が正しいかどうかは別として社名をイニシャル3文字から変更したのは正しい選択ではないかと思う。というのは3文字だけでは何の会社なのか見当がつかないからである。
NTTのような大企業で誰でも知っている会社ならまだしもこれから知名度を上げていこうとする会社はイニシャル3文字ではいつまでたっても一般に浸透しない。産業名があれば確かにイメージしやすい。
今話題の「ライブドア」にしても何をやっている会社か知っている人は世の中にどのくらいいるのだろうか。知名度は圧倒的に高まったが、事業内容の認知にはつながっていない。それではせっかくの知名度アップの効果も半減である。
私が勤務するマネックス・ビーンズ・ホールディングスも略称MBHになっている。これは大きな損をしていると思う。マネックス自体でさえ世の中の認知度は決して高くないのに、MBHになったらさらにその一部しか知られなくなってしまう。
イニシャル3文字は早く卒業してマネックスという現在持つ名前の中で最も知名度のある名前を全面に出し、産業名をしっかり付けたブランディングが必要であると思っている。
投稿者 shinoby : 21:12 | コメント (2) | トラックバック
2005年2月22日
楽天家
会社の地下にあるタリーズコーヒーに行って本日のコーヒーを頼んだ。普段はすぐに出てくるのに昨日の夕方はちょうどドリップの入替のタイミングに当たってしまい3分待ってください、と言われてしまった。待っているのはアンラッキーかな、と思ったが、出てきたコーヒーは入れたてでいつにも増して香り高かった。何だか得をした。
週末にKFCでも同じ経験があった。KFCでは期間限定で販売している辛口チキンが今ブームである。手羽ではなくモモの部分を注文すると、出来上がりに5分かかると言われた。待ってから席に運ばれてきたチキンは揚げたてで今まで食べたKFCの中では最高の味わいになった。ここでも得をした。
急いでいるとき、お腹が空いているとき待たされてしまうのは一瞬ついていないと思うかもしれないが、見方を変えれば出来たてを食べられるのでついている、と考えることもできる。
物事を良いように考えるというのは投資でも大切なこと。
そこで思い出すのはさわかみ投信の澤上社長である。日本の株価が低迷していた2002年頃、お会いすると「これだけ株が下がると良い銘柄が本当に安く買えてゴキゲンだよ」とおっしゃっていた。そしてその後株価は上昇、本当にゴキゲンな状態になった。
最近はどうか?先週さわかみ投信のオフィスに行かれた方の話では株が上がって投資家もハッピー。さわかみファンドの基準価額も最高値更新でゴキゲンだった、と聞いた。
つまり相場が悪ければ安く買えてゴキゲン、良ければ買った銘柄が上がってゴキゲン、という訳である。
長期の投資にはそのような細心さの中の楽天が必要ではないかと思っている。常に物事は表と裏が紙一重である。今ついていない、と思っている人はそれを良い方向に解釈する練習をしてみると良い。きっとどんなときでも楽しくすることができることに気が付くだろう。
投稿者 shinoby : 22:30 | コメント (2) | トラックバック
2005年2月21日
京橋 寿美吉のかき揚げそば(つゆ関西風)
そばはカレー南蛮以外は冷たい方が美味しい、と思っているが、この店は例外である。なぜかいつも暖かいそばを頼んでしまう。なぜ例外なのか?それはこの店のそばが二八そばで温かいそばでも麺が溶けにくいからだと思っている。
色々な種類を試してみたが現時点でこの店で一番のお気に入りは天ぷらかき揚げそば(つゆが関西風)1000円、である。(つゆが関西風)と書いたのは普通のおつゆの他に関西風の薄い色のおつゆが選べるからである(メニュには書いていないが関西風にして、と頼むとやってくれる)。
ここのかき揚げそばは1階で食べるべきである。なぜなら運ばれてくるとテーブルの上で天ぷらがおつゆの中でジュッっと音を立てるのを聞くことができるからだ。2階の座敷で頼むと運んでいる間に微妙に冷めてしまうようで音がしない。揚げ立てのかき揚げを崩しながら食べるのが最高の贅沢である。
プリプリのエビがたっぷり入ったかき揚げを食べれば1000円というそばとしては高価格であっても納得できるだろう。そばとおつゆとかき揚げのハーモニー。そしてゆずとみつばの香りが一体となってとても豊かな気分になれる昼食である。
寿美吉
中央区京橋1-5-1
03-3274-3467
投稿者 shinoby : 22:29 | コメント (2) | トラックバック
2005年2月20日
仕事の3要素
数年前に恋の3要素というのを書いたことがあるが、今回は仕事の3要素について考えてみた。
仕事をなぜするのかには様々な理由があるが、それは3つの理由にわけられるのではないかと思う。世のため、お金のため、そして自分のため、である。
お金のためというのが一番わかりやすい。いやなことがあっても、風邪を引いていても、雨が降っていても会社にいくのはお金がもらえるからである。これがボランティアになると意外に違った展開になったりするのが人間というものである。
そして自分のためである。これは自分が好きだから、楽しいから仕事をしているという場合である。
さらにもう一つが世の中のためである。これは自分のやっていることが社会的に意義があるとか世の中の役に立っているという満足感になるだろう。
仕事をする理由は人それぞれであるが、この3つの要素をすべて持てるような仕事ができている人はとても幸せなのではないかと思う。逆に例えばお金のためだけに働いている人は自分の時間とお金を交換していることになる。交換比率の良い(つまり時給の高い)仕事にしないと時間が勿体無い。
私はどうかと聞かれたら、3つの要素のうち2つは満たしていると思う。残りの1つが問題なのであるが、それが何かは秘密にしておいた方が良いだろう。
投稿者 shinoby : 21:47 | コメント (2) | トラックバック
2005年2月19日
日本の不動産はどうなるのか
<業務連絡>
富山の書店明文堂さんのビジネス書ランキングで6位になりました(2005年2/13〜2005年2/19)。富山の皆様のお買い上げありがとうございます。
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土地の値段はこう決まるを読んだ。著者の井上明義さんという方は昔から業界の革命児ではないかと密かに注目してきた方である。というのは自分が不動産業界にいるにも関わらず、不動産の価格は下がる、といい続けてきた方であるからだ。ポジショントークという自分に都合の良い話をする人がいるがこの著者はそんな人ではない。
そしてもう一つはその優れた先見性である。不動産鑑定の世界に新しい近代化の波を持ち込んだ業績は評価されるべきことではないだろうか。
また今後の日本の不動産市場についても興味深いことを言っている。
●平成17年からの不動産不況は品川、汐留、六本木などの都心マンション密集区からはじまる。
●都心、郊外、田舎は都心と田舎に2極化する。
●中古の商業ビルはこれから大変なことになる。
●地価はこれから更に半値になる。
不動産に興味がある人、これから不動産を買おうと思っている人はまず62ページまでを読んでみて欲しい。わずか1100円の書籍であるが、筆者の真摯な不動産に対するスタンスが感じられる良書と言える。機会があればお会いしてJ-REITについて話を聞いてみたいと思う。
投稿者 shinoby : 20:53 | コメント (3) | トラックバック
2005年2月18日
非効率性
非効率なものからリターンが産まれいずれ効率化されていくのは投資の世界だけではない。
効率的と思っているものでも意外に非効率であったりすることは日常生活でもよくある話である。週末に仕事が遅くなった会社の帰り道、11時過ぎに渋谷駅に着くと小雨が降り始めていた。
渋谷駅のタクシー乗り場は非効率である。道路が狭く車がなかなか発車できないので人がはけない。乗り場には22人の人が行列を作っていた。しかもタクシーは雨が降っているせいかなかなか来ない。しかし道路の反対側の東急プラザの前にはたくさんの客待ちのタクシーが止まっている。その中の多くは個人タクシーである。
私は極力個人タクシーに乗るようにしている。650円で初乗りが10円安い、車が新しく手入れされている、運転のうまい人が多い、道をよく知っている、といいことずくめだからである。
渋谷駅前ではタクシー乗り場で普通のタクシーをずっと待っている人がいる。なぜ皆タクシー乗り場に並ばないで客待ちタクシーに乗らないのか?理由は恐らく知らないからであろう。情報が非効率なのである。駅を出て目の前にある乗り場でしかタクシーはつかまらないという固定観念があるのだと思う。かくいう私もこの非効率性を知ったのはほんの数ヶ月前でそれまでは1年近く並んでいた。
この非効率性は効率化しないで欲しいと願っている。なぜなら帰宅時間が10分は短縮できるからである。タクシーに乗りながらこのBlogを書いている。家に帰ったらネットにつないでアップするだけ、と週末のスタートを快適に始められそうである。
投稿者 shinoby : 23:34 | コメント (1) | トラックバック
2005年2月17日
コーヒーは体に良いか
日経ネットによるとコーヒーは体に良いらしい。
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コーヒー1日5杯で肝臓がんの発病4分の1に・厚労省研究班
コーヒーを多く飲む人ほど肝臓がんになりにくいとの調査結果を厚生労働省の研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)がまとめ、17日までに米医学誌で発表した。1日5杯以上飲む人はほとんど飲まない人より発病率が4分の1に低下するという。
調査は40―69歳の男女約9万人を約10年間追跡し、コーヒーの量と肝臓がんの発病率を分析。ほとんど飲まない人の発病率を1とすると、毎日1―2杯で0.52、3―4杯で0.48、5杯以上で0.24となり、量が多いほど肝臓がんの発病が少なかった。
コーヒーにはクロロゲン酸という成分が含まれており、これが肝臓がんの発生を抑えている可能性があると研究チームはみており、今後さらに詳しく調べる。コーヒーに肝臓がんの抑制効果があるとの調査結果は東北大学チームが今年1月に発表しているが、今回の調査では飲む量と発病率の関係を詳しく分析した。
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そう言えば、香港で占いに連れて行かれたときに肝臓に注意が必要だと言われた。コーヒーは最近は朝1杯、日中1杯の2杯が標準になっているが、もっとたくさん飲んだ方が良いということだろうか?
投稿者 shinoby : 21:47 | コメント (3) | トラックバック
2005年2月16日
ナイルスナイル
<業務連絡>
八重洲ブックセンターのランキングですが、2階で16位に復活しております。
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ナイルスナイルという雑誌の取材を受けた。この雑誌、書店では売っていない。しかも無料で購読できる。ただし、読者は審査を受けなければいけない、という変わった雑誌である。
取材が終わってから媒体資料(どんな人が読んでいるかのプロフィールをまとめたもの)を見て驚いた。発行は5万部程度らしいが、60%が医者、10%が会計士、それ以外も自営業者、会社役員といった肩書きである。
もっと凄いのは年収の分布である。一番多いのが2000万円〜2999万円、次が3000万円〜3999万円、という分布で、この2つでほとんどの読者層をカバーしている。1000万円未満はそもそもカテゴリーすら存在しない。私は読んではいけない雑誌ということである。
それ以外にも時計や、車、海外旅行に使う飛行機のクラスなど質問事項も変わっているし、それに対する回答の分布も世間離れしている。
そのような雑誌の読者に資産設計の何を教えれば価値を感じてもらえるのか、とても難しい問題である。
攻める資産設計、ではなく守る資産設計というテーマが向いているのではないか、とインタビューに回答しながら思い始めた。資産を持っている人でも守る資産設計は必要なのである。それは資産の目減りを防ぐ防衛的な資産設計のことである。
雑誌自体の出来はとてもきれいで読み応えがある。5万人に限定するのは勿体無い雑誌である。
投稿者 shinoby : 23:46 | コメント (7) | トラックバック
2005年2月15日
2元の羊の串焼き
また話は上海である。上海では1回フレンチを食べた以外はすべて中華であった。家庭料理から飲茶、そして四川料理まで色々だったが、中国にあるのに中華ではないものを1回だけ食べる機会があった。新疆(中国の内陸部)の人が焼いている羊の肉の串焼きである。
道路に面したレストランの外で炭火を使って焼いているがこれがとにかく美味い!肉はやわらかくジューシー、焼き具合も絶妙で臭みもない。焼きあがるとガラムマサラのパウダーとチリペッパーを大量にふりかける。これがとってもスパイシーで病みつきになる味であった。
1串は結構大きいのであるが、これがなんと2元(30円以下)。焼いているのは恐らく地元から上海に出てきた人であろう。
安くて美味しくて言うことが無いのであるが、焼いている人の賃金を考えるとちょっとやるせない気分になった。寒い道端で一日中ずっと羊肉を焼いている。果たしていくらの月収になるのであろうか。きっと月収は数十元だろうと一緒に行った彼女は言う。仕事が終わるとどこで生活しているのだろうか。
「資本主義の街」上海では貧富の差が激しい。彼のようなスキルの無い若者(標準語もたどたどしいらしい)はいつまで経っても同じ仕事から脱出することができないだろう。努力をしても経済的に報われることの無い社会で経済的な不満を持った人はどんな気分になるのだろうか。
貧富の差も問題であるが、それより問題なのはそれが固定化されてしまう社会構造が出来上がっていることだと思った。それは富める者にとっても社会不安といった形で悪影響をもたらすリスクファクターである。
投稿者 shinoby : 23:03 | コメント (3) | トラックバック
2005年2月14日
2色丼
中華三昧の体を癒すには寿司が一番である。帰国した夜も寿司、そして今日のランチも寿司である。
京橋の寿司といえば「京すし」しかない。昼のどんぶりはあじ、さば、さわら、そして鉄火の4種類から選べるが、2色にしてもらうこともできる。というわけで注文したのがさわらと鉄火の2色丼である。さらに大盛りにしてもらった。ごはんの上にショウガとノリが敷かれその上に刺身がのっている。
しじみの美味しいお味噌汁がついて1220円だった。おいしさについては写真を見るだけで言葉はいらない。
京すし
中央区京橋2丁目2-2
03-3281-5575
投稿者 shinoby : 22:42 | コメント (4) | トラックバック
2005年2月13日
上海の中の日本
<業務連絡>
アマゾンは再びランキング上昇現在16位になっています(21:40現在)
横浜地区の販売状況(長岡さんレポート)
有隣堂ルミネ本店(そごうに行く途中のルミネの中)
今週のビジネスベストセラー4位で正面陳列、資産運用棚にも平積み
ちなみにランキングは
1位 鈴木敏文の本
2位 なぜ、その仕事を先送りするのか
3位 知っておきたい個人情報保護
4位 内藤忍の資産設計塾
5位 きっと、よくなる
横浜地区でもお買い上げいただいた方、ありがとうございます。
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香港・上海の旅も無事に終了した。日本に帰ってくるといつも静けさと整然とした街の雰囲気を再認識する。
帰路はホテルのある上海市内からタクシーで約40km、浦東空港に到着する。これで133元(約2千円)。ここまでが上海。そして空港で搭乗手続きを済ませるともうそこから日本が始まっている。
免税店で販売しているのはご当地ポッキー。日本の観光地と同じである。上海は上海蟹味というわけだが、値段は13米ドル(1400円)である。大阪のたこ焼き味でも1000円だったように思う。海外で帰国前という外貨が余っていることに付け込んだ絶妙なプライシングである。
そしてその横にあるのが前回もひどい目にあって私が「世界最悪の喫茶店」と名づけているティールームである。他に店が無いので結局ここに入るしかない。完全な独占営業になっている。また入ってしまった。
席に着くとたどたどしい日本語でメニュの説明がある。「一番早くできるのはうどん」「コーヒーは一番美味しいのはブルーマウンテン、サービス付きですからおすすめです」とまくしたてられる。
コーヒーが飲みたかったのでその「おすすめの」コーヒーを値段も聞かず頼んでしまった。持ってきたコーヒーの会計を聞いて驚いた。何と88元(1200円)である。確かに美味しいコーヒーではあるが、一番高いのを値段も言わずにすすめる商売はいかがなものだろうか。
隣のテーブルの人も同じセールスでコーヒーを注文していたが、頼む前に値段を聞いて「高い!」と驚きの声を上げていた。するとウェイトレスは「サービスもついていますから」と強引に注文を取ってしまった。
言われると断れない値段を聞かない、サービスに弱い、おすすめと言われると無意識に選んでしまう・・・そんな日本人の行動パターンを見事に見越した営業トークに怒りを超えて何かを学び取りたい願望がうまれてきた。
ともあれ上海は出国審査が終わるともうそこは日本である。また一つの旅が終わった。
投稿者 shinoby : 16:32 | コメント (2) | トラックバック
百楽門
パラマウント(百楽門)というエンターテインメントプレースに出かけてきた。日本で言うとダンスホールと劇場の合わさったようなところである。2階は自分たちが踊る「シャル・ウィ・ダンス?」の世界。4階は劇団四季のミュージカルのこじんまりとしたようなショーが一日に何回か行われる。
9:15からの1時間のショーを見た。前座のサックス演奏は演歌の世界で哀愁を誘ったが、ショーになると踊りあり、歌あり、雑技あり、手品あり、の盛り沢山なプログラムで意外に(失礼!)見ごたえがある。チャイナドレスのダンサーが目の前で迫力あるダンスを披露してくれる。上海の歴史を何となく感じながら純粋に楽しむことができる。
素人の私が見てもショーの構成や演出にはまだ荒削りなところもある。しかし入場料が100元(1400円くらい)でソフトドリンクなら無料。これだけの内容にしては破格の値段である。お客さんの年齢層は若干高く、若者は近づかない場所なのだろう。日本人観光客はほとんどいない。もっと観光客にアピールすれば良いのにと思ってしまった。
雑技と並ぶ、良い意味で期待を裏切る上海のプレイスポットであった。1度は行く価値がある。
百楽門大舞庁
Paramount
愚園路218号
6249-8866
投稿者 shinoby : 00:14 | コメント (5) | トラックバック
2005年2月11日
アマゾンで磨くマーケット感覚
内藤忍の資産設計塾は引き続きコンスタントに売れているようである。
今週のアマゾンのランキングの推移を見ていても、20番台から50番台くらいを動いており、発売当初の爆発的なパワーは無いがまあこれだけセンセーショナルな投資本が出ている中では健闘している数字だと思う。
アマゾンというサイトにはカスタマー・レビューという読者の評価欄がある。これは購入の際参考になるものであるが、今回書き手として自分の本の評価を見ていてとても価値があるものであることをつくづく感じた。
当初☆☆☆☆☆(5つ星)のコメントが8つ並んでいたが、最近追加された下記の2つのコメントは星が4つと厳しくなった。そして内容についてもより突っ込んだコメントになっている。
京都のゆばたろうさんはこんなコメントを書いている。
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ヒジョーに「まとも」な本。と、感じるのは、それだけ、このジャンルには駄本があまたあるということか。「今、儲けるには何をどうするか?」ではなく「どうすれば長期に渡り(カモにされず)運用を継続し資産を形成できるか?」に主眼をおき、それに適した具体的な商品をピックアップしそれぞれを分かりやすく簡潔に解説している。これから資産運用を始めるため、または今までの投資スタイルを改めるため、良書を物色してこの本を発見された方はラッキーだと思います。
ただ、MONEX証券の内藤氏という縛りのため、紹介はMONEXでの取り扱い商品がベースになるのは致し方ないところか。細かく言うとキリがないですが、もっとコストを下げ、もっと良い商品を選択することは可能です。一つ気になったのが「投資家の使える11の商品」の中に外為取引が紹介されていることです。論理的に有効性を説いていてそれは納得いくのですが、実際の運用とは別物です。頻繁なリバランスを戒めるのであればなおさらレバレッジ取引をこの本で取り上げる必要性はないと思います。
まあ、しかし利益相反の撞着がありながらよくぞ上梓してくれた、という感じか。私の友人にも強く薦めております。独立系の著者の方もがんばってください。(アマゾンコメントを引用)
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もう一人のthorn1213さんは香川県の方であるが、不満点として下記の指摘をしている。
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1)個人の資産運用において、ローンを組んでまで住宅を取得すべきかどうかは大きな問題だが本書では立場が必ずしも明らかではない。(評者は否定的。)
2)生命保険や変額年金といった保険商品について記述がない。まともな神経の持ち主ならそんな悪質な商品は買わないはずってことか? 警告くらいはしてあげてもいいのでは。
3)中国株やインド株の投信を勧めているが、これらの商品が高額の信託報酬を徴収していることを正当化する理由が示されていない。
4)本邦の市場でREIT(不動産投信)には不当なプレミアムがついているが無視している。本書の推薦通りに買って高値掴みして読者が将来泣いたらどうするのか。「自己責任」かな。
これらの弱点のいくつかは著者がセルサイド(証券会社)のサラリーマンである立場上の弱みに由来すると思われ、著者のファンとしては脱サラしてもっと自由に言いたいことを論じた本も読んでみたいところではある。(コメントはアマゾンから部分的に引用)
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2人に共通しているのは私の証券会社社員という立場が本の内容に影響を与えているのではないか、との懸念である。これについて簡単にコメントしたい。
BRICs投信の販売手数料についてのコメントが足りないというのはその通りであるが、一方で取り上げた商品がマネックス証券が中心になっているのは自分が品揃えしてきた商品に対する愛着の部分もある。ただしREITのプレミアムについては私も認識しており、本の104ページのグラフの説明、105ページの本文にコメントしているのでそこを読んで欲しい。
しかしこのようなコメントを顔も知らない人からほぼリアルタイムでもらえるというのは極めて健全なWebのコミュニケーションでありとても感謝している。アマゾンのレビューの中には感情的、バイアスのかかった、あるいは些細な間違えなどに突っかかる、とんでもないコメントが時々あるが、そのような偏ったコメントではなく建設的でポイントを突いた内容なのが本当にありがたい。
数年前に出版をしてベストセラーになった方のアドバイスによると、アマゾンに批判的なコメントが掲載されると本が売れてきた証拠であるという。自分の周りにいる好意的な読者以外の人たちが読み始めた証拠だからだという説明である。
私のことを今まで知らないで今回この本を偶然手にとってくれた。そんな人からのコメントは純粋に書籍だけに対する評価とも言える。
論理性の無いコメント、本を読んでもいないのに好き嫌いだけで書いたコメント、は気分を害するが、正当な批判・アドバイスは真摯に受け止めたい。販売部数という量の評価とは異なる質に関してのマーケットからの貴重な声だからである。
投稿者 shinoby : 23:09 | コメント (4) | トラックバック
香港人と上海人
たった数日の観光をしただけでわかったようなことを書くのは気が引けるが、香港と上海の違いで一番印象的だったのは買い物の価格交渉での対応だ。
香港のスタンレーで買い物をしていた時、当然のように表示価格の半値くらいから交渉ができると思っていた。ところがほとんどの店ではせいぜい2割くらいしか値段を下げてこない。仕方が無いので店を出る素振りをしてもう少し値段を下げてもらおうとすると、意外にあっさりと引き下がってしまう。
上海の商売は違う。豫園のような観光地では値段交渉は圧倒的に買い手が有利に出来ている。値段が下がらなくなったら、店を出るふりをするとすかさず「わかった、もう少し下げる」と後ろから追いかけてくる。
この違いはどこにあるのだろうか?
香港の値段が定価に近く割引の幅が小さいというのは事実だろう。一方上海の観光客で店の言い値のままで「安い、安い」を連発し喜んで買っている人たちはかなりぼられている訳だが、商売に対するスタンスに違いがあるように思う。
上海人は観光客を相手に商売している。中には値切られて大して儲からない客もいるが、大半の観光客は利益の上がるオイシイお客さまである。
香港は観光客より地元の客を大切にしているように思った。自分たちのプライドがあるから観光客に対してペコペコしながら値切られるような商売が受け入れられないのではないだろうか。
同じ中国になった2つの地域であるが、それぞれのスタンスは微妙に異なる。どちらの地域も中国の他の地域とは別格であるという誇りを持っている。その一方で上海は中国本土の中から飛び出してきた最近急速に発展をはじめた地域。香港は1997年の返還によって中国に合体させられてしまった地域。香港人のイギリスから中国になったことに対する思いは複雑であろう。
もしかしたら自分の単なる思い込みに過ぎないのかもしれないが、それぞれの地域の歴史から来る思いが商売のスタンスに表れている、と考えると妙に納得できるのである。
投稿者 shinoby : 02:17 | コメント (0) | トラックバック
2005年2月10日
アウトルックトラブル
上海に到着してからアウトルックの調子が悪くなった。ついに昨日からメールの取り込みがまったくできない状態になってしまった。Webは問題なく表示されるのでこれは明らかにメーラーの問題であろう。
マネックスのメールの達人N平さんにMSNのWebメールから問い合わせをしたら解決方法をすぐにメールしてくれた。ここを見ると応急処置だけではどうやら直すことができないようだ。日本の帰ってメーラーの抜本治療が必要である可能性が高い。
という訳で今は必要なメールだけ入院の時に使ったtanseki2@hotmail.comを復活させている。
メールが読めないのは仕方ないとしてもメールが読めない状態にあることを相手に伝えられないのは結構痛い。送ったつもりで急ぎのメールの返信を待っていたらどうしようも無いからである。
症状を見ていると送信は出来るが受信ができないようである。しかもエラーが出るまでの時間も時によって差がある。よくわからないが14日まではこんな状態が続きそうである。
投稿者 shinoby : 16:21 | コメント (4) | トラックバック
中華素材の奥深さ
<業務連絡>
「資産設計塾」4刷が決定しました。ありがとうございます。
ブックファースト銀座コア店(1月30日〜2月5日)
「ビジネス」ジャンルの9位になりました!
銀座4丁目交差点の「和光」の斜め向かい「銀座コア」の6階です。
有楽町三省堂(1月30日〜2月5日)
「ビジネスベストテン」の9位になりました!
BK1は9位でしたが、現在「金融・投資」の新刊ピックアップに出ています。
こちら
セブンアンドワイの「ビジネス・経済」の売上げでは34位となっています。
こちら
お買い上げいただいた方、心からの感謝をいたします。
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また生まれて初めて食べるものが増えた。「タツノオトシゴ」である。スープの具を探してすくっていたらいきなり実物大が出てきた。スープのだしに使うのだろうと思ったら、食べられるという。
食べてみると別に変わったものではない。穴子の骨を良く煮たようなもろい骨のような食感であった。胴体もそのまま食べても何ともない。
日本では食用にしているのは聞いたことが無いが、絶滅しつつある動物の1つだと思い込んでいたので合法的に食べて良いものなのか一瞬迷った。とは言えすでに調理されているので今更悩むこともなく食することにした。
リアルな形を見ていると、香港で行った海洋公園を思い出した。そこには水族館があって、タツノオトシゴも展示されているのを珍しいもののように見ていた記憶がある。
もう一度食べたいとは思わないが、人にはちょっと自慢したくなる「今まで食べた変わったものリスト」には入れられるだろう(だからこうやってBlogに写真を載せているのである)。
カブトカニと言い、タツノオトシゴと言い、中華の深さには驚かされる。カモの舌(これは美味しい)や豚の舌(砂肝のような食感)、鳩(リアルな形に食欲を無くす日本人が多い)などは序の口である。
投稿者 shinoby : 02:40 | コメント (2) | トラックバック
2005年2月 9日
やっと乗れました
やっと上海のリニアモーターカーに乗ることができた。今まで何回かトライしようとしたが、運休日であったり時間が無くて断念したりで今回ようやく念願実現である。
空港から市内の中心部までの一部が開通しており、普通車両なら50元(700円)と意外に格安である。しかも当日の搭乗券を提示すると40元にディスカウントしてくれた。
列車は一見普通の新幹線のような車両とかわらないが、出発して加速すると周囲の情景が一変する。乗車時間は約7分と短いが最高時速431kmまでメーターが記録していた。横を並行している高速道路の乗用車があっという間に後ろに消えていくのが面白い。
ただしこのリニアモーターカーは市内の中心まではまだ開通しておらず、途中の駅で降りるとそこからまたタクシーに乗ることになる(地下鉄もあるようだが荷物が多いとちょっと厳しい)。
結局空港からタクシーで市内のホテルに行くのと、リニアで途中まで行ってタクシーを乗り継ぐ場合と、かかる費用は120元くらいで同じ、かかる時間も1時間弱で同じという結果になった。荷物を出し入れする分リニアの方が面倒であるがその分不思議な乗り物体験ができるというわけである。
現状の中途半端な開通状況ではリニアモーターカーに興味を持っている人には価値があるだろうが、少しでも早く楽して空港と市内を行き来したいという一般人には価値がわからない乗り物であろう。
車内は意外に空いており、香港からの団体ツアーがさかんに写真を撮っているのが目立った。現時点での位置づけはそんな乗り物である。個人的には未来を感じさせる体験に大満足であった。
投稿者 shinoby : 02:14 | コメント (0) | トラックバック
2005年2月 7日
海鮮三昧
香港の郊外にある鯉魚門という街に行ってみた。地下鉄のKwun Tong駅からバスに乗り換えて15分ほど、さびれた港町のような一帯が見えてくる。夕方に行くと客も少ないらしく生け簀に入った新鮮な海鮮を売っている人たちがさかんに客引きをする。20軒ほどあるお店の一帯を一回りしたが結局小泉武夫(発酵学を研究する学者でありエッセイスト)のコラムが入り口に張ってあった店に入った。店の向かいの海鮮の店でまずは料理する材料を選ぶ。シャコ(体長20cm以上はある)と日本にもある棒状の貝、さらにカニと名前のわからない魚をチョイスした。
料理の方法はお店の人にお任せにした。貝は辛いソースで炒めて出てきた。新鮮な味に感動。歯ごたえがまったく違うし臭みがない。素材の新鮮さの勝利である。次に出てきたシャコは殻ごと揚げてあった。これもまた実がプリプリで何とも甘い味がする。魚は蒸して出てきたが、ソースとの相性が抜群でやわらかい実とソースをご飯にかけたが何杯でも食べられそうな絶妙な味加減。最後のカニはシャコと同じように揚げてあったがこれもまた実が詰まっていて美味であった。
ビールもワインも、紹興酒もすべてボトルでしかないと言われ仕方なくチンタオビールを飲んだが、この料理はきりっと冷えたソービニオンブランのようなすっきりした白ワインが最高に合うような気がした。
腹いっぱいになって、材料費が約700ドル(1万円)、調理代と酒代もチップもすべて入れて全部で1105ドルだった。海鮮の材料を決めるときにディスカウント交渉をまったくしなかったので、それをやれば1割−2割は安くなるかもしれない。
しかし一人8千円くらいでこれだけの新鮮な海鮮を堪能できるのはとってもお得感があった。何よりあんなに大きなシャコや見たことの無いような魚を丸ごと蒸してもらうのは日本では経験できないことである。
という訳で香港の最高の食事はどうやらこの海鮮三昧の夜になりそうである。観光で香港に行くならここはお奨めできる。
興龍海鮮酒家
Hing Lung Seafood Restaurant
電話 27752548
(写真は魚を選んでくれたおじさん。手に持っているのはカブトガニ?スープにするとおいしいらしいが、今回は遠慮しておいた。)
投稿者 shinoby : 23:31 | コメント (4) | トラックバック
陸羽茶室
香港と言えばやはり飲茶ははずせない。ということで陸羽茶室に行ってみた。
写真は豚の骨付き肉の上に饅頭の皮が小さくしてのせられているものであるが、皮の甘さと肉の深みのある味がマッチしていてこれぞ中華という一品。他にも定番の春巻きやチャーシューをパイで包んだものや、餃子、シューマイといいったものが次から次へと運ばれてくる。
どの点心も味が良い。材料を吟味しているようで食べ終わった後のしつこさがまったく無く、揚げ物もすんなりと胃の中に納まっていく。
この店では朝10時頃まではテーブルを昔の駅弁売りの人のような首からかごを下げたおばさんたちが徘徊し、点心を見せてくれる仕組みになっている。いらなければ断ればまた次のおばさんがやってくる。この何ともなつかしい売り方に高い天井と白とブラウンの落ち着いた内装がマッチしてのんびりとした気分にひたれる素敵な雰囲気の店であった。
点心を5品も食べればもうお腹一杯。お茶も飲んでチップ込みで250ドル(4千円)。日本から行く方にはお奨めしたい。場所は中環駅から歩いて行ける便利なところ。
香港中環士丹利街24-26號
電話 25235464
投稿者 shinoby : 09:00 | コメント (2) | トラックバック
2005年2月 5日
潮州料理
潮州料理の店に行ってみた。冷たいあっさりとした料理が多いということであったが、予想通り一味変わった中華が楽しめた。名物の潮州凍蟹は一匹丸ごとで400ドル(6000円弱)と高価ではあったが、上海カニとも違う、日本の蟹とも違う独特の食感があり、食べてみる価値はあった。とにかく殻が異常に硬く、お店の人に割ってもらわないと食べることができない。実をほぐして取り出して黒酢につけて食べる。
それ以外にもほうれん草のスープと卵の白身をあわ立てたスープを太極模様にレイアウトしたスープも美味しい。これは60ドルくらい。他にもうなぎと骨付き豚肉を漬物のスープ(酸味がある)で煮込んだものや、日本では見たことの無い野菜の炒め物など、上海でも食べられないという中華だった。さすが中華料理は奥が深い。
まだ一日しかいないので大きなことは言えないが香港の料理は全般に味がぼんやりしているように思う。気候のせいなのか素材のせいなのかわからないが、しっかり味をつける上海の中華に比べるとインパクトが弱い。その代わりあわび、ホタテ、ロブスター、ふかひれ、つばめ、といった豪華な素材がメニューに並んでいる。
さすがにまだどれも挑戦していないが、そんな豪華な素材ならこのぼんやりした味付けでも美味しく食べられるのかもしれない。とすれば香港の中華はお金持ちのための料理ということになるが。
佳寧娜潮州菜
CARRIANNA (CHIU CHOW) Restaurant
96 Granville Road, Tsimshatsui East, Kowloon
2724-4828
投稿者 shinoby : 23:54 | コメント (2) | トラックバック
香港到着
こんなに毎日忙しいのに休暇を取って大丈夫なのだろうかと心配になりつつ、前から予定していた1週間の休みを取って香港と上海に旧正月ということで行くことにした。
金曜日の午後会社から慌しく帰宅し荷物を積んで成田へ。6時の飛行機で香港に到着したのが現地時間で10時半。タクシーで九龍のインターコンチネンタルホテルに到着するともう12時である。香港も新しい空港が郊外にできたのでタクシーも時間がかかる。
休暇といっても完全はOffにはならないのが貧乏性の性である。成田のネットコーナーでもメールの返信、機内ではマネックスメールの原稿の作成など仕事をしていた。香港でホテルにチェックインしてから早速パソコンをネットにつなぐとメールが既に50通近く入っていた。
5時間のフライトでドッと疲れが出たが、まずはこのBlog更新を、と思いこれを書いている。これから一週間どんな毎日になるのであろうか。少なくとも現時点で決まっているのは月曜日の朝の会議に電話参加しなければならない。東京で7時過ぎからやっているので朝6時に起きて参加することになる。
OnとOffの間、ではなくこれはOnとOffの混在である。
投稿者 shinoby : 01:46 | コメント (6) | トラックバック
2005年2月 3日
書き物だらけ
最近仕事の半分くらいが文章を書くことになってきた。
「資産設計塾」の原稿が佳境に入った12月も原稿をチェックしてからこのBlogを書くくらいであるから書くことについてはほとんど苦にならない性格であるが、さすがに最近の量は半端ではない。
マネックスメールの金曜日のコラム、ファイナンシャル・ジャパンの月1回の連載、オルタナティブメールの原稿、マネックスBlogの原稿(不定期)、さらにマネックス勉強会のプレゼン資料作成、東証セミナーの資料作成(この2つは内容が被っている)、それにこのBlogという訳だ。
さらに、書籍の販売好調ということで次の作品の準備も始まろうとしている。コンセプトを詰めたらまた一気に200ページくらいの文章を書くことになりそうだ。
さらに3月にはオルタナティブ投資のイベントもある。この資料も作らなければならない。まったく懲りない男である。
書き物が増えたせいで仕事の質が下がったとは言われたくない。そのためには書くスピードも重要であるが、書く内容を吟味できるようなインプットが必要であると思っている。
取り敢えず明日のマネックスメールのネタはもう決まった。このBlogを書き終わったら早速完成させることにしよう。
投稿者 shinoby : 22:29 | コメント (0) | トラックバック
2005年2月 2日
ウケるブログ
「ウケるブログ」という本を読んだ。ブログを作る人は多いがいかに読んでもらうかのための実践書である。値段が1180円で100のコツが載っているのでかなりのお得感のある本であった。
内容は頷けるものが多い、というか自分が実践していることが意外に普遍的な手法であることが確認できたりする。ネタの探し方、文章の並べ方、レイアウトの方法、文体などオーソドックスなブログの作法がまとめられている。
しかし正直言ってもう一つ何か物足りないものがある。それは筆者の文章が「ウケない」のである。一般化しようとしすぎてせっかくの個性が活かしきれていない。
そしてもう一つの問題はレイアウトである。内容は濃いのであるがあまりに盛りだくさんで何が重要なのか、今ひとつピンとこないのである。そしてせっかくの2色刷りなのに肝心のポイントがよくわからない。
著者と編集者の相性の問題なのか、あるいは編集者の資質の問題なのかわからないが、素材は良いのに何かがずれている。才能のあるバンドとそれを開花させることができないプロデューサーのような感じを受ける。
出版における編集者の存在の重要性を認識させてくれる貴重な書籍ということができる。
投稿者 shinoby : 23:46 | コメント (1) | トラックバック
2005年2月 1日
「資産設計塾」その後
<業務連絡>
1月29日の人探しは30人以上の方からメールをいただきました。ありがとうございます。今週中に詳しい内容をメールを送っていただいた方全員に送りますのでよろしくお願いします。
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「内藤忍の資産設計塾」はお陰さまで好評をいただいている。20日に発売開始で25日に増刷決定、さらに本日3刷が決定した。なかなかのハイペースである。アマゾンのレビューも8件に増えたがすべての評価で☆☆☆☆☆を頂き、これはとてもうれしいことである。
八重洲ブックセンターは2階のランキングが8位。これは「法・経済・経営・政治・社会・ビジネス・資格試験・就職・政府刊行物」全部でのランクなので価値がある(編集の長岡さん談)。
また紀伊国屋経済書週間売上げでも4位にランクイン。こんな感じである。
1 「株」で3000万円儲けた私の方法
2「国家破産」以後の世界
3 「2005年」大出世株
4内藤忍の資産設計塾
52008年破綻する家計生き残る家計
6カリスマ主婦トレ−ダ−山本有花の「株」のオ−トメ−ショントレ−ドで儲ける本
さらに投資本のメッカとして有名な茅場町千代田書店では今週の売れ行き良好書の10位(19日〜25日)に入っていた。
お買い上げいただいた皆様、本当に感謝いたします。
さてこうなってくると編集の長岡さんと話すことは第2弾の出版である。「資産設計塾」株式編、入門編、為替編・・・といったシリーズを作っていく夢なども膨らんでくる。
しかし、クオリティを落としてせっかくの信頼感を失いたくない。したがって慎重に準備を行い、また私が自分ですべての原稿を書くことになる。かなりの時間がかかりそうである。問題は何を次に作るかである。読者の意見としては難しいという声が多い。であれば入門編としてさらに噛み砕いた内容にしたいと思っているが、一方で株式編の要望も強い。どちも一度に作成は無理であるから次に何をするかを決めなければならない。
続編があるとしたらどんなものが良いですか?ご意見ください。