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2007年1月31日
ごぼうとゴルゴンゾーラ
食いしん坊のKちゃんに教えてもらったこのお店に行ってみた。中目黒駅から歩いて数分、川沿いの寂しげな場所に明かりが見えてくる。外観はよくある小洒落た居酒屋の雰囲気である。
メニューを見ると何だか美味しそうなものがずらりと並んでいて悩んでしまう。日本酒を飲みながらようやく5品に絞り込んで注文。
中でもインパクトがあったのが、ごぼうとゴルゴンゾーラチーズを使った写真の一品。素揚げしたのであろう臭みの抜けたパリパリのごぼうにイタリアチーズのトロトロが絡んでいる。ゴマの風味も効いてなぜか日本酒にも良く合う。
それ以外にもえびいものカニあんかけ、白子の茶碗蒸し、梅とじゃこの焼き飯、いわしのつみれと舞茸の鍋、とどれも甲乙つけがたい味わい。
お店の人もアットホームで親切。会計も良心的。家の近くにあったら良いなと思えるお店だった。Kちゃん紹介ありがとう!
椀々 中目黒店
東京都目黒区中目黒2−5−26
03−5794−5101
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2007年1月30日
カウンターからカーストまで

もう20年近く前に銀行のディーリングルームで働いていた頃、隣のドルの資金取引セクションのヘッドをしている一風変わった銀行員がいた。事務能力はからっきし無かったが、海外メディアのニュースを読みまくり、重要な情報があるとディーリングルーム内で大声を上げ、情報の時差によってディーラーの収益に大きく貢献していた。
それが、この本の著者、伊藤洋一氏である。
この本もそうであるが、とにかく自分で見たものを自分の言葉で表現すると言うスタンスが徹底しているジャーナリスト本である。
基本的に伊藤氏のインドに対する眼差しは暖かく、インド経済に対する見方も楽観的である。その根底にあるのがインドの成長である。
成長が期待できる理由として発射台が低い(つまりこれから成長率が高く維持できる期間が長い)、脱カーストのIT産業のスターになる可能性がある、そして3つ目が海外の投資資金が流入する可能性が高い、をあげている。その中でもこの本の中心はタイトルの通りカースト制度がIT産業の発展によってどのように変えていくかという筆者の考え方にある。
カウンターで料理人とお客が対峙するのは日本料理にしかない、という仮説も、IT産業がカーストを超える可能性がある、という仮説も学者の意見ではなく、著者のフィールドワークから出てきた素朴な疑問である。
しかし自分の目で確かめたものだけを自分の言葉で書き綴る体験記のようなライブ感は実際に自分がそこに行ったような錯覚に陥る秀逸なレポートとして読むことができる。インドの今を切り取るスピード感溢れる作品。一気に勢いをつけて読まないとそのパワーに圧倒される。
投稿者 shinoby : 06:45 | コメント (3) | トラックバック
2007年1月29日
きっかけ

「ブルー・オーシャン戦略」「ザ・ゴール」「ビジョナリーカンパニー2」「ネクストソサエティ」「富の未来」といった書籍を読んだことがあるだろうか。私自身、この中の何冊かは随分前に読んだが、それらの本のポイントがどこにあったのかは、書籍をまた引っ張り出して読み返してみないと思い出せなかったりする。
渋井真帆さんが出したこの本はそんなビジネス書の名作と言われる8冊の本を選び出し、ポイントをまとめて教えるという「要約本」である。といっても単なるまとめではなくユニークな図解が掲載されているのが類書とは一味違うところである。
この本を読んで思い出したのは本田さんの書かれたこの本である。レバレッジメモを作れという本田さんのアイディアは素晴らしいのであるが、現実に実践することが私にはなかなか難しい。渋井さんの本はそんなレバレッジメモを8冊の名著について制作してもらったような気分になった。
「ビジネス理論 一夜漬け講座」というタイトルからは何だか手抜きのための本のようなイメージが漂うが、それだけにこの本を使うのは勿体無い。本書をきっかけに原典を読んでさらに新しい発見をすることもできるだろうし、原典をすでに読んだ人が思い出すきっかけにするという活用法もある。お気楽本のように見えて意外に奥が深い一冊である。
投稿者 shinoby : 06:42 | コメント (2) | トラックバック
2007年1月28日
チーズフォンデュ
<業務連絡>
本日こちらのイベントに参加します。ご来場いただく皆様、会場でお会いしましょう。
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世代も仕事もバラバラだけどなぜか気の合う10人が集まった。夕方からはじまり生ハムやチーズ、サラダの前菜から最後のケーキまで5時間の宴になったが、何といっても一番人気だったのがチーズフォンデュだった。
例えばこんな感じの専用の鍋を使って、アルコールで暖め白ワインの入ったチーズを入れる。パンや茹でた野菜、ホタテや海老などの魚介類をピックに刺したものをしばらくつけて、チーズを絡ませて食べるシンプルな料理。しかしこの自分で好きなものを選んで、自分で作るのが何だか楽しいのである。
チーズはあっという間に煮詰まって味が凝縮されてくる。今度はミルクを入れたり、また白ワインを追加したり。食べているうちに味が変わってくるのも面白い。
ラムチョップステーキのメインが終わると、デザートは上目黒のヨハンのチーズケーキに恵比寿のカフェ、Rue Favart (リュ・ファヴァー)のケーキ、さらにグラマシーNYのロールケーキまで。キャラメルティーとの相性も抜群。楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
投稿者 shinoby : 10:08 | コメント (2) | トラックバック
2007年1月27日
リニューアル
2年以上連載している雑誌がリニューアルすることになり、私の担当しているコラムも2ページから4ページに拡大、そしてさらにわかりやすい資産設計のコーナーにすることになった。初回の取材があったが、今回から一緒に誌面を創ってくれるのが、秋元玲奈さん。
慶應大学の3年生。就職活動の傍らタレントとしても仕事をしているらしい。アナウンサー志望ということで経済に対する勉強を一生懸命したいというのが、この企画に参加するきっかけになった。
彼女はこれまで一度も株式投資をしたことがなく、投資=ギャンブルと言うイメージだったらしい。そんな先入観を払拭してもらい、健全な個人投資家になって欲しいというのがこの企画の1つのテーマでもある。
まだ学生ではあるが、自分が関心を持っている分野ということもあるらしく飲み込みが早い。投資の基本的な心構えを1時間ほどの取材の中で的確につかんでいるのには感心した。何だか良い連載になりそうな予感がする。
連載は来月21日の発売号からはじまるが果たしてどんな展開になるのだろうか。次回のミーティングまでに証券会社に口座を開設し、10万円入金してくることになっているが、どこまで宿題が進んでいるか期待して待っていようと思う。
投稿者 shinoby : 11:47 | コメント (6) | トラックバック
2007年1月26日
季節の変わり目
冬至を超え、1月に入って日照時間が長くなってくると日暮れの時間が段々遅くなっているににいつしか気がつくようになる。そして寒い日があっても何だか日中の日差しに春の雰囲気を感じたりするようになる。何だか気持ちの良い季節の変わり目である。
しかしこの時期になると鼻の粘膜が何だかムズムズして、そのうちに今度はコンタクトレンズを入れた目が充血しはじめる。そう、花粉症の季節でもあるのだ。
今年は昨年並みに例年よりも花粉の量は少ない、と報道されているが、症状は軽くなることはあっても始まるタイミングはあまり変わらない。1月の下旬に入るといつもこのパターンになる。
花粉症の人の考えることは同じで、症状が出始める2月に入ると耳鼻科の病院はとても混雑する。だから1月のまだ比較的空いているうちに先生に診ていただき薬を早めに飲み始めるのが花粉症対策のコツである。ヨーグルトを食べたり、鼻を洗ったり、と民間療法も色々やってみたが、あまり効果はわからない。結局、症状が激しくなる前に薬を飲み始める、これしか効果を実感できるものは無いのだ。
という訳で今週から手元にあるタリオン10を飲み始めた。気のせいか薬の効果か鼻のムズムズは随分抑えられているようだ。
この花粉症とのお付き合いは4月末くらいまで続く。実はスギ花粉以外にもアレルギー反応が出ているのでほとんど年中花粉症なのであるが、とにかく症状のひどいこの3ヶ月を何とかやり過ごしたい。
せっかくの素敵な季節なのに春は花粉症、夏は暑いのが苦手で夏バテ、冬は寒いのは平気なのだが、電車やオフィスの暖房で汗だく。快適な季節というのは本当に短いものである。
投稿者 shinoby : 06:29 | コメント (6) | トラックバック
2007年1月25日
アンアンのお金特集

昨日発売されたアンアン1546号の特集「お金に強い女になろう!」に登場させていただいた。巻頭の「いま女の幸せに絶対不可欠! マネーセンスを磨こう。」というコーナーのインタビュー記事である。ソフィアバンクの藤沢久美さんと一緒に2ページ。
内容はどちらかというとこの本に書いたことの一部をお話したような構成。実際に始める前の心構えやお金との付き合い方が中心になっている。
お金の話になるとすぐにどの商品が、とかどの株を買えば、と運用商品の選択からいきなり始める人が多い。しかし、それよりまずはこの特集のような目標を立てるとか今のお金との付き合い方を見直すといったその前にやるべきことからしっかり詰めておいた方が良い。実際、やみくもに資産を殖やそうと思っても、リスクの取りすぎで自滅してしまって、ずっと後悔している人もいるのである。事前に計画を立ててコツコツとやっていけば大きな失敗には陥らない。
誌面のボリュームの制約もあるせいか、この特集では具体的な運用方法までにはあまり踏み込んでいない。しかしアンアンのようなファッショナブルな雑誌では理詰めで資産運用のリスクとリターンを語るよりも、お金に強い女が格好良い、というようなイメージから入ってはじめるきっかけを提案する方が読者には響くのだろう。
今までお金を使うことしか考えたことが無かった女性、お金がなかなか殖えなくてどうしたら良いか悩んでいる女性に一読をおすすめします。
投稿者 shinoby : 06:34 | コメント (8) | トラックバック
2007年1月24日
久しぶりのメール
年末の某テレビ局の忘年会でお会いして以来ご無沙汰していたカブドットコム証券の常務執行役の、この方からメールが来た。どうやら23日の新聞報道を見て連絡してきてくれたようだ。
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マネックスなど4社、株価予想投稿サイトを4月にも開設
インターネット専業のマネックス証券、カブドットコム証券とネット接続業者のソネットエンタテインメント、ソフト開発ベンチャーのマスチューン(東京・文京)の4社は4月にも、個人投資家に個別銘柄の株価予想を投稿してもらう会員制サイト「みんなの株式」を開く。専用サイトに会員から個別銘柄の「買い」や「売り」の判断と根拠を投稿してもらう。
証券2社の口座保有者とソネット会員は、それぞれの会員専用画面から「みんなの株式」にアクセスして情報を閲覧したり、投稿できる。サイトの株価予想の閲覧は無料だが、投稿には月300円の会費が必要。会員の株価予想リポートには広告を掲載、収入の一部を還元することで投稿を促す。予想が実際の株価推移にどれだけ近かったかも検証し、結果をランキング形式で公開する。
[1月23日/日本経済新聞 朝刊]
===
新聞記事だけではこれがどんなサービスでいつからはじまるのかはっきりわからないが、マネックス証券とカブドットコム証券のお客様の間でSNSでコミュニティを作り投資情報を交換するという場が提供されるということだろう。SNSと言うとミクシィIなどが有名であるが、恐らくこのような大手SNSと異なるのは、参加者が証券総合口座を保有する人に限定され匿名性が完全に排除できることだろう。
しかし逆にこのような匿名性が完全に排除された場において積極的に投資情報の交換が行われるのか?そもそもこのようなサービスをはじめる証券会社の意図は?果たして参加する人はどの位いるのだろうか?課金されてまで投稿するインセンティブは・・・・と疑問は尽きない。結局は実際のリリースを見てみないと何ともよくわからないのだが、それもいつなのか明言されていない。
などと、いただいたメールから色々勝手に考えているうちに、今度は「三菱UFJ、松井証券に出資交渉・カブコムと統合視野」という記事が今朝の日経新聞に。
2007年は証券業界は大きな変化の年になりそうだ。
投稿者 shinoby : 07:09 | コメント (3) | トラックバック
2007年1月23日
新しい個人投資家
昨晩は久しぶりに東京でマネー運用を学ぶ@マネックス・ユニバーシティが開催された。始まる前に聞いてみると7割から8割の方がこのようなセミナーに参加するのは初めてであった。つまりこれから投資をはじめようという初心者の方が多かったということである。
過去5年の経験から感じることであるが、日本株の動きと勉強会の参加者には相関があるように思う。株価が堅調に推移し、相場が活況を呈してくると勉強会の参加者の初心者比率が高まる。先週の東証で開催したセミナーも初心者の参加比率が非常に高かった。どうやら今年に入ってから参加者のプロフィールが変わってきているようなのである(厳密な統計を取ったわけではないので仮説であるが)。
相場が良くなると投資をはじめ、冴えないとやめてしまう。このような行動心理学のワナに入ってしまうと投資の成果をあげることができない。資産運用を長期で続け、結果を出すためにはドルコスト平均法や分散投資といった基本的な考え方を学び、相場の動きに一喜一憂しないで淡々と運用を継続できる「仕組み」が必要だ。そんな運用を実践するための具体的方法を2時間目一杯お話させていただいた。
今週末にはこんなイベントも開催される。私の参加するパートは事前登録制ですでに満席になってしまったが、他にも学べる機会が数多く提供されている。
もしイベントや勉強会に参加できない方でも(手前味噌になってしまうが)こんな教材も活用できる。実質無料にする方法も書いてあるので、是非活用いただければ幸いである。
「新しい個人投資家」の方はいきなり投資を始める前に最低限の学習を、と強く申し上げたい。
投稿者 shinoby : 06:25 | コメント (10) | トラックバック
2007年1月22日
ディナー兼ランチ
休日の午後から井の頭線で杉並に出かけた。武蔵野の面影が残るのどかな雰囲気。ウッドデッキのテラスでシャンパンで乾杯。そこから宴ははじまった。
前菜からはじまって次から次へと出てくる料理。すべてに一ひねりあって唸らされる。中でも絶妙であったのが写真のスモークサーモン。
スモークサーモンと言ってもお店で売っているようなアレではない。レア感たっぷりのハラハラと崩れてしまうような繊細なサーモンを熱燻という方法でほんの5分ほど燻して作ったものらしい。微妙な燻製香と香辛料がミックスされて複雑な味わい。食感も外側の火が入った感じと内側のレアな感触のバランスが絶妙であった。
その後もローストビーフに散らし寿司(これがまた絶品)、さらにケーキにコーヒー、デザートのフルーツまであって気がつけば、食事の開始から4時間が経っていた。
レストランのような食事を作るのはN氏ご夫妻。建築家の作ったお洒落なご自宅でのホームパーティは強烈な満足感があり、この日は夕食も必要ないくらいだった。
Nさんどうもありがとうございました。
投稿者 shinoby : 06:53 | コメント (2) | トラックバック
2007年1月21日
バックアップ
パソコンのハードディスクが壊れて、過去のデータを一気に無くしてしまったという人が周囲に何人かいる。メールや自分で作ったファイルだけではなく、デジカメで撮った画像データなど最近は蓄積されているデータが個人でも大量になってきている。それにもかかわらず、ほとんどの人はパソコン本体にだけデータを入れてバックアップを取っていない。
何か事件が起きてからはじめてバックアップの重要性に気がつくのだろうが、それまでのデータは戻ってこないのである。
かくいう私も実は何も対策をせず、ノートPCに巨大なデータを入れて持ち歩いている。さすがにこれではまずいとIT顧問のN平さんに聞いてみたところ、こんな商品が今年の後半に発売されるらしい。
パソコンだけではなくテレビを録画した画像、自分で撮影したビデオ、CDやラジオからの音楽・・・そんなすべての情報をストレスなくバックアップできるようなホームサーバーがこれから急速に普及するように思われる。果たしてどのくらい便利な使い勝手になるのだろうか。もしかしたらPCに代わる大型商品に育つかもしれない。
とは言えこの製品はまだ半年以上は手に入らないわけで、それまでどうするかを真剣に考えなければいけない。PCは明日壊れるかもしれないからである。
投稿者 shinoby : 09:02 | コメント (5) | トラックバック
2007年1月20日
ふぞろいな林檎たち
社会人になってから10回近く引越しをしている。その度に読まなくなった書籍を処分してきたので随分蔵書は減らしたはずである。それでも今も本棚にあるのが「ふぞろいな林檎たち」のシナリオ(山田太一、大和書房、1300円)である。
山田太一氏が書いたあとがきの日付は1983年6月23日になっている。そしてこのドラマが放送されたのが5月27日から7月29日。まだ大学の2年生だった頃になる。懐かしい。
このドラマは確かパート4まであったが、夢中になってみていたのはパート2までだった。パート1も良かったがパート2も夢中になって観た記憶がある。パート2では社会人になった主人公たちが描かれているが、食堂のおばちゃんや配送会社の課長など脇役も印象的であった。
こんなことを思い出したのは石原真理子さんの「ふぞろいな秘密」が30万部のベストセラーになって、映画化されることになったのがきっかけだ。この報道でかつての人気ドラマの記憶が鮮明に戻ってきたが、一方で実名で過去の暴露をしている作品で昔の思い出が少し色あせてしまったのは残念だ。
それにしてもこのシナリオ。状況の描写が詳細で緻密に構成されていることが良くわかる。いつかかつての作品をこのシナリオをめくりながらゆっくり鑑賞してみたい。もちろんパート1とパート2だけで。
投稿者 shinoby : 11:09 | コメント (3) | トラックバック
2007年1月19日
トルコリラ
「おカネを殖やす前に考えること」というコラムを連載している日経マネーの3月号が一足早く届けられた。この時期マネー誌は確定申告特集が定番で大きく誌面を割いているがが、個人的に注目したのはFX大戦略というかなり力の入った特集。
ヒストリカルボラティリティから相場の変動予想をして最悪の事態を想定しておくことなど、基本をしっかり押さえた取材になっている。また過去の通貨ペア間の相関係数というのも面白い。例えば過去7年で見るとドル円と逆相関しているのはランド円、ユーロスイスなど。ドル円とランド円の過去7年の相関係数はー0.61。ドル円にランド円を少し組み合わせるのは通貨分散として有効であることを示している。逆にユーロとポンド、ユーロとスイス、ユーロと豪ドルの相関が意外に高いのも有益な情報である。
また一部の外為専門会社が扱っているトルコリラ円の話は刺激的である。年間のスワップ金利が17.4%もあるのにヒストリカルボラティリティは15.4%とランド円と同程度である。金利差を考えるとハイリスクであるが取引する価値はある。ただし取扱している会社は限られている(51ページに一覧表がある)。
為替保証金取引は外貨運用を効率的に行う商品として有益である(ただし税金は株に比べるとかなり高い)が、今後は取り扱い会社間の通貨ペアの品揃え競争が激しくなるだろう。信用できる会社であることが大前提であるが、マイナー通貨の品揃えが無いとお客さんはより使い勝手の良い会社を求めてシフトしていく。
金融は日々進化しており、個人投資家の投資ホライズンは広がっているのである。ただし活用するかしないかは本人次第である。
投稿者 shinoby : 06:15 | コメント (3) | トラックバック
2007年1月18日
2050年の世界
<業務連絡>
1月22日の定番セミナーはまもなく締め切りです。
1月30日に開催されるこちらの投資未経験の超初心者向けセミナーもどうぞ。
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17日の日経新聞の経済教室は日本経済研究センターの世界経済の長期予測が掲載されている。これから40年後の世界の姿は興味深いものであった。
人口とGDPで分析しているが、アジアにおける人口は日本、次いで韓国・シンガポール・タイ・中国などの第二グループ、そしてタイ以外のアセアンとインドの第三グループの順番で少子高齢化が進んでいく。労働人口は日本では減少過程に入っているが第二グループでもあと10年で同じことが起こり始めるのである。
このデータではインドと中国が対照的である。インドは2040年代でも3%弱の成長を続けるが、中国は労働人口の減少で1%程度の成長になってしまう。
もう1つ興味深いのは2000年の購買力平価でみたGDPはすでに中国は日本の倍以上であるということだ。人口が10倍以上であるから当然であるが、この差は2050年には6倍以上に広がる。
人口で見ると2050年はインドが17億人、中国が12億人(もう人口減少に入る)、EUが4億人、アメリカも4億人(増えている)、その次はナイジェリアの4億人弱である。そのとき日本の人口は1億人を切っている。
人口ボーナス(所得水準の向上で乳幼児の死亡率が下がり人口が増え生産人口が増える時期)から人口オーナス(高齢化によって生産年齢人口が減少し経済成長が鈍化する局面)に各国が変わっていく過程が観察できる。
日本のGDPは2040年からの10年の予想は0%成長である。その時日本はどんな国になっているのだろうか。
投稿者 shinoby : 06:42 | コメント (4) | トラックバック
2007年1月17日
資産運用の検定
検定ビジネスが流行している。これが有名であるが、最近ではここのようなご当地検定や、こんな検定まで登場している。
と思っていたら資産運用の世界にもこんな検定が登場しているのに気がついた。自分の会社の出版物を対象に検定にしてしまうという心憎いアイディアである。
しかし資産運用に関する検定といえばこちらが元祖だろうか。昨年2回雑誌上で開催している人気の企画らしい。
資産運用は車の運転に例えられる。誰でもハンドルを握ることはできるが、上手に運転できる人は少ない。初心者がいきなりスピードを出しすぎると痛い目に遭ってしまうのである。
ところが車の運転には免許があるのに、資産運用には免許がない。誰でもいきなり高速道路で走れてしまうのである。だから免許まではいかなくとも資産運用にも自分の経験や知識を確認する仕組みが必要だと思う。
それは株式の売買だけではなく、為替、債券、オルタナティブ投資、といった商品、さらにはマクロ・ミクロ経済について、そして分散投資まで幅広く体系的に資産運用の知識を確認できるような「資産運用検定」のようなものになるのだろう。
投稿者 shinoby : 06:52 | コメント (8) | トラックバック
2007年1月16日
セゾン投信
本日の日経新聞によれば昨年セミナーでお世話になったクレディセゾンが面白い投資信託を販売することになった。セゾンカードのお客様2400万人に対しファンドオブファンズを直販するというアイディアである。しかも組み入れている投資信託は米国のバンガードとさわかみ投信。なかなか刺激的な内容である。
販売手数料はゼロのノーロード。年間の運用・管理手数料は0.7%程度とされている。このコストはファンド全体でかかるコストなのか、それとも投資先のファンドのコストは別途かかるのか。新聞記事の切れ味が悪く明確に記載されていないが、恐らく前者だろう。とすればバランス型ファンドとして業界最低コストになる。
では果たしてこのファンドは売れるのだろうか。ポイントは販売チャネルとアセットアロケーションにあると思う。
販売チャネルはカードのお客様である。カードから自動的に積立をしてくれるのであれば意外に利用する人は多いかもしれない。しかし最初に申し込みをさせる時の手間がどのくらいかが問題である。1本の投信のために煩雑な書類のやり取りをするのは嫌がる人が多い。それを超えてまでの商品の魅力を訴求できるかがカギとなる。
2つめはアセットアロケーションである。記事の中には具体的な投資対象は記載されていなかったが、恐らく日本株以外に外国債券や外国株式などが組み入れられるのだろう。どの資産にどの程度の配分をするのかが商品の魅力を大きく左右する。外国不動産は入るのか?エマージング株式は入るのか?興味は尽きない。
本件は異業種からの資産運用への参入であり、業界に新しいイノベーションをもたらすきっかけになる可能性がある。恐らくクレディセゾンのマネーの貴公子ことN部長の手腕によるこのプロジェクト、今後の展開に期待したい。
投稿者 shinoby : 08:32 | コメント (8) | トラックバック
2007年1月15日
駒沢大学の中川屋
なぜか定期的に食べたくなるのがカレーである。子供の頃からずっと好きな食べ物で一種の中毒なのかもしれない。そんなカレーの禁断症状が週末発生した。そこで思い出したのが駒沢大学のこのお店である。駅前にあるカウンターだけの小さなお店だ。
このお店のカレーうどんは他とスープが違う。とてもスパイシーなのだ。スパイシーといっても単に辛いのではなく香りが立っているのである。切れが良いといっても良い。カレーうどんというと何だかマイルドな味わいを想像してしまうが、このお店のはスープだけでもしっかりと主張を感じるのである。
そして気がつけばいつもスープの最後の一滴まで完食してしまう。
家からは少し遠くなってしまったが、しばらくしてまた禁断症状が出たらお世話になることだろう。
中川屋 駒沢大学店
東京都世田谷区上馬4-4-2 サニービル1階
03-5433-2030
営業時間:11:00〜24:15
年中無休
投稿者 shinoby : 06:58 | コメント (1) | トラックバック
2007年1月14日
三島でセミナー
三島という街は新幹線で何十回と通過したことはあるが、今回生まれて初めて降り立った。清水銀行三島支店さんの開店50周年記念講演会に出席するためである。改札を出たところで稲葉支店長とお会いする。腰の低い真面目な方でこちらも恐縮した。
歩きながらお話していると、三島は三嶋大社で栄えた街であること、富士山の湧き水でお水がとても美味しいこと、そしてその美味しい水でうなぎの臭みを取れるのでうなぎが美味しい場所でもあること、を教えていただいた。例えばこんなお店が有名らしい。
会場に到着すると、土曜日の午前中にもかかわらず、会場は100人近いお客様で超満員。少なくとも50人くらいですよ、と言われていたので予想の上限で何とか全員席についていただけたようだ。
はじめる前に来場者の方に聞いてみると、私の著書を読んだことがある人が誰もいなかった。そしてマネックス・ユニバーシティを聞いたことがあるという人も皆無。いや、それほど本が売れていて、有名な会社であるとは思っていないが、ゼロというのはさすがに初めての経験であった。まだまだ投資教育が世間に認知されるようにするために地道な努力が必要だと思った次第である。
講演では長期分散投資の威力と具体的方法についてエッセンスをお話することができたが、果たして出席された方の反応はどうだったのだろうか。後で送られてくるであろうアンケートの結果が楽しみである。
ほとんどのセミナーは東京、大阪、名古屋、そしてせいぜい福岡までである。そんな大都市でのセミナーとは違った、ほのぼのとした手作り感溢れる楽しい時間を過ごすことができた。
東京から1時間。今度はうなぎを食べに行ってみたい。
投稿者 shinoby : 08:12 | コメント (7) | トラックバック
2007年1月13日
健康維持
年末年始というのはどうしても食べすぎで運動不足になりがちである。年末に引越しをしてからはスポーツクラブも退会してしまい、運動といえばせいぜい毎日続けている腹筋と腕立て伏せくらいになってしまった。
そんな生活を続けているとやはり体重が少しずつ増えていく。先週ついに大台の一歩手前に迫ってきたので、今週から禁酒日を意図的に作ってみることにした。
振り返ってみると昨年お酒を飲まなかった日は本当に数えるほどしかない。今年も元旦から毎日お酒、ワイン・・・と飲んでいる。今週は1週間のうち4日お酒を控えて過ごしてみた。するとあっという間に体重は2キロ減。大台からは遠のき、あと少しでベスト体重というところまで下げることができた。
規則正しい食生活とストレスのない暮らし、そして控えめなお酒と適度な運動。当たり前のことを毎日習慣にできれば健康維持はそんなに難しいことではないのかもしれない。
これがいつまで続けられるかにはまだ自信は無いのであるが。
投稿者 shinoby : 09:38 | コメント (3) | トラックバック
2007年1月12日
究極のバランスファンド
昨日こんなファンドの販売開始がマネックス証券から発表された。
2006年11月9日に理想のバランス型ファンドというのを書いたり、このコラムでも資産設計型のファンドの3条件を書いたりしたが、今回作られた商品はこの理想にかなり近いものになるのではないかと期待できる。
金融商品には完璧なものはない。手数料は同じ品質なら低ければ低いほど良いに決まっているが手数料のかからない商品は存在しない。リスクは低く、期待リターンが高いというような虫の良い商品も存在しない。つまりベストではなくベターを探し続けることになるわけだ。
まだ配分比率やリスクがどのくらいあるのかなど実際の運用方法の詳細は発表されていないが、1月26日の販売開始までには開示されるようになることだろう。
「資産設計」という名前が付いているこのファンド、他人事とは思えずこれからの展開をチェックしていきたい。
投稿者 shinoby : 06:30 | コメント (6) | トラックバック
2007年1月11日
ドルの行方
年末のこのコラムを読むと直感的に理解できるが、昨年は外貨運用の当たり年であった。そんな外貨運用で忘れてはならないのは通貨分散である。外貨イコールドルだと思っている人は最近はさすがに減ったようであるが、ドル資産を偏重しているのであれば他の通貨にも分散させるべきと個人的には思っている。
1月9日の日経新聞夕刊に吉田経済産業ラボの吉田春樹氏が米ドル高の水準是正の時期が刻々と迫っているというコラムを書いている。アメリカの双子の赤字の拡大が改善する見通しがなく、国際社会からの信任がいつなくなるかわからない不安定さがあるからだという。
長い為替の歴史を見るとニクソンショック、プラザ合意と2年から3年かけて主要通貨に対してドルが急落したことがある。現在の米国の経常収支の赤字は日本よりむしろ中国が外貨準備でファイナンスするようになってきている。新興国が米国にお金を貸している構造が恒常的になりつつあるのだ。いわゆるグローバルインバランスであるが、果たしてこの状態はいつまで続けられるのだろうか。歴史は繰り返すかもしれない。
不安をいたずらに煽るつもりは毛頭ないが、リスクを感じるのであればそれに対する予防策を打っておくのが資産設計の基本である。
各国が外貨準備の通貨をドルからユーロなどに通貨分散する動きがある。自分の外貨資産の通貨配分を年末基準で確認してみることをおすすめしたいと思う。
投稿者 shinoby : 06:34 | コメント (2) | トラックバック
2007年1月10日
出版予定
<業務連絡>
1月22日のこちらのセミナーは定員300名ですが、先着順ですのでお早めにお申し込みください。たくさんの人が資産設計をはじめ、成功への第一歩を踏み出すきっかけになった定番の内容です。
昨年開催された投資未経験の超初心者向けのこのセミナーがアンコール開催決定です。少人数で楽しく、2007年から投資をはじめるきっかけにすることができます。
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(お会いしたことない方も含め)何人かの方から「資産設計塾 外貨編」はいつになったら出るのですか、というお問い合わせをメールでいただいている。ありがとうございます。
実は書いている本人にもわからない(笑)。ところが編集の長岡さんから昨日3月末までに完成させたい、と爆弾発言が飛び出した。
実はこの外貨編は今までの資産設計塾シリーズ2冊に比べ難航している。それは対象商品が膨大であってデータの収集、分析に時間と手間がかかること、為替の仕組みなど図解する部分が多く図表の取捨選択が大変なこと、ボリュームが膨らんでしまいコンパクトにすっきりとした構成を考える必要があること、など様々な要因があるからである。
まだ原稿は完全に完成していないが最終的には200ページは軽く超えそうである。しかも完成してからもボリューム調整や2006年末データへのアップデート、コラム、あいさつ文、装丁、Q&A、データ編などたくさんの工程が待ち構える。
という訳でお約束はできないのであるが、春先には何とか・・・というのが今の状況。前回ご紹介した構成案も全体原稿を見てより流れを良くする形に修正する可能性もある。正式にスケジュールが決まったらまた本Blogで最初に紹介したいと思っている。
ちなみに外貨編が終わると今年はあと3冊書くことになりそうである。それそれエリアの違う内容になりそうでもあり、並行して制作していくことになりそうである。また今までの書籍の中から改訂版を出したいという要望もあって、改訂版作成もやる予定である。
とまあ盛りだくさんなスケジュールであるが、マニアではなくプロの仕事と言ってもらえるようにクオリティを落とさず精一杯努力したいと思う。
投稿者 shinoby : 06:39 | コメント (3) | トラックバック
2007年1月 9日
プロとマニアの間
仕事を一緒にする方でも、プライベートで何かをお願いしたりする方でも、お付き合いしたいと思うのはやっている仕事が本当に好きな人である。例えば仕事で本の編集をお願いするのであれば、本当に良い本を作りたいという思いがある人、プライベートでインテリアのデザインをお願いするのであれば、お客さんのために提案するのが楽しくて仕方ないというような人。そんな人たちと一緒にいるとそれだけで楽しくなるし、出来上がりのクオリティも違ってくる。
好きな人は品質に妥協がない。嫌々やっているのではないからとことん考えるし、時間も惜しまない。普通の人が80点で満足しているところを100点いや120点まで仕上げようとするのである。結局最後の一手間をかける情熱があるかないかの違いの問題なのだろう。
そんなプロと似て非なるものがマニアである。マニアも自分の興味に向かって時間を惜しまない。そして究極まで突き詰めていこうとする。そんなところはプロと同じである。
しかしマニアとプロの大きな違いは誰に対してのサービスか、という違いである。マニアのお客さんは自分自身である。自分が喜ぶものを自分で極める。自己完結型。プロにはお客さんがいる。サービスを提供してその対価を受け取る仕事である。自分が極めたと思っても相手に評価されなければ価値を生まない。
つまりただ好きなことをやって自己満足しているだけではプロになれないということである。自分が好きなものをお客さんに対していかにプレゼンテーションし満足してもらうのか。アーティストのような対象にのめりこむ側面と、ビジネスマンとしてのマナーやルールをわきまえた上での営業。
2つのことをしっかりこなせる仕事のプロというのは、なかなか出会えない。そんな数少ないプロの方たちと本当に気持ちよくお付き合いさせていただいている。
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2007年1月 8日
辛党が食べるスフレ
家から歩いて自由が丘にふらりと行ってみた。商店街の入り口に自由が丘スイーツフォレストというスウィーツのテーマパークを発見。あまり気乗りしないまま入ってみた。中に入ると甘い香りがフロア中に充満している。メインのお客さんは大学生のカップル、あるいは女性同士、そして家族連れ。何となく浮いた感じだったが、ル・スフレだけは落ち着いた雰囲気で年齢層も少し高めであった。
看板メニューのスフレは注文してから20分程度かかる。その間別の飲み物を頼んでひたすら待つことになる。カフェオレが無くなってしばらくした頃にソースとスフレが登場する。ソースがチョコやらベリーやらパッションフルーツやら選べるようになっている。
出てきたスフレの真ん中にスプーンで穴を開け、そこにソースを流し込んでスフレと一緒に食べる。甘ったるい子供のデザートかと思っていたら、これがなかなか美味しい。パッションフルーツのソースは甘みが抑えられ、酸味がさわやか。スフレ自体も甘みが抑えられている。フワフワのスフレにソースをからめて食べると、マシュマロとカステラの間のような不思議な食感と香りが口の中に広がる。
早く食べないとスフレがしぼんでしまうので食べている時間は正味5分も無いだろうか。気がつけばスフレ1つ完食していた。辛党の人でも美味しく食べられる大人のスウィーツを堪能できるお店であった。
ル・スフレ
目黒区緑が丘2−25−7
自由が丘スイーツフォレスト2F
投稿者 shinoby : 08:23 | コメント (2) | トラックバック
2007年1月 7日
大学の先生の株式投資
週末にこの本の著者でもあり、慶應ビジネススクールで教鞭を取っているこの方にお会いした。
東大経済学部首席卒業、大蔵省、ハーバード大学博士・・・という華麗な経歴から、想像していたのとは違ってとても気さくで飾らない人であった。
お会いしたら聞いてみたかったことは専門の行動心理学とご自身の投資の成果の関係であった。Blogから拝見する限り、短期のトレードを主体に取引しているようでもあるが一方で長期保有もしているようで、書籍に書いてあることとご自身の行動がどのくらいリンクしているのかを知りたかったのだ。
小幡さんはかなりの株好きである。しかも有名な株ではなく誰も知らないようなマニアックな銘柄を好まれるようであった。従業員が少ない順に会社をソートしたら社員1桁の会社が見つかった、といった宝探しのような感覚を持っているようである。
気合が入っているときは利益が上がる、売買頻度が高いときはリターンが良くなる、といった経験談を聞いていると実際に自分で体験したリアリティのある話に引きこまれる。
ご自身の体験談と行動心理学の理論を結びつけた「ネット株の心理学」(これも今までにない斬新な考え方)に続く、(共著ではない)2冊目の本を書いていただきたいと思った。
投稿者 shinoby : 09:51 | コメント (4) | トラックバック
2007年1月 6日
4つの構造変化
<業務連絡>
昨年開催されたこのセミナーがアンコールに応えて1月30日(火)夕方に再登場することになりました。今年こそ「殖える仕組み」を作ってみたいという投資未経験の超初心者限定です(定員70名)。終了後の質問コーナーもあります。
資産設計の具体的な手法についてはこちらのセミナーが1月22日に開催されます(定員300名)。このセミナーをきっかけにたくさんの人が資産設計をはじめ、成功への第一歩を踏み出しています。
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このサイトに「4つの構造変化の先を読め」というコラムを掲載していただいた。
詳しくはサイトを読んでいただけるとうれしいが、4つの構造変化とはこれから10年単位の長期で実現していくと思われる動きである。グローバル化、発展途上国の先進国化、資源問題の顕在化、少子高齢化、とまとめてみた。これが絶対当るというつもりは無いが、考えるヒントになれば幸いだ。
仕事もプライベートもやみくもに一生懸命やることも大切だが、一方で戦略を立てていくことも重要だ。もちろん人生自分の思うとおりにはならないことだらけである。だからといって戦略を立てなくて良いということにはならない。
将来どうなるのかを考え、その中でどのようなシナリオが実現しても困らないような対策を早めに立てておいてはどうだろうか。
世の中の変化、特に短期的な変化は予想できないことが多い。しかし構造的変化への対応なら長期で取り組めば充分報われるように思う。自分の置かれた環境を嘆いたりする前にやっておくべきことはたくさんある。
投稿者 shinoby : 11:49 | コメント (4) | トラックバック
2007年1月 5日
おばあちゃんのやさしさ
ある人からすすめられて、テレビ版の「佐賀のがばいばあちゃん」を観た。作者は私が高校生の頃B&Bでお笑い界の頂点を極めた島田洋七さんである。
彼が広島から佐賀のおばあちゃんの家に預けられた8年間の体験を綴った自伝的な作品だが、その最大の魅力はおばあちゃんと佐賀にいる人たちのキャラクターである。極貧の生活を楽しく生きる知恵と優しさが共感させられ、泣ける作品であった。ドラマの中でばあちゃん語録というのが紹介されてこれが人を食ったようで真を突いていて考えさせられる。
今のうちに貧乏しておけ!金持ちになったら、旅行へ行ったり、寿司食ったり、着物を仕立てたり、忙しか。
悲しい話は夜するな。つらい話も昼にすれば何ということもない
ケチは最低!節約は天才!
人生には学校の教科書と社会の教科書がある。学校ができなくても社会ができればよい
貧乏には2種類ある、明るい貧乏と暗い貧乏だ。安心しろ、うちは貧乏だけど明るい方だ
どんなときでも夢を捨てたらいかん。夢を持ち続けて叶わなくてもいい、所詮夢だから。
おばあちゃんの映画と言えばこの名作を思い出す。
アプローチは少し違うが共通するのはおばあちゃんの孫に対する愛情である。親子関係とはまた少し違う不思議に暖かい感覚がそこにはある。
投稿者 shinoby : 06:22 | コメント (2) | トラックバック
2007年1月 4日
HPのプリンター
自宅用のプリンターをBICカメラに買いに行った。お昼前の時間帯だったこともあり店内はいつになく閑散。店員の方に親切に説明をしていただき、じっくり選ぶことができた。
黄色いウィンドブレーカーを着ている男性店員にC社のプリンターについて聞いてみるとインクの4色と7色の違いやらデジカメのメーカーとの印刷の愛称やら、色々と教えてくれる。画像の比較とすると一般にはE社、H社、そしてC社ということになるらしい。ただしC社のデジカメにはやはりC社のプリンターが良いとか。
画質を考えてE社かな?と思っていたが、売れ筋商品にH社の製品が入っていたので念のため聞いてみるとインクの交換が簡単で、インクのコストが格段に低く、しかも黒インクが他のインクの2倍入っているなどメンテナンスを考えるとH社がコストパフォーマンスに優れている。画質は1番とはいえないらしいが、ファックスとコピー機能までついた複合機で3万円足らず。結局この機種に決めてしまった。
説明してくれた方の黄色い背中を見るとHPの文字が。聞いてみるとやはりHPからの販売応援の方であった。
HPの人なのに自社製品を強引にプッシュすることもなく、でも最終的に自社製品をお客に気持ちよく買わせてしまった。このさりげない販売センスに感心した。
自社の良い点悪い点だけではなく他社の製品も熟知しているからこその技。プロの仕事に感心しながらヒューレットパッカードのプリンターを持ち帰った。プリンター売り場のHPのK坂さん、わかりやすく公平な説明ありがとうございました。
投稿者 shinoby : 06:38 | コメント (6) | トラックバック
2007年1月 3日
構造的変化
年末年始に書店で偶然見つけたこの本を読んだ。著者自身が語るように本書は金融の現場にいる人ではなく現場にいた人が一歩引いた視点から金融マーケットについてまとめた作品である。貯蓄から投資、ポスト不良債権、ファンド、米国型金融システム、多極化、金融と社会の会話、と幅広く取扱っている。
実は年末にあるビジネスサイトから2007年の展望、というタイトルで原稿執筆の依頼があった。その中で「年末年始になると今年のマーケット予想記事が大量に出回る。しかしそのほとんどは後から検証してみると役に立たない情報であることが多い。」と書いた。
予想をおみくじのように楽しむのが目的なら当らなくても面白ければ良い。しかしその情報を元に資産運用を行い、自分の将来に大きな影響があるのなら役に立たなければ価値は無い。
私が思うのは短期的な相場の予想は当らない。むしろ長期の構造的変化を見極めるべきだということである。例えば新興国の台頭。今年のBRICsの株式は昨年の延長線上にあるのか、それとも行き過ぎた反動で調整するのか?正直わからない。しかし5年後10年後の新興国の世界におけるプレゼンスは明らかに今より大きくなっているだろう。
このような構造的変化を考えれば、自分の短期的ではなく長期的な投資行動はどうあるべきかが見えてくる。
依頼された原稿では新興国の台頭を含むこれからやってくる4つの構造的変化を取り上げ、それに対応するための処方箋を書かせていただいた。週末にはアップされる予定である。
倉都さんの新しい作品はそのような構造的変化を考えるためのヒントに満ちている。自分が持っている断片的な知識をパズルのように組み合わせてくれる。派手ではないが、原稿の締め切り前に読んでいれば、と思わせる凝縮感のある新書で、年末の頭の整理を手伝ってくれた。
投稿者 shinoby : 08:52 | コメント (2) | トラックバック
2007年1月 2日
碑文谷ダイエー
いつもこのスーパーに行くとタイムスリップした感覚に襲われる。食料品だけではなく、書店から電気店、日用雑貨に食器と何でも扱っている。また食堂街のようなフロアもあってラーメンやファストフードが食べられる場所もある。ハンバーガー店がドムドムだったりするのも何とも、である。そんな何でもあり、が逆に今の時代には珍しい。
そんなダイエーであるが元旦から初売りで営業していた。買い物しに出かけてみると、普段よりも多いくらいの人出でごった返している。売り上げアップには大いに貢献しそうである。正月用のお刺身や縁起物も販売しているが、どうも売れ筋を読み違えているように見えた。
1階のケーキ店はケーキが完売状態、隣のおすし屋さんもテイクアウトの棚には予約の人以外は買うものがない。2階のお酒売り場にいくとシャンペンコーナーは小さなボトルはほとんど売り切れ。モエ・シャンドンのハーフだけが残っていた。レジの横にはサーティワンアイスクリームにお客さんが殺到。長蛇の列ができていた。鮮魚売り場ではマグロの柵がパックに入って並べられていたが価格のせいか、大量に売れ残っていた。
ダイエーの新しいコンセプトは「ごはんがおいしくなるスーパー」らしい。しかし碑文谷ダイエーは店舗規模からいってこのコンセプトでは成り立たないお店なのだろう。
果たしてこれからどんな改革が行われるのだろうか。それとも今でも充分な黒字を確保しているから敢えて変える必要は無いと思っているのだろうか。
投稿者 shinoby : 09:52 | コメント (3) | トラックバック
2007年1月 1日
ホームバイアス
新年おめでとうございます。
本年も本Blogによろしくお付き合いをお願いいたします。昨年同様、資産設計からB級グルメ、本、音楽、仕事・・・と気の向くまま自分勝手なことを書かせていただきます。
マネックス・ユニバーシティのサイトにも新年のご挨拶を掲載させていただいた。顔が少しむくんでいるのはご愛嬌ということで、今年も個人投資家の資産設計について真面目に考えて、様々な提案をしていきたいというのが仕事上の目標である。プライベートに関してはまた追々書いていきたいと思っている。
昨年はグローバルな株高が資産運用の最大のトピックスであったが、日本の株式の時価総額は世界の株式市場の1割強である。もし世界の株式市場に日本を含めてインデックス運用するとしたら、外国株式を85%、日本株を15%というような資産配分になってしまうのである。これはあまり心地よい配分とはいえない。やはり日本の株式は日本の投資家にとっては特別なアセットクラスなのである。
それはアセットアロケーションを考える上でホームバイアスという言葉で表現される。例えば日本の投資家であれば、外国株式よりも日本の株式に多めに資産配分をすることを指す。日本で生活することを前提に考えれば、このホームバイアスというのはリスク許容度という心理的なものからみても意味のあることなのである。
資産設計塾では日本株を30%、外国株式を20%というのを標準的なアセットアロケーションとして提示している。これはホームバイアスも考慮した心理的に抵抗の無い比率として計算したものであるが、今後BRICsやそれ以外の発展途上国の成長を考えると外国株、日本株という配分方法が果たして適切なものか常に考える必要があると思うようになった。
例えば、アセットクラスを日本株、外国先進国株、外国新興国株といったようにさらに細かく分類するようなことも出てくるのかもしれない。確かにリスクの高い新興国株式であるが、米欧日のG7のような国を中心とした経済が終わりと告げ、資本主義化する中国、アウトソースとITのインド、資源のロシアなどを含めた経済がこれからも世界の中心になるように思えるからである。
新興国ブームに乗りすぎるとまたかつての80年代バブルやITバブルと同じ轍を踏んでしまう危険があるが、循環的な変化と構造的な変化の見極めはしっかりしておく必要がある。
日本はかつてのイギリスの歴史から学び、未来に備える行動を一日も早くすべきであると思うのである。