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2007年1月 3日

構造的変化

年末年始に書店で偶然見つけたこの本を読んだ。著者自身が語るように本書は金融の現場にいる人ではなく現場にいた人が一歩引いた視点から金融マーケットについてまとめた作品である。貯蓄から投資、ポスト不良債権、ファンド、米国型金融システム、多極化、金融と社会の会話、と幅広く取扱っている。

実は年末にあるビジネスサイトから2007年の展望、というタイトルで原稿執筆の依頼があった。その中で「年末年始になると今年のマーケット予想記事が大量に出回る。しかしそのほとんどは後から検証してみると役に立たない情報であることが多い。」と書いた。

予想をおみくじのように楽しむのが目的なら当らなくても面白ければ良い。しかしその情報を元に資産運用を行い、自分の将来に大きな影響があるのなら役に立たなければ価値は無い。

私が思うのは短期的な相場の予想は当らない。むしろ長期の構造的変化を見極めるべきだということである。例えば新興国の台頭。今年のBRICsの株式は昨年の延長線上にあるのか、それとも行き過ぎた反動で調整するのか?正直わからない。しかし5年後10年後の新興国の世界におけるプレゼンスは明らかに今より大きくなっているだろう。

このような構造的変化を考えれば、自分の短期的ではなく長期的な投資行動はどうあるべきかが見えてくる。

依頼された原稿では新興国の台頭を含むこれからやってくる4つの構造的変化を取り上げ、それに対応するための処方箋を書かせていただいた。週末にはアップされる予定である。

倉都さんの新しい作品はそのような構造的変化を考えるためのヒントに満ちている。自分が持っている断片的な知識をパズルのように組み合わせてくれる。派手ではないが、原稿の締め切り前に読んでいれば、と思わせる凝縮感のある新書で、年末の頭の整理を手伝ってくれた。


投稿者 shinoby : 2007年1月 3日 08:52

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コメント

小学生の息子の3学期の成績が上がるか下がるかは分からないけど、10年後には今よりも身体は大きくなるし、知識も増えるってことは誰にでも。そんな当たり前のことを偉そうに書いて威張り散らしてるのが今の内藤くんだな。というわけで、俺も含めて明日から仕事始めのみなさん。正月ボケに負けずに、頑張って社会貢献いたしましょう(笑)。

投稿者 エルプス : 2007年1月 3日 23:47

新興国への投資もいいですが、年末発生した台湾地震の影響で中国株の買い注文が出せません。こんな脆弱なシステムでいいのかと反省してほしいです。

投稿者 うさぎ : 2007年1月 5日 23:57

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