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2007年1月30日

カウンターからカーストまで

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もう20年近く前に銀行のディーリングルームで働いていた頃、隣のドルの資金取引セクションのヘッドをしている一風変わった銀行員がいた。事務能力はからっきし無かったが、海外メディアのニュースを読みまくり、重要な情報があるとディーリングルーム内で大声を上げ、情報の時差によってディーラーの収益に大きく貢献していた。

それが、この本の著者、伊藤洋一氏である。

この本もそうであるが、とにかく自分で見たものを自分の言葉で表現すると言うスタンスが徹底しているジャーナリスト本である。

基本的に伊藤氏のインドに対する眼差しは暖かく、インド経済に対する見方も楽観的である。その根底にあるのがインドの成長である。

成長が期待できる理由として発射台が低い(つまりこれから成長率が高く維持できる期間が長い)、脱カーストのIT産業のスターになる可能性がある、そして3つ目が海外の投資資金が流入する可能性が高い、をあげている。その中でもこの本の中心はタイトルの通りカースト制度がIT産業の発展によってどのように変えていくかという筆者の考え方にある。

カウンターで料理人とお客が対峙するのは日本料理にしかない、という仮説も、IT産業がカーストを超える可能性がある、という仮説も学者の意見ではなく、著者のフィールドワークから出てきた素朴な疑問である。

しかし自分の目で確かめたものだけを自分の言葉で書き綴る体験記のようなライブ感は実際に自分がそこに行ったような錯覚に陥る秀逸なレポートとして読むことができる。インドの今を切り取るスピード感溢れる作品。一気に勢いをつけて読まないとそのパワーに圧倒される。


投稿者 shinoby : 2007年1月30日 06:45

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コメント

「ディーラーの収益に大きく貢献していた」か・・・。お客様じゃないんだよな。銀行に限らず、金融業界は顧客よりも自社の利益優先だもんな。まさに世の中の寄生虫だね。内藤くんも後々、「事務能力はからっきし無かったが、セミナーを開催しまくり、カモ獲得のために大声を張り上げ、マネックス証券の収益に大きく貢献していた」なんて松本くんに書かれそうだな(笑)。

投稿者 エルプス : 2007年1月30日 08:44

だ、ダメだよ大先生、またこんなブログネタのような本を紹介しては風格が吹っ飛ぶよ。ディーリングに役立ったなどと適当に箔づけしてカモの目を眩まして、何かと思ったら仮説の羅列で尻切れトンボな勝手意見だけじゃない。ブログで済むレベルだよブログ。ジャーナルで出版するなんて、賎しいよ。

投稿者 shindy : 2007年1月30日 20:33

>情報の時差によって・・・収益に大きく貢献していた。

これって2006年1月の、某証券会社による売り仕掛けの
ことでつか???

投稿者 マネクソ嫌いネ : 2007年1月31日 02:06

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