「立ち位置」の想像力

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建築家の安藤忠雄氏はアルバイトの東大生に「花に毎日水をあげるように」と指示したところ、大雨が降っている日も水をあげていた、というエピソードを紹介していました。人間の想像力が弱まっているという指摘です。

ビジネスにおいてはせっかく能力があっても、自分の「立ち位置」に関して想像力が欠如している結果、成果を出せない人が多いのではないかと思っています。

「立ち位置」とは自分と相手の関係のことです。取引先、上司部下、先輩後輩・・・どのような人間関係においても上下関係が発生します。相手が考える自分との関係を想像できない場合、相手からの反発を受けたり、不快感を与えてしまい、結果を出すことができなくなってしまうように思うのです。

例えば、販売者と消費者の関係は消費者が神様で販売者は消費者の満足感を実現する奉仕者です。つまり販売する側は常に消費者のことを優先して考えなければ消費者に受け入れられないのです。そのことに気がつかず、無意識に消費者と対等の関係でいようとする売り手の人には顧客はつきません。商品知識はあるし、センスも良いのにモノが売れないという販売員がいますが、顧客と販売者という立ち位置を想像できていないのです。

取引先との関係においてもお互いの「立ち位置」の想像力が必要です。例えば自分の都合で仕事を進めようとする取引先がいたとします。こちらの都合の前に一方的な押し付けをしてくるような「立ち位置」を理解しないビジネスパートナーには感情的な反発を覚え、仕事を積極的にしようとは思わなくなります。頭も良いし、業務経験もあるのに成果が上がらず取引先や社内での評判も今ひとつというビジネスマンに多いケースです。

逆にこちらに選択権を与えるように話をしてくる取引先であれば、自分の「立ち位置」を一歩引いた場所しているというメッセージが伝わり、仕事が円滑に進むことになるのです。

自分は能力もあるし仕事もきちんとやっているのにナゼか結果が出ない、と悩んでいる人がいたら「立ち位置」の認識がズレている可能性があります。ビジネスパートナーと自分の関係を考え直してみると変化のきっかけが見えてくると思います。

偉そうなことを書いていますが、自分自身を振り返っても「立ち位置」のズレから結果を出せない経験がありました。そんな失敗を繰り返さないために自分自身に問いかけるようにしています。「自分の立ち位置はズレていないか?」と。


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内藤釣具店カモ式会社 :

その東大生はアスペルガー症候群カモ知れないですね。雨降りなのに水やりってのは自閉症児・者のエピソードとして、よく聞く話です。こうゆうのを最近は「ハイパー律儀」なんて言ったりします。アスペルガー症候群は(広義の)自閉症の一種です。

アスペルガー症候群を知っていますか?
http://www.autism.jp/asp/

アスペルガー症候群の人がビジネスで成功するのはなかなか難しいと思いますが、中には特異な才能で学者や技術者、職人として歴史に名を残す人がいます。アインシュタイン、エリック・サティ、ビル・ゲイツなんかはアスペルガー症候群の特徴を持っていたと言われます。他にもレオナルド・ダ・ヴィンチ、ニュートン、モーツァルト、ベートーベン、エジソン、野口英世、織田信長など(本当かな?)。一方でホームレスの中にもアスペルガー症候群を含む発達障害の人がかなり多くいると言う人もいます。

縮小貧乏人 :

「東大生」という記述は余計というか、世の中一般の話かとは思います。
私の勤務する会社でも、冬場は空気が乾燥するということで加湿器を毎朝スイッチオンしてくれていまして、しかも定期的に水位の確認するタスクまでかっちりと決められてやってくれていました。
ある大雨の日出社すると、とんでもなくもわっとした空気が私を襲いました。
加湿器全開。

さすがにこのときばかりは物事の目的を認識して行動してくれよと思いましたが、真面目な人というのは決められたことをかっちりとこなしてしまおうとして想像力というか、本当に重要なことを考える前に体が動いてしまう傾向があるように思います。
私は常にサボることを考えてしまいますので、決め事であっても不要であればやらない。
しかしサボるためには常に考える必要がある。
しかも人によっては雨の日に水をやらずとも「何でやってないの!」って怒りますから、それならやっておいた方が無難ということもありますわな。
これは個人の問題だけではなく組織の問題でもあるわけで。

取引先との関係に関しては、絶対に正しくないものについては当然進められないというか、主張をすべきかとも思います。
短期の株式投資か長期の株式投資か、これは選択肢があっても良いかとは思いますが、短期でハイリターンというのは当然ハイリスクがベースにあるわけで、美味しい話かのように「100万円を元手に1億円!」なんて書籍で一般人をだまくらかそうとするようなことはしちゃいけないと思います。
それは選択肢としてそもそもどうかと思います。
ビジネスマンであるからには、「Aもあります。Bもあります。好きなほうをどうぞご自由に。」ではなく、「AとBがありますが、私は○○の理由で御社にはAをお勧めします。」の方が私は好ましいと思ってます。
プロフェッショナルとして顧客の事を真に考えた上での結論であるならば自信を持ってすすめても良いというか、それが顧客の長期的な利益につながるのであれば「間違い」でもないかと。
もちろん内藤氏はそういうことを指して「立ち位置」云々言っているんではないと思いますが。

また、その「立ち位置」に関しても思うところありますが、供給者だからとか消費者だからとか株主だからとか社長だからとか従業員だからとか債権者だからとかそういうことは度外視してみんなビジネスパートナーであるという大前提に立って物事を考えるのが健全ではないかと思います。
もちろん「お客様は神様」であるのですが、それと同じくらいに各ステークホルダーは大事なもので、どれを欠いても仕事は成立することなんて無いと思います。
上司だから意見を尊重して部下からは意見を聞かないんじゃその人には情報は集まってこない。
情報のハブになれない人が良い仕事をすることは至極困難ではないかと思います。

とまぁ関係あるんだか無いんだかわからない話を長々とすいませんでした。

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このページは、shinobyが2007年4月29日 08:32に書いたブログ記事です。

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