国債のこれから

ファイナンシャルジャパンのこの企画で今回は財務省に取材に行きました。個人向け国債の話をお聞きするためです。対応していただいたのは財務省理財局国債企画課長の片山さんでした。
国債は投資家の多様化のために個人と外国人の投資家比率を増やしていくことに力を入れています。億単位の宣伝費をかけて広告をしたりわかりやすいパンフレットを作ったりと民間企業顔負けの活動を行っています。
そんなお話の中で興味深かったのは国債のバリエーションと個人向け国債の中途解約のコストの改善でした。
個人が購入する国債はいわゆる個人向け国債が中心で5年・固定と10年・変動の2種類があります。それに加え今後、現在も販売されている2年債、5年債、10年債、が個人向け国債と並んで販売されるようになり、3ヶ月毎の季節商品から毎月販売する通年商品に変わっていく可能性があります。これらの商品は解約コストはありませんが、価格変動リスクのある商品であり今までの個人向け国債とは異なる商品性であることには注意が必要ですが、商品選択の幅が広がるのは良いことです。
また個人向け国債の解約時のペナルティも来春から現在より20%引き下げられるようです。これは税金分の元本割れを防ぐように商品性を改善するのが目的ですが、投資家から見ると据置期間直後の解約でも元本を減らすことがなくなるという点で良いことです。
国が発行するから、というだけで黙っていても売れる時代は終わりました。国債も他の金融商品との市場での競争を激しく行っているのです。
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