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2007年7月29日
アリバイ研修
コンプライアンスが大切だということが声高に叫ばれるようになりました。法令順守というのは資本主義社会の健全な発展のためには必要不可欠なものであり、決して軽視されるべきものではありません。法令順守を怠ったことによって会社の信用力に大きなダメージを受け、市場から撤退をさせられる企業も増えています。
しかし企業が会社の不祥事を防止するためにどうしたら良いのかは難しい問題です。例えば社員にコンプライアンスの遵守を徹底させるために研修を実施するようなケースもありますが、本質的な改革につながるかどうかは疑問です。これはやってはいけない、という表面的な知識の詰め込みを行うだけでは根本的な問題解決にはならないのです。
とある研修会社では昨今の環境下、コンプライアンス研修のニーズが爆発的に広がり大きなビジネスチャンスになっているといいます。しかし導入企業の中には本質的な社員教育を考えているというより、「コンプライアンス対策をやっています」と社内外に実績をアピールするためにやっているとしか思われないケースも散見されると聞きました。
そのような会社側が実施したという事実を作るためにやる研修を業界では「アリバイ研修」というようです。不祥事が発覚したときに、会社の対応を問われないためのアリバイというわけです。
アリバイ研修によって本業が疎かになっては何のための研修なのかわかりません。形式整備が本業に優先される会社は逆に危険です。
研修とは会社にやれと言われると社員は文句を言うのに、研修をしないと社員から文句を言われる、というのは人事担当者の共通した意見です。社員も積極的に参加したいと思い、会社も本当に社員のレベルアップを考えて実施する研修を求めるのは理想論でしょうか。
投稿者 shinoby : 2007年7月29日 08:50
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