投資信託を選ぶ3つのポイント

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今日の日経新聞の1面広告を見て驚きました。銀行系投信会社が運用する外債ファンドの広告なのですが、そこには投資信託を選ぶ3つのポイントが冒頭に書かれています。

<投資信託を選ぶ3つのポイント>
・値動きの安定性を重視すること
・相応の収益性が期待できること
・定期的な収益の分配が期待できること

本当にこんなポイントで商品が選択できるのでしょうか。考えれば考えるほど3つが矛盾しているように思えるのです。

例えば値動きの安定性を重視するということはリスクをあまり取らないことを意味します。とすれば「相応の収益性」も期待できません。これは資産運用のリスク・リターンの基本原則です。しかもこのファンドは外債に投資をする商品でオーストラリア、イギリス、アメリカ、ノルウェーのソブリン債券の投資をしています。為替リスクがありますから安定した値動きの商品とはいえないのです。実際、広告に掲載されている基準価額のグラフを見ると8月に入ってから10%以上急落していることがわかります。書いてあることと事実が異なるのです。

さらに定期的な収益の分配が実現されている商品ではありますが、運用が為替リスクがあるため不安定なのに分配金を安定的に出し続けられるのかも不透明です。これはこの商品に限らず外債で運用する毎月分配型商品の宿命でもあるのですが、過去の分配実績をチェックするだけで安心して良いのでしょうか。

ファンド自体の運用力を否定するわけではありませんが、選択の基準が何だかずれているように思うのです。セカンドライフの資産運用をこんな基準で商品選択して大丈夫なのでしょうか。

むしろ一番下に「ご留意いただきたいこと」と目立たないように書いてある、申込み手数料と信託報酬の確認の方が重要ではないかと思います。そして運用実績はインデックスや他の競合商品との比較、さらにはリスクとの兼合いなどを確認すべきでしょう。

少なくともこのような毎月分配型の外債ファンドだけでセカンドライフの資産運用を提案するのは為替リスクを考えれば危険です。


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このページは、shinobyが2007年8月22日 08:27に書いたブログ記事です。

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