「仕組み」

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昼休みに書店に行って偶然目に留まったのがこの本でした。手帳を使った続ける「仕組み」について書いたばかりだったので、この言葉に反応してしまったせいかもしれません。

光文社ペーパーバックスを買ったのは久しぶりでしたが、あのひらがな、カタカナ、漢字に加え英語併記のシニカルな文体はこの本では姿を消し、普通の新書のような毒の無い文章になっていたのが少し残念でした。

内容は仕組みを作って「経済的自由人」になった人たちを取材しているものです。インターネットビジネス、情報起業、ビジネスオーナー、投資、発明と5つのカテゴリーに分類していますが、この分類にはあまり意味が無いように思いました。また紹介されている成功者のビジネスモデルも今となっては応用できる目新しいものではなく、人より先に何かを始めると人より良い条件で物事を進められるということがわかるだけです。改めて確認できたのはインターネットの世界では、先行者になることが圧倒的に有利だということです。知名度が上がり検索で上位に表示されれば、リアルの世界で銀座の一等地に土地を持っているようなもので、人の流れが変わらない限り、集客が見込めることが良くわかります。

面白いのは本書が
不自由人=会社員、公務員、大企業の社長・役員、自営業者、医者、弁護士、会計士、無職の人
自由人=流行っているレストランのオーナー、印税の入る作家・アーティスト、ライセンスを持つ人、地主・大家さん、株・債券から配当金利収入を得る人
と分類し、自由人を目指していることです(30ページ)。

大企業に所属していることに価値を見出す組織人の時代が終わったことは実感しますが、プロフェッショナルの時代も超えて、自由人という概念に価値を見出す動きが広がるかもしれない、というのは新鮮な視点でした。

読み終わっても自分でビジネスの仕組み作りができるわけではなく、また失礼ながら文章も決して読みやすいとは言えませんが、切り口の面白さから1000円以下で買えるペーパーバックスとしての価値はあるのではないかと思いました。


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このページは、shinobyが2007年8月 1日 06:35に書いたブログ記事です。

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