基準価額の壁

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毎週連載してもう6年目に入ったメールマガジンのこのコラム。前回は資産運用と社会貢献について書きました。投資信託という仕組みを活用して社会貢献できないか、という試みです。読者の方からもアイディアや情報いただきました。

他にもこの組織の方々にご意見いただいたり、こちらの証券会社の皆様に相談したりしてきましたが、ハードルは高いようです。

投資信託という器を使うのが難しい一番の理由は「基準価額」です。これは毎日ファンドの時価を計算して1口あたりの値段を計算したものです。株で言えば株価のようなもの。毎日時価を計算するためには、価値の算定がリアルタイムで可能であることが前提になります。

例えば上場株式や債券に投資をする場合、時価は実際の取引価格でわかります。しかし上場していない会社の株式の評価を毎日行うことは困難です。さらに事業組合が行う投資への出資などになると、さらに事業組合に投資できるのか、という別の問題も出てきます。投資信託の投資対象は基本的にマーケットで日々売買されている有価証券なのです。

そんな閉塞感の中、とある出版社の編集者の方から、バングラデシュで活動をする女性企業家のお話を聞きました。彼女が書いた本(9月20日ごろには書店に並ぶらしいです)のゲラを読ませていただいたのですが、わずか20数年の間の凄まじい人生の格闘を見せつけられ、この会社にも何かできないかと考えるようになりました(この本のことは近いうちにまた書く予定です)。

基準価額の壁を越え、何とかその向こうに資産運用と社会貢献の接点を見つけたいと思います。


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このページは、shinobyが2007年9月 7日 08:24に書いたブログ記事です。

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