ミスをしてはいけない社会

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<業務連絡>
いつも表紙のインパクトに若干ひいてしまうこちらの雑誌に取材記事が掲載されているようです。FXにご興味ある方ご覧ください。
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世の中景気が良いのか悪いのか、まだら模様で見えにくくなりました。銀座ではブルガリタワーオープンだのブランドショップの専門ビルが続々オープンしてどこも賑わっているようですが、国内消費は伸び悩んでいます。

木村剛氏は日本経済は「コンプライアンス不況」に陥っていると指摘しています。

法令遵守をきっかけにして経済活動が停滞してしまう状況が各業界で目立ってきているというのです。

[ゴーログ] 建築基準法改悪

例えば、10月の新設住宅着工戸数は、前年比35%減少の7万6920戸となり、4カ月連続で減少しました。9月の前年比44%減と比べれば改善傾向が見えますが、これは耐震偽装問題によって厳格化が必要、ということで新しい建築基準法施行され、これに過剰反応した現場の混乱が原因とされています。これが、建設業界の経営に大きなダメージを与えています。

金融機関も金融商品取引法が施行されて、リスクの説明の厳格化が進みました。最近の金融商品の新聞広告を見ると、延々とリスクの説明が文字の羅列で表示されているのがわかります。販売する側に適合性原則がより厳格に求められるようになりました。つまり売るべきでは無い人に売ってしまった場合、販売した側の責任が問われるということです。

どちらの問題も消費者保護のために必要なルールの厳格化は重要ですが、問題はそれに対する業界の過剰反応にあります。建築基準法も金融商品取引法も法令遵守に神経質になった、建築家や検査機関、あるいは金融機関が必要以上の慎重な対応を行うようになってしまい、経済活動にマイナスの影響が出てしまったのです。

その背景にあるのはマスコミの対応です。耐震偽装でも、食品の表示の問題でも、あるいは亀田兄弟から朝青龍まで・・・問題が発生するとワイドショーでテレビコメンテーターが一斉にバッシングを開始します。間違えを犯した側に問題があることは大前提とですが、このような過剰な報道が、多くの経営者に過剰な対応をさせている原因ではないかと思うのです。とにかくミスを犯さないという「すくみ経営」をはじめることになるからです。

ミスを犯さない、失敗しないという減点主義の世の中には活力はありません。コンプライアンス担当者だけが「これはダメ」「それも無理」・・・と必要以上にネガティブなコメントを連発しているような企業は市場から淘汰されます。

法律を守らなくて良い、と言っているのではありません。法令遵守は企業活動の根幹です。しかしルールに対して必要以上に反応する風潮とその原因が変わっていかなければ、ミスをしてはいけない社会が日本中に広がっていく恐怖感を感じるのです。


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コメント(2)

通りすがり :

ぼくは日本全体がイジメ社会なんだと思っています。
亀田にしても朝青龍にしても、持ち上げておいて一気にたたき落とす。ホリエモンのときも似たような雰囲気でした。
テレビをはじめとするマスコミにおいてはイジメの空気を作り出す事が視聴率をあげるための戦略となっている気さえします。
鎖国状態にある閉じられた集団は内部に敵を作る事で様々な不具合を解消していきます。コンプライアンスを巡る最近の成り行きは、外に目を向ける事をあえてさけているようにさえ感じます。

mama-chan :

内藤さん、こんばんは。
おっしゃる通りですね。
それにしてもなんか新たな法や基準のようなものができるとそれに合わせて世間も過剰反応、まぁ悪用とまでいいませんけど、している気がします(特に導入初期はなおですね)。
過去の相通じるような現象として「セクハラ」「PL法」「個人情報保護法」などなど。
もちろんその根底にある精神は誰も否めないものとは思いますが、運用面でもう少しどうにかして欲しいな・・・なんて思ったりもします。

建築基準に金取法・・・どちらも『消費者を保護する』ということが根幹の精神だと思うのですが、さてさて。。。

相変わらずご多忙のようですが、お体ご自愛くださいませ。

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このページは、shinobyが2007年12月 2日 08:53に書いたブログ記事です。

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