写真とコメント
人間の思考というのは、イメージと現実を比較することによって行われているように思います。
つまり何かをしようとすると、過去の経験やデータを元に自分なりのイメージや今後の展開予想といったものを無意識に構築し、その想像と実際に起こっている現実にズレが無いかを確認します。そして予想と現実の間にズレが発生すると、違和感を感じてしまうのです。
先日とあるマネー誌の取材で、編集者の方とお話していて、マネー誌の世界も同じではないか、と思いました。
例えばマネー誌に登場する経済評論家や株式アナリスト、あるいは個人投資家の方もいらっしゃいますが、人気のある人というのはビジュアル(見た目)の印象と言っていることが一致しやすい人が多いという傾向があります。
例えば、格差社会の中で年収300万円でも暮らせる方法を提唱している人が高級スーツを着こなし、フランス料理を食べていてはイメージが合いません。株主優待を使って牛丼を食べ、夜は新橋の立ち飲みでチューハイを飲んでいるようなイメージのビジュアルであってこそ読者から支持されるのです。
株式投資のデイトレーダーやFXでレバレッジ取引を指南する方々のお顔を拝見するとやはりアグレッシブで危険な香りがしている方に人気が集まっているように思います。果敢にリスクを取って大きな収益を狙う方法を語る人が、いい人オーラを出していると、本当にこの人の方法で儲けられるのだろうか、と不安になってしまうからだと思います。少し怪しい人、くらいのビジュアルがスイートスポットなのでしょう。
逆に不動産投資で大家さん、といった投資法になってくるとフットワークが軽いトレーダー風よりはどっしりと構えた風格が重要になってくるように思います。不安定で心配になる雰囲気ではなく、恰幅が良く、家賃が自動的に入ってくる成功者イメージが求められるのです。
では、長期分散投資を提唱している方々はどうでしょうか。例えば、さわかみ投信の澤上社長、セゾン投信の中野社長・・・何だか共通する要素があるように思います。それは真面目で誠実なイメージです。自分が本当に思っていることを自分の言葉で話す。飾らない等身大のイメージです。
マネー誌に出ている投資の専門家の方々の写真とコメントを比較してみると、2つに違和感の無いとコメントに信頼感が増すような気がします。
以上、個人的な仮説でした。
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