投資のヒント

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行動経済学会の報告の中には行動経済学とは必ずしも言えないものもあったりしましたが、個人的な興味はただ1つ

「個人投資家のパフォーマンス向上のためのヒントはないか?」

でした。パフォーマンスを向上させる方法としては、

・何らかの理由でアノマリーが発生しているマーケットを活用する(それが解決されにくい理由であればあるほど有効な取引が可能になる)

・投資家の心理的な側面を分析し、成功している投資家と失敗している投資家のスタイルの違いを見つけ出す

があるように思います。

例えば上智大学の川西先生のこの発表は日本の株式市場の上昇相場において、午前中(前場)や昼休みの株価上昇率が有意に低かったことを示しています。理由は諸説あってわかりませんが、この事実を使えば大引けに買って、翌日の寄り付きで売却するとより高いリターンが出たことを示します。あるいは前場に売って後場の寄り付きで買い戻すことも有効ということになります。これは市場のアノマリーということができると思います。

もう1つは投資スタイルとリターンの関係です。例えばナンピンをかける投資家と下がると損切りをする投資家の比較、売買頻度が高い投資家と低い投資家、トレードボリュームが高い投資家と低い投資家などにリターンの有意な違いがあれば、投資スタイルの違いによってリターンに差があることが解明できます。

セミナーに行く投資家と行かない投資家のリターンの違い、やネット証券で取引する人と対面型証券で取引する人の成果の違い、といった分析で違いが明らかになるとさらに興味深いのですが、実態がどうなのか以前にデータの入手がネックになりそうです。


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このページは、shinobyが2007年12月17日 09:05に書いたブログ記事です。

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