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2008年1月31日
橋下弁護士の妻
大阪府知事にタレントで弁護士の橋下徹氏(←漢字修正しました。人の名前は間違えてはいけませんね)が当選しました。弁護士からテレビに出て、レギュラー出演者として知名度を上げて政治の世界に転身する。そんなパターンが増えてきましたが、政治の仕事というのはそんなに簡単に誰でもできるものなのでしょうか。
それはこれからの実績が証明するですからじっくり見守りたいと思いますが、選挙の報道を見ていて気になったのは橋下弁護士ではなく、応援をしていたその奥様です。いやもっと正確に言えば、奥様を取材している報道のコメントでした。
報道の目線はとても暖かいものであったように見えました。「7人(でしたっけ?)の子供を育てている」「表に出るのが嫌いで橋下氏のタレント活動も本当は反対している」「選挙に出ることも反対だった」「世間を騒がせることなくつつましく生きていくのが理想」「年収3億円の生活になっても、ブランド品なども身につけないような質素な暮らし」と、奥ゆかしい女性というポジティブなイメージでした。
しかし私が気になったのは、「ブランド品など身につけない・・・」という部分です。豊かになっても質素な暮らしをしている=ポジティブ、豊かになって自分の好きなようにお金を使う=ネガティブ、という報道する側の決めつけが見えたからです。お金を持っているからと言ってブランド品を買ったりすると、イメージが悪いということなのでしょうが、これこそが日本の問題なのではないかと思ってしまいました。要するにお金持ちは目立ってはいけない社会になっているのです。
お金を手に入れて好きな生活をすると周囲からとやかく言われてしまう。これではお金持ちが窮屈に感じて、逃げ出してしまうのではないかと心配です。お金持ちが逃げ出すと、消費する人もいなくなってしまいまい、税収も減り、人が減れば魅力も無くなります。つまり結局そのツケは自分の生活に回ってくるのです。
人の生活に干渉する前に、自分の生活をどうしたいのか考えれば良いのにナゼそうならないのか。そこには他人との差によってしか幸福を感じられないメンタリティがあるのかもしれません。自分が不幸であっても周囲がそれよりもっと不幸なら相対的に幸福。自分が幸福であっても周囲がそれよりもっと幸福なら相対的に不幸。このような価値観が広がると日本全体が足の引っ張り合いになって、気がつけば世界からみて不幸な国になってしまいます。
お金を持っている人がどんな生活をするのかは、その人の品格の問題です。人に迷惑をかけない限り、誰が何をするのもストレスなく自由にできる社会を作ることが、そこに人を集める魅力になり、その地域が繁栄していくと思うのです。
投稿者 shinoby : 06:35 | コメント (3) | トラックバック
2008年1月30日
幻冬舎見城社長の迫力
<業務連絡>
今週末は名古屋証券取引所のセミナーで名古屋に参ります。名古屋の個人投資家の皆様、会場でお会いしましょう。
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GOETHE(ゲーテ)という雑誌の存在は昔から知っていましたが、手にとって読むことはありませんでした。キャッチコピーが確か「24時間仕事バカ」だったと思いますが、自分のライフスタイルと違っていると思ったからです。私はどちらかと言えば、仕事時間は短く集中して、です。「24時間仕事バカ」ではなく「24時間仕事しているのはバカ」と思ってしまうタイプです。
そんな思い込みのせいでずっと縁がなかった雑誌ですがこの号は買って読んでしまいました。
「日本人をなめるなよ!ミシュラン」特集があったからです。
実はミシュラン日本版は実物を読んだことが無いのですが、テレビや雑誌でのミシュラン騒ぎを見る度に、フランスのタイヤメーカーのマーケティング戦略に乗せられたブランドと格付に弱い日本人、がどうにも情けなく、ガイドブックとして読んでみようという気になれないのです。
そんなミシュランガイド日本版についてゲーテ最新号では発行している幻冬舎の社長自らが、熱く語っています。驚いたのは社長自らがミシュラン日本版の影に存在する料理評論家の品性の無さを実名で告発していることです。
想像するに彼の怒りというのは、出版業界の編集のプロとしての立場からのものではないかと思います。取材対象と癒着し、批評能力を放棄してしまったお店の宣伝広告のようになっているガイドブック。そのいい加減な手抜き仕事が許せないのではないかと。
それにしても、特集の後半にあるミシュラン日本版に掲載されているお店で体を張ってでも入店を阻止したい店のリストには笑いました。こちらも実名での批評ですが、ここまでバッサリ切り捨てるとそのセンスはさておき爽快感すら感じてしまいます。
レストラン選びというのは選択する人の好みですから最後は批評する側が好きか嫌いかに帰着します。問題なのは選択するセンスではなく、そのプロセスに不透明なお金の匂いがすることです。読者にできるだけ正しく詳細な調査結果を知らせるのがガイドブックの役割だからです。
いずれにしてもこのド迫力のページだけでも読む価値のある1冊でした。他のページもこのお店が紹介されていたり、今や環境ジャーナリストとして売り出し中のこの方のコラムもあったりと充実。さすがに手抜きの無い「仕事バカ」雑誌です。
投稿者 shinoby : 06:26 | コメント (3) | トラックバック
2008年1月29日
お金の使い方を真剣に考える
お金の殖やし方をセミナーや書籍で皆様にお伝えしています。最近思うことは、お金の殖やし方を考える前に、お金の使い方を真剣に考えた方が良いのではないかということです。というのはお金を何に使うのか、その目的がはっきりしないとお金を殖やそうと本気で思わないからです。
セミナーの受講者の方に聞いてみると、ナゼか目標資産額1億円という人がたくさんいます。1億円という金額には特に根拠は無く、自分が手の届く、それなりにまとまった金額、ということで何となく目標に設定しているようです。しかしこのような曖昧な金額設定をしても本気で1億円必要とは思いません。したがってお金を殖やそうとする意欲もその程度にしかならないのです。
お金は目的ではなく手段です。だから、まず何をしたいのかという目的を真剣に考える必要があります。将来の自分が、どんな人になっていたいのか、何をしたいのか、どこに住んでいるのか、周囲に誰がいるのか・・・・イメージしてみることです。その理想の自分を実現するために必要なモノは何か、そしてそれを手に入れるために必要なお金は「いつまでにいくらか」を今の時点で正しいと思う金額として計算してみます。
やみくもに1億円欲しい、と資産運用をはじめるより、将来の自分を想像しながらその自分に必要なお金を考えてから資産運用に取り掛かる。どちらが実現する可能性が高いでしょうか。私はお金を殖やしたいのならお金の使い方を真剣に考えて、それを手に入れる方法を追求する方が実現する可能性が高いと思います。
お金は殖やすだけではただの紙切れ、使って初めてその価値を実感できるものなのです。使いもしないお金を求め、相場の上下動に一喜一憂するのは愚かなことだと思いませんか?どうせ使わないお金であれば、あっても無くても同じことです。むしろ精神的に不安定になるのなら、最初から持っていない方が健全な毎日を送れるのです。
投稿者 shinoby : 06:22 | コメント (4) | トラックバック
2008年1月28日
「成功したい」ではなく「成功する」
<業務連絡>
アマゾン特典対象の皆様へ、昨日夜にログイン方法をお知らせしたメールを該当者の方全員にお送りしました。メールが届かない場合は、お手数ですがご一報ください。
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タイトル名を見て最初にイメージしたのは、昔ヒットした「チーズはどこに消えた?」でした。この本はアマゾンのベストセラーランキングで見つけた本ですが、明るい装丁と軽いタイトルから、正直あまり期待しないで読み始めました。ところが、今年最初の大当たり。久しぶりに何回も読み返し、赤線を引きながら暗記してしまう本になりました。
こちらの作品です。
潜在能力を引き出す、などというと自己啓発系のありがちな本と思うかもしれません。しかしこの本には人間の心理の構造からわかりやすく説明されており、わかりやすい説明もあって納得感を持って読むことができました。専門家には物足りないのかもしれませんが、私には丁度良いレベルです。
夢や目標をどう設定してどう実現するかについては、拙書「資産設計塾 実践編」で取り上げたことがあります。資産運用もやみくもにやるのではなく目標設定が重要だと思っているからです。そこで自分が書いたことが、メンタルトレーニングの専門家の方からお墨付きをいただいたような気分になったのもはまった理由かもしれません。
人間の感情には欲望と恐怖がある
欲望は好奇心や向上心、恐怖は不安と結びついている
欲望(アクセル)は生まれつきのもの、恐怖(ブレーキ)は少年時代にプログラミングされる
2つをコントロールすることが自分の能力を200%引き出すカギ
そのためには本物の欲望を見つけ超意識に働きかける方法を学べばよい
成功しない人は願っているから、成功は自分自身で決めれば良い 「成功したい」ではなく「成功する」
人間には顕在意識と無意識があり無意識の中に気がつかない超意識がある
つまり、自分の本当の欲望を本気で突き詰めて考え、それを実現するという気持ちを高める方法を見つけることによって無意識の中にある超意識に働きかけ、自分がブレーキをかけている恐怖や不安に打ち克ち、欲望を実現していくことができる。こんな考え方だと思います。そしてそれを実現するための具体的方法として
過去の成功体験を洗い出し
それが成功したときのプロセスを書き出していく
夢や目標を突き詰めて考えてから紙に書き出し
成功イメージをくりかえすことで定着させ
いつでも自分を成功に駆り立てる状態をマインドセットできるような小道具を作る
また周囲に宣言をすることで
自分を逃げられない状況に追い込んでいく(バックドアを閉める)
書籍の後半には実際のトレーニング方法まで載っていますが、そこまでやらなくてもよいと思います。まず本を読んで、このような考え方に賛同できるかどうか考えてみるのが第一歩です。
自分の現状に何か足りないものを感じている方、今までこのような本を読んでもピンと来なかったと言う方、だまされたと思って読んでみてください。かなりお勧めです。
投稿者 shinoby : 06:16 | コメント (5) | トラックバック
2008年1月27日
本の執筆
昨年はプライベートが忙しく、時間を割くことができなかった書籍の執筆に今年は力を入れようと思っています。ありがたいことに複数の出版社の編集者の方から様々な企画をいただいており、書きたいと思うテーマをしっかり選んで、丁寧に仕事を続けていくつもりです。
とは言え、今までのやり方を続けていても限界を感じるのも事実です。
本の制作にはたくさんの人がかかわっています。もちろん著者が全責任を負って作品を作るわけですが1人でできることには限りがあります。
制作には必ず担当の編集者が付きます。編集者の方は全体の構成についてのアドバイスをしたり、内容についてのアイディアを提供したり、データや必要な出典を探してきたり、ペースメーカーとして執筆を追い立てたり(!)とさまざまなサポートをしてくれます。編集者の能力や熱意によって本の出来が大きく異なるのです。
また、ライターさんを使って原稿を書く方法もあります。内容をしゃべって、それをライターの人がまとめて本にする方法です。年に何冊も本を出している人はこのような方法で制作していることが多いと言われます。しかしこの方法は、自分の本当に伝えたい微妙なニュアンスというかソウルのようなものが伝わらない気がするのです。結局出来上がった原稿に大幅に手を入れることになってしまい、自分で書いた方が良かったということになりかねません。
ということで、自分で書いた原稿を編集者の方とのやり取りで進めるのが今までのやり方でしたが、最近新しい方法があることを知りました。それは先にタイトルや構成を決めてしまう逆進行の制作方法です。
これは最近ヒット作を連発している某出版社の方法で、進め方はこうです。
■ 編集者や制作の担当取締役が著者とミーティング。テーマや切り口についてブレインストーミングでアイディア出しをする
■ 出てきたアイディアからいけそうなものをピックアップして、著者がそのテーマで書く場合のネタを10個程度考えてみる
■ 著者の提示したネタで編集者が章構成やタイトル案のたたき台を作る
■ 編集会議に企画が通ったら、タイトルと章構成に基づき内容を詰める
■ 内容について編集者がインタビュー。ライターさんが原稿ドラフトを作成
■ 原稿と構成、タイトル案を著者と編集者でブラッシュアップして完成
著者の側からのアウトプットを待っているという従来の方法ではなく、編集者と著者の話し合いから編集者が著者にリクエストをして必要なコンテンツだけを引き出していくというところが今までと異なるところです。この方法だと、著者の独りよがりがなくなり、ニーズから考えた本作りができる、著者の執筆負荷が軽減されるが、クオリティはむしろ高まる可能性がある、というメリットがありそうです。
いずれにしても編集者の方の情熱と能力が本の出来を大きく左右することは変わりませんが、新しい手法で新しい世界が開けそうでもあり何だかワクワクする方法です。
投稿者 shinoby : 11:03 | コメント (0) | トラックバック
2008年1月26日
報われない仕事
<業務連絡>
本日の国際フォーラムでのセミナー、たくさんの方にお越しいただき満席になりました。ありがとうございます。これからの資産運用、そしてお金に困らない生き方の実現のお役に立てれば幸いです。
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資産運用に関してのコメントありがとうございます。
個人的な話になりますが、私自身も資産運用をはじめてもう20年以上になります。最初は日本株の個別銘柄を調べもせずに適当に買っていました。バブルで株価が一気に上昇。その後の下落で結局利益を上げることはできませんでした。そのうちにシティバンクの外貨預金などもはじめ、為替と株の2つのリスクを取るようになったのですが、為替も最初はドルだけ。高い為替手数料にも気付かず大した利益にはなりませんでした。
転職して外資系の投資顧問会社で学んだのがグローバルアセットアロケーション。その考え方を個人でもできないか、と始めた方法をまとめたのが、最初の著書「資産設計塾」です。
それにしてもこのような分散投資を人に伝えるという仕事は報われないものです。
株価が堅調に上昇しているときは、株式評論家の方がもてはやされます。銘柄を選び個別株に集中投資した方が短期で高いリターンを実現できるからです。上昇相場になると「分散投資はリターンが下がるのでやめた方が良いのではないですか」という質問が必ずやってきます。
ところが逆に下落相場になると投資熱は一気に冷え込みます。株式投資の個別銘柄をやっていた人たちは大きな損失に耐えられず、マーケットから姿を消します。では分散投資の人はどうか?撤退するほどの損失ではありませんが、マイナスになることもあるのです。そうなってくると「分散していても下落相場では対応できないのでなないですか?」という質問がやってきます。絶対にマイナスにならない投資は世の中には存在しないのですが・・・。
そんな分散投資をファンドを使って実行する方法があります。いわゆるバランス型ファンドという投資信託を活用する方法なのですが、このバランス型ファンドというのも商品選択によって結果が変わってきます。そこで現在、3強バランス型ファンドと思っている3ファンドの運用会社の方にそれぞれの商品の違いを語ってもらう企画を立て、今週収録をしました。その時の写真がこちらです。
動画は現在編集中ですが、1時間を超える大作になってしまいました。限定の特典になってしまいますが、無料で観る方法もあります。資産運用に悩んでいる方は是非。
投稿者 shinoby : 10:07 | コメント (4) | トラックバック
2008年1月25日
下落相場で学んだこと
<業務連絡>
明日、東京国際フォーラムで会員限定セミナーを開催します。当選された方、会場でお会いしましょう。
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まだまだ予断を許さない今回の世界的な株価の下落ですが、少しずつ状況は改善しているように見えます。今後の相場がどのようになるか、についてはその手の「専門家の講釈」を参考にしていただくとして、運用方法について下落相場で学べることを書いてみたいと思います。
まず、マーケットの下落や上昇のタイミングを当てるのは難しい、ということが今回も確認されました。私の周囲にもたまたま昨年秋にポジションをすべて手仕舞った(損切りした)人もいましたが、今から考えれば早めの手当てと言えますが、本人はその後の上昇局面でかなり後悔していたようです。つまりタイミングは事後的にしかわからないのです。
分散投資をしていたとしても今回のマーケットの動きでは損失は免れません。しかし、精神的にパニックになることもありません。資産が減少していくのは楽しいものではありませんが、自分で納得できるまで考えた上の分散された資産配分であれば、それほど気にはならないと思います。むしろ新たに資金を投入するタイミングを考える余裕を持つことができるのではないでしょうか。定期的に資金を投入していく積立のお金も相場に関係なく躊躇せずに投下できるのです。
下落相場に学ぶことは
自分の取りうるリスク量を考え、資産を分散しておくこと
これに尽きます。
今回のような下落相場は遠くない将来また繰り返されます(来月かもしれません)。タイミングは当てることができないのです。とすれば、そのいつか来る時に向けて今から準備をしておくことをおススメします。分散投資の具体的方法は専門家の間でも意見の違いがあります。私が実践している方法については、ポジションの管理方法も含めて拙書を参考にしてください。
投稿者 shinoby : 08:25 | コメント (1) | トラックバック
2008年1月24日
欲望と恐怖
<業務連絡>
花粉症の季節がはじまります。今朝からタリオン10を飲み始めました。
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最近売れている自己啓発系の本を読みました。書いてあることはシンプルなのに、内容が非常に濃く、久しぶりに電車の中で何度も読み返し、赤線引きまくって読み込んでいます。その本の内容についてはまたこのコラムで近いうちに紹介したいと思いますが、その中の人間心理の話を読んでいて、資産運用というのは人間の行動原理を理解することが重要なのだと再認識しました。
人間の行動の基本は欲望と恐怖のせめぎあいです。欲望とはアクセル、恐怖とはブレーキです。それがわかりやすく見えるのが株式市場です。例えば、マーケットが過熱してくると世の中にアクセルを踏む人がどんどん増えてきます。周りがみんなアクセルを踏み出すと、自分の遅れまいと慌ててついていこうとするからです。これが相場をさらに上昇させ、最後に事故(クラッシュ)に至る。今まで何回も繰り返されてきたパターンです。
逆に、誰かが恐怖感からブレーキを踏み始めると、今度はみんな一斉に追随を始めます。急ブレーキがかかるとお金の流れが一気に停滞して、最後は動けなくなってしまうのです。
欲望と恐怖のうち、人間の生まれながらの感情は欲望だけです。それは赤ん坊の行動を見ていると納得できます。自分の欲望を満たすというアクセルしか持っていません。成長していく中で恐怖や理性と言うものを学び、ブレーキの存在を知るのです。
しかし、残念なことにせっかく持っているアクセルとブレーキを正しく使える人はあまり多くありません。自分で使い方がわからないから周囲の人の真似をすることになります。これでは資産運用の成果はあがらないのは当然です。
資産運用で成果をあげるために必要なのは、投資の知識やトレーディングのスキルよりもむしろ、自分の欲望と恐怖をコントロールできるメンタルな力ではないかと思います。つまりアクセルとブレーキの正しい使い方をマスターするのです。
マーケットが恐怖に怯えているときに、自分はどうするのか。逆にマーケットが欲におぼれる人たちで興奮状態のときに、自分はどうするのか。マーケットとその中にいる自分を客観的に見つめることができれば、資産運用の方法も少し変わってくると思います。
投稿者 shinoby : 08:18 | コメント (2) | トラックバック
2008年1月23日
評論家では無いのですが・・・
会社で教えてもらって気がついたのですが、こちらの雑誌の27ページに好きな評論家&アナリストランキングというコーナーがあって、11位に見たことのある名前が・・・。評論家でもアナリストでもないのですが・・・。
ちなみにベスト10はこうなっていました。
<読者アンケート 好きな評論家&アナリストベスト10>
1位 ???
2位 澤上篤人
3位 森永卓郎
4位 山崎元
5位 木村佳子
6位 杉村富生
7位 黒岩泰
8位 清水洋介
9位 藤巻健史
10位 武者陵司
30位までには竹中平蔵から若林史江までバリエーション豊かなランキングとなっています。1位の方はもちろん株式アドバイザーのあの方でした。
投稿者 shinoby : 16:43 | コメント (0) | トラックバック
カレーのリゾット
<業務連絡>
昨日、TOPIX連動ETFを買い増ししました。本日下げればまた買い出動するつもりです。
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食べ物の中ではカレーはトップクラスに好きなものなのですが、実はリゾットも好物の1つです。そんな好きなものが一度で味わえるということで最近はまっているのが、こちらのお店の一番下のメニュです。
キチュリというのは、インドに行った時も見たことがありませんでしたが、インドのどの地方の料理なのでしょうか。前回の写真と見た目変わりませんが、通常のカレーと同じバスマチライスで作ったご飯です。水気があってリゾットのようにやわらかいのですが、しっかり芯が残っています。その中にカレーの風味があって、インドとイタリアンの融合のような今まで味わったことのない組み合わせです。この「カレーリゾット」にまたカレーをかけて食べるのが、カレー好きにはたまりません。カレースープにはもう少しパンチが欲しいところですが、このご飯の魅力にいつも負けてしまうのです。
これで600円。価格も満足。お店の方も親切。言うことなしですが、唯一の難点は通行人から食べているのを見られるのが少し恥ずかしいところです。テイクアウトもありますが、やはりこのお店はカウンターで味わってみてください。
INDO WARA(インド ワラ)
03-5299-4468
中央区八重洲2-1 八重洲地下街南1号
投稿者 shinoby : 06:33 | コメント (0) | トラックバック
2008年1月22日
せんたく
<業務連絡>
株式市場の下落が続いています。気になる方は、先週のマネックスメールに書いたこちらのコラムや先週のブログのこちらを読んでみてください。
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自民党と民主党の「ガソリン国会」に滑稽さすら感じ、醒めた目で見ているのは私だけでしょうか。
そもそも政治にはあまり興味が無いのですが、その理由の1つは2大政党と言いながら、ほとんど考え方に違いの無い選択肢を2つ提供されても、どちらも選べないからです。ガソリン税に関しても暫定税率の見直しとガソリン価格の25円の値下がりだけが焦点となり、本質的な税制の議論にはなっていません。「ガソリン値下隊」なる活動を見ても、残念ながら民主党のポピュリズムにしか見えないのです。
日本の政治が最優先に対応しなければいけないのは、国内で都市と地方、年配者と若年層にどのように資源を配分するかという議論よりも、日本全体の地盤沈下をどうするか、だと思います。沈んでいく船の中で、席の譲り合い(奪い合い)をしても最終的に船が沈没してしまっては意味が無いからです。
そんな閉塞感の中で新しい動きが出てきたのが国民連合「せんたく」という「新しい運動体」です。3つ目の選択肢ということで期待したのですが、これも残念ながら自分が求めている選択肢にはなりえないようです。結局は国内の配分方法の違いに過ぎないからです。
日本には有効求人倍率の低い地域(地方)と高い地域(都市)が存在しているわけですが、地方を切り捨てるな、と様々な政策が打たれ、生産性の高い地域から生産性の低い地域へのサポートが行われています。会社で言えば、高収益部門に人材を配置せず、不採算部門を温存しているのと同じです。国民生活と企業経営を同列で考えるのは乱暴な議論と言われるかもしれませんが、グローバル化の現実は、甘いものではないと思うのです。
そんな視点で政策を考えている政治家は個人レベルではいるのかもしれませんが、大きな力を持っていません。
すべてのことに言えることだと思いますが、過剰な競争は歪みを産み出し社会全体の効用を低下させますが、一方で過剰な平等はモティベーションの低下をもたらし、全体の生産性を下げてしまうと思います。そのさじ加減をどこにするかが政治の選択だと思うのです。過剰な平等は口当たりの良い政策ですが、最終的に国全体の効用を最大化できなければ意味が無いのではないでしょうか。
日本に必要なのは結果の平等を今以上に進めることではなく、機会の平等へ軸足を移すことです。サポートが必要な人ももちろん存在しますし、その人たちを守っていくのは国の義務ですが、本当に守るべき人と本当は守らなくても良い人が混在し、マスメディアがセンチメンタルな報道を越えられないことが、事態をややこしくしています。
国内で地域間、世代間のパイの取り合いをしている暇はもう無いと思うのですが、沈んでいく船に新しい選択肢はもう提示されないのでしょうか。
投稿者 shinoby : 08:18 | コメント (2) | トラックバック
2008年1月21日
鍋コンテストの12年
<業務連絡>
昨年12月8日に実施したアマゾン特典ですが今週末にはご応募いただいた方全員にメールをお送りする予定です。どうぞお楽しみにお待ちください。
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週末の日曜日は全日本鍋物コンテストで新宿のパークタワーへ。当日の写真は同じチームで12年間ご一緒したこの方のページに。
始まったのが1997年ですから気がつけば随分時間が流れました。
12年前と言えば、私も最初に就職した銀行で働いていたころ。インターネットもようやく普及しはじめ(ブログはありません)、携帯電話も全員が持っていなかった時期です。
1年に1回というペースでみんなで集まって創作鍋と作って、投票で優勝を決めるという何ともシンプルでのんびりとしたルール。結局チームとしては12回の参加で1回優勝という結果でした。その時の優勝記念の書は今でも六本木の石頭火鍋のお店の入り口に飾ってあります。自分たちがおいしいからと言って優勝できるとは限らないところが奥深いところです。参加している人がおいしい、と言ってくれた鍋が優勝する何とも不思議な大会なのです。
12年で世の中は変わりましたが鍋の進化はゆるやかなものです。我々のチームが制作したのは12年前の初回に作った鍋の改良バージョン。当時の味を思い出せば、基本は変わっていないことを思い出します。そして参加したメンバー全員が12年年齢を重ねたこと。これも確実なことです。
干支が一周ということで、今回で一区切りのこの大会ですが、今後は不定期に同窓会でもやることになるでしょう。1年に1回の定点観測のような行事が終わってしまったのは何だかさみしいものですが、名残惜しいと思ううちに終わるのが、良いのかもしれません。
ちなみに研究会のウェブはこれからさらに充実させるようですので、ご興味ある方はご覧ください。
投稿者 shinoby : 06:24 | コメント (1) | トラックバック
2008年1月20日
プロの味
錦糸町にある会社の同僚の家に出かけてきました。IT関係の仕事を担当している人ですが、実は彼はフランスに1年行ってレストランで修業をしたことのあるという隠れシェフでもあるのです。
一人暮らしのワンルームの部屋ですが、キッチン関係が異常に充実しているのはやはり料理が好きだからでしょうか。独身男性とは思えない器具が揃っていました。濾し器があったり包丁も本格的です。なぜかウォーターオーブン、ヘルシオも冷蔵庫の上に鎮座していました。
事前に調達して準備してくれた、手長海老をはじめ、鴨にフォワグラまで豪華な食材を使って1時ころから食事がスタートしました。
前菜 生ハム、オリーブと帆立のソテーの盛り合わせ
リゾット 手長海老とアスパラのリゾット(写真)
お魚 白身魚2種類の盛り合わせ
お肉 鴨とフォワグラ大根
デザート(ガトーショコラ)とコーヒー
という家で作る料理とは思えない素晴らしいコース料理でした。元シェフのIさんの料理は、やはり仕上げのコツというか押さえるポイントが素人とは違い、出来上がった料理は味付けと言い、盛り付けと言い、家庭料理というより、お金が取れるプロの味に仕上がっていました。さすがです。
1時から飲みながら食べ始め、料理を作るのをみんなで見たり、休憩したり、とのんびり食べているうちに、最後のデザートを食べ終わったら夜の8時になっていました。
7時間の長いランチ(というかランチとディナー)。Iさん御馳走様でした。大変おいしゅうございました。
投稿者 shinoby : 08:25 | コメント (0) | トラックバック
2008年1月19日
本を売る
昨年、私と同じダイヤモンド社から投資信託の本を出された著者の方とお話する機会がありました。その方にとってははじめての著作、ということで出版された後、ご自身で自分の作品を持って東京、横浜の書店巡りをされたそうです。
本のカバーと雑誌に紹介された記事のコピー、そしてサインペンとポップ用紙(書店で本の紹介をする宣伝用の紙)を持って、ビジネス書売り場にアポも入れずいきなり訪問です。
書店の反応がさまざまで面白いようです。忙しいから、と冷たい対応のお店もあれば、わざわざ著者の方にお越しいただいて、とその場で売り場に作成したポップをさっそく置かせてくれる担当者まで。
本の売れ行きというのは書店の陳列方法によってかなり変わってくるものです。私自身の経験で言えば、売場の方が本好きで、自分の気に入った作品があるというような場合、並べ方に工夫があり、買いやすいので売り上げが上がる傾向があるように思います。逆に本に対する愛着が感じられない書店ではいま一つです。
その方によると横浜にあるY書店というのがビジネス書の販売で定評があるとのことでしたが、やはり売り場に一味違う販売担当者の方がいらして売り場にエネルギーが感じられると言っていました。
書店を訪ねるというのは、効果がどのくらいあるのかわかりませんが、自分が一生懸命作った作品を自分で販売している場所に行って売ってくださる方とお話しながら説明をさせていただく。来られたら迷惑だ、というお店もあるでしょうが、書店の現場の方の貴重な意見やアイディアが聞ける場になるかもしれません。また本に対する愛情あふれる方との出会いも楽しそうです。
時間とのたたかいですが、そんな書店めぐりを今年はもっとやってみたいな、とその方のお話を聞きながら思いました。
投稿者 shinoby : 08:09 | コメント (0) | トラックバック
2008年1月18日
北村慶さんとは誰なのか?
昨年とあるパーティで北村慶さんのエージェントであるアップルシードの担当者の方にお会いしました。著作を読んで感銘を受けたので北村氏を是非ご紹介ください、とお願いしたのですが、どうやらご本人は(本業のお仕事に影響するためなのか)作家として人に会うことはされないようです。未だお会いすることができていません。
そんな北村氏の新作がこちらの本です。
人気ブロガーのこの方が書かれているように前作に比べると表紙のデザインとタイトルは圧倒的に改善されたと思います。
本書の一番の独自性は公的年金と自分で作る私的年金のポートフォリオを合算して自分の全体の資産運用を考える、このコンセプトに尽きます。
日本の個人が(意識していないかもしれませんが)加入している政府年金投資ファンド(GPIF)のアセットアロケーションが日本債券に偏っていることから、私的年金は株式を中心にするのが良いと結論つけています。
そしてドルコスト平均法でインデックス運用するのが良いと結論つけています。そして年に1回のリバランスをする。この考え方は「資産設計塾」と同じです。
<本書の良い点>
●北村氏ならではの知的でロジカルな文体。安心して読み進めることができる。
●世界の年金基金の運用状況などのデータ。まとめてもらうとありがたい。
●日本の年金の状況。複雑なパターンをスッキリと整理してくれる。
●インデックス運用を実際に行う上での商品選択を5章で具体的に提示している。ゆうちょ銀行やメガバンクで投信を買っている方は、ここだけでも読む価値がある。
●前作同様良心的な価格設定。割安です。
<本書の不満な点>
●日本株と外国株の配分比率が単純に50%ずつになっているが、その根拠を知りたかった。
●外国株式はMSCIコクサイ連動のインデックス運用としているが、新興国株式をどう組み入れるかについての意見を聞きたかった(海外ETFが紹介されていますが・・・)。
●224ページにTOKの販売開始のニュースを追加で記載している。最新情報ということで発売日が迫る中、ギリギリで追加したようですが、北村さんの本としてはやや作りが粗い印象になってしまった。
とは言え、充分に「価格<価値」作品だと思います。前作を読まれた方ならまずは書店で手に取ってみてください。前作を読まれていない方はまずは前作から読むことをおススメします。
ところで、北村慶さんはこのブログの読者らしいです。日本の個人金融資産1500兆円を活用した金融立国を実現するための金融リテラシー向上の方法、について機会があればご意見を伺いたいと思っています。もしお読みになっていたら、今度こそお会いしましょう>北村さん(守秘義務は守りますので・・・)。
投稿者 shinoby : 06:28 | コメント (2) | トラックバック
2008年1月17日
アメリカの教育、日本の教育
<業務連絡>
おススメ書籍に関してお問い合わせをいただくことがありますが、今までブログで紹介した書籍はここに記事をまとめてあります。ご活用ください。
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私も設立に際してお手伝いをさせていただいたNPOのこの協会が主催する研究会に出席しました。この日のスピーカーは伊藤公一(前エールクラブオブジャパン(エール大学日本同窓会)会長)さん。アメリカの黄金時代にリベラルアーツ教育を受けられた方です。会場は満席。教育に対する関心の高さがうかがえました。
数十年前のお話ではありましたが、日本の教育に何が足りないのか、を考えるきっかけになる有意義な時間を過ごせました。
私には子供はいませんが、子供がいる方にとってはどのような教育を受けさせるべきかというのは悩ましい問題だと思います。特に日本で子育てをすることに大きな不安を持っている方は多いのではないでしょうか。各国それぞれの教育方法には一長一短あり、アメリカの教育が全面的に正しいと言うつもりはありません。しかし、考える力と表現力を鍛え、規律を重んじ、リベラルアーツを学ぶという伊藤氏が受けた教育は理想型の1つに見えます。日本で言えば旧制高校の教育に似たようなものに思えました。
これからの日本を考えると、国内でしか通用しない教育では不十分だということには多くの方が賛同すると思います。日本語を使った狭い箱庭の中で、小さな差異にこだわる、記憶力中心の教育ではなく、幅広い価値観を受け入れ、受け身ではなく能動的に行動できる、規律のある人材。そんな日本人がもっと増える教育をしてほしいと思いますが、日本のどこかで提供しているのでしょうか。
モンスターペアレント、塾から先生を招く公立中学の夜スペシャル問題、バウチャー制度の導入・・・日本の教育現場の実態を聞いているとこれからの日本の教育にさらに不安を感じてしまうのです。
日米の違いについて考えをめぐらした結論としては、日本の教育に足りないものは競争ではないかということでした。生徒間の競争だけではなく、学校の競争です。
伊藤氏もこう語っていました。「アメリカの教育は入学方法にしても日本ほど公平ではないかもしれない。しかしそれによって良かった部分もある。」。
多様な選択肢を学校がそれぞれ提供し、教育を受ける側が選べるようにすること。極端な公平の追求が成長を阻害しているのではないでしょうか。
投稿者 shinoby : 06:16 | コメント (1) | トラックバック
2008年1月16日
個人投資家のここから
<業務連絡>
オールアバウトの新しいサイト「オンライントレード」で拙書「資産設計手帳のすすめ」をご紹介いただきました。
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さすがにここまでの相場の変動を予想していた人はほとんどいなかったと思います(いつも悲観的な予想をしている人は別ですが・・・)。株式、外貨と分散投資をしていても株安(世界的に)、円高(ドル以外も)となっては、日本債券と流動性資産以外はマイナスのリターンになってしまっていると思います。2年ぶりの安値、ということは2年前から投資をはじめた方でも今までの上昇による利益が消えてしまった計算になります。
さて、ここから考えるべきことは何でしょうか。2つのポイントを指摘しておきたいと思います。
1つは自分の資産配分を見直すことです。まだ資産配分が偏っている個人投資家の方は多いと思います。今更何をしても、とあきらめたり、見るのが嫌だからといって放置するのではなく、自分の金融資産がどのようなリスクにどうさらされているかを確認してみてください。そしてリスクの取りすぎに気がついたら、自分にとって望ましい水準までリスクを減らすことです。過去を後悔するのではなく、これからどうするかを考えましょう。
分散投資をしているからといって、資産が減らないということはありません。例えば約1年前に設定されたこちらのバランスファンドは1年間のリターンがマイナス10%であることがわかります。確かに10%でも大きなマイナスですが、逆に言えばこれだけの大きな変動があってもリスクがコントロールされていると見ることもできます。相場の予想ができないのであれば、継続するためには分散投資を徹底するしかないのです。
もう1つは過去に学ぶことです。2000年のITバブルが崩壊してからのマーケットの動き、さらに遡れば1987年のブランクマンデーの後の相場がどうなったのか。金利緩和とその後の株価の動きを見ると歴史は繰り返していることが理解できます。こちらの本を持っている方は是非100ページの「マーケットが暴落したときは」を読んでください。また190ページに掲載されている30年以上の過去データも参考になると思います。
相場が落ち着くにはまだ時間がかかりそうですが、大切なことは目先にとらわれないで大局観を持って資産運用を考えることです。
投稿者 shinoby : 08:06 | コメント (4) | トラックバック
2008年1月15日
勉強法の取材
昨年12月のブログに「勉強法から実践法へ」という内容で書いたから、というわけではないでしょうが、3月10日に発売予定のムックの取材を受けました。
1時間ほどのインタビューと写真撮影でしたが、他に取材している方々の顔ぶれを聞くと豪華なラインアップでした。
レバレッジ本田さんをはじめ、「1日30分を続けなさい」の著者の方、など勉強法の権威?の皆様が勢ぞろいするようです。他にも脳の研究されている方とか、司法試験の先生とか、お馴染みの方が登場する予定らしいです。
前にも書きましたが、勉強法の本で間違えてはいけないのは、勉強の目的は勉強ができるようになるためではなく、勉強を効率的に行いアウトプットに結びつけるためであることです。これを忘れてはいけません。
20年近く前に読んだ立花隆氏の「知のソフトウェア」という本に紹介されていたと記憶しますが、整理法にこだわりすぎて、整理した情報を活用する余裕が無い人の話がありました。整理するのは情報を取捨選択しやすくするという目的を実現するための手段に過ぎないのに、手段が目的になってしまっている失敗例です。
勉強法の本を読むだけで満足してしまう、いや勉強法の本を買っただけで満足してしまう・・・こんな失敗をしないためには、アウトプットから考えて必要なインプットを行う「後工程からの発想」が必要だと思います。
勉強法の本を買った方、その本は読みましたか?読んで自分のアウトプットにプラスの効果がありましたか?世の中には勉強はとてもできるけど、アウトプットに結び付けていない勿体ない人がたくさんいるのが現実なのです。
投稿者 shinoby : 16:33 | コメント (0) | トラックバック
伝統と革新
<業務連絡>
本日も日経新聞に広告掲載していただきましたが、こちらの書籍は年明け後も売れ行きが落ちず、ロングセラー化しているようです。お買い上げいただいた読者の皆様、ありがとうございます。是非読み込んで自分の資産設計手帳を作ってみてください。
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とある老舗ホテルの割引券をいただいたので週末にランチに出かけてみました。12時の予約が何とか取れ、お店に入るとほとんど満席でした。景気後退と言われていますが、ホテルの中には人が溢れていて別世界のようです。
そのお店はメインダイニングではなくブラッスリー風のお店でした。ランチにはコースが用意されていて、4千円程度からランクが上がっていく仕組みになっています。オードブルとメインそれにデザートとコーヒーのついたコースを頼みました。
オードブルは2切れほどの小さなオマール海老が乗った一口で食べられるような上品過ぎる一皿。盛り付けは昔の洋食風でした。そしてメインで注文したローストビーフは逆にボリュームたっぷりでしたが、肉の味は感じられず、完食するのがやっとでした。
サービスも雰囲気も良く、居心地は決して悪くないのですが、料理が何だか古めかしいのです。デザートに食べたプリンは小学校の頃デパートのお好み食堂で食べたプリンアラモードの味がフラッシュバックしました。敢えてそのような懐かしい伝統の味を守ろうとしているのでしょうか。確かに客層を見ると、もう何十年もこのホテルに通っている常連のような方が多く見られました。
しかし、この伝統を守っているだけではこのホテルは厳しいのではないかと想像します。常連のお得意様向けに頑固に味を守っているだけではお客様の広がりはなく、今の常連さんが高齢化していったら、明らかに先細りになっていくからです。
伝統を守りながら、新しいものを柔軟に取り入れて革新を続ける。伝統があって格式あるホテルであればあるほど過去の成功体験から一歩を踏み出すのは勇気が必要だと思います。果たしてホテルの経営陣はこのような現状をどのように考えているのでしょうか?
少なくとも常連ではない私のような立場から見ると、このお店のこのランチに税金・サービス料を入れて一人5千円近くを払うのは相対的に見て割高に感じます。割引券が無かったら・・・同じメニューであれば、残念ながらもう行くことは無いと思うのです。いや、敢えて厳しいことを言わせていただければ、割引であっても食べに行こうとは思わない、というのが正直な感想でした。
投稿者 shinoby : 08:09 | コメント (2) | トラックバック
2008年1月14日
800円以上のコストカットが実現できる本
生命保険について調べようと思って、ネットで見つけたこの本を読みました。
アマゾンのレビューでも評判の良い本ですが、確かに地味ではありますが保険というものの本質をしっかり記述した、生命保険会社側の人からの誠実な書籍という印象を受けました。
本書は前半、多くの部分が以前の勤務先であるN生命の内情で占められています。恐らくほとんどの内容は事実であろうと思いますが、どこまでが保険会社の一般的事実なのかは良くわかりません。この部分は正直あまり読んでいても価値を感じません。
第2章、第3章は保険のセールスがいかに無知な加入者を馬鹿にした内容であるかを具体例を示しながら説明しています。最近ではずいぶん加入者も勉強するようになってきましたが、一読すると自分の保険を見直したくなるような内容です。
第4章の保険の種類は2つだけ、は面白い指摘です。この部分だけでこの本を買った価値があったと思いました。保険には定期保険と定期保険に満期金がついたものの2つしかないという見方です。
第5章の「入るべき保険は保険にしかできないことの順」というのも価値のある言葉です。保険にしかできないことというのは、万が一の場合の保障ということになります。ただし、その確率が非常に低いもの、あるいは自分で支払えるものには保険に入る必要はないとも考えられるのです。入院保険でも必要なのは長期でコストが膨大になる場合であり、短期の入院なら保険に入らず自分で積立しておけば問題ない場合も多いのです。また教育資金などは保険にしかできない予測できないものではなく、貯蓄や資産運用で代用できます。つまり何でも保険で補償を買うという方法では、コスト高になってしまう、もっと良い方法を選ばなくなってしまう、というリスクがあるのです。
生命保険というのは商品が多く、専門家でも本当に理解している人は少ないものです。著者の頭の整理の方法はそんな複雑な保険を単純に理解させるわかりやすい切り口です。
保険に入っている方であれば一読をおススメします。なぜなら本書を800円で買って保険の見直しをすればその何十倍ものコストを抑えることができるかもしれないからです。
投稿者 shinoby : 09:40 | コメント (1) | トラックバック
2008年1月13日
飛ばしすぎ?
2008年になってから少し飛ばしすぎたせいか、ここ数日かなりお疲れ気味になってしまいました。
理由はよくわかりません。仕事が終わるとまっすぐに家に帰る健康的な生活を送っているのですが、帰宅後や早朝に原稿を書いているのが原因なのかな、と思ったりしています。
土曜日は夕食が終わるとお酒も飲んでいないのに急激な疲労感と睡魔が。9時過ぎに倒れこむようにベッドに入り、13時間睡眠。朝起きると寝汗がぐっしょり。どこか悪いんではないかとちょっと心配です。
2年前にも本の制作が佳境に入って、通勤電車内で行き帰りにPCで原稿を打ちまくっていたら、背中に痛みが走って大変な思いをしたことがあります。あの時に何となく似たものを感じるのですが、やはり目の使いすぎなのでしょうか。
目を酷使すると眼底が痛くなってそれがひどくなると首や肩の痛み、さらには頭痛に至ったりします。休日に家で仕事をすることにはあまり精神的ストレスは感じないのですが、肉体的な負荷は年齢とともに同じ負荷であっても耐えられなくなってきているのかもしれません。
3連休は無理をしないで、と思っていますが、週明けに完成させなければならないものが1つあってそれだけは何とか、と思っています。
そういえば気候のせいか体調を崩している方が多いようです。皆様の風邪などひかないようご自愛ください。
投稿者 shinoby : 11:48 | コメント (0) | トラックバック
2008年1月12日
ブロガーとして金融のプロとして、そして雑誌編集長として精力的に活動を続けるこの方の最新刊を知り合いの編集者の方に推薦いただき読みました。
圧倒的な分量に多くの人は手に取るのをためらってしまうようなとても分厚い本です。しかも2段に組まれたレイアウトにびっしりと字が詰まっています。これはかなり大変だ、と思って読み始めたのですが、物語というか講演を聴いているような気分で頭にスラスラ入っていきます。見た目より読みやすいのはテーマの選定が身近であることと、語り口のせいでしょうか。
いきなり「我が国の裁判所は資本主義が大嫌いなのです」という見出しから始まります。2007年に起こった金融の問題をわかりやすく解説していく冒頭部分は読み物としてもよくできていると思います。
書名でもある投資戦略については後半に出てきます。この部分には多くの書籍からの引用を使って個人投資家のあるべき資産運用を説いています。拙書の引用も何箇所かしてあるのに気が付きましたが、バランスのとれた記述になっています。一方で木村剛氏自身の主張については明快になりにくかった側面もあります。
本書は3回目の改訂です。2001年の一作目は当時としては画期的な書籍で、資産運用本のパイオニアと言える名作です。今回の作品を見ると一作目とは内容も大きく変わり、投資手法や商品も進化しています。
1800円でこれだけの知識と楽しさが味わえるのは格安な本、と思いました。
こちらの本です。
投稿者 shinoby : 11:02 | コメント (0) | トラックバック
2008年1月11日
久しぶりにSPA!
久しぶりに雑誌SPA!を買いました。数年前、会社帰りに毎週買って読んでいたこともありますが、最近はすっかりご無沙汰しておりました。
SPA!1月15日号(現在発売中)を購入したのにはわけがあります。
それはこの漫画の特別編が掲載されていることを、友人のOさんに教えてもらったからです。
たった数ページの漫画のために・・・と思うかもしれませんが、薄くても味わいのある漫画にはボリューム以上の価値があります。何回読んでも読み飽きない、スルメのような漫画です。原作者の文庫本のあとがきも秀逸です。
Wikiを見ると文庫本に登場するのは18の食べ物
第1話 東京都台東区山谷のぶた肉いためライス
第2話 東京都武蔵野市吉祥寺の廻転寿司
第3話 東京都台東区浅草の豆かん
第4話 東京都北区赤羽の鰻丼
第5話 群馬県高崎市の焼きまんじゅう
第6話 東京発新幹線ひかり55号のシュウマイ
第7話 大阪府大阪市北区中津のたこ焼き
第8話 京浜工業地帯を経て川崎セメント通りの焼肉
第9話 神奈川県藤沢市江ノ島の江ノ島丼
第10話 東京都杉並区西荻窪のおまかせ定食
第11話 東京都練馬区石神井公園のカレー丼とおでん
第12話 東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ
第13話 東京都渋谷区神宮球場のウィンナー・カレー
第14話 東京都中央区銀座のハヤシライス(の消滅)とビーフステーキ
第15話 東京都内某所の深夜のコンビニ・フーズ
第16話 東京都豊島区池袋のデパート屋上のさぬきうどん
第17話 東京都千代田区秋葉原のカツサンド
第18話 東京都渋谷区渋谷百軒店の大盛り焼きそばと餃子
そして、登場する話のほとんどにはモデルがあるようです。
例えば、第4話のモデルは赤羽にある「まるます家」さん。朝9時から営業しているオヤジが集まる居酒屋なのですが、本当に朝9時に酒を飲んでいる人はいるのでしょうか。見に行ってみたくなります。
そんなことを思っていたら、漫画に出ているお店を探し当てて「実写版 孤独のグルメ」を実践しているこんな方もいるようです。
考えることは似ています。きっと私と同世代の方ではないかと勝手に想像してしまいます。
投稿者 shinoby : 06:31 | コメント (0) | トラックバック
2008年1月10日
パシフィコ横浜
と聞いてもどこにあるかすぐにピンと来る人は神奈川方面の方以外少ないと思います。私も以前セミナーを開催したことがあるので知っていましたが、この会場でナゼか1月に大規模なセミナーが続けて開催されるのです。
例えば、1月19日に開催されるこちらのセミナーには社長の泉さんに加え、あのレバレッジ本田さんも登場。経済とマネーを学ぶという新しい取り組みです。
このセミナーも同じ会場で開催です。ジム・ロジャースに澤上さんまで。高額ですが、これだけの出演者に一度に会える機会はそうあるものではありません。
そして、某ネット証券の新春講演会も同じ会場です。
ナゼ?
セミナービジネスを手がけている側の立場で考えると理由は2つ考えられます。
1つは東京の大規模会場の予約が取れない、もう1つは会場の価格が安い。いずれかでは無いでしょうか。
東京の大規模セミナー会場は週末の予約が本当に取れなくなっています。公共的な施設になると1年先まで抽選、といった状態が普通になっています。ホテルやコンベンションセンターなども大きなハコを持っているところは限られており、特に春秋の季節の良い時期の週末に予約を入れるのは非常に困難です。横浜に行けば会場の予約は少しラクになるのです。
もう1つは会場のコストの問題です。セミナー開催をするときに頭が痛いのは会場費用です。集客が確実ではない中、会場費を先にフィックスしてしまうことは運営側にとっては大きなリスクです。しかも大規模になればそのリスクはさらに大きくなります。リスクを落とすためには全体の支払い金額を下げることは有効なのです。
しかも低コストで会場が確保できれば、損益分岐点が下がり、より低価格で参加者の方に提供することも可能なのです。価格設定の自由度が高まるのです。
パシフィコ横浜の大規模セミナー会場の1月のコストがいくらなのかは私は知りません。偶然とは言え、これだけ金融関係のセミナーが重なっているのには多分理由があるのです。2社の社長さんにお会いした時に仮説の検証をしてみようと思っています。
投稿者 shinoby : 13:48 | コメント (0) | トラックバック
セブン-イレブンのロゴは最後のnが小文字
シンプルでコンパクトでパワフルな本に久しぶりに出会いました。アマゾンのレビューにも書かれていたように、薄っぺらいのに1000円というのは確かに高いと思うかもしれません。が、一章と二章のわずか80ページ足らずを読むだけで十分元が取れたと思いました。それくらい、前半はストレートで無駄の無い内容です。
1章でまず筆者の観察力の「オタク具合」に驚かされます。
セブン-イレブンのロゴは最後のnが小文字
ローソンのロゴの下にはStoreではなくStationと書いてある
JR東海の改札では切符をどの向きに入れても表が上になって出てくる(最近変わったようですが)
などなど。
筆者がこのようなことに気が付いているのは、「関心があるから」。関心がなければ何回ロゴを見たり、新幹線に乗っている人でも気がつかないということです。コンサルタントという仕事はクライアントが気がつかない問題点に気付き、指摘をする能力が求められるのですが、その基本は関心からはじまる、というわけです。
また逆に自分の中に先入観があると見えるものが見えなくなるという指摘も当たり前ですが、秀逸です。学歴と能力は関係無いと思っている人が自分の子供の学歴にこだわる、という例は気がつかないうちに先入観を持つ人間の危険性を鋭く突いています。
<1章のまとめ>
関心と持つとモノが見える
思い込みがあるとモノが見えなくなる
2章は58ページと75ページのまとめがポイントなのですが、ナゼか2つの図表は内容が微妙にずれています。
私なりに2つをまとめるとこういうことなのかと思いました。
<こうすればものが見える>
1.関心を持つ
2.分解して見るポイントを絞る
3.他の事象との関連を考える
4.疑問を持つ
5.仮説を立てる
5.(並行して)ロジカルに組み立てる
6.仮説を検証する
筆者が見ている仮説で面白かったのは
朝食のサラダに入っているプチトマトのヘタが取ってあるホテルは良いホテル
工場で最初に見るのは床がきれいか。オフィスでは観葉植物が手入れされているか。
女性のヘアスタイルが変わるのは月曜日
小金井カントリークラブの会員権価格で景気動向を知る
後半はやや切れ味が悪くなりますが、最後までものが見えるために何をするかの方法論が貫かれています。
この本です。
蛇足ながら興味深かったのは奥付けと呼ばれる最後のページです。編集者の名前(社長さんです)だけではなく、アシスタントスタッフ、プロモーションスタッフ、オペレーションスタッフ、といった出版に関わったすべてのメンバーの名前がクレジットされていました。会社の書籍作りに対する思いが感じられ、思わず出版社のウェブを覗いてしまいました。思ったとおりユニークな理念を持った出版社でした。
投稿者 shinoby : 06:15 | コメント (1) | トラックバック
2008年1月 9日
柔軟で公正な仕組みが組織を救う
<業務連絡>
年金と定年後のお金をコンパクトにまとめたムックが発売されました。老後が気になる方には580円の価値は充分あると思います。
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1月8日の日経新聞27面に掲載された冨山和彦氏の経済教室「後世への富継承こそ品格」は、久しぶりに読んだ日本再生へ向けてのストレートなメッセージでした。日本はカネしか考えない品格の無い国になったのではなく、カネを稼げない衰退国になった、というメッセージに強く共感しました。このことは一人当たりGDPが1993年のOECD中2位から今や18位に転落したというデータが示しています。
このような将来の危機を多くの日本人が共有しているのに、その現実への対応は何かズレていると思っている人は多いのではないでしょうか。グローバル化された自由で公正な市場経済でしか生きていけない資源輸入国が、格差是正のために反グローバル化、鎖国型の所得再配分政策を取れば資本と労働の空洞化は避けられない、という主張は、言えそうでなかなか言えない正論です。
そしてこの流れは、政権が変わったとしても現状の2大政党の政策では変えようのないものに見えるのも事実です。
代議士制度による政治が機能しないのは、硬直化した選挙仕組みが柔軟に変えられず、公正ではない状態が続いていることが大きな原因です。2院制の見直し、30年以上司法が放置している選挙における「一票の格差」が是正されない限り、冨山氏が指摘する都市と地方、高齢者と若年層といった利害対立を民主的に解決することができないからです。
しかし、このように政治が悪いと批判をすることは簡単ですが、翻って自分自身はどうなのかと自問してみます。政治システムの問題を反面教師にしてみるのです。
企業で仕事をするものとして、反面教師から学ぶべきは組織の柔軟性と人事評価だと思います。2院制という硬直化した組織を放置しておくと、現状のねじれ現象のような事態が発生することになります。「一票の格差」を放置しておくことは、人事評価が公正になされていないのと同じことです(完全に公正な人事評価とは不可能なことかもしれませんが)。
冨山氏のメッセージは、格差社会を嘆き、政治システムを批判する前に、日本人一人一人が自分の持ち場でやるべきことをやっているのか?という鋭い問いかけ聞こえるのです。
投稿者 shinoby : 06:18 | コメント (0) | トラックバック
2008年1月 8日
ファミマのドリップコーヒー
<業務連絡>
私が良く行くこちらの鉄板焼きのお店でデザートに出てくるのが、このジェラードです。抹茶、ラムレーズンといったスタンダードな商品から塩、きなこ、シソといった変り種まで、最近種類が増えて15のバリエーション。ちょっと高いですが、100%天然素材で大人の味が楽しめます。
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東京駅からオフィスに向かう途中にあるこのファミマでは面白い現象が起こっています。7時半から8時の間にカウンターでドリップして販売するコーヒーやカフェラテに行列ができているのです。3人待ち4人待ちは当たり前、ひどいときは数分待たされます。
180円と価格は良心的ですが、特別においしいというわけではありません。でも、行列しても買ってしまう理由があるのです。
それは近くにあるタリーズコーヒーの開店時間が8時からだからです。毎日、出社時間が8時前後になることが多いのですが、少し早めに来て仕事をしたいとき、8時前にコーヒーを近くで買えるお店はファミマしかありません。仕方なく行列に並んで注文を待つのです。
以前、ビルの地下のタリーズ入り口で開店を待ったことが何回かあります。このお店では8時前後になると何人かのお客様が開店するのを待っていることがあり、私も一緒に待っていました。当時は他にチョイスが無かったのです。開店時間は8時になっていますが、お店の人のオペレーションによっては数分過ぎてしまうこともありました。今では開いているかどうかわからないタリーズに行くことはなくなりました。確実に買うことができるファミマに行くからです。恐らく開店前の待ち人はなくなったのではないでしょうか。
ナゼ、タリーズは開店時間を30分繰り上げないのでしょうか。人件費に比べ売り上げが見込めないから、という経営判断をしているのであれば仕方なくあきらめますが、7時台に出社して仕事をする早起き族のニーズに気がついていないのだとすればビジネスチャンスを逃していることになります。3ヶ月くらい早朝営業をトライアルでやってみて売り上げをチェックしてみてはどうでしょうか。
何だかタリーズの悪口のようになってしまいましたが、要するに朝早く来たときも、香り高いタリーズのコーヒーで一日をスタートさせたいだけなのです。
PCPビルで朝から働いているコーヒー好きの皆様(そんな方が読んでいるのでしょうか)、そう思いませんか?
投稿者 shinoby : 06:18 | コメント (0) | トラックバック
2008年1月 7日
「のだめ」から学んだこと
週末に放映されていた。ドラマ「のだめカンタービレ」を観ました。この手のドラマを観たのは本当に久しぶりのことです。ヨーロッパの現地ロケーションがお正月らしい豪華さで、マンガっぽい演出も不自然さをあまり感じず、純粋に楽しめました。
しかしこのドラマを観終わって頭に残ったのは、ピアノの勉強に行き詰って悩んでいる主人公に指導教官が「あなたは何のためにピアノを弾くのですか」と質問するシーンでした。
何のためにやるのか?
本来、人間の行動には何か目的があるはずです。ところが、何かの目的を持って始めたことが、いつの間にかそれとは異なる目的のためになされていることは意外に多いのです。
仕事においても、情報共有のためにはじめたミーティングが知らないうちに議論するためのミーティングになってしまったり、効率的に仕事をするために早朝出社しているのに、早く来ること自体が目的になっているといった失敗はよく見かけます。
資産運用の世界でも同じような失敗は見られます。例えば、多くの個人投資家の方は、資産を殖やすのを目的に、投資を始めます。ところが、投資をしているうちに、資産を殖やすことよりも、売買すること自体が目的になってしまうケースが多いのです。株式投資の値動きに興奮してしまい、つい不必要な取引をしてしまう。これではギャンブルと同じです。このような方法では、多くの場合、良い結果をもたらしません。
つまり、どの分野であっても、人間のやっていることというのは、意外に、当初の目的が時間と共にずれることが多いと思うのです。気がつかないうちに、自分のやるべきこととやっていることが、ズレてしまう。このような失敗を防ぐためには常に自分が何を目的に仕事をしているのかを意識する必要があります。
何か目的を持ってはじめたことが行き詰ってしまったとき、そもそもこれは何を目的にはじめたのか、と自問する習慣をつけること。これはモティベーションを高めるためにも、自己管理をするためにも、そして何より成果を高めるために有効だと思います。
投稿者 shinoby : 05:09 | コメント (0) | トラックバック
2008年1月 6日
年初にやるべきは相場予想よりも仕組み作り
年初から相場が荒れています。もともと悲観的になりがちな日本の個人投資家は新聞報道の影響を受け、さらに悲観的になっているようです。しかし、年初にあたってやるべきことは、悲観バイアスの中で今年の相場予想をすることではなく、資産運用の仕組みをしっかり作り上げることだと思います。
マネックスメールでも紹介しましたが、相場の予想とは当たらないものだからです。昨年1月3日の日経新聞に掲載された新春予想で経営者が取り上げた有望銘柄11社の株価をインデックスと比較してみました。
■ 2007年1月3日の有望銘柄の1年前(2006年12月末)と直近(2007年12月末)の比較(配当除)
有望銘柄 1年前 直近 騰落率
トヨタ 7,960 6,040 ▼24.1%
キャノン 6,700 5,200 ▼22.4%
信越化学 7,970 7,020 ▼11.9%
コマツ 2,415 3,040 25.9%
新日鉄 684 692 1.2%
松下 2,375 2,315 ▼2.5%
シャープ 2,050 2,010 ▼2.0%
本田 4,700 3,750 ▼20.2%
三菱UFJ※ 1,470 1,047 ▼28.8%(※株式分割を考慮)
三菱商事 2,240 3,060 36.6%
武田 8,170 6,570 ▼19.6%
同時期のTOPIXは12.2%の下落ですから、11銘柄で見ると、予想をしても投資成果にはあまり貢献しないことがわかります。
経営者の選んだ銘柄ですから、「値上がりする会社ではなく良い会社」が選ばれているという要因を差し引いても、相場の予想は極めて難しいものだということがわかります。これはエコノミストや株式評論家と言われる方々でも同じです。予想とは世の中の人がどんな予想をしているのかを知る参考程度にしかならないということです。
年初にやるべきことは「相場予想に左右されない資産運用戦略を続けるための仕組み作り」です。短期的な相場の変動や予想意見に振り回されない一貫した投資スタンスが将来の成果の最短距離になると思います。
そのための1つの方法として提案したのが、システム手帳を使った仕組み作りを提案した拙書「資産設計手帳のすすめ」です。
資産運用をするのかしないのか、どんな運用方法を選択するのか、は個人の自由ですが、私は微調整をしながら、書籍に書いているような、短期の相場観に振り回されない資産運用を続けたいと思っています。
投稿者 shinoby : 08:04 | コメント (0) | トラックバック
2008年1月 5日
ヘッドセットをしてPCに話しかける
昨年末にアマゾン経由で購入したこのソフトですが、使いなれてくると威力を発揮しはじめました。
音声の学習という機能があって、自分の声のデータが蓄積されてくると音声認識率が高まっていくのです。最初は使えないソフトかな、と半信半疑だったのですが、今ではかなり早いスピードの話し言葉も変換するようになって驚きます。
100%の認識率にはなりませんし、どちらにしても自分で返還されたテキストを手直しすることにはなりますから、完全なものを最初からというのは無理ですが、原稿執筆のサポートツールにはなります。このソフトは、きちんとした原稿を書くためというよりは、最初のドラフトを作るのに適しているのです。最初に思いついたことをどんどん録音していって文字にし、それを修正していく、という使い方であれば、使えるソフトになります。
ということで、毎週金曜日に毎週連載している。マネックスメールの原稿をこのソフトで書いてみました(1月4日分)。途中で、。が勝手に入ってしまったり、使いにくいところもありますが、転換のスピードが早いので自分でタイピングするよりも、時間は圧倒的に短縮できることがわかりました。ドラフトをテキストファイルにして手修正すれば完成です。
実は、今日のこの文章もここまで AmiVoice を使って書いたものを修正して作成しています。パソコンに向かって一人でヘッドセットをつけながら話をする恥ずかしさに慣れてしまえば、原稿書きが大量にある人には買う価値あり、です(購入するならヘッドセット付きをおススメします、また対応OSを確認してから注文しましょう)。
投稿者 shinoby : 10:44 | コメント (0) | トラックバック
2008年1月 4日
新旧交代
物持ちは結構良いほうで、5年前に買った靴も気に入ったものは現役で活躍しています。写真の後方にある2足はいずれも5年いやそれ以上かもしれませんが、ずっと履いてきたお気に入りでした。さすがに表面の皮がボロボロになってしまい、そろそろ現役引退です。
12月に教えてもらった靴のお店から1軒を選んで年末に出かけてみました。
行ったのはこちらです。外苑前にある小さなお店ですが、店員さんは皆とても親切。そして靴を本当に愛していることが、言葉の端々から伝わってきます。20足以上を出してもらって、1時間以上お店の方に相談しながら決めていきました。
最終的に買ったのは写真前方にある2足。同じデザインですが、気に入ったので色違いでそろえました。グッドイヤー・ウェルト製法ではなく、イタリアの靴に多いマッケイ製法で作られた製品です(ちなみに購入したのもスペインではなくイタリア製でした)。マッケイ製法の靴の方が靴底がやわらかく、反り返りやすいらしく、履き心地が良いのです。特に私のように今までローファーのようなはきやすい靴を中心に履いていた人には余計そう感じられるらしいです。
靴の手入れの方法も丁寧に説明していただきました。
1日履いたらしばらく休ませること。汚れをリムーバーで丁寧に取って、靴ズミで全体を磨き、さらにかかととつま先にはポリッシャーでツヤを出し、最後に防水スプレーで汚れと水から皮を守るという手順です。丁寧に手入れをして履き続ければ、ソールを2−3回交換して10年以上は愛用できるということ。
今年は靴にも愛着を持って付き合いたいと思います。
投稿者 shinoby : 06:31 | コメント (0) | トラックバック
2008年1月 3日
カレーライス
昨晩、DVDレコーダーが突然故障してしまい、何となくつけたのが、この番組でした。
昨年1年のイチロー選手に密着した、NHKならではの企画です。その中で一番興味を持ったのが、イチロー選手がシアトルに渡ってから7年間自宅にいる時は必ず、お昼前に起きて朝食と昼食の兼用のカレーライスを食べているという事実でした。
プロ野球選手もカレーライスのような食事で体力的には十分なのか?という点でも不思議でしたが、何よりイチロー選手が毎日できるだけ同じ環境に自分を置くことに大きな意味を見出していることに驚きました。ナゼ、そこまでカレーを毎日食べることにこだわるのか。
おそらく、バッターボックスに入るまでの手順や試合が終わった後の後片付けの順番もきっと決まっているのでしょう。そんな彼の行動パターンや顔つきを見ていると修行僧という言葉が当てはまるように思います。野球選手として世界最高水準まで到達した技術には文句のつけようがありませんが、彼の究極の目標がどこにあるのかは、番組の最後までわかりませんでした。
プロ野球の目標とは個人成績ではないと思います。もちろん記録も永遠に残るものですから大切ですが、最優先順位はチームが勝つことです。それがゲームのルールだからです。集団でゲームをして、その積み重ねでリーグ優勝を争う。チームの成績が1番、それについてくるのが個人の成績なのは当たり前です。
イチローにはシアトルの球団の1選手としての目標はないのでしょうか。チームが1番になることと自分が1番になることは残念ながら常に一致するとは限りません。自分の打率が上がったところで、他の選手が打ってくれなければ得点には結びつかないからです。
イチローの自分を追い込んでいくストイックな姿勢に完全に感情移入できないのはそんな違和感を彼自身の言動に感じたからかもしれません。自分を追い込むしかありたい自分を維持できる方法が見つからない。チームとしてリーグ優勝が期待できなくなったとき、自分の緊張感を維持できる方法はそれしかないように見えたのです。
もし(たぶん無いと思いますが)イチローにインタビューする機会があったらこう聞いてみたいと思います。
「奥さん手作りのカレーはおいしいですか」と。
投稿者 shinoby : 12:07 | コメント (1) | トラックバック
検定の必要条件
日本人だけなのでしょうか。こんなに検定が好きなのは。漢字検定はすっかり一般化していますが、資産運用の世界でもいくつかの検定が存在しています。その中の1つがマネックス・ユニバーシティが「日経マネー」に協力して昨年開催したこの検定です。
実施してみてわかったことは、このような検定が継続して実施されるためには必要な条件があるということです。
それは、受験して資格を取得することによって受験者に実利的なメリットがあるということです。漢字検定は今や履歴書に書くこともできるようになったと聞きます。英検のような使える資格としてのポジションを確立したということです。
ではお金関係の検定の受験者メリットとは何でしょうか。
それは実際の資産運用のリターン向上が期待できることだと思います。
例えばマクロ経済や税務、金融商品の手数料といった知識は資産運用に不可欠なものではありますが、重箱の隅をつつくような知識を身につけても役には立ちません。実際に自分が運用するときに使う実践的な内容でなければただの金融オタクになってしまうだけです。
資産運用の面白いところは知識がある人が必ずしも高い運用成績とは限らないということです。経済専門家といわれる人もこと自分の資産運用になると心もとない結果だったりするのがそれを証明しています。つまり知識=成果でないところが面倒なところなのです。
では、成果につながる資産運用の検定とはどんな形になれば良いのか。そのヒントは行動経済学にあるのではなかと思っています。
成果につながる検定であれば、受験料より大きな成果を得られると思う人たちが検定に参加するようになります。そしてサンプルが増えてくれば将来的には受験前後で投資の成果に変化があるか、といった調査もできるようになるかもしれません。
そんなことを考えたのはこの検定が今年開催されることが発表されたからです。
新規参入によって資産運用検定の世界が活性化すれば、と思いますが、はたして知識=成果とすることができるのか?詳細が発表されるのを待ちたいと思います。
投稿者 shinoby : 10:27 | コメント (0) | トラックバック
2008年1月 2日
昭和の匂い
R35というアルバムのCMをテレビで見かけるようになりました。どうやら過去のテレビドラマの主題曲などを集めたオムニバスアルバムのようなのですが、ベストアルバムのような寄せ集めで、過去の一時代を切り取ってはいますが、それ以上のものでもありません。
同じような企画でしょうが、徳永英明さんのこのアルバムはまったくの別モノだと思います。年末の紅白歌合戦でも歌っていましたが、聞いたことのあるかつての名曲に彼の高音のハスキーボイスが重なることによって新しい音楽が生みだされているのです。そこには、新しいものに対する憧れと古いものに対する懐かしさが共存しているように思います。
このような作品に共通しているのが、
昭和から平成に変わっていった時期の匂いです。この時代を懐かしがっている人たちから強烈な支持を受けているということです。
映画で言えば、お正月に観たこの作品も同じ切り口です。意識的にバブルと現在のコントラストを見せることによって、あの時代の今から考えればダサくてふわついていた世相や風俗を(やや大げさに)描いています。わずか20年前だったのに、携帯電話が無かった時代、女性の眉が異常に太かった時代、まだ六本木に森永ラブがあった時代、Tシャツをパンツの中に入れていた時代、レインボーブリッジが建設中だった時代が懐かしい、という人は実は多いのです。
リアルな20年前を観たければむしろこのテレビドラマでしょう。個人的にはテレビドラマの最高峰だと思っていますが、改めて観てみるとさすがに時代を感じてしまいます。それは家にある黒電話やカフェバーのようなお店の内装に、ではありません。登場人物の話しているスピード、ドラマの展開、そして今なら考えられないような上司のパワハラが当時のデファクトスタンダードであったことに20年の変化を感じます。
その中で一貫して変わっていないのがBGMに使われているサザンオールスターズの音楽です。20年前から連続して存在している彼らの音には古さが感じられないのはナゼでしょうか。コカコーラのロゴデザインやマクドナルドのケチャップの味が微妙に変化をしながら時代と共に生き残ってきたのと同じようなしたたかさがあるように思えてきます。
昨年からの懐古ブーム。時代が閉塞すればするほど、過去にその活路を求めているのかもしれません。
投稿者 shinoby : 12:52 | コメント (1) | トラックバック
2008年1月 1日
2008年もよろしくお付き合いください
新年おめでとうございます。
東京は穏やかな天気ですがすがしい気持ちで一年の初日を迎えることができました。
2008年は昨年以上にこのブログも充実させていきたいと思います。よろしくお付き合いください。
さて、昨年いろいろ悩んだ末、今年は新しい文房具をデビューさせ、去年よりバージョンアップすることにしました。
今まで使ってきたファイロファックスのシステム手帳は引き続き、スケジュール管理、目標管理、資産管理、時間管理と活用していきますが、同じ手帳にメモしていたページがどうにも多くなりすぎてはいらなくなってしまいました。
そこで今年からはウェブでも利用者の評判がとても良いこのノートを併用して使うことにしました。
システム手帳よりは一回り大きなシンプルな手帳ですが、かなりタフな作りになっています。大きさや紙のデザインにいくつかのバリエーションがあるようですが、私は今までも使っていた方眼になっている用紙のものを選びました。大きさも書きやすさを優先してラージサイズです。
すべてのメモをこのノートに集約し、システム手帳はスケジュール以外はあまり書き込む必要がないようにしてみようと思います。
4色ボールペンに書き込むための2冊の手帳とノート。このシンプルな仕組みで今年1年どこまで効率的に仕事やプライベートが管理できるのか、楽しみです。
元旦は新しいことをはじめるきっかけ作りに最適なタイミング。やろうと思ってきたことがあったら思い切ってはじめてみてはどうでしょうか?