800円以上のコストカットが実現できる本
生命保険について調べようと思って、ネットで見つけたこの本を読みました。
アマゾンのレビューでも評判の良い本ですが、確かに地味ではありますが保険というものの本質をしっかり記述した、生命保険会社側の人からの誠実な書籍という印象を受けました。
本書は前半、多くの部分が以前の勤務先であるN生命の内情で占められています。恐らくほとんどの内容は事実であろうと思いますが、どこまでが保険会社の一般的事実なのかは良くわかりません。この部分は正直あまり読んでいても価値を感じません。
第2章、第3章は保険のセールスがいかに無知な加入者を馬鹿にした内容であるかを具体例を示しながら説明しています。最近ではずいぶん加入者も勉強するようになってきましたが、一読すると自分の保険を見直したくなるような内容です。
第4章の保険の種類は2つだけ、は面白い指摘です。この部分だけでこの本を買った価値があったと思いました。保険には定期保険と定期保険に満期金がついたものの2つしかないという見方です。
第5章の「入るべき保険は保険にしかできないことの順」というのも価値のある言葉です。保険にしかできないことというのは、万が一の場合の保障ということになります。ただし、その確率が非常に低いもの、あるいは自分で支払えるものには保険に入る必要はないとも考えられるのです。入院保険でも必要なのは長期でコストが膨大になる場合であり、短期の入院なら保険に入らず自分で積立しておけば問題ない場合も多いのです。また教育資金などは保険にしかできない予測できないものではなく、貯蓄や資産運用で代用できます。つまり何でも保険で補償を買うという方法では、コスト高になってしまう、もっと良い方法を選ばなくなってしまう、というリスクがあるのです。
生命保険というのは商品が多く、専門家でも本当に理解している人は少ないものです。著者の頭の整理の方法はそんな複雑な保険を単純に理解させるわかりやすい切り口です。
保険に入っている方であれば一読をおススメします。なぜなら本書を800円で買って保険の見直しをすればその何十倍ものコストを抑えることができるかもしれないからです。
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保険って難しいですよね。
今は独身なのであまり関係ないのですが、結婚し子供ができた時は必要ですよね。
証券の分野はネット証券の進展でローコスト、ハイクオリティなサービスが享受できるような
環境がほぼ整った感がありますが、保険はまだまだだと思います。
個人的には銀行、証券の次は「保険」の分野でネット地殻変動が起きると思っています。
MBHが出資されているネットライフ社辺りから始まりそうな気がしますが。。。
マネックスさんでも保険が出るとうれしいですね。