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2008年1月12日

ブロガーとして金融のプロとして、そして雑誌編集長として精力的に活動を続けるこの方の最新刊を知り合いの編集者の方に推薦いただき読みました。


圧倒的な分量に多くの人は手に取るのをためらってしまうようなとても分厚い本です。しかも2段に組まれたレイアウトにびっしりと字が詰まっています。これはかなり大変だ、と思って読み始めたのですが、物語というか講演を聴いているような気分で頭にスラスラ入っていきます。見た目より読みやすいのはテーマの選定が身近であることと、語り口のせいでしょうか。

いきなり「我が国の裁判所は資本主義が大嫌いなのです」という見出しから始まります。2007年に起こった金融の問題をわかりやすく解説していく冒頭部分は読み物としてもよくできていると思います。

書名でもある投資戦略については後半に出てきます。この部分には多くの書籍からの引用を使って個人投資家のあるべき資産運用を説いています。拙書の引用も何箇所かしてあるのに気が付きましたが、バランスのとれた記述になっています。一方で木村剛氏自身の主張については明快になりにくかった側面もあります。

本書は3回目の改訂です。2001年の一作目は当時としては画期的な書籍で、資産運用本のパイオニアと言える名作です。今回の作品を見ると一作目とは内容も大きく変わり、投資手法や商品も進化しています。

1800円でこれだけの知識と楽しさが味わえるのは格安な本、と思いました。

こちらの本です。

投稿者 shinoby : 2008年1月12日 11:02

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