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2008年1月27日

本の執筆

昨年はプライベートが忙しく、時間を割くことができなかった書籍の執筆に今年は力を入れようと思っています。ありがたいことに複数の出版社の編集者の方から様々な企画をいただいており、書きたいと思うテーマをしっかり選んで、丁寧に仕事を続けていくつもりです。

とは言え、今までのやり方を続けていても限界を感じるのも事実です。


本の制作にはたくさんの人がかかわっています。もちろん著者が全責任を負って作品を作るわけですが1人でできることには限りがあります。

制作には必ず担当の編集者が付きます。編集者の方は全体の構成についてのアドバイスをしたり、内容についてのアイディアを提供したり、データや必要な出典を探してきたり、ペースメーカーとして執筆を追い立てたり(!)とさまざまなサポートをしてくれます。編集者の能力や熱意によって本の出来が大きく異なるのです。

また、ライターさんを使って原稿を書く方法もあります。内容をしゃべって、それをライターの人がまとめて本にする方法です。年に何冊も本を出している人はこのような方法で制作していることが多いと言われます。しかしこの方法は、自分の本当に伝えたい微妙なニュアンスというかソウルのようなものが伝わらない気がするのです。結局出来上がった原稿に大幅に手を入れることになってしまい、自分で書いた方が良かったということになりかねません。

ということで、自分で書いた原稿を編集者の方とのやり取りで進めるのが今までのやり方でしたが、最近新しい方法があることを知りました。それは先にタイトルや構成を決めてしまう逆進行の制作方法です。

これは最近ヒット作を連発している某出版社の方法で、進め方はこうです。

■ 編集者や制作の担当取締役が著者とミーティング。テーマや切り口についてブレインストーミングでアイディア出しをする

■ 出てきたアイディアからいけそうなものをピックアップして、著者がそのテーマで書く場合のネタを10個程度考えてみる

■ 著者の提示したネタで編集者が章構成やタイトル案のたたき台を作る

■ 編集会議に企画が通ったら、タイトルと章構成に基づき内容を詰める

■ 内容について編集者がインタビュー。ライターさんが原稿ドラフトを作成

■ 原稿と構成、タイトル案を著者と編集者でブラッシュアップして完成

著者の側からのアウトプットを待っているという従来の方法ではなく、編集者と著者の話し合いから編集者が著者にリクエストをして必要なコンテンツだけを引き出していくというところが今までと異なるところです。この方法だと、著者の独りよがりがなくなり、ニーズから考えた本作りができる、著者の執筆負荷が軽減されるが、クオリティはむしろ高まる可能性がある、というメリットがありそうです。

いずれにしても編集者の方の情熱と能力が本の出来を大きく左右することは変わりませんが、新しい手法で新しい世界が開けそうでもあり何だかワクワクする方法です。

投稿者 shinoby : 2008年1月27日 11:03

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