バカで浮気で無責任?

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Asahi.comで面白い記事と呆れた記事を見つけました。

1つはパチンコの景品を使った裁定取引の話、もう1つは経済産業省の事務次官の「デイトレーダーはバカで無責任」発言です。


まず、こちらの記事は、金価格の上昇でパチンコの景品カードを使った裁定取引がはじまっているというレポートです。東京都遊技業協同組合が使っている、金0・3グラム(千円)と1グラム(2500円)を埋め込んだ2種類のカードが、金価格の上昇でカードとして使うより、金として売却した方が価値がでる事態になっているのです。金価格は昨年9月に1グラム2645円、10月2832円、11月には最高で3070円。金価格が上昇すると、交換所に持ち込まず、カードを転売して利ざやを上げるケースが増えて、ついには交換所の前で客と「商談」する買い取り屋も現れたとのこと。

まさに市場の歪みを利用した、アービトラージ(裁定取引)です。現在は対策が取られているのでしょうか?

一方のこちらの記事は経済産業省の北畑隆生事務次官の講演会での発言。

記事によれば、

●デイトレーダーは経営にまったく関心がない。本当は競輪場か競馬場に行っていた人が、パソコンを使って証券市場に来た。最も堕落した株主の典型だ。バカで浮気で無責任というやつですから、会社の重要な議決権を与える必要はない

●米系投資ファンドのスティール・パートナーズは株主、経営者を脅すバカで強欲で浮気で無責任で脅す人というわけですから、七つの大罪のかなりの部分がある人たちがいる

だそうです。講演の一部だけを「公正な新聞社」の報道だけから判断するのは勇気が要りますが、「講演会で眠い目をした人に難しい話をしているのだから、少しはおもしろく言わないと聞いてくれない。」と言い訳しているのが事実だとしたら、困った人ですね。

ちなみにこの方は、かつて1980年代の円高時代に、老後を海外で暮らそうという「シルバー・コロンビア計画」を通産省で発表して有名になった方。日経新聞(1月8日)の朝刊のコラムでも紹介されていましたが、「退官後は天下りなんかせず、スペインに移住する」と公言しているそうです。

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Anonymous :

そんなこと言ったら、私もやってるドルコスト平均法、パッシブ運用、長期投資なんて、バカで粘着質で無責任ですよね。「サルでもできる」なんて言いますし、フリーライドという点で投資家の役割を放棄した無責任者であります。サルにすら勝てないアクティブ運用はもっとバカとも言えますが、それを言うなら要するに全員バカなんです。

シノビー教のせいかどうか分りませんが、最近「インデックス信者」なんて言葉をたまに聞くようになりました。パッシブ運用を何か神聖なものと勘違いしてる人がいます。

パッシブ運用は「頭を使わず手間暇もコストもかけずに常に平均点が取れる」。これにつきます。強いて言えば必要なのは忍耐力。つまり粘着質。

先日「投資家みんながパッシブ運用をすれば、投資家自身が儲かるばかりでなく、社会の発展にも貢献できる」みたいな発言してるインデックス信者がいて驚きました。思考停止もここまで来ると痛いなと。あり得ないことですが、もし市場参加者全員がパッシブ運用しかしなかったら株式市場は機能不全になります。もしかしたら資本主義社会が崩壊するカモ知れません。

「日本は一向に構造改革が進まない」と繰り返し不平を言ってる人もいました。そんなに言うなら自分自身が市場における投資家としての使命を果たしてから言いなさいと。優良企業の株を買って不良企業の株を売り市場を有効に機能させて下さいなと。

市場原理主義者のインデックス投資は自己矛盾です。インデックス投資は平等で共存共栄を重んじる言わば古来からの日本的スタイル(和をもって貴しとなす)。インデックス投資に社会的な意義があるとすれば、現状の日本経済に賛成票を投じる、というくらいではないでしょうか?

インデックス投資は市場に歪を生じさせるからアクティブ運用の機会を提供していると言う人もいます。理屈上はそうですが論点のすり替えだし、そうであったとしても、それを社会的な意義だとか使命だと言うには余りにもセコ過ぎます。現実にはパッシブ運用がなかったとしてもアクティブ運用は困りません(だって全員バカですからネタには事欠きません)。パッシブ運用が開発される前はアクティブ運用だけでした。

結局、大義名分がないと長期投資を続けることができないのでしょう。特に今のような逆風下では。人は「自分の利益のため」だけではモチベーションを維持できないんです。私の場合、自分の息子のためという大義名分があるのでいいんですが。

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このページは、shinobyが2008年2月 8日 09:42に書いたブログ記事です。

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