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2008年4月 5日
低コストと差別化
会社が、社会にとって存在価値のあるものとして認められているかどうかは利益によって測ることができると思います。商品やサービスを提供して、それに価値があると認められること、そしてそのような商品を一定のコスト以下で提供できる仕組みがあって初めて実現できることです。
そのように会社が提供するものが世の中に受け入れられるための方法として、2つのアプローチがあると思います。低コスト化と差別化です。
低コスト化とは同じ商品・サービスを他社よりも安く提供することです。これは大量生産、コストの削減といった努力によって達成していくものです。一方の差別化とは、他社にはない商品・サービスを提供するオンリーワンになることによって価格競争に巻き込まれないビジネスを実現するアプローチと言えます。
個人の労働の価値も会社と同じアプローチで考えることができます。
ビジネスパーソンとして仕事をする場合、他のビジネスパーソンとの競争に勝つには同じサービスを低コストで提供するか、自分にしかできない高付加価値の労働を提供するか、の2つが選択肢になります。
低コストの労働を提供していくと、労働力がコモディティ化していきます。つまり自分がやらなくても他にやる人がいくらでもいる状態になってしまうのです。企業と異なり、個人の場合、低コストは大量生産や技術革新ではなく自分の時給の低下によって実現されるため、結果として収入は減少していきます。人間の労働時間には限界がありますから、このようなコスト競争に巻き込まれると、年収が減少する結果になってしまうのです。
とすると、考えなければならないのはもう一つの差別化です。ある特定の分野でのオンリーワンを目指して、価格競争に巻き込まれない仕事ができるようになるのです。
現実には簡単に実現できることではありません。しかし、毎日仕事をしながら常にそのような問題意識を持ち続けて仕事のやり方を変えようとする努力が無ければ、現状からの変化は実現できません。
仕事をするとき、いつも
「この仕事は自分以外でもできるのだろうか」
「この仕事を自分にしかできないものにするためには何を追加すればよいのだろうか」
「この仕事の延長線上に自分にしかできない仕事はあるのだろうか」
と問いかけ続けることです。
与えられた仕事を期待の範囲内でこなしている人と、問題意識を持ち、そこに何か付加価値をつけようと日々努力をする人。1年後には大きな違いが生まれていると思います。
投稿者 shinoby : 2008年4月 5日 10:33
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