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2008年5月 2日

花畑牧場

<業務連絡>
ようやくこちらの新刊本がアマゾンに登場しました。ただし発売日までまだ3週間あります。これから少しずつ内容紹介させていただきますので、慌てずお買い求めください。
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週末にたまたまプレミアAという報道番組を観ていたら、特集で花畑牧場というのが出てきました。北海道の千歳空港のおみやげの人気ランキングは1位の白い恋人に次いで、ここが作っている生キャラメルという商品だそうです。

そしてこの商品を作っているのが田中義剛氏。テレビに良く出ているタレントです。正直に言えば、田舎をウリにした中途半端な芸人というのが彼に対するそれまでの印象でした。しかし実はその活動の軸足は芸能人よりも農業、いや農業ビジネスのあるようです。半農半芸というらしいのですが、東京での芸能人活動を行いながら、十勝でやっている牧場経営が軌道に乗ってきているのです。

1994年から始めた牧場は一時は数億円の借金を抱えるほどのピンチに陥いりました。しかしその後ヒット商品が出現して今や急成長という絵に描いたような物語。そのストーリーは別として、面白いと思ったのは彼が会社経営のポイントとして挙げていた4つのポイントでした。

■ 大手がやらないことをやる
■ 売れるステージを考える
■ ピンチを逆手にとる
■ 捨てるものにこそビジネスチャンスがある

ヒット商品であるカチョカヴァロにしろ生キャラメルにしろ手間がかかって大手には参入しようにもできないものらしいです。高品質の手作り商品を作って、それを安売りではなく空港の販売店やデパートの物産展のような売れるステージで限定して販売する、という手法は理にかなっています。

生キャラメルというのは食べたことが無いのですが、食べた瞬間に驚きのある味わいだと言います。わかりやすい商品をタレントのわかりやすいキャラクターで売る。他にはマネの出来ない戦略です。

しかし、タレントのお店でも成功しているところはあまりありません。話題になるのは最初だけ。後は中途半端というのがありがちなパターンです。マーケティング手法がすぐれているだけではなく品質にも差別化がしっかりできてはじめてこのような成功が生まれるのです。

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そういえば、タレントで食品を作って販売して成功した人は誰もいない。何故か。みんな名前を貸すだけで自分で作ってないからだ。名前を貸すだけで、後はプロに企画をまかせ、どっかの工場に委託する。そしてタレントは売れた分のロイヤリティーを貰うだけ。だから底が浅く、消費者はこんなもんかと思ってしまう。オレは牧場を持って牛を飼い、その牛乳でチーズを作る。だが世の中の理解はただのタレントグッズ。「負けられない」そう思った。食品は最後は味と値段。タレントが「私が作りました」とテレビで言えば1回は買ってくれるだろう。だがおいしくなかったら2度と買わない。オレは徹底して味にこだわった。もうひとつ重要なのは、品質管理。衛生面をいい加減にすると食中毒などの事故になり全てが終わり。あと髪の毛などの異物混入もダメ。これだけ厳しい中でチーズを作っているということを理解されてない。それだったら時間をかけてゆっくりやろう。そう思った。チーズ作りはオレの一生のテーマ。妥協は出来ない。オレは花畑牧場の製品はもちろん、プロデュースする商品には顔写真は載せない。
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そんなことが書いてあるこのウェブ(もう更新はされていません)にはユニークな田中氏の主張が展開されています。

少し気になったのは会社のマネジメントです。東京と北海道を行き来し、代表取締役として経営も一人でやっているように見えます。ゴーイングマイウェイでがむしゃらに道を切り開いてきたようですが、アクの強い性格のようで敵も多いのではないでしょうか。何でも自分でやろうとする方法に限界は無いのでしょうか。片腕となる人がいないとどこかで無理が来るのでは、と心配になりました。人間の能力はいくら高くても、一人でできることには限界があるから、そして間違えた方向に行った時誰も注意する人がいない「裸の王様」になってしまうから、です。


投稿者 shinoby : 2008年5月 2日 06:13

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コメント

こんにちは。田中義剛さんを最近テレビで見かけないな、と思っていました。かなり真剣な思いでビジネスに取り組んでいるんですね。「裸の王様」にならなければいいですね。

投稿者 たろう : 2008年5月 3日 12:29

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