2008年5月11日
言い訳
20代(!)の頃、雑誌で女性を口説くには終電が無くなるまでバーで話し込めば良い、と書いてありました。「もう電車が無いから」と女性が自分に言い訳できるからだ、と説明されていて妙に納得したことを覚えています(実感する機会はありませんでしが)。
そんな男女の関係に限らず、人間というのは何かをするとき、あるいは何かをしないとき、に自分で自分に言い訳をしていることがあります。
例えば仕事で思うような成果が上げられなかったとき。反応には2つがあると思います。
1つは自分の責任を認める、もう1つは環境のせいにする、です。自分の責任を認めると言っても、自分を責めてばかりいても進歩はありません。反省するだけではなく、未来に向かってどうするかを考え、自分を変えていくことによって成長することができます。成長のバネする、と気持ちを切り替えば良いのです。
問題なのは、もう1つの環境のせいにする場合です。市場環境が悪かった、上司が理解してくれなかった、同僚が無能だった、会社の方針が間違えていた・・・その通りかもしれませんが、その中で仕事をしていたのは自分自身です。自分の正当性というのは周囲の環境との関係の中ではじめて主張できるものだと思うのです。
偉そうに書いていますが、実は、私自身もそんな自分への言い訳を自分でしていることに気がついて、ハッとすることがあります。自分では冷静な分析と思っていても、実際にやっていることは自分の行動の正当化だったりするからです。自分の言い訳に自分で気がつくと、人間としての未熟さを意識させられてしまい、自己嫌悪に陥ることもあります。気がつかないでそんな主張を周囲にしているのではないかと怖くなることもあります。
言い訳というのは他責でもあります。自分はやろうと思ったけど何かがあったからできなかった、自分はやめようと思ったけど誰かがいたからやってしまった。自分の心の一時的な安定にはつながるのかもしれませんが、根本的な解決を先送りしているだけです。
現実の世界は自分と周囲との関係によって決まっていくものです。その中では自分が原因のこと周囲が原因のこと、両方が絡み合っているのだと思います。しかし、自分の行動は変えることができても周囲を自分の思うとおりに変えることはできません。環境というのは受け入れるしか無いのです。
文句を言う前に自分を見つめてみる。難しいことですが、その繰り返しによって自分を成長させていくしか無いのかな、と思います。極端に自分ばかりを責めるのも進歩がありませんが、物事の判断の軸を少しずらしてみることで、自分が変わり新しい世界が見えてくると思います。
投稿者 shinoby : 2008年5月11日 10:01
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