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2008年5月13日
独立系直販投信
<業務連絡>
本日発売のビズ・スタイルに取材記事が掲載されています。よろしけば書店でご覧ください。またラジオの番組がいつでも音声で聴けるこちらも最近アクセスが増えているようです。
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かつて投信投資顧問会社でファンドマネージャーの仕事をしていた者として、最近「独立系」直販投信会社が相次いで設立されているという動きは気になります。「独立系」直販投信会社とは、大阪出張ではお世話になっている石津さん(ご無沙汰していますが、お元気ですか?)が立ち上げたこちらのような会社です。個人投資家の目線で立ち上げ、金融機関資本系列に属さず、販売会社(銀行や証券会社)経由ではなく直接販売する投信会社のことです。
投信会社の経営は楽ではありません。私が運用をしていた頃は、投信会社の損益分岐点はファンドの残高3000億円といわれていました。投信の基準価額の管理などのシステムの導入、ファンドマネージャー、ミドル、バックオフィスの人件費、営業マンのコストなどを信託報酬でまかなうためです。
最近は低コストのシステムも出現しているようですし、給与水準を低く抑え、広告宣伝などもかけなければもう少し少ない残高でもやっていけるのかもしれませんが、当面は残高をいかに確保するかが課題です。コストをまかなうフィーが入らなければ、企業として永続できないからです。
直販で順調に販売を伸ばしているセゾン投信でも、1年かかって残高が2本合わせて160億円。このまま順調に増えていってもまだまだ黒字化には時間がかかります。セゾン投信の場合は親会社がありますが、独立系の場合は体力勝負です。それほど甘い業界ではありません。
また、残高が集まっても、今度は運用成績が悪ければ解約されてしまいます。マーケット環境にも左右されますし、本当の運用スキルが長期で厳しく問われるのです。さらに金融機関としてのコンプライアンスリスクも背負うことになります。
つまり、経営者としてファンドの残高を積み上げ、運用報酬を元に黒字化すること、運用者として投資家の期待に応える成果を継続的に出すこと、管理者として金融法令順守をしっかり行うこと、という3つの能力が求められる難しいビジネスなのです。
独立系直販投信会社の草分けは澤上篤人さんが運用(経営)するさわかみ投信です。確かに11年前、1997年6月20日に当時のさわかみ投資顧問を立ち上げた澤上さんの姿にお会いしたときと同じ熱気を石津さんにも感じます。しかし状況は大きく異なります。
さわかみファンドは残高が2300億円と完全な黒字経営。運用成績も最近は低迷していますが、設定来で見ればTOPIXを上回っています。しかも、さわかみファンドは自前で日本株の運用を行っていますが、最近設立の直販投信はセゾン投信も含めすべて、FOF(ファンドオブファンズ)と呼ばれる投資信託に投資する2重構造のファンドです。
FOFのメリットとデメリットについては、先週のマネックスメールの連載コラムに書きました。ご興味のある方はご覧ください。
直販独立系投信に対してはたくさんのブログで取り上げられていますが、その中でもrennyさんが熱い想いを書いているのが印象的です。私も心情的にはrennyさんとまったく同じ気持ちなのですが、同時にとてつもない責任とリスクを背負いこれから何十年もマーケットに対峙していかなければならない石津さんをはじめとする直販独立系投信の経営者の皆様が心配、というのが正直な気持ちです。高い志を持っているだけにその気持ちは一層強まります。
経営者として、運用者として、そして管理者としてのこれからどんな展開を見せるのか、直販「独立系」投信の活動を見守っていきたいと思います。
投稿者 shinoby : 2008年5月13日 08:19
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コメント
ファンドマネージャー。。。。
憧れですね。
カッコいい
投稿者 きらりんレボリューション : 2008年5月13日 18:53
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