2008年6月11日
高い、でもリーズナブル
フレンチレストランというのは、自分にとっては2種類あると思っています。本当においしいものを食べに行きたい普段使い(といっても頻繁に行くわけではありませんが・・・)と(例えばこんなお店)、非日常空間を楽しみに行くグランメゾン系です。
私が好きなのは前者の料理に個性のあるお店です。後者のような内装や食器に凝ったお店は往々にして料理まで手が回らないことが多く、格好つけている割に食後の満足感が感じられないケースが多いからです。つまり「価格>価値」となっている可能性が高いということです。恵比寿に10年以上前から存在するこちらのお店も、ファンシーなお城の外観が何だかバブリーに感じられ、今一つ行って見たいという気分にならないお店でした。
しかし、今回大切なお祝いの日のためのお店を色々探した結果、ランチに行ってみることにしました。外観、内装と一貫した料理とサービスのクオリティに自分の考え方が変わりました。
恵比寿ガーデンプレイスにあるこの建物に入っていくのは正直少し気恥ずかしい感じです。何だかお上りさんになった気分になってしまうからです。エレベーターで案内され2階のメインダイニングに入ると雰囲気は一変します。ゴールドの壁にシックな黒のカーペットのコントラスト。ゆったりとして静寂な空間はまさに都会の別世界でした。
お昼のコースは2種類。どちらも安くはありません。夜の値段と言っても驚かない強気の価格設定です。高い方のコースにはこのレストランのスペシャリテ「特撰生雲丹 甲殻類のジュレになめらかなカリフラワーのクリーム」が入っています。せっかく来たのならこれを味わってみることを強くおススメします(このプレートがこの日最高の味わいでした)。写真のインドマグロ タルタル仕立てもスポイトに入った卵黄のソースを使って食べる楽しい料理で、目でも手でも味わえました。
料理はすべての素材の存在価値が考え抜かれ、細心の注意を払って作られています。エスニックな味付けがあったり、お皿のまわりのパウダーに驚かされたり、と最後までパワーが落ちないコースが堪能できました。サービスも無理が無く、この手のレストランにありがちな慇懃無礼さが無くて気持よかったです。
3時間近いランチを存分に楽しんで、今回学んだことは2つ
その1「もし時間があるならグランメゾンはランチに行ってコストパフォーマンスに優れた料理を味わうべき」
その2「高いと思うものでも10年間変わらず提供し続けているものにはその価格に見合った価値がある」
大切な記念日に休みを取ってでも行ってみれば最高の時間が過ごせるお店です。ただしランチだけでなくディナーも「価格<価値」かどうかは確認する勇気がまだありません。。。。
シャトーレストラン ジョエル・ロブション
東京都目黒区三田1-13-1恵比寿ガーデンプレイス内
03-5424-1347
投稿者 shinoby : 2008年6月11日 06:09
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.shinoby.net/mt/mt-tb.cgi/5520
コメントする