正確な情報収集の難しさはビジネスチャンスでもある
<業務連絡>
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昨日の雑誌の投資信託特集に対するコメントが過激に見えたようで、各方面の方から「大丈夫?」「何かあったの?」とご心配いただきました。怒りが爆発したのではなく、意外に冷静に書いていたつもりなのですが。問題が多いと思ったのでそれを羅列して書いているうちにあのような文章になりました。心境の変化があった訳ではありません。奥様がブログを読んで心配し、ご主人が電話までしてきてくれたA山さん、ご心配いただきありがとうございました。
それにしても、心配してくださった方から「あの記事ってそんなにいい加減でひどいんですか?」と聞かれるくらいですから、真実を伝えるのは本当に難しいことだと思います。見出しや図表の使い方によって、多くの読者の印象がポジティブからネガティブに変わってしまう。雑誌などのメディアの影響力は絶大です。確信犯でやっているなら問題外ですが、無意識に不正確な情報を伝えることが無いように、私自身も気をつけなければいけないな、と改めて思うきっかけになりました。
ランキングというのも誤解を招きやすいものです。商品選択なんかでは細かい説明よりも、使いやすさ、価格、デザイン、といったカテゴリーを作って点数化し、総合評価でランキングを作っていることがよくあります。評価の基準によって結果はどのようにでも変わると思うのですが、多くの人は(私もそうですが)結果しか見ません。自分の専門の分野であればランキングの方法がおかしい、と気がつくことができますが、専門外の分野になると何が本当に良いのかわからず、調べるのが面倒なので点数化された結果だけを受け入れるのです。
図表によるトリックもあります。目盛りを作為的に変えれば、ほどんど変化していないものを2倍に増えたように見せることができます。また投資の運用成果などでは、計測する期間をどこにするかによって、リターンがまったく異なることがあります。
情報量が増えると、1つ1つのことをじっくりと考える時間が無くなり、理解するのに時間がかかる真実よりも、直感的にわかる嘘の方が受け入れられやすくなってきます。またブログなどで1つの意見が一定の支持を受けるとそれがスパイラル的に広がって正しいことと解釈されることも多くなりました。
情報が玉石混交になり、真実が見えにくくなればなるほど、玉石混交の中から玉だけを取り出す技術を持った人の価値がますます高まります。正確な情報収集の難しさは、新しい価値の誕生、つまりビジネスチャンスでもあるのです。
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