ビジネスパーソンが残業をする原因の半分以上はマネジメントにある

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<業務連絡>
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日経新聞の月曜日に掲載されている「インタビュー 領空侵犯」の10月19日はイケア・ジャパンのラース・ペーテルソン社長でした。見出しは「有休100%消化を義務に 仕事はかけた時間より密度」です。

残業には必要があって仕方なくという面があるのは事実です。日本企業の場合、労働時間の柔軟な増減によって雇用を守るという側面があります。また、会社の創業期のような特別な状況では、それこそ会社に泊まり込みのような労働条件が続くこともあり、(私も経験ありましたが、今やったらどうなるのでしょうか?)そんな会社が残業を禁止したら現実問題として生き残ることはできないでしょう。

そのようなことを理解した上での話ですが、平時に残業が恒常化している会社の場合、その理由は個人の問題よりもマネジメントの問題ではないかと思うのです。

単純労働の仕事であれば、基本的に労働時間に生産量は比例します。しかし、ホワイトカラーの仕事であれば、労働時間がアウトプットと連動するとは限りません。むしろ長時間労働は価値のあるアウトプットにマイナスの影響を与えることもあるのです。

私のいるマネックス・ユニバーシティでは、投資コンテンツの企画・開発が業務の1つです。例えばこんな1年がかりのプロダクトを作るためには、どんなネタを使うか、どんな例を入れるのか、文章をどのくらい書くのか、といったクリエイトする仕事は机に夜中まで座っていても良いものになりません。専門家の方と会って話をしたり、ルーティンの仕事から離れたところでアイディアが生まれたりするものです。実際、週末や朝の通勤電車、あるいは知り合いの方との会食などで、新しい発想が生まれ、それが作品に反映されることが経験上多いのです。

残業が発生する原因は労働者の処理能力の問題という場合もありますが、平時の会社においては半分以上はマネジメントに原因があると思います。例えば、

■ マネージャ自らが残業体質
(マネージャの好みの問題)
■ 仕事の割り振りが非効率
(マネージャの業務配分能力の不足)
■ 業務の優先順位つけができていない
(マネージャの業務選択能力の不足)
■ 労働生産性が低い仕事の進め方
(マネージャの業務改善能力の不足)

朝から単なる報告だけのミーティングを延々と続けたり、夕方になっていきなり今日中の仕事を割り振ったり、やらなくてもいい仕事を「今までやってきたから、念のために」やったり、責任範囲が不明瞭な仕事の範囲の調整に時間がかかったり・・・。ほとんどはマネージャの能力の問題です。

仕事は完璧にやろうとするとキリがありませんが、完璧にやっても時間が遅れれば価値は下がります。テストと一緒で、試験時間に問題が解けなければ、後から完璧な解答を作っても価値は無いのです。業務時間内にどれだけ良い仕事ができるのかという視点で考えるべきなのです。

残業体質の根本的な問題は、仕事が成果によって評価される仕組みが無いことにあるのではないでしょうか。決められた時間にアウトプットした成果物によって評価する姿勢が会社全体に行き渡らないと、結局「頑張っている」とか「遅くまでやっている」という労働時間自慢になってしまうのです。

アウトプットで評価する、口で言うほど簡単ではありませんが、会社の残業を減らしクリエイティブな仕事をしてもらうために、心がけたいと思います。

(ブログで自分を追い込んでみました)


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このページは、shinobyが2009年10月20日 04:53に書いたブログ記事です。

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