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6月18日からクレジットとローンの世界にこんな激変が起こっている

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アマゾンでベストセラーになっているので読んだ方も多いと思いますが、「2010年6の月、500万人が夜逃げする」は、6月18日に完全施行された貸金業法の改正(改悪)で何が起こるのか、がわかりやすくまとめられて説明されています。

新しい貸金業法によって、こう変わります。

1.クレジットやローン会社からの利率が10万円未満は20%、100万円未満は18%、それ以上は15%が上限になる

2.収入証明と本人確認をクレジット会社に提出しなければならない

3.総量規制・・・年収の3分の1しか借りられない
 3分の1以上借りている500万人の人は今後1円も追加で借りることができない

上限金利が下がるのは良いことのようですが、逆に言えばそれだけ貸し手も慎重になり、借りられる人が減るということです。しかも総量規制というルールが新しい制約を作ってしまいます。

読んでいくと、驚愕の事実がたくさん書いてあります。

専業主婦は基本的に収入が無い。配偶者の同意があれば配偶者とセットで年収額の3分の1まで借りられると判断するのが合理的、というのが金融庁の事務局の見解(15ページ)

クレジットカードのキャッシングであっても、銀行が直接発行しているクレジットカードなら適応除外(22ページ)

利息制限法の1条2項という条文が最高裁で無視されたことが「過払い返還」のスタートライン(78ページ)

平成18年1月13日に「期限の利益喪失特約」が任意ではなく強制と判断され、過払い返還できると最高裁が判断(88ページ)

多重債務が自殺の増加原因の1つと思われているが、実は自殺者はここ10年まったく横ばい(111ページ)

「新版 現代社会」には多重債務と自己破産については4行しか書いてない(129ページ)

リボ払いの基本式は数学に出てくる「定数係数線形隣接二項間漸化式」(134ページ)

役人は公的扶助とセーフティネットを混同している(138ページ)

債務整理には破産、特定調停、個人版民事再生手続き、任意整理の4つがある(140ページ)

破綻の淵から立ち直るには3つしか選択肢はない(144ページ)
1.自分の支払い能力を増やす
2.金利水準を変更する
3.借金の総額を減らす、あるいはチャラにする

前払い式クレジットカードはなぜか日本では使えない(175ページ)

貸金業者が廃業するとブラック情報も一緒に消えていく。多重債務者の数が減った訳ではない(180ページ)

自分の個人信用情報がどのように登録されているかは請求すると調べられる(181ページ)

ザッと気が付いたことを抜き出しただけでもこんなにありました。事実を確認する必要はありますが、私が知らない借入の世界で起こっている、急激な変化について大きな流れをつかむことができました。

タイトルや装丁はもう少し何とかして欲しいと思いますが、装丁の安直なイメージからは想像もできない中身の濃い本です。これが事実とすれば、著者の言うとおり、これから大変なことが起こるのではないかと心配します。クレジットや多重債務には自分は関係ないという人も読んでみてください。

<参考図書>
「2010年6の月、500万人が夜逃げする」 水澤潤


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コメント(1)

にのみや :

SHINOBYさん
こんにちは。
いつも楽しく拝見させていただいています。

私はフリーターのように仕事を転々としているので
貸金業法や割賦販売法の改正は身近な問題であり
神経をとがらせています。

「カネ返せ!」と言われるより、
「悔しかったら収入証明出してみろ!」
と、言われるほうが困るのが私の実態です。

釈迦に説法の部分があれば失礼いたします。

一般に収入証明不要とされている
キャッシング枠が1社50万円、
全社合計100万円以下とのことで
手持ちのクレジットカード再編をやりました。
仕事をしている時にカードを作りますけど
審査に落ちはしないかとヒヤヒヤ物です。
(一応職業や勤務先変更は
カード会社に報告義務はあるようですが。)
最近のカードはデフォルトで
キャッシング枠無し設定も
用意しているカードも結構あるようですね。
キャッシング枠の推移は各社マチマチで
作った時から全然枠が変わらない会社もある一方で、
1社枠上限の50万円まで勝手に上げてくる会社もあります。
ある種金融業者の縄張りとでも言うんでしょうか、
この事に気が付いた時は恐ろしいなぁと思いました。

クレジットカードのキャッシングであっても、
銀行が直接発行しているクレジットカードなら
適応除外というのは初めて知りました。
某銀行系カードは今秋から信用保証先が
系列信販会社から系列サラ金に変わるようです。

ブラック情報は信用情報機関では一定期間の保管でも
相手の金融機関は永久保管で
吸収合併の場合個人情報保護法の適用除外で
合併先に情報が譲渡されると。
例えば昔は都市銀行もかなりありましたけど
今じゃその半分以下でそれら情報も集約されているはず。

空港ラウンジ無料というんで
ゴールドカードを持つのも夢ですが
手数料も高いし今回の法改正を気に断念です。
ゴールドカードをいくつも持っているのも
割賦販売法抵触で収入証明を
求められる可能性があるとか。

失礼いたしました。

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