「サボる時間術」 − 2割の時間に8割の仕事は終わっている
久しぶりに書籍の紹介です。
昨日見つけた本ですが、タイトルを見た瞬間、やられた!と思いました。つい手に取ってみたくなる何とも絶妙なネーミングです。「サボる時間術」という一見ふざけた手抜きの指南書のようですが、本書の主張の本質は実は深いところにあります。
そのエッセンスを勝手にまとめさせていただければ、仕事には「こなす仕事」と「創造する仕事」の2つがある。本来後者に時間を割くべきなのに、多くの人は「こなす仕事」に時間を取られている。その結果「創造する仕事」に時間が割けず、時間に追われる割に成果が上がらないという結果になっているということです。
そうならないための処方箋は何か?その答えは52ページにまとめてありました。
それはこのような手順で仕事をすることです。
1.価値を生み出す仕事は何かをいつも考える
2.そのための時間を確保する
3.阻害要因・問題を発見する
4.問題をつぶす
5.習慣化する
確かに、シンプルでパワフルな手順ですが、現実には考えるためのまとまった時間を確保するのは簡単ではありません。会社で働く多くの人の仕事は、自分の思い通りの時間コントロールができないからです。
私も以前の職場で午前中は創造的業務、午後からはルーティン業務と心がけて仕事をしていましたが、現実には午前中の時間を自由に使うことはできませんでした。時間の確保といっても、上司や同僚から依頼があれば、それを優先せざるを得ない状況はどこの会社でも存在するものです。
そんな経験から、私の時間の使い方は著者とは少し違います。価値を生み出す仕事を考えることは大切という点は同じですが、まとまった時間ではなく、細切れな時間をどうやって活用するかを考えるようにするのです。確かにまとまった時間でないとできないこともありますが、逆に人間の集中力はそんなに長い時間持たないものです。15分単位といった短い時間で価値のある仕事を同時進行させる方が、私は良いと思っています。
具体的には「こなす仕事」も「創造的な仕事」も同じモジュールに当てはめて、優先順位をつける。15分、30分といったユニット型で考える方法で仕事をやってみる。
単位時間でどこまで仕事ができたかを振り返ってみると、2割の時間で8割の仕事が終わっていることに気がつきます。とは言え、80点では仕事として不完全ですから、2割だけ働くというわけにはいきませんが、優先順位を間違わなければ、仕事のスピードは格段に早くなり、時間に追われることも無くなるのではないかと思います。
という訳で、私の「サボる時間術」はまとまった時間の確保ではなく、細切れ時間の有効活用に集約されます。著者の方法の真逆になりますが、時間の使い方には個人差があり、自分に合った方法を選べば良いのです。
<参考図書>
「サボる時間術」 理央周
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