「国債・非常事態宣言」 − ”狼少年”の叫びはいつ実現するのか?
<業務連絡>
週末開催の英語セミナーは現在20名ほどで開催の予定です。アットホームな雰囲気になりそうなので、終了後ティータイムの時間を作る予定です。
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収入より支出が多く、借金を抱えている場合、それが企業であれ、家庭であれ、いずれ経済的に破綻します。そうならないためには、
収入を増やす
支出を減らす
のどちらかしかありません。
これは国でも同じです。財政破綻しないためには、税収を増やすか、歳出を減らすということになりますが、現在の日本の状況を見ればわかるとおり、どちらも国民からの納得を得ることは簡単ではありません。
しかし、財政破綻を結果的に防止するもう一つの方法があるのです。それがインフレです。インフレになれば、債務は相対的に小さくなり、名目上の収入は増えることになります。お金の価値が下がれば、借金の負担が減るということです。
「国債・非常事態宣言」は資産を持っている人達が漠然と持っている国債や日本の財政に対する不安を具体的に説明している本です。
意図的なのか、著者の語り口のスタイルなのか、文章は極めて平易で読みやすく、逆に専門的な知識を必要としている方には、やや物足りないかもしれません。また、やや荒削りな内容になっていると感じる部分もあります。しかし、日本の財政の置かれている状況について、ざっくりと知り、その問題点を知っておきたい人には恰好の1冊と言えると思います。
「財政危機をハイパーインフレによる実質的な債務不履行で「解決」するというのは、むしろ歴史的に見た場合に「ありふれた」現象であるともいえます。(162ページ)」とさらりと書いてあるのを見て、何とも背筋が寒くなりました。
著者は元格付け機関のアナリスト。随所に出てくる格付機関に対する微妙なコメントも味わい深いです。
<参考図書>
「国債・非常事態宣言」
松田千恵子
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