2012年景気は回復するという「タクシー業界の革命児」の根拠
毎週読んでいる「日経ビジネス」の最新号(年末年始合併号)の特集「異色企業家だけに聞いた2012年大胆予測」は興味深い記事でした。
通常この手の予測というのは、大手企業の経営者が登場して、当たり障りの無い内容というのが定番ですが、この記事に出てきた人たちの発言は踏み込んだ過激なものばかり。ポジショントークもあるのかもしれませんが、自分の言葉で言いきっています。
こんな方が登場しています。
「日本はとことん落ちる」 岡野 雅行 氏
「モノ作りが崩壊する」 松浦 元男 氏
「景気反転の年になる」 鈴木 喬 氏
「これ以上悪くならない」 飯田 勧 氏
「景気は既に回復中」 川鍋 一朗 氏
「米国でモノ作りが復活」 森 雅彦 氏
「市場は成熟していない」 高田 明 氏
「居酒屋が半減する」 石井 誠二 氏
「日本復活は2080年」 大平 喜信 氏
中でも注目したのは、日本交通社長の川鍋一朗氏の「国内景気は既に回復している」というコメントです。
タクシーは景気を映す鏡と言われるらしいですが、数字を見ると2011年6月以降業界の数字が1年前を上回っているというのです。
「企業によるハイヤーの長期契約件数」は前年同期比プラス
「宴会会場への送迎」が1.5倍になっている業界もある
「タクシーチケットの売り上げ」が復活している
「タクシー1台当たりの売り上げは3〜5%上がっている」
具体的な数値は掲載されていませんから、それが現実にどのくらいのインパクトのある数字なのかはわかりませんが、もう1つの重要な指摘はタクシーの競争相手の変化です。
川鍋氏によれば、スマホを使ってタクシーを呼べるようになって、専用アプリから自動的に近くにいる車が配車される仕組みが出来上がっているそうです。つまり、タクシーが競争するのは自家用車ということになり、減少する自家用車所有台数も追い風になると予測しています。
「国内景気は既に回復中」という発言は、デパートやブランドショップの混雑ぶりを見ていると、うなづける部分があります。震災の反動もあるのかもしれませんが、日本人(特に高齢者)の消費に対する意識の変化も大きいと思います。将来の不安ばかり考えて倹約するより、今を楽しもうというマインドシフトを感じるのです。
来年はどんな年になるのか?この特集記事は1年後まで取っておこうと思いました。
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