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「資格」が割りに合わない時代がやってきた

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不況になると「資格」を取ってキャリアアップしよう、と思う人がいるようです。しかし、「資格」の費用対効果というのは、年々悪化しているように私には見えます。資格を頑張って取っても、努力の割りに報われないようになってきているのです。

以前、アメリカのMBAが割りに合わないという記事を書きました(MBAは資格ではなく正確には学位です)。取得コストの上昇が問題になっている訳ですが、逆に資格のメリットの低下も問題です。

例えば、資格で人気なのはファイナンシャルプランナーやカラーコーディネイターといったものですが、これらの資格だけで仕事が増えたり単価が上がることはあまりありません。不動産の仕事をするために宅建を取ったり、金融の世界で証券アナリストを取得しようと考えている人がいますが、これも資格があれば年収が急上昇するようなものではありません。

さらに、司法試験や税理士・会計士の試験は莫大な時間と労力がかかりますが、それに見合うキャリアを得ることが難しくなっています。弁護士や税理士になっても仕事がないケースも今や珍しくないのです。

これらのことからわかることは、資格だけを取得しても、それだけでは何も変わらないということです。

逆に、宅建を持っていない不動産取引の成功者や証券アナリストを持たない金融のプロもいます。資格にこだわらなくても、それ以外の要素を磨いた方が自分の価値を高めることができると言うことができるのです。

問題はその「それ以外の要素」が何か?です。

「何を知っているのか」が問われる時代から「誰を知っているのか」が重要になる時代に世の中がシフトしているのではないか?これが私の仮説です。

資格で得られる知識はネットや本で調べられる。自分の知識や発想には限界がある。そこで能力のある他の人の力が大切になるのです。

確かに一部の資格は持っていないと仕事ができません。また信用を高めるシグナリング効果を持つものもあります。しかし、そういった資格の持つ価値が下がる傾向はこれからも続くのではないかと予想します。

とすれば「資格」に時間を費やすより、「誰と知り合うか」を考える方が意味のある行動になるのです。


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