バングラデシュのスタディ・ツアーを終えて、バンコクに戻ってきました。もう1日バンコクを視察してから東京に戻る予定です。

バンコクではいくつかの有名なレストランに行ってみましたが、どこもエンターテイメント性がたっぷりで、「ここにしかない価値」を提供しています。

写真は、世界一高い場所にある屋外レストランとして知られている「Sirocco（シロッコ）」です。ホテルルブアという宿泊施設の最上階にあって、エレベーターを抜けると大きな階段があり、その一番上からの眺望は思わず息を飲みます。

ビルのてっぺんにヨーロピアンなドームがあって、夜景と一体化した情景は、わざわざ来る価値ありです。

このレストランにはバーコーナーもあるのですが、ビルから突き出したように円形のバーカウンターがあって、毎日たくさんの人が訪れています。日本人の数は少なく、ほとんどは欧米人です。

レストランスペースで食事をすれば、ゆっくりとこの情景を味わうことができますが、料金は東京の高級フレンチレストラン並みで、暗い席で味わうせいか、食事自体にはあまり魅力を感じませんでした。ここでは、レストランを予約して、単品で軽く食べるのが賢い利用法だと思いました。

レストランは普段は予約が取りにくいようですが、クーデター騒ぎで観光客が減っているせいか、直前でもすんなり予約が取れました。この時期トライしてみる価値はあると思います。

また、マンダリンオリエンタルにあるタイ料理のレストランも面白い演出です。レストランはホテルの対岸にあって、無料の連絡ボートで送ってくれるのです。チャオプラヤー川を船に揺られて、レストランに到着し、川岸の席で夜景を楽しみながら、タイ料理を味わうことができます。こちらのお店も高級店ですが、価格はシロッコほど高くはありません。日本人に馴染みのあるタイ料理が味わえます。帰りも対岸まで送迎してくれます。竜宮城に出かけて帰ってきたような気分です。

バンコクというと、お寺の見学や水上マーケットといった伝統的な観光地が有名ですが、レストラン巡りもかなり楽しめます。

上記の2つのレストランには、日本人観光客はほとんど見かけませんでした。バンコクには、まだ日本人に知られていない観光資源がたくさん眠っています。機会があれば、是非トライしてみてください。

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