140921Sriracha

週末は2日続けてセミナーです。本日は、タイの不動産セミナーにゲストスピーカーとして参加します。

リスクが高いと言われている新興国での不動産投資ですが、日本と比べると有利な点もあります。それは、国全体が経済成長しているということです。

日本のように低成長の経済環境で、不動産を選ぶのは、株式市場に例えれば、日経平均が値下がりしている中で値上がりする銘柄を選ぶようなものです。

逆に、新興国の不動産投資は、日経平均が値上がりしている中で値上りする銘柄を見つけるようなもの。

日本の場合、市場平均を上回るアルファ(超過収益)を狙う必要があります。物件の選択によって大きく結果が変わるからです。それに対し、新興国ならベータ(市場平均)からのリターンが期待できますから、それなりの物件が選択できれば、良いとも考えられるのです。

そんな新興国不動産投資ですが、2つの変化があります。

1つは、円安が進みはじめたことです。既に購入している人はホクホクかもしれませんが、これから購入を検討している人にとっては、円ベースの価格が為替レートによってどんどん上昇しています。

そしてもう1つは投資エリアの広がりです。新興国の不動産は首都から攻めるのが原則だと思っていますが、バンコクやマニラ(マカティ)の物件は既に価格が上昇し、価格帯も変わってきています。そこで、出遅れ感のある首都以外の不動産に投資する動きが、始まっています。

例えば、11月に実施するフィリピンスタディ・ツアーでは、首都マニラのマカティだけではなく、少し離れたオルティガスや、セブ島の物件も合わせて視察します。リスクは首都より高くなると思いますが、投資しやすい価格で、相対的に高い利回りも期待できます。

タイもバンコクだけではなく、パタヤやシラチャの物件を購入する人も増えてきました。写真は、バンコクの物件と比較したシラチャの不動産価格ですが、平米単価が半分程度なのがわかります。想定家賃はあまり差が無いということなので、利回りは単純に2倍になります。空室リスクを考慮する必要がありますが、出遅れ感があるのは事実です。

本日のセミナーも、首都バンコクだけではなく、それ以外のエリアの物件も取り上げます。

海外不動産投資のマーケット環境の変化はスピーディでダイナミックです。セミナーに引き続き、11月にタイのスタディ・ツアーを実施することにしました。今週金曜日に配信する資産デザイン研究所メールで、先行募集する予定です。