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ビジネスパーソンのための情報誌「日経ビジネス[アソシエ]」で、新連載を開始しました。毎回、お金に関するテーマをピックアップして、やさしく解説していきます。

仕事に真剣に取り組んでいるビジネスパーソンほど、お金の有効活用に無頓着という傾向があります。企業経営者のような人になるとさらにその傾向に拍車がかかり、数億円単位のお金を普通預金に入れたままといった人も珍しくないのです。

しかし、仕事で「自分」が稼ぐことと、資産運用で「お金」が稼ぐことは、人生のお金との付き合い方において車の両輪のようなものです。

仕事のスキルをアップして、稼ぎ力を高めるのと同じくらいに、「お金の経営者」という発想で、自分が持っているお金という資産を有効活用することは重要なことになります。

株高、円安といったアベノミクスによる相場変動によって、資産運用による格差が広がっています。外貨資産を保有している人や、株式投資をしている人にはこの2年間で大きな恩恵がありましたが、資産を持っていてもそれが預貯金に滞留している人にはメリットはありませんでした。むしろ、インフレや円安、そして消費税の引き上げによって、実質的な資産価値は下落している状態です。

資産運用とは、資産を増やすことだけが目的ではありません。何もしないでいると、資産が目減りしてしまうこともありますから、資産を守るという意味からもお金についても知識は必要不可欠なのです。

日本においては、学校できちんとしたお金の知識を得ることができません。「お金は汚い」「投資はギャンブル」といった誤った考え方が、正しい知識を得るチャンスを奪ってきたのです。お金の知識を身に付けるため、せっかく勉強しようと思っても、どこにいったらそんな情報を得ることができるのか。それさえわからないという人も多いと思います。新しい連載では、投資未経験者を対象に、投資のテクニックではなく、お金との付き合い方の基本をわかりやすくお話したいと思います。

連載は本日発売の最新号から掲載されています。新しい連載にどうぞご期待ください。

※Shinoby`s Bar 銀座の一日店長募集ですが、Facebookページに申込みフォームをアップしました。申し込みの流れから、概要、書類までまとめてご覧いただけます。