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1年のうちにお酒を飲まない日はほとんどありません。今年もお酒を飲まなかった日は恐らく10日も無いでしょう。ところが、年末になってあるきっかけからお酒を数日飲まなくなる機会がありました。毎日飲んでいたのが急に飲まなくなって、自分が気が付くだけでもいくつかの変化を感じるようになりました。

まず、体重が減り始めました。食事は制限しないで普通にしていますから断食のように極端に減る訳ではありませんが、それでも毎日測っている朝の体重は通常にくらべ1~2㎏落ちました。

そして、睡眠が深くなったように感じます。お酒を多めに飲んだ日は夜中に目を覚まして寝られなくなってしまったり、朝の5時くらいに眠いのに目が覚めてしまうことが多かったのですが、お酒を飲まないで寝ると、早寝しても朝の8時過ぎまでぐっすり寝られます。眠りも深くなったようで、スッキリした気分になります。

そして3つ目に、時間が増えたような感覚になります。夕食の時にお酒を飲んでしまうと、後は途中から酔っぱらってしまうだけで、時間が過ぎていってしまいます。それも楽しい時間ですから、否定はしませんが、お酒を飲まないと食事が終わってからも、自分の時間が生まれます。お茶を飲みながら誰かと話をしても良いし、本を読んだり音楽を聴いたり、夕食後という新しい時間が生まれ、豊かな気持ちになります。

断酒宣言した訳ではありませんから、いずれまた普通の生活に戻ることになるかもしれません。また、ワインバーの仕事もしていますから、お酒を飲むなとあまり推奨したくない気持ちもあります(笑)。

とは言え、自分のライフスタイルを少し変えてみることで、今まで気が付かなかった新しい発見や喜びがあるというのが、今回年末にお酒を飲まないことで得られた収穫でした。

だから、お酒だけではなく、例えば、生活パターンを朝型にする、食生活を変えてみる、新しい人間関係を構築するためにイベントに参加する・・・といった今までの日常を変えるようなアクションをしてみると、そこから思わぬ発見と思わぬ展開が見えてくることがあります。

人間の行動パターンというのは、意識しなければ過去の延長線上で代わり映えなく続いてしまうもの。快適な生活であれば、そのまま続けても良いですが、意図的な変化を与えることで、そこに自分がずっと探していたものが飛び出してくるかもしれません。

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