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昨年の2月2日にグランドオープンした「SHINOBY`S BAR銀座」ですが、4月1日から次のステージに挑戦することにしました。といっても、カレー専門店に衣替えする訳ではありません。

素人がオーナーになって試行錯誤して飲食店を開業する楽しさと難しさについては、日経BP社から出ているこちらの書籍にまとめて書きました。1年やってみて感じるのは、成長のステージに最適な「ベクトル合わせ」の重要性です。

飲食店の経営は会社経営と同じで、1人でいくら頑張っても限界があります。SHINOBY`S BAR銀座の場合、アライアンスを組んでいる業務委託先の会社、サポートメンバーの人たち、ブログやメルマガを読んでお店に来てくれるお客様といった関わりのある全ての人が、お店の目指す方向を支持してくれなければうまくいきません。

SHINOBY`S BAR銀座はメンバー制ではなく、誰でも入れるオープンなお店ですが、敢えて看板を出さないことで、通りがかりのお客様が入らないようにしています。また、高くて美味しいワインよりも、リーズナブルで美味しいワインを揃えました。お通しもテーブルチャージも個室料もありません。食事も5000円以下のプリフィックスで満足できるような「価値>価格」のサービスを目指しています。すべて、自分が行ってみたいと思えるようなお店を追求した結果ですが、独りよがりなベクトルであれば、単なるオーナーの趣味の店になってしまいます。

明日からは、店舗の運営体制を変えます。店長も交代し、今後時間をかけて、厨房や内装のグレードアップ、新メニューの導入などを実現し、今までの良い点を残しながら、より高い支持を頂けるお店にしたいと思っています。目標は、やはりミシュランのビブグルマンです。

次のステージでどうしてもやってみたいのが、ワインに合うカレーの復活です。開店当初からしばらくオンリストして好評だったカレーですが、仕込みに手間がかかり過ぎて、提供するのを断念したという経緯があります。今後は、自前で作ることだけではなく、写真のような自分が気に入っているお店から提供してもらうことも考えています。

開店から14か月。色々な出来事がありましが、本日が現状の運営体制での最後の営業日となります。皆さまのご来店をお待ちしております。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。