image

4日の朝からホーチミンに来ています。ここ数年で4回目。アメリカ、カンボジア、フィリピン、スリランカなどと並ぶ、最重点投資先になってきています。

ベトナム不動産は昨年の7月から外国人に解禁されましたが、まだ手続面で不透明な点もあって、投資を始めているのはアーリーアダプターのリスクを厭わない人たちに限られています。半年ぶりに行ったホーチミンでしたが、投資環境は随分変わってきているのを感じました。

まず、不動産の販売が現地のローカルの需要によって堅調に進んでいることです。半年前のスタディツアーで視察した、総戸数10000戸のプロジェクトは販売も終盤に差しかかり、さらに中心部で販売開始された大型物件にはデパートのバーゲン会場のように人が集まっていました。そのほとんどが、現地の富裕層と見られる人たちです。

また、日本企業の進出も進むようです。7月には高島屋が新規出店して、イオンもホーチミン3号店をオープン予定と聞きました。それに伴い日本からの駐在員も増えているそうで、駐在員向けの賃貸物件需要は今後も堅調に増えていきそうです。

ホーチミンの不動産投資は利便性の高い1区、2区、ビンタイン区のような中心部と、日本人学校がある少し離れた7区と2つのエリアに分かれます。中心部の場合は単身者がターゲット、郊外の物件は日本人学校に子供を通わせているファミリー層が入居者の中心になります。

中心部の物件が販売好調であるように、7区で始まった日系のデベロッパーが手掛けるユニークな構造の新しい物件のモデルルームにも大勢の人が押し寄せています(写真)。城壁のように囲まれた建物に切り込みを入れたような、見たことのないデザイン。リバーサイドにこれから建設され、地元のランドマークとして注目を集めることになりそうです。

ホーチミンに来て思うことは、地下鉄の建設をはじめとするインフラ整備が進み、これから10年が経済成長の黄金期を迎えそうだということです。物件の選択というミクロの視点も重要ですが、成長している場所に資産を置いていくというマクロの観点から、投資の可能性を考えるべきだと思いました。

ベトナムの1人あたりGDPが、将来今のタイと同じ水準になるとすれば、その時ホーチミンは今のバンコクのような街になるはずです。そう考えれば、何を買うかより、いつ買うかが重要であることがわかると思います。

帰国してすぐに、報告会を兼ねてこちらのセミナーを地球と不動産の重盛社長と一緒に開催します。既に60名以上が集まっているようですが、まだお申込み可能です。ベトナムの最新情報をお聞きになりたい方は是非ご参加ください。

※毎週金曜日に配信している「資産デザイン研究所メール」。資産を守り増やすためのヒントから、具体的な投資のアイディア、そしてグルメな情報まで、メールアドレスを登録するだけで無料でお届けします。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。