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12月に発売する書籍「初めての人のための99%成功する不動産投資術」の校正作業を行っています。本文はほぼ完成し、図表も順番にチェックしています(写真)。

編集者の方のお話によれば、最近は分厚い本や活字の詰まった本は敬遠され、図表が多く、文字がゆったりと組まれたカジュアルな本が売れるそうです。

私が本を書くときの問題は、そんな最近のトレンドとは真逆に、何でも詰め込もうとしてしまうことです。せっかくお金を出して書籍を買ってくださるのであれば、自分の知識を出し惜しみせず全て提供したいと思って、つい書きすぎる傾向があります。

特に、今回の書籍は、国内不動産投資の初心者、未経験者を対象にしています。知識ゼロから興味を持って読んでもらうには、書き込みすぎは厳禁です。

多くの人に支持されるベストセラーを見ると「引き算」の発想で作られていることがわかります。

あれこれ手を広げるのではなく、伝えたいポイントを絞って、少ないテーマを繰り返し説明するような本です。内容は少なくなってしまいますが、その分インパクトが大きく、何を伝えたい本なのかが明快になるので、注目されやすく、売れ行きも良くなるのです。

例えば国内不動産であれば、一棟ものや地方の物件などを最初から引き算して、都心・中古・ワンルームに絞り込む。そうすれば、投資をしたことが無い人であってもハードルが随分下ります。全ての投資を網羅して説明しようとすると、内容は濃くなりますが、読み手からするとわかりにくい本ということになってしまうのです。

また、本文だけではなく、図表で直感的に理解してもらうことも重要です。本文を読まなくても何となく理解した気分になってもらう必要があるのです。

「引き算」は、私にとってはちょっと苦手なアプローチ方法ですが、思い切って情報を削って、内容を初心者向けに絞り込むことで、今まで投資経験の無かった人にも興味を持ってもらえる作品に仕上げたいと思います。

カバーデザインはこれからですが、既にアマゾンには書影のサンプルが入った予約ページができています。手作り感満載の書影ですが、デザインはもう少し洗練されたものになりますので、よろしくお願いいたします(笑)。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。