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「現代アートセミナー」を外苑前のギャラリーで開催しました(写真)。毎週金曜日に無料配信している「資産デザイン研究所メール」で募集したので、ほとんどの方は投資目的と思われます。

現代アートを理解するためには、アートの歴史を学ぶことがとても重要です。

現代アートといっても、いきなり奇抜な作品を作っているのではなく、古典的な傑作といわれる作品や、古代の美術などの歴史を踏まえた上で、そこに革新性を付加するものでなければ、作品としての評価は高まりません。

また、メッセージ性も重要です。単に作品としての完成度が高いだけではなく、その作品が何を伝えたいのか。そこにこそ現代アートの存在価値があるといっても過言ではないのです。

講師をお願いしたのは、三井一弘さん。3年前に知り合い、私が購入した作品もご紹介いただきました。アートに関する書籍も書いている、知識と経験豊富な方です。

アートは、作品を鑑賞するだけではなく、その作品が生まれた背景や、歴史や宗教を知ると、作品に対する理解がより深まります。ギリシャ、エジプトの壁画や、キリスト教とアートの関係など、三井さんのお話を聞いているうちに、何となく作品がまた欲しくなってしまうのが不思議です。

このようなセミナーを何回か開催しているうちに、投資としての側面よりも、人生を豊かにする嗜みとしての現代アートの魅力が、とても大きいことに気が付くようになりました。

購入した作品を室内に飾り、インテリアとして楽しむ。また、作品を眺めながら、その作品がつくられた理由や時代背景について調べたり、想像したりしてみる。

そして、アートの知識を持つ人たちとの交流を楽しむ。社会的な地位や年齢・性別の違いなどを超えて、共通の話題で人間関係を作ることができる。ワインと何だか似ている側面があります。

アートを数千年の世界の歴史の中に位置付け、作品のつながりを具体的な作品を紹介しながら説明できる人は、日本にはそんなにいません。世界の資産運用フェアでも作品をご紹介いただいていますが、その目利きの素晴らしさは、三井さん自身が元々は画家であったということが大きく関係しているのです。

主催者である私も、とても豊かな気分になれる楽しく有意義な時間を過ごすことができました。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。