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慶應義塾大学大学院教授の前野隆司先生が研究する「幸福学」を知り、本を読んだり、Webで調べたりしています。

前野先生は

良好な環境(安全)
良好な身体の状態(健康)そして
良好な心の状態

という3つが満たされることによって、幸せが長続きすると考えます。そして、3つ目の「良好な心の状態」を得るためには、次の4つの因子を持つことが重要だとしています。

1.自己実現と成長(「やってみよう」因子)
夢や目標を持ち、自己成長によって自分の強みを高め、夢や目標を達成しようと努力する。未来に向けて自分が成長を実感し、目標に近づいていくことは、ワクワクした感情を得られ、幸福感をもたらします。

2.つながりと感謝(「ありがとう」因子)
人間は多くの人との関わりの中で生きています。多様な人とつながり、周囲の人に感謝する気持ちを持てるようになると、些細なことに感情を乱されなくなり、心が安定して安らかな幸福感を感じることができます。

3.前向きと楽観(「なんとかなる!」因子)
同じ出来事でも物事を前向きに、また楽観的にとらえることができれば、悲しみや怒りを喜びや楽しみに変えることができるのです。コップに水が半分「しか」入っていないか、半分「も」入っているのか」。「見方は2つ、事実は1つ」です。

4.独立とマイペース(「あなたらしく!」因子)
人の意見に左右されず自分らしく、マイペースで生きられれば人生は楽になります。人の目を気にして、常に良く見られようとするのではなく、「人は人、自分は自分」という割り切りができれば、自由な人生を手に入れることができるのです。

私は、これらの要因の加え、「後悔しない選択」を続けるように努力をすることが、幸福の実現に重要だと思っています。「あの時に、ああしておけば」とか「もっと、〇〇しておけば良かった」と思うことは、幸せを遠ざける要因だからです。常にベストの選択は出来ないかもしれませんが、一時的な感情によってベターな選択さえできなかった過去を悔やむことは辛いことです。

今まで、そんな「後悔の念」を持ったことはありませんでしたが、ここ数か月を振り返り、これが自分の幸福度に大きな影響を与えていると実感するようになりました。時間が解決すると思っていましたが、むしろ時間と共に自分の心の中の後悔の念が広がり、ジワジワと心を蝕んで、袋小路に迷い込んでいく。何とも心苦しい感覚です。

健康や社会的地位、そしてお金は幸福を構成する要素ですが、それだけでは幸せにはなれません。後悔は、幸福を阻害する大きな要因になるのです。

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