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社会人になってから約25年、ずっと金融機関で仕事をしてきました。その間、自分自身の資産運用もすべて金融資産によって行ってきました。

しかし7年前から海外不動産への投資を始め、今や海外8か国に不動産を所有するようになりました(法人名義を含む)。国内不動産も4年前に東京港区に中古ワンルームマンションを購入してから、ワンルーム、一棟ものなど50部屋近くを保有するようになりました。その多くは国内金融機関からの借入で資金調達しています。

それに伴い、資産の構成比率も従来は金融資産100%だったのが、今や国内外の不動産の比率が圧倒的に高くなっています。また、現代アート、太陽光発電投資、キャンピングカー、現物ワイン、アンティークコイン、仮想通貨などの伝統的な金融資産以外の投資対象にも多様化しています。

資産運用の啓蒙活動を書籍やセミナーで行っていますが、自分自身の資産運用の変化を反映して、コンテンツも変えていきました。そのことに関して「変節」と批判している一部の熱狂的なファン(笑)がいます。

しかし、自分自身で「人体実験」して良いと思うものを紹介するというスタンスからすれば、自分が不動産投資を始めとする多彩な投資を開始したのに、旧態然とした資産運用の方法を紹介し続ける方が不誠実だと思ってます。

資産運用に限らず、人生には変化のタイミングがあると思います。時代が変わったり、自分自身が成長していけば、次のステージに入っていくための「変節」が必要です。

これは企業経営で考えてみるとわかりやすいと思います。市場環境の変化に対応して事業内容を変節させていかなければ、企業は生き残ることはできません。例えば、インスタントカメラにこだわったポラロイドやと写真事業から化粧品、健康事業などに多角化を進めた富士フイルムの違いを見ればそれは明らかです。

また、企業規模が一定まで成長し、さらなる飛躍を求めるのであれば、そこで従来のしがらみから踏み出して「変節」しなければなりません。ソフトバンクが日本を代表する時価総額の大きな会社になったのは、ソフトフェアの販売事業から始まって、今や投資ファンドから携帯電話事業、球団経営まで幅広い事業展開を行ったからです。

自分の強みにフォーカスすることも大切ですが、その強みを活かした中での変節も忘れてはいけません。

人生は「変節」するから、うまくいくのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。