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「プレゼンテーションが思い通りにできなかった」「大切な人との予定を間違えてすっぽかしてしまった」「余計なことを言って友達を失った」・・・そんな人生の失敗というのは、できればしたくないものです。

でも、失敗しない人よりも失敗してきた人の方が人間としての魅力に溢れていることが多いと感じるのです。

その理由を3つ考えてみました。

1.人の気持ちを察することができる
失敗したことの無い人は、失敗した人の気持ちを理解することができません。病気になったことが無い人が病人の本当の気持ちを深く実感できないのと同じです。

本当に弱い人の立場に立って物事を感じることができるのは、実際にその立場になったことがある人。だから、失敗することでで、人間としての器が大きくなり、優しくなることができるのです。

2、修羅場の経験を持っている
失敗した時のパニック、血の気が引くような恐怖、冷たい汗が流れる気持ち・・・こんな経験、もう2度と同じ瞬間を味わいたいと思いません。でも、その修羅場の経験が、どんな場面でも何とかなると思える冷静さや、プレッシャーに落ち潰されない強靭な精神力を養ってくれます。

ブラックマンデーやリーマンショックを経験したファンドマネージャーの方が、頼りになるのと同じです。

3.人間味があって面白い
失敗したことの無い人とは、人生に厚みが無く、平坦です。もしかしたら、リスクから逃げ回ってばかりいるだけかもしれません。失敗も無いけど、リスクを取らないから成功も無い。そんな人よりも、リスクを取って常に夢や目標に目をキラキラさせながら向かっている人の方が人間的魅力に溢れています。

誰しも、失敗や挫折の経験があることは、恥ずかしく隠すべきだと思いがちです。でも、そんな経験こそ、今の自分を形作るのに必要不可欠な、かけがえのないものです。

私が好きな言葉に「人生に無駄なものなし」というのがあります。

さまざまな人生の中で、成功や挫折を味わう。その振れ幅が人間味のある奥深い人生を作っていきます。失敗さえも、素晴らしくありがたい経験と思えるくらいの、大きくしたたかな心で、毎日を前向きに過ごしたいものです。

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