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朝から晩までカレー三昧でしたが、バングラデシュに行ったのは、カレーの研究が目的ではありません(笑)。インナーサークル資産設計実践会メンバーと首都ダッカの不動産の視察をするのが目的です。

バングラデシュのダッカでは、日本のJICAが協力して、中心部にモノレールで鉄道による環状線の建設を進めています。既に市内のあちこちで工事の様子が見られます(写真)。そして、一部は来年末に開通する予定です。東京で言えば、これから山手線を作るような話です。

また、高速道路の建設も急ピッチで始まっています。中心部の渋滞解消が目的ですが、これは東京で首都高速を作るのと同じような話です。

ダッカの人口密度は、既に東京の8倍。人口は、今も東京より急ピッチで増えていますから、その差は広がる一方だと思います。そして、バングラデシュの経済成長率は年7%を超え、国民の平均年齢は20代半ば。

高度経済成長期を迎えつつあった「半世紀前の東京」のような、熱気に包まれています。

国内にはない投資の機会を求め、日本人投資家が注目していますが、思わぬ落とし穴にも気をつけた方が良いと思います。

価値のない土地を絶対に値上がりすると説明し、投資家を集める日本人ブローカーについての相談が増えています。幸か不幸か、私はお付き合いがありませんが・・・。

ただ、明らかなことは、投資には確実は無いということ。「絶対」値上がりするというセールストークをしている時点で、信頼に値しないということです。

また、バングラデシュに限らず、海外不動産投資はリスクが高く、誰にでもお勧めできるものではありません。

海外不動産に投資しなくても、外貨投資は可能です。低コストの外国株式に投資するインデックスファンドや、為替手数料の安いFXで外貨資産を構築するのも、賢明な方法です。

金融資産と異なり、「歪み」の大きな実物資産は、誰と付き合うかが極めて重要です。新興国の不動産であれば、その傾向は、一層強まります。

私は、資産設計実践会メンバーと「誰と付き合うか」を見極めた上で、「半世紀前の東京」にリスクを取ってタイムマシン投資をしてみようと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。