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小泉進次郎環境大臣(写真)の発言が批判を浴びることが多くなってきました。

確かに、環境問題をセクシーと言ってみたり、原発の汚染水に関する不用意な発言をするなど、問題があるのは事実です。しかし、以前は好感度が高く、将来の首相候補として高い人気を誇っていました。それが、有名フリーアナウンサーとの結婚を発表し、大臣としてデビューをすると、急に手の平を返したようにネガティブな批判ばかり受けるようになる。これは、小泉氏に限ったことではありません。

少し前に話題になったZOZOの前沢友作氏も同じです。アパレル業界の経営者として、短期間に会社を大きく育てる優れた手腕を発揮していました。ところが、お年玉のバラマキや有名女優との交際で一気に知名度が高まると、経営方法やツイッターの発言に批判が集まるようになり、あらぬ風評まで雑誌に書かれるようになってしまいました。

このように、メディアの露出が増え、世間の注目が高まると、今までポジティブな反応だった世論が、急にネガティブに変化してしまうリスクが高まります。

特に、テレビやSNSのようなメディアではその傾向が強まるようです。

ネガティブな風評が立つと、それを否定しても、最初の印象がその人につきまといます。むしろ、否定すればするほど、その発言が注目を集め、さらに多くの人がネガティブな論調に加わっていきます。説明したり、正しいことを伝えようと努力することが逆効果になってしまう。だから、多くの場合、沈黙してしまうしか対処方法が無いのです。

大量の情報が流れる中で、一つ一つの情報が正しいかどうかを丁寧に検証する人はほとんどいません。イメージだけで、何となく判断されてしまう。見た目や服装、経歴といったものも、そんなバイアスがかかるのを加速したりします。

小泉氏や前沢氏ほどの知名度や影響力が無くても、ネットやテレビといった媒体で顔と名前を露出している人は、常に「有名になることによるリスク」を抱えています。ある日突然、世間の見方がネガティブに変わるような出来事に巻き込まれると、事実とは関係なく勝手にイメージで判断されてしまうことになります。

これは、メディアに露出をする人は、誰でも覚悟しておくべきことです。

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