SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

日記 1996年12月

12月に入りました。相変わらずの内容ですが、お付き合い下さい。


 

1996.12.31.(TUE)

大晦日

一年が終わる。いろいろな出来事があったが、個人的にはパソコンにはまり、このページを9月末に立ち上げたことが一番の事件。来年は量だけでなく質の向上にも努力したい。今日は日中は暖かい一日だった。公園でのんびりしている人を見ると、もう正月になったような錯覚に陥った。コンビニは年中無休だし、元日から初売りになればおせちを作っておく必要もない。便利になるぶん季節感は失われていく。

HPの功罪

インターネットの価値はメイル機能による情報伝達のスピードアップとそれに伴う業務の効率化と言われる。確かにそういったメリットは自分でも感じられた。同窓会の連絡、普段なかなか会えない人との情報交換など便利だった。でも、個人的にはHPからの効用が大きかった。 HPを作って良かった点は、

  1. 今まで漫然と見たり聞いたりしたことをアウトプットを意識しながら対するようになった。何事にも興味を持つというインセンティブをHPを作ることで持つことが出来たのは収穫だった。また何を書くにしろ少しでも人と違った見方・考え方ができないか、自分なりに努力した。少なくとも物事を見る目の訓練にはなった。
  2. 日記という形式を毎日継続したことで、自分の記録が溜まっていった。10年後20年後にこのページを見る機会があれば、個人的に貴重な記録となる。しかも紙と違って劣化しないし、サーバーが壊れない限り紛失することもない。当然ハードとフロッピーディスクにバックアップも取ってある。
  3. まったく会ったことのない人とのコミュニケイション。世の中に様々な人がいることがわかった。親切な人、まめな人、物知りな人。一度も会ったことの無い人からご意見頂いたり、参考になることを教えてもらったり、貴重な経験をした。
HPを作って悪かった点は、

  1. 時間が足りなくなった。毎朝30分から1時間、暇さえあればHPの改造、とパソコンに向かう時間が長くなり、結果として仕事・家庭に向かう時間、そして何より睡眠時間にしわ寄せがいった。
  2. メイルに頼りすぎる余り、人と会うのが億劫になった。
  3. パソコンを持っていない人、メイルアドレスを持っていない人、HPを持っていない人との付き合いが疎遠になった。正直言って何となく優越感を感じていたのは事実である。付き合いを広げるツールと言いながら付き合いの幅を狭めてしまったかも知れない。

お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします

夕方から八王子の実家に帰ることにした。毎年恒例の行事。大晦日に帰り、元旦をゆっくり過ごし夕方には戻る。ということで今年の日記はここで終了。9月末からでしたが、お付き合い頂いた方、メイルを頂いた方も密かに読んでいただいている方も、本当にありがとうございました。良いお年をお迎え下さい。

 

1996.12.30.(MON)

晦日・仕事納め

晦日になっても仕事。電車は休日ダイヤでガラガラ。お昼を食べるのにも一苦労。人は少ないがやっている店も少ない。表参道のそじ坊でそばを食べた。外貨の資金を扱う仕事の関係上、日本の正月休みの分まで仕事をしなければならない。だから休みの前は忙しい。結局9時前にやっと帰ることができた。帰り道、今働いているのは銀行員とそば屋位ではなどど思ったりした。

しかし明日の大晦日から6連休。つくづく思うのは銀行員とはサービス業ではないということ。スーパーが元旦から営業しようという時代に。5日までのんびり休んでいる。コンビニは24時間開いているのに、シティバンク以外は夜になると閉店してしまう。まさに士族の商法である。こんな甘い商売、ずっと続くほど世の中甘くはない。

イースターエッグ

日経のビルゲイツのコラムからfinding easter eggsのページを見つけた。イースターエッグというスラング自体初めて聞いたが、ソフトウエアの開発者がそのソフト内に作った秘密のページのこと。開発者の名前がクレジットされていたり、ゲームのようになっていて面白いものもある。

ワード、アクセスといったソフト毎にイースターエッグが紹介されているが、中でもMicrosoft Excel 95に入っているイースターエッグが面白い。見つけ方は

  1. 新規のスプレッドシートを立ち上げる。
  2. 95行目までカーソルを持っていき、行数字をクリックして行全体を範囲指定する。
  3. タブキーを一回押す。
  4. ヘルプメニューからのバージョン情報を選択する
  5. シフトキー・コントロールキー・ALTキーを同時に押しながらバージョン情報の画面の「製品サポート情報」をクリックする。
すると新しい画面が登場。矢印(↑→↓←)で画面を動かせる。
さらに最初の方向の逆側に矢印で回転させ「excelkfa」とタイプすると壁がなくなり道が現われる。カーソルをコントロールして上手く道を渡ると新しい部屋に入れる。
一度溝に落ちるともう這い上がれない。
一度やってみると面白い。

本末転倒

同じ日経新聞にインターネットの渋滞がアメリカで深刻な問題になっているとの記事。大手のインターネット接続会社が定額制の料金を導入したことから、つなぎっぱなしの利用者が増え渋滞がひどくなったとしている。日本では市内料金が夜間のテレホーダイを除き時間比例の料金体系になっているのが渋滞混雑の抑止をしていると書いている。

市内料金が時間比例だから日本は渋滞しないと時間比例料金を正当化するのは何となくおかしいと思った。時間比例料金で渋滞しないから良いのではなく定額で渋滞しない方法を模索するのが筋ではないか。解決方法としてNTTのOCNが記事の最後に出ていたが、いくら定額料金でもリーズナブルな料金でなければ誰も利用はしない。

通信料金をどのように設定するかは、交通経済学などの理論も含めて経済合理的に設定されるべきであろう。利用者全体の効用を増加させる料金体系が望ましいのはもちろんだ。だからやみくもに料金を定額制で安くしろと言うつもりはない。単にこの記事から技術の進歩が夢を実現するといった前向きな見方が感じられず、悲しかっただけなのだ。

京王線の同士発見

また知らない方からメイルを頂いた。松野さんという方から。

例によってちょっと引用させて頂く。

「京王線を変えよう」のページ、読ませていただきました。

いやいや、全く同感!!
ここまで書いて下さると気持ちよいです。
私も西調布〜渋谷を通勤しておりますので。
私の京王線に対する文句は

  • 電車が時刻どうりにこない。いっつも1〜2分遅れる。
  • それが原因で明大前でたまに井の頭線での乗り継ぎが遅れることがある。
  • 分倍河原で南武線の接続が悪い。
  • などなど。キリがありません。
Shinobyさんがどこのどなたか存じませんが、是非頑張っていただきたいと思ってメールした次第です。影ながら応援します。これからも頑張って下さい。

応援されても、京王線のダイヤを変えられる訳でもないし、何もできないのですが。もし京王電鉄関係の方でご覧になった方がいらっしゃれば、ご意見メイルを送ってください。サービス改善の余地はあると思っている人、結構多いようですよ。

 

1996.12.29.(SUN)

大掃除の効用(1)

朝から大掃除。私の担当は、窓とエアコンと照明。それから自分の部屋。11時頃から始めて夕方までかかった。年に一度となるとさすがに窓も汚れている。自分の部屋も始め出すときりがない。

今年の大掃除の一番の収穫は懐かしいカセットテープが発見されたこと。学生時代にレコードレンタルにせっせと通いダビングしたテープがたくさん見つかった。録音日が82年とか84年なんて書いてある。オメガトライブ(カルロスがいた頃)・角松・オフコースなどの邦楽からババナラマ・スパンダーバレー・クリストファークロスといった洋楽まで時代を感じさせるアーティストだらけ。フラッシュダンスのサウンドトラックのマイケルセンベロも涙を誘う。やっぱり当時流行っていて一時代を築いたのに今は音沙汰の無いアーティストは懐かしさもひとしお。だけど、聴くのがちょっと気恥ずかしい。

音楽には聴いた時の思い出が一緒に録音されている。学生時代の生活が甦ってきた。

大掃除の効用(2)

最近聞いていないCDも大量に整理した。「THAT'S EUROBEAT」なんてものもあった。全部で50枚ほど。捨てるのは惜しいが、持っていてもどうせ聞かないCDなので、近くの古本屋に持っていった。4110円で買い取ってくれた。どうせ千円位かと思っていたので意外だった。聞いたことの無い(買った本人さえよく覚えていない)作品まで買い取ってくれたので得した気分。でも買い取ってどうするのだろうかと他人事ながら心配。

ノスタルジー

懐かしいといえば、最近昔風のホットドッグ作りに凝っている。コッペパンを買ってきてバターとマスタードを塗ってキャベツの千切りと安っぽいソーセージをはさみトーストするだけですが、昔の味がする。学生時代に喫茶店で食べたランチを思い出す。今朝もつい作ってしまった。

風邪の匂い

風邪はどうやら我が家では流行らずに済んだ。風邪には菌の匂いがあるといつも思う。あれを検出できる機械があれば、風邪検出器みたいなもので注意を喚起できる。口臭検知機があるくらいなのだから簡単に作れないのだろうか。

 

1996.12.28.(SAT)

通知表

子供の頃通知表をもらうのは、厭だった。政治家には通知表がある。選挙という通知表が何年かに一度回ってくる。でもそれは絶対評価ではなく相対評価である。選挙区という狭い地域で選挙という行動に出た良識ある一部の人だけからの評価。それも何年かに一度だけで個別項目毎の評価はない。評価の理由もはっきり分らない。

しかし選挙以外に毎日成績を付けてくれるものが存在する。それは市場だ。東京株式市場は橋本内閣の予算案にクエスチョンを付けた。為替市場も円の先行きに黄信号を灯している。政治家は選挙より速報性があり、個別の材料に評価を示す市場の採点にもっと気を配るべきであろう。市場の評価が自らの政治生命に関わることに早く気が付くべきである。

情報の価値

野口悠紀雄は語っている「情報通信の発達によって無価値な情報が増えそれをどう切っていくかが問題になる」。
確かに何でも取り敢えずコピー、取り敢えずメイルという安易な風潮は費用と手間がかからないから価値の無い物まで情報化したためである。情報は集めるのが大変なのではなく、いかに価値のあるものだけを取り出すかが大切なのだ。情報源をたくさん持っている人はノイズが多くて正しい判断ができない。人間の情報処理能力には限界があるからだ。少なくともビジネスの世界ではそうであろう。しかしプライベートな世界では情報の価値とはその人によって異なるものと思う。例えばラブレターなんて当事者以外の人にはほとんど価値のないものだろうが、当人達にはかけがえの無い情報であろう。
要するに同じ対象に対するさまざまな情報の価値を相対的に比較することは可能だ。しかし違った分野の情報の価値を定量的に比較するのは非常に難しい。

日経平均

日経平均連動投信というのを個人的に持っている。ブル型に設定すると日経平均の変化率の2倍変動する商品だ。つまり今は儲かっていない。この投信の面白いのはベア型に乗り換えることができ、その場合今度は日経平均の変化率と反対の方向に価格は動く。せっかくだから少し株のページでもと、まずは野村のバーチャル投資クラブへ。ここではメンバー登録した10372人の人が100万円を元手に株式投資シュミレイションを行っている。有名な「る〜さ〜!の株式投資向上委員会」荒吐隼人さん、を始めアブラハムの投資情報ドルフのホームページなどを回った。日経平均ベア型とミニ株を組み合わせてユニークな投資方法でも暇な正月に考えてみようかと思っている。

 

1996.12.27.(FRI)

もう仕事納め

金曜日ともなると電車空いている。学生の冬休みに入ってから空いてきたが、社会人も休みに入る人が増えたらしい。帰りが遅くなって電車が混んでいるのでは、と不安になったが意外に空いていて拍子抜け。思ったよりも暖かい一日で過ごしやすかった。

おやじルネッサンス

コギャルブームが終焉すると次は何か。おやじの復活ではないかと思う。バブル崩壊で滅びたと思った新人類がオヤジとして復活する時期だ。彼らは学生時代に海外旅行に出かけ始めた最初の世代だ。20代にバブルを経験し、遊びのノウハウを身につけた。会社では情報化時代にいち早く対応し、パソコン・携帯・電子手帳を使いこなす。そして管理職に就き始め中堅社員として影響力を持つようになる。肩たたきに脅える中高年、派遣社員に仕事を奪われたOLを横目に来年はおやじルネッサンスを密かに期待している。

ファンレター

家に帰って感動したのはこれ。ファンレターというタイトルでEメイルを頂いた。ちょっと引用する。
突然お便りいたします。実は、9月30日からずっとHPを見させていただいていました。いつかお便りしようと思いながら、結局季節の挨拶になってしまいました。

内藤さんのHPは、伊藤洋一さんのHPからのリンクで知りました。なかなか充実した内容で、すばらしいと思います。初めてアクセスしたときは、確か五十数番目の訪問者ではなかったかと思います。私も調布に住んでいること、以前欧州債に携わっていたこともあるし、何より、内容が良いことから毎日見せていただくようになりました。

今年1年ためになるHP、ありがとうございました。

来年も期待しています。

じーん。

ラリー本ブーム

先週読んだラリー・ウィリアムスの「相場で儲ける法」には感動したが、彼のHPがあることが判明した。これはQUOTE JAPAN(QJ)というページから見つけたもの。QJには伝言板のコーナーがありラリー・ウィリアムスの「相場で儲ける法」がホットイシューになっている。本の中で紹介されている、「究極のオシレーター」という相場のテクニカル分析の方法を巡って議論が進んでいる。彼らの間では「相場で儲ける法」は「ラリー本」と言われている。「究極のオシレーター」とは以下のように計算するらしい。

これは渡辺さんという方の文章の引用。

  1. 真の安値、高値を出す。これはMAX,MIN関数でその日の高値、安値と前日の終値を引数とする。
  2. 買い圧力。これは当日引け値から真の安値を引いたものね。
  3. 全変動幅,真の高値−真の安値
  4. 7、14、28日毎に(買い圧力)/(全変動幅)でそれぞれの買い比率を出すを出す
  5. 後は=((7日買い比率*4)+(14日買い比率*2)+28日買い比率)/7*100で目出度くも有り難いオシレータの出来上がり
相場に関係ない方は何のことやらわからないと思いますが、要するに過去の相場の価格を計算して将来上がるか下がるかを予測する方法を研究しているのです。

相場関係のHPはリンクを辿り歩いていろいろ見つけた。

など。暇を見て内容が良ければリンクに追加したい。

 

1996.12.26.(THU)

AFTER CHRISTMAS

クリスマスボケの一日。朝5時に目を覚ましてしまい、ゆっくりHP作成をして、会社に行く。マーケットは海外がお休みモードなので超閑散。会社の中ものんびりした雰囲気。休んでいる人が増えてきてがらんとしている。こんな日に会社に行っていると農耕民族を実感する。狩猟民族が狩りを終えて休んでいる時も、毎日仕事場に通う農耕民族。随分寒くなってきた。無理をしないでそろそろコートを着ようと思っている。

風邪流行ってます

今年の風邪は重いらしい。会社の隣にいる夫馬君は先週末風邪をひき、火曜日の午後から昨日まで休んでいる。一昨日電話でやっと熱が38度まで下がりましたといっていた。最高39.5度までいったらしい。重い風邪は早めの手当てが大切だ。大きな相場では早めのロスカットが大切なように。

ECONOMY OF SPEED 2

松井証券岩井証券から今日資料が届いた。松井証券もなかなかやるではないかと見直した。どちらも個人投資家を大切にしているという事が行間からひしひしと伝わってくるのがとても嬉しい。これから資料をもっとよく読んで見たい。それにしても資料をインターネットで請求できるのは便利。そのうち資料自体も通信で送られてくるようになるのだろう。投資情報などスピードが要求されるものは郵便より通信が向いている。

 

1996.12.25.(WED)

MERRY MERRY CHRISTMAS

クリスマス当日。海外市場が休みなので仕事は暇。定時退社して、髪を切りに行った。家の近くのお店。なぜ日本ではクリスマスイブの方がが盛り上がるのであろうかという話になった。日本人は時間を先取りするのが好きだから、クリスマスよりイブの方が好きなのではないかというのが私の説。ボジョレー・ヌーボーを世界で一番早く飲めると喜んでいた位ですから。せっかちなのかもしれない。

今日は家でささやかなクリスマスパーティー。本当にささやか。カリフォルニアの安い赤ワインにロンデールとカマンベールチーズ、KFCのチキン丸焼きとサラダ、それに舞い茸のリゾット。デザートはスリジェのいちごののったタルト。中でもチキンの丸焼きがお気に入りで毎年買っている。千2百円位で美味しいハーブ鶏が食べられるのはリーズナブル。

ECONOMY OF SPEED

新聞に最近よく広告が出ている松井証券岩井証券にHPから資料請求している。今週の月曜日の午前10:24にメイルを送信した。岩井証券は返答のメイルが翌日の朝9:18には届いたので感心した。一方の松井証券は今日の午後。インターネットはデータがどのルートで送られるかわからないので、先に送ったものが必ずしも先に着くとは限らないらしい。しかし岩井証券はレスポンスが早いという印象を持ってしまったことは確かである。ビッグバンは本当にどこまで進むのか疑心暗鬼であるが、これらの個性のある証券会社は個人投資家の支持をもっと集めていくと思っている。

二極化

来年のキーワードは二極化ではないかと思う。横並びが消え勝者と敗者がはっきりする年になる。すでにその兆候は出ている。WINNER-TAKE-ALL ECONOMYでは、一番とそれ以外に二極化される。その流れはアメリカだけではなく国内にも広がっている。二極化するときに一番対応しにくいのは、2番手でやってきた企業だろう。業界トップの真似をしてきた企業にとって今まで以上に格差をもたらす。自動車でいえば日産はトヨタに大きな差をつけられる。2番煎じ戦略から抜け出さなければ中途半端になってしまう。差別化と事業分野の絞り込みを早く行うことが生き残る道だろう。

ECONOMIST

ECONOMISTは新年合併号だ。Shopping on the Netという記事が目についた。インターネットショッピング体験記といったところ。アマゾンという世界最大の本屋が紹介されている。オンラインショッピング出来るので、これは使えそう。試しに複雑系に関係する本として新聞で紹介されていたPaul Krugmanの「The Self-Organizing Economy」を検索すると市価の10%引きの$16.16販売されていた。検索がパワフルでKrugmanと入力するとPaul Krugmanの著作がどんどん出てくる。図書館のようだ。日本の本ではどうか。紀伊国屋の検索はどうも使い勝手がよくない。該当なしが出ることが多く正確に入力しないと探せないのは不便だ。

メリマンの予言

協栄物産から占星術によるメリマンサイクル理論を確立したというレイモンド・メリマンの来年の相場予測レポートを頂いた。星座で相場を語るのには抵抗があるが、市場のサイクルを長期的なチャートから想定するアプローチには共感できる。

 

1996.12.24.(TUE)

クリスマス・イブ

クリスマスの季節。風邪が流行っている。頭の中を山下達郎のクリスマスイブが駆け巡る。雑誌は合併号が増えてきた。会社で今日もコンビニのパンで夕食を済ませている人もいる。マーケットもやる気が無い。もうすぐまた一年が終わる。

どうなってるの

給料に年末調整という項目があって税金が戻ってきた。喜んでいると、住宅ローンを借りている人はもっと戻ってくるという。借金することを政府は奨励している訳である。住宅という「優良な」資産を保有するための借金ならいいという訳か。

働かない配偶者がいると扶養控除といって税金をまけてもらえる。働いている人は金を貰っているのだから税金もたくさん払えということか。

税金には国のヴィジョンが反映されていなければならない、などど言ったら大袈裟か。でも国民は国からのメッセージを税体系から受け取っている。

 

1996.12.23.(MON)

クリスマス・イブイブ

明日はクリスマスイブ。クリスマスといっても特に感動はない。別にキリスト教徒でもないし、街が混んでいて、フレンチレストランの料理がまずくて、サービスの悪い日位にしか思っていない。なんて少し斜に構えすぎか。とにかくイブイブは普通の休日と変わらない一日だった。午後から1ヶ月半ぶりにスポーツクラブに行った。体がなまっている。恐る恐る体重を測ると67.3キロと前来た時より1キロ以上減っている。でも喜んではいけない。体重が問題なのではなく体型が問題なのだ。

「配給」の意味

日経新聞は広告と夕刊が面白い。書籍の広告は書評欄より役に立つ。広告から出ている出版社のオーラを感じられればその本は良い本なのだ。その後書店で実際に手に取って参考文献と目次、版数、まえがきを見ればほぼ間違えない。

広告といえば今日の朝刊のフリージアマクロスのパソコン通信販売の記事(12面)、なんだか変だった。パソコンを「配給」するという宣伝。まったく新しい方法によってコストが劇的に削減できる販売手法らしいが、なぜ出来るのだろうか。興味がそそられる。しかし日経新聞読者に196台限定とはどういうことか。

広告によれば配給とは全産業の起点を愛に求め、愛に解を得てその理念実践のための行動目的らしい。企業活動という営利的なものに愛という概念が融合できるのであろうか。鳩山由紀夫を思い出した。

フリージアといえば、恐らくフレンド・オブ・フリージアという秋葉原のディスカウントショップをやっていた佐々木ベジという人物がやっている会社だろう。「配給」の概念をもっと調べてみることにする。

魚へんにブルーと書いて鯖

「プロ野球名語録」(講談社)は面白い。過去のプロ野球選手の名語録・珍語録が収められている。巻末の選手名別索引も便利。何といっても長嶋は面白い。天覧試合で「今日はロイヤルな方がいらしているから」と言ったとか、とにかく横文字の使い方がユニークだ。三振の時は「どうしたらカッコよくヘルメットをとばせるか、大鏡の前で研究した」らしい。サービス精神旺盛な人なのだ。

凡天・雷文・おりん

SPAの今週号にクイズ「日用品のホントの名前」というコーナーがあった。
  • 耳かきについている綿は「凡天」
  • ラーメンどんぶりのなるとみたいな模様は「雷文」
  • 仏壇のチーンと鳴らすものは「おりん」
  • 目覚し時計の起床時間を合わせる針は「目安針」

というらしい。くだらないが勉強になった。

 

1996.12.22.(SUN)

今日も早起き

なんと4時に起きてしまった。せっかくなので久々にネットサーフィンをして遊んだ。朝やるとバックボーンが細くても空いているらしくスイスイとリンクを渡り歩ける。サーフィンをしているというドライブ感は気分がいい。

日経平均2万円割れは整備新幹線のせい

先週日経平均が2万円を割れた。情報通信を始めとする技術進歩とグローバリゼイションによる世界的な低金利時代に入り、世界の株式は大幅上昇を続けているのに日本だけが取り残されている。なぜだろう。景気の回復の遅れが理由と言う人もいるが、ドイツだって不況に苦しんでいる。でも株は上昇している。一つはバブル崩壊後の不良債権問題が先送りにされ、そのツケが回ってきていることがある。一部の金融株の下落は昔のツケの清算を行っていることを示している。しかしなんと言っても一番の要因は第2次橋本政権に対する失望であろう。農業への補助金、整備新幹線の建設など昔と変わらない不健全は財政政策に変化を期待した投資家が失望した。このまま行けば政府の規制の無い分野で世界的な競争力を持った企業以外の株は引き続き売られていくことだろう。そして断末魔の叫びが聞えた瞬間日本株は急反発する。

「WHERE TO INVEST」

BUSINESS WEEK(Dec30,1996)は年末年始合併号。恒例の「WHERE TO INVEST」が特集されている。やはり株高が来年も続くかが一番の焦点。基本的には楽観的な見方を示していた。各エコノミストの予想レンジはダウで4400−7500。平均は6587となっている。まあ去年もダウが6000に乗せると予想した人は3人しかいなかったから当てにはできないが。米国株では出遅れている小型株を推奨。またポートフォリオの国際分散も勧めている。日本については見方が分れていた。

興味を持ったのはヘッジファンドのページがあったこと。ジョージ・ソロスに代表される「マクロ」ヘッジファンドから「マーケットニュートラル」ヘッジファンドへ人気が移りつつある状況をレポート。相場を大胆に予測しレバレッジを効かせて収益を上げるホームラン打者より、買いと売りを巧みに組み合わせ安定した収益を稼ぐ好打者の方がいいという訳だ。

リーマンとは証券会社の名前とは限らない

年賀状をようやく100枚ほど書き上げた。あと30枚程なんとか連休中に書き上げたい。毎年誰に出すかで悩ましい。基本的に去年頂いた方には返事を出す。今年出さないのに頂いてしまったら返事を慌てて出す。ここまでは明快なのだ。問題は会社の上司・同僚・後輩。会社の人には今までは原則出さなかった。どうせすぐ会う訳だしと思っていたからだ。しかし去年ある上司から先制攻撃を受けてしまい、その上司に今年は先制攻撃することにした。すると会社の他の人にも出す必要が、と話がややこしくなる。昔はこんなこと考えもしなかったのに、少しは礼儀を覚えたのか、それとも、、、。

顧客満足度

最近HPを開設したSUMIさんからメイル。その中で毎日日記を見て下さる方のため、日記は2〜3日毎にまとめる方が親切とのアドバイスを頂いた。確かに昔の人の日記などなかなか見るものではない。毎日拙文にお付き合い頂いている「常連のお客さま」を大切にするため、見やすいページ作りを心掛けなくてはいけない。ということで今日からパラグラフ毎に見出しを付けるようにしてみました。なるべく気が利いたタイトルにしたいと思っています。

山根さん・立花さん・野口さんお願いがあります

年末年始になると新しいことを始めたくなる。新しい手帳を手に入れて、年賀状書きながら住所録の整備などをしていると、パソコンのファイルの整理をしたいと思った。夏に買って以来特にファイルの整理など行っていないので、ディレクトリーがゴチャゴチャになっていてだんだん自分でも分りにくくなってきた。でもどう整理するのが使いやすいかよく分らない。情報整理の本はよくあるけどパソコンのディレクトリーの効率的な構築法について書いてある本は見たことがない。結構同じ悩みの人多いと思うのですが。

 

1996.12.21.(SAT)


日経朝刊に武田徹という評論家が「サビ文化」について書いていた。サビを効かせすぎて全体への評価がいい加減になってしまう最近の文化を批判している。例えば最近のヒット曲。サビのメロディ以外は大したことなく全体にイマイチな曲でも、サビがCMで大量に流れるだけで売れてしまう。これは世の中のスピードが速くなったことが原因だと思う。全体をじっくり味わう暇が無くなり、ポイントだけをザッピングする時代になった。ヒット曲に限らず、テレビ番組や雑誌などすべて当てはまる。テレビも全部見ないで面白い番組を探し回る。雑誌も目次をぱっと見て好きなページ以外は読まない。タレントも第一印象が大事。ラーメンも最初のスープの一口が大切。だから味を濃くして印象付ける。要するに物事の表面しか見ない薄っぺらな世の中になった訳だ。

こんな時代の反動が古いものほど価値があるという考え方を根底にしている「サライ」のような雑誌を出すのだろう。インターネットブームが一息ついた頃、急速な世の中の変化に疲れた「サライおじさん」達が懐古趣味ブームを生み出すことは十分考えられる。

アクセスカウンターがようやく1500件を突破した。9月末から約3ヶ月だから、毎日20件弱のアクセスということになる。自分の分が含まれていることを考えると、15件位か。毎日見ていただいている人はわかるとして、それ以外に自分の知らないどんな人がアクセスしてくれているのか興味がある。アクセスした人のサーバーの名前がわかるソフトはあるらしいが、それで検索するのもストーカーっぽくて気が進まない。やはりメイルを頂けると一番うれしいもの。加藤 栄一さんはお会いしたことも無いのに頻繁に色々な情報を送ってくださる有り難い方。

やはり筆無精な人にとってはEメイルでもなかなか書きにくいものなのでしょうか。同じ内容のメイルを一斉に送った時返事は3つの波に分れて戻ってきます。

第1波: 送って1時間以内に短い返事を送ってくるタイプ
第2波: 翌日までに丁寧はメイルが送られてくるタイプ
第3波: 1週間後〜1ヶ月後に返事が来るタイプ


第1波の人はパソコン中毒患者。第2波の人はパソコンが好きで使っている人。第3波の人はパソコンを時代に取り残されまいと強迫観念に駆られて使っている人。と勝手に分類しましたが、如何でしょうか。

 

1996.12.20.(FRI)
昨日は結局日記を休んでしまった。最近何かを書こうとすると、頭の中が上手く回転していないような気がする。昔は泉から水が湧き出すように書くことがすらすら出てきたのに。もう脳みそが枯渇してしまったのだろうか。

街はすっかりクリスマス。会社のムードもクリスマス。取引先から来たクリスマスカードが壁に飾られ、仕事も何となくのんびりした感じになっている。休みを取る人が増えてきた。でも私は30日まで仕事。

クリスマスカードをようやく書きおわった。海外に着くのは新年かもしれない。週末は今度は年賀状の番だ。住所は手書きで130枚。Eーmailの登録している人にはクリスマスカードを送るページで送っておいた。なぜか1995年12月で送られてしまうが、ご愛敬ということで気にしないことにした。ニフティで見ている人には結構インパクトあると思うけど、インターネットの人にはちょっと地味かもしれない。

昨日・今日と予定も無く真っ直ぐ家に帰った。この時期の遅い時間の電車は耐えられないので早く帰るようにしている。酒を飲まないで11時台の井の頭線なんか乗った日には酒の匂いと混雑で気分が悪くて仕方ない。こんな状況が来週末まで続くのであろう。電鉄会社も大晦日だけでなくこの時期位夜の電車の増発でもできないのであろうか。どこもしないところを見ると運輸省の規制でもあるのだろう。

 

1996.12.18.(WED)
朝から気合を入れたのにショックな一日だった。5時に目を覚まし昨日休みで行けなかったスポーツクラブに出勤前に行こうと、6時前に家を出る。6時半に代々木上原駅に着いてみると何とシャッターが下りていて休みらしい。仕方が無いので表参道まで行って、7時にマクドナルドが開くまで外で待って7時から8時まで暇をつぶしたという次第。運動の後シャワーを浴びるつもりでいたので頭も洗わず、これがまた気分が悪い。せっかく早起きしてパソコンも触らず出かけたのに結局、マクドのハッシュポテトとソーセージエッグバーガーで余計太ってしまった。それにしても表参道にはたくさん店はあるがほとんどが早朝まで営業して、朝は8時や9時からオープンになっている。始発電車までの客を送りだしてから店を閉めてしまうということ。不健康な街だ。

cielの和田さんからメイルにメイルのセキュリティが信用できないというような内容が書いてあった。サーバーに入っている他人のメイルは勝手に侵入して読むことができるらしい。携帯電話の盗聴と同じようなことが起こっているのだろうか。ニフティで通信すると安全性が高まると聞いたこともある。いずれにせよ秘密のメイルは送らないに超したことはない。

夕方雨が降り出し急速に寒くなってきた。相変わらずコートは着ないでいるが、風邪はひいていない。

 

1996.12.17.(TUE)
何故か、朝4時に目が覚めてしまった。寝るには中途半端なので起きて、パソコンを2時間半ほど触った。WHOのページまで見ることができて有意義だった。テレホーダイのサービスに入っているので夜11時から朝8時までは使わないと勿体無いような気がしている。小市民の悲しい性である。

本当は一日休みたかったが、残った仕事もあり会社には午前中だけ行って、午後休む。帰り道久しぶりにトレーニングジムに行こうとしたら何と毎週火曜日は定休日だった。仕方が無いので家に戻る。メイルをチェックすると洋一師匠と鍋の会に参加してくれた平竹さんから来ていた。返事を出す。まだ午後3時なのでのんびりと過ごすことにした。ジムには明日の朝行くことにする。5時に起きられればの話だが。

調布に「INO」という一風変わった喫茶店があるというのを思い出した。何せ平日の昼間しかやっていないお店とのことで一度も行くチャンスが無かった。せっかくのチャンスなので行ってみることにした。日経新聞から最近で出たラリー・ウィリアムスの「相場で儲ける法」を本屋で買って、ゆっくり読むことにした。「INO」は評判通りの落ち着いた喫茶店。ゆったりと机が配置され、個人の家の書斎に来ている感覚。何時間でもいられる心地よさがあった。3時半から6時までずっと本を読んでいるうちあっという間に時間が過ぎた。

ラリー・ウィリアムスの「相場で儲ける法」には感動した。自分が今まで考えていたことが書いてあったので嬉しくなった。過去の統計に基づいて確率でトレードをしている点、リスクをなるべく小さくしてリターンを得る方法を追求している点に大いに共感した。彼は単なる勘で相場を張るトレーダーではない。検証によって自分の欲望と恐怖をコントロールし、パフォーマンスをあげてきた努力家なのである。図表を入れて400ページの本をむさぼるように読みきった。早速MY LIBRARYに追加。今まで持っていた自分の仕事に対するもやもやが少し晴れたような気がした。休みを取るのも新たなアウトプットには必要なのだと感じた。

そういえば会社で隣の席にいる夫馬(ふま)君もいよいよISDNでインターネットに接続したらしい。つながったらメイルを送るように言ったが、今朝の時点ではメイルの送り方を習得中らしくまだ来ない。通信では個人の方が企業より進んでいるのかもしれないと思うことがある。会社はディーリングルームなのでロイター・テレレート・ブルームバーグを始めとする最先端の情報機器が集められているが、インターネットは一台のみ。ディーリングルームと外部との情報交換は電話かファックスしかない。政府や各種機関のHPにアクセスして情報を取ることできない。その意味では家のパソコンの方が情報は速い、そして正確。社内メイルシステムも構築されたが、端末は部に数台。毎日当番が紙にプリントして部内でメイル回覧している。一人一台にすることで効率化できる仕事である。

 

1996.12.16.(MON)
意外に暖かい日々が続いている。週末も天気が崩れず、例年より寒いといいながらも過ごしやすい毎日。ただ自分の周りでは風邪が流行っている。一度ひくと長引きしかも症状が重い。最近話題の抗生物質に耐性のある菌が風邪にも出来たのかと思うと不気味。

日経ビジネスを読んでいたら木村尚三郎が面白いことを言っていた。人間の得る情報の86%は視覚からであるが、視覚以外の14%が物事の真実を判断する決めてだという。真実を理解するには仏像を見習う必要がある。つまり目を半開きにして目以外の感覚を研ぎ澄ますことである。これが「心眼をひらく」ということである。インターネットのような情報は自分が直に触れ、感じた五感情報の裏打ちがあってはじめて真実をつかむことが出来ると言う。NTTデータ会長の藤田氏が言っていることと、何となく似ている。

年末になると取引先からカレンダーを頂く。ナットウエストのカレンダーは有名人の格言が月替わりで載っていて面白い。

  • アインシュタイン「Imagination is more important than knowledge」
  • ココ・シャネル「In order to be irreplaceable one must always be different」
  • ヴィダル・サスーン「The only place where success comes before work is in a dictionary」
  • ロバート・レッドフォード「Problem can become opportunities when the right people come together」
どれも味わい深い。

接待を受けた官僚にペナルティーという報道があった。右から左に振れる過剰反応で困ったもの。世論を気にするのは良く分かるが、官僚の側からしたら今まで良識の範囲でやっていたことが急に問題にされるのは納得いかないであろう。当然現金を受け取っていたというのはまずいが、どこまでが許されるのか基準を明確にしないとルールが分からないのに試合をしているようなもので、何もできなくなってしまう。接待を受けたら報告書を作らせ、ディスクローズする。報告漏れはペナルティーとすれば、国民のチェック機能が働くと思うが。

喫煙について検索して見た。世界保健機関(WHO)に「PASSIVE SMOKING」の項目を見つけた。

Environmental tobacco smoke is a cause of lung cancer in lifelong non-smokers exposed to ETS(Exposure to environmental tobacco smoke). Epidemiological studies carried out in several countries suggest that the lung cancer risk is about 20-30% higher than for never smokers not exposed to ETS.

間接喫煙で肺ガンにかかってしまったら大変だ。これでも喫煙の権利を主張する人がいるのであろうか。

FINANCIAL TIMES(96.12.14.−15.)のLEX COLUMNがダブリンサミットの結果を受けて、EMUが将来抱えるであろう問題点について述べている。クライテリア未達成の場合のautomatic sanctionsが回避されたことは、ユーロの信任に影響すること、当初参加国の見通しが不透明であること、フランスのユーロ中央銀行に対する政治的介入の脅威、さらにフランスの経済低迷が続いた場合独仏の対立の再燃リスクがあるなど、まさに「Irish mist」だとしている。これからの債券市場に注目したい。

 

1996.12.15.(SUN)
昨日少し食べ過ぎたらしく体が重い。一日クリスマスカードを作ったりしてのんびり過ごした。これからのシーズン忘年会・クリスマスパーティーで街は混み出すことだろう。それにしてもなぜ同じ事を皆で同じ時期にするのだろうか。タイミングを外した方が空いていて気分がいいし、値段も安いと思うのだが。通勤電車にしても時差出勤を普及させるために、ラッシュ時間の運賃を値上げしてお昼しか使えない安い定期を発行すればいいと思うが。フレンチレストランもクリスマスが終わってから年末までが空いていて気分がいい。初詣には大晦日の夕方に行くととても空いている。旬というのを日本人がありがたがるのは良く分かるが、限りある資源をなるべく効率的に使う方法を考えてもいいのではないか。

「ぷらら」というプロバイダーの通信ソフトのインストールがようやく完了した。メイルで問い合わせたり、電話を掛けたり時間がかかった。このプロバイダーはネットスケープでログインできない。入会申し込みをするとCD−ROMを送ってきてオンラインサインアップする。そこまでは便利でいいのだが、ログインするのにディスクに入っているオリジナルのソフトを使う。これが無駄な絵や音楽が出てきて時間がかかる。そして通信ソフトはこのオリジナルソフトの中で使えるものしか駄目。電信8号とかいう付属のソフトをインストールして使うことにした。安いと思って入ったのに面倒な所に入ってしまった。道具としてのパソコンを求めている大多数の人にはネットスケープかエクスプローラーが使えることが重要だと思うのですが。ぷららはオリジナルソフトにぷらら共和国とか名前が付いていて探検できるのですが、ほとんどが工事中。オリジナル主義で独自路線を走るのは日本のパソコンの悪い癖。NECのパソコンなどその典型。顧客への差別化サービスのつもりが作り手の勝手な思い込みでサービスの低下になってしまっている。

怒りの文章が続いてしまった。昨晩またNHKスペシャルをやっていた。今度は脳に効いて人格を変えてしまう薬の話をやっていた。動物実験で子供の頃ストレスを受けると脳の神経細胞の発達が阻害され、社会に適応しにくい人格になるという。そして子供の頃の発達の遅れはとり返しが付かないとしていた。そのような症状に対し米国で神経細胞の情報伝達を活性化する薬が使われている。うつ病とは脳の感情情報の流れが悪いのが原因なのだろうか。人格を薬品によって変えられるということになると、自分とは何かというアイデンティティ・クライシスに陥る人が増えると思う。薬を飲む時と飲まない時で違う人間になるのだから。いつか人間の脳が完全に物質に分解される日が来るのであろうか。

 

1996.12.14.(SAT)
BUSINESS WEEK(Dec23,1996)が届いた。をドーンブッシュが書いている通貨統合の欧州に与える影響が面白いのでMagazine Clipに残しておいた。

昼から表参道に出かけた。お昼を食べようと「TO THE HERBS」に入った。ピザアンドパスタのお店。西麻布にも支店がある。お昼は初めてだったけど、安くて美味しいのにびっくり。ワインのカラフェ(ハーフボトルの量)とシーザーサラダ、ピザでお腹いっぱい。会計は2人で3千円。出来上がった。店の人に聞くと経営しているのは「フォーシーズ」という会社という。要するにピザーラが経営しているのだ。

ベルコモンズにも寄った。噂によると「萬珍楼」が来年ベルコモンズから撤退するらしい。ビル自体の集客力が落ちて採算が合わなくなってきているのであろうか。

6時から大学のゼミで一緒だった、小島君の結婚を祝い内輪で宴会。11人いるゼミ同期のうち東京にいない1人を除いて8人が集まった。外苑前の「梅干し」で3時間盛り上がってしまった。小島の奥さんは10歳年下。先月ニュージーランドで式を挙げてきた。10時前に店の前で記念撮影。帰りに表参道のイルミネイションを見て帰った。思ったよりは道は混んでいなかった。来週の金曜日あたりがピークなのだろう。

 

1996.12.13.(FRI)
NHKスペシャルの「21世紀への奔流(8)マネーが国家を揺るがす」を見ての意見を書こうと思っていたら洋一師匠に先に書かれてしまった。ほとんど自分が思っているのと同じ事なので少し違った見方を書かないと。

放送で言っていたように国が投資家に翻弄されることは悪なのか。これは明らかに間違っている。投資家の資金は世の中の為になっている。なぜならアダムスミスの神の見えざる手で市場を効率化するのに貢献しているからである。

ただし問題なのはさまざまな金融手法の発達により、変化のスピードが速く変化の大きさも増大していること。最終的には資源の最適配分を実現する市場経済もその過程で混乱をもたらすことがある。しかしそれは知識を持たない人が安易に政府の政策決定を行ったりすることが原因でその修正に伴う混乱なのだ。個人も企業も政府も経済のメカニズムについて深い知識を学ばなければ、自分が関係ないと思っている世界経済の動きによって大きな影響を受ける時代になった。ポンドやメキシコの危機は、有能な投資家が世界経済の情報と知識を優秀な政府の要人よりよく理解していたことを示している。まさに知らない人(経済を理解しない政府)が知っている少数の人(投資家)に負ける「WINNER-TAKE-ALL ECONOMY」が金融の世界で実現されたのだ。

市場経済で一番大切なのは国家や市場が行う規制がグローバル経済になって無力化すること。規制によってではなく市場が国家をモニタリングする仕組みを作ることで、国家は健全で魅力ある経済運営をしていくインセンティブが生まれる。国家が規制により安定した経済を運営していくのは短期的には望ましいのかもしれないが、長期的には最適な資源配分を阻害する。

 

1996.12.12.(THU)
相変わらず穏やかな一日。夜の予定も無く早く帰ったので、HPの抜本的改造を行った。まず、「ここが変わりました」を廃止して、Click Hereから日記に直接リンクさせた。変わった所は日記からリンクさせることにした。この方が作るのも簡単だし、見るのも楽。

次にキャラクターを追加した。メイルのキャラを動画に変更したり、cielのページから貰ったクリスマス飾りを入れたりした。そして日記を12月以降月毎に分けることにした。MY LIBRARYに「相場で儲ける法」と「新解さんの謎」を追加した。

会社で喫煙ルールの議論をしている。私は禁煙派だ。しかし煙草を吸う人の権利は奪うつもりはない。ただ煙草を横で吸われたくない人の権利は、吸う人の権利に優先する。迷惑に思う人が一人でもいる限り、喫煙はすべきではない。

自分の家族のことを考えてみるといい。両親や子供が喘息なのに家で煙草を吸う親がいるだろうか。実際に煙草で健康を害している人が会社に存在しているのに、権利を主張する人は、自分の家族にも同じ事をできるというのだろうか。

もう一つは果たして勤務時間に煙草を吸っていいのであろうかという疑問。煙草を吸っていいのなら、くさやを食べながら仕事してもいいのか。納豆混ぜながら仕事していいのか。ブルーチーズも食べていいのか。にんにくはどうだ。周りに迷惑ではないだろうか。

さらに言えば、喫煙者は健康を害しがちで寿命も短い。そんな人と同じ健康保険料を負担し、生命保険も同じ金額なのは禁煙者にとって不公平だ。

会社のルールや上司に強制されないと権利を当然のように主張する、マナーあるいは良識を知らない「子供達」にどうやって対応すればいいのであろうか。喫煙についてご意見ある方は是非お寄せ下さい。

「新解さんの謎」(赤瀬川原平著)が面白い。三省堂の新明解国語辞典のことを書いた本。本よりも辞書の方が欲しくなった。面白いのは、次の言葉の説明。例えば「動物園」は

「生態を公衆に見せ、かたわら保護を加えるためと称し、捕らえて来た多くの鳥獣・魚虫などに対し、狭い空間での生活を余儀なくし飼い殺しにする、人間中心の施設。」と自己中心的な人間批判の内容だし、「実社会」を引くと「美化・様式化されたものとは違って複雑で、虚偽と欺瞞とが充満し、毎日が試練の連続であると言える、きびしい社会を指す。」とかなりさびしいものらしい。他にも面白く辞書の編集者の生活が想像できるような説明が紹介されている。

 

1996.12.11.(WED)
暖かい一日ということだったが、帰り道は結構冷え込んだ。相変わらずコートを着ないで会社に行っている。これで風邪でもひいたら何を言われるかわからない。さすがに表参道から歩くのは最近やめることにした。




休暇中の洋一師匠からメイル。鍋研のパーティーのときのデジカムの写真を明るく加工したのを送ってくれた。これは洋一さんの友人のMS96さんがImage View ( NTTさん提供の CD ROM 付録 ) で加工したもの。MS96さんは人の写真を勝手に加工したことで著作権を気にされていたらしいが、私は勝手に明るくなった写真を使わせていただく。前の写真(12月3日)と比べてどうだろうか。

「dancyu」で紹介されていたトラットリア・ベラビスタ・サバティーニはサービスが悪いと友人から聞いたという意見をもらった。ただしその友人は開店直後にいったらしいので今はわからないとのことだが。「dancyu」はきちんと取材をした店が紹介されており、銀座の出版社が出しているリージョナルマガジンのようにいい加減ではないと思うが。店というのは時と共に変わっていく。それに個人の好みがあるから評価するのは難しい。自分で行って確かめるしかない。

 

1996.12.10.(TUE)
雨が降るという天気予報であったが、小雨を感じた程度で傘は必要無かった。気温も夜になってもあまり下がらず、コートいらずの一日であった。

フィナンシャルタイムズのレックス・コラムにEMUについて面白いことが書いてある。(12月9日分)EMUのメリットは通貨が統合されることよりむしろ市場が一つになることだという。またドイツがEMUに入っていることによりブンデスバンクのインフレファイターとしての50年の信用を享受できることを挙げている。つまり競争力のある産業を持っていて、柔軟な労働市場を持つ国であればデメリットよりはメリットが多いという事。しかし財政政策の制限と、金融政策の機動的運用の放棄と引き換えにEMUに入ることは脆弱な経済構造の国にはリスクが大き過ぎる。

「dancyu」の新年号の行きたい店うまい店特集はいい店がたくさんのっている。毎年恒例の特集で4年前から新年号だけは買っている。実際に行ってみた店ははずれがなく満足できる店ばかり。東京地区ではイタリアンのイルカルボナーロやトラットリア・ベラビスタ・サバティーニ、マッジオなどが美味しそう。イルカルボナーロは青山のホンダのビルの中にあるらしい。値段もリーズナブル。トラットリア・ベラビスタ・サバティーニは今話題の東京オペラシティの五十三階にある。青山のリストランテ・サバティーニと同じ系列。

証券アナリストジャーナル第34巻別冊にNTTデータ会長の藤田氏が「情報革新がもたらす文化への影響」というタイトルで講演を行っているが、この人のものの見方はかなりユニークだ。

  1. 情報には2つの価値がある。大量に多くの人に流されることによる価値と、特定の人だけに限定されることに価値がある情報の2種類だという。マルチメディアは後者の希少価値を大切にするメディアだ。
  2. 電子メールは視覚と聴覚しか現状では電送できない。つまり完全ではないということ。「目的情報」を送る時その周りにある雑音、「背景情報」あるいは「環境情報」も送らなければ本当のことは伝わらない。
  3. 21世紀にかけての「第4の波」ではデカルト主義つまり要素還元主義の崩壊が起こる。マクロ的な最適解を見通せる想像力がマネジメントに要求される。
  4. 日本の文化を考えるとフラットな組織にすることは間違っている。あうんの呼吸で「お任せ料理」「適当に見つくろう」といったコミュニケイションをしている文化は、インタラクティブになっていない。
など。何で証券アナリスト大会の記念講演でこんな話が出たのかよくわからない。

 

1996.12.9.(MON)
目覚し時計が鳴ったのを止めてまたうとうとしてしまった。6時すぎに慌てて起きて日記をアップする。

リンクを変えたのは評判が悪い。やはりハイパーテキストだけでは内容がわかりにくいという。また暇をみて改良していきたい。次にやろうとしているのは「ここが変わりました」をこの日記に統合すること。見る人もこの日記からすべてにつなげた方が楽だろうし、作る方も毎日2つのファイルをアップしなくてよくなる。

THE ECONOMIST (1996 DEC 7TH-13TH)が届いた。面白かったのはBIG MAC インデックス(THE ECONOMISTで計算しているマクドナルドのハンバーガーを使った購買力平価の各国比較)で過小評価された通貨を3ヶ月預金した場合、過大評価された通貨の預金に比べよりリスクが小さくリターンが年2.6%上回ったというレポート。物価変動を考慮に入れるとこの差はさらに大きくなるという。BIG MAC インデックスは次回来年の4月に改定される。他の目についた記事は忘れないようにMagazine Clipに入れておいた。

 

1996.12.8.(SUN)
朝7時からパソコンを触り始めた。リンクのページの改良するのが今日の目標。使われないページを削除して、最近見るようになったページを追加する。それから無駄なコメントを削除して、すべてのリンクがスクロールしないで見られるように詰め込んだ。カテゴリー別にはなっているので、タイトルだけでもそんなに支障はないと思う。それにしてもHP作成はきりがない。

ブックマークで登録していたページをリンクに追加した。

などの相場関係が中心。

Business Week(Dec16,1996) が届いた。日本の景気回復の遅れが取り上げられていた。アジア版では表紙にもなっている。官僚による規制緩和の遅れと、エイズ問題や高校生の援助交際などの世紀末的な世相についても紹介している。国内で見ているより海外からの日本を見る目の方が厳しく醒めているように感じた。

新宿のデパートに午後出かけた。人混みは苦手なので、休日のデパートなどは最も行きたくない場所なのだが、三越にだけ連れて行かれたら驚いた。とにかく空いている。伊勢丹の平日午前中のような雰囲気。何となく新宿三越がかわいく思えてきた。その帰り道、紀伊国屋の横に開店した回転寿司に入った。回転寿司を食べるのは高校3年生以来15年ぶり。高級回転寿司という店内は出来たばかりで明るい店内、味もまずまずで良かった。2人で980円と信じられない安さだった。

 

1996.12.7.(SAT)
12時まで寝てしまった。さすがにすっきりした気分。借してもらったNET@NAVIを使って遊んでみる。1月号はCD-ROMが付いて780円はお買い得。でも中身は結構広告が多く読む所は少ない。

今は年賀状とクリスマスカードのメイルリストの更新に追われている。年賀状は結局130枚位。クリスマスカードは40枚位書くことになりそう。それ以外にEメイルでメッセージを送ろうと思っている人が20人位いる。しかしEメイルのアドレスはここ2週間で急速に増加してきている。来年は年賀状書く人は100人以下になっているだろう。メイルでカードを送るにしてもnifty-serveの人には画像が送れないからアスキーアート型で送る。クリスマスカードを送るページを使わせてもらうことにする。試しに自分宛てに送ったらちゃんとすぐ着いた。インターネットメイルを持っている人には別に考える必要がある。デザインを自分でやるのはしんどいか。やっぱりcielに頼んでみるか。和田さんに相談してみよう。

他に面白いサイトとして、バースデイカードを貰うサイトに登録した。これは自分の誕生日を世界に知らしめ、バースデイカードが知らない人から送られるのを楽しむページ。来年3月9日に果たして何人からメイルを貰えるのか。




うまいワインを見つけた。THORNTON TESSERAE 1994。香港の投資顧問会社の名前みたいなカリフォルニアの2000円の赤ワインだけど、香りはフレンチの名門シャトー並み。味もフルボディで濃厚な味。これならレストランで1万円以上のワインと遜色ないクオリティ。64%カベルネソーヴィニオン、28%メルロ−、残りがカベルネフラン。明日、あと5本買いだめに行くことにした。

 

1996.12.6.(FRI)
朝3時に強烈な頭痛と共に目が覚めた。頭痛で寝られないことはあったが、頭痛で起きてしまったのは生まれて初めて。バファリン飲んでもしばらく寝られないくらいの痛みが続き気がつくと朝になっていた。

そういえば昨晩、酒を飲んでから新代田の「なんでんかんでん」という九州ラーメンの店にいったがそれが悪かったのか。「なんでんかんでん」は環7沿いにある小さな店。行った時は空いていたが週末は大混雑の有名店らしい。麺は細くて固ゆで。スープはとんこつのこってり系。麺ははいいのだが、スープがちょっとこってりしすぎで後味が良くない。店を出た後の爽快感が無かった。同じ九州ラーメンなら原宿の「じゃんがららーめん」の方がずっとおいしい。きっとできた当時はもっとおいしかったのではないか。ラーメン屋の味を有名になってからも維持するのは難しい。千駄ヶ谷の「ホープ軒」など味の低下は本当にひどい。

毎月第一金曜日恒例、米国労働省発表の雇用統計発表を東京時間夜10時半に迎えた。木曜日から債券・株・為替相場が大荒れ。好調な相場がある転換点から急にボラタイルに変貌する。そのメカニズムは現在の科学では解明できていない。帰ると深夜2時。明日は大滝先生の絵画教室には行けそうに無い。

金融市場での仕事を始めて結構経つが、未だにわからないこと、悩んでいることだらけだ。1つは相場で儲けることは善か悪か。そして金融市場における資産運用という仕事は世の中に存在する価値が果たしてあるのかという疑問。これに対するある人の解答は金融市場の効率性に貢献しているのがディーラーであり、儲けはその貢献に対する市場からの報酬、損失は市場を非効率にしたことに対するペナルティだ。だから儲けているディーラーは市場の効率化に貢献したという意味で存在価値があるとしている。

もう一つの疑問は、存在価値のある仕事であるとして、自分が市場の効率化に貢献する存在にどうしたらなれるのか。ファイナンスの勉強もした。チャートの見方も学んだ。情報収集も努力している。さまざまな本も読んでいる。でも相場を捉えることは難しい。科学的に相場を見るには何をしたらいいのか。未だに見えていない。単に債券を買ってみたら儲かったという運用ではなく、理論を組み立て実践し結果を出すという論理的なプロセスで意思決定しなければ安定的な収益(=市場効率化への貢献)は生み出せない。そもそも努力で到達できる世界なのか、それとも野球選手や音楽家のように才能が支配する世界なのか。前者であることを祈りながら、今日も仕事を続けている。

 

1996.12.5.(THU)
朝から天気が良くない。日中も雨と風で変なお天気だった。でも気温は最近数日の内ではかなり高く、コートを着ない私としては快適な気候だった。

今年一年の内藤家10大ニュースというのを考えている。毎年年末になると恒例でやっているのだが、自分の1年の振り返りになって面白い。個人的には今年は変化の大きな年だったと思っている。去年の10大ニュースも何をあげていたか調べてみると面白い。

昨日は官僚の無能さについて書いたが、高齢化社会の到来を見越して老人福祉に目を付けて金の流れを読んだ小山という人は事業家として素晴らしい嗅覚の持ち主と感服した。問題はなぜその才能を税金の搾取という安易な犯罪に使ってしまったかである。才能の無駄使いという気がして勿体無い。

腹筋を毎日やるようにした。久しぶりに会った会社の人から「丸くなった」と言われ、人格のことではなく体型のことだと知ってショックを受けたから。そういえばスポーツクラブも3週間ほど行っていない。あと3キロ体重を落したい。それにしても冬になると皮下脂肪が厚くなるのは生物の防衛本能なのか、単なる自己の怠慢なのか。

お昼は久々に銀座に行った。レモングラスというタイ料理屋でカレーそばなる一品を食した。もう10年以上昔、チェンマイに旅行した時カレーそばというのを地元の人に勧められて食べた記憶がある。縮れた麺にどろっとしたカレー味のスープが馴染んでいておいしかったのを今でも覚えている。レモングラスのはそれとは違うものだった。きしめん風の平打ち麺にココナッツベースの甘いスープ。しかし辛みがかなり強く汗だくになった。後味も良くなかなかのお勧め。

米系S証券のセミナーに行ってきた。その中でアラン・フェルドマンのコメントが面白かった。日本の96年の金利と為替はケインズでもアダムスミスでもなく、ニュートンの法則に従っていたというもの。ニュートンの慣性の法則である。

他人のHPを開いた時、気に入ったgifキャラクターがあると右クリックして画像を名前を付けて保存を使うと簡単にコピーすることができる。これは本によく書いてある。さらにプログラムをコピーしたい時は、表示メニューの文章のソースを選びそのページのプログラムを見る。そしてソースの中でエリア指定をして、コントロールキー(Ctrl)を押しながらCを押す。それを自分のプログラムの上に貼り付ければ出来上がり。この小技は会社の斎藤さんから教えてもらった。それにしてもここまでやると著作権の問題はどうなるのだろうか。そうはいいながら早速自分のフロントページに機山洋酒工業株式会社のjavaのプログラムをコピーさせてもらい文章内容だけ書き換えた。javaのプログラムの知識がまったく無くてもこうしてフロントページに取り込むことができてしまった。機山洋酒の幸三さん(私のいとこ)にはメイルを打っておいたがちょっと罪悪感。

 

1996.12.4.(WED)
昨日の鍋研とのジョイント会の余韻が残っている。朝からメイルを教えてもらった人にお礼のメイルを送ったり、会場でデジカメで撮った写真をHPに載せるために朝から苦労した。先週行った同期会でも同じ事を思ったが、とにかく同じ世代では女性の方が圧倒的に元気だ。どうも男性は30代に入ると個性を失い、自己主張を控え、あくが抜けたような人になっていくことが多い。皆規格品になってしまっている。その点女性はそれぞれが好きなことに正直に取り組み生き生きしている。あのパワーを見習いたい。

官僚が批判されている。全員がそうとは言わないが東大をはじめとする所謂有名大学出身の人には今の世の中は実力を発揮しにくい環境だと思う。東京大学に入る人は、決められた時間内に決められれた仕事を正確にこなせる能力の高い人材だ。経験が生かせる過去の延長上の仕事には圧倒的な強さを発揮するが、前例が役に立たない時代の変り目には弱い。現在は過去を線形分析して解答が得られる時代ではない。過去にこだわらず新しいものを大胆に取り入れることが求められている。残念ながら東大卒の人間のほとんどにその能力はない。

 

1996.12.3.(TUE)
ようやくFTPが作動するようになった。アニーインターネットと一緒に格闘すること3日間。FTPに自分のサーバーのディレクトリーが表示されるようになった。故障の原因はどうやら私が余計なディレクトリーと消してしまったことにあるらしい。いずれにしても直って良かった。




「随園別館」にて全日本鍋物研究会と鍋の会があった。参加者は全部で35人。洋一師匠とその友人、そして鍋研の方々と和やかで楽しいひとときを過ごした。
料理は鍋が目当てということで「酸菜火鍋」という春雨とか肉団子・野菜が入った冬期限定の隋園スペシャルの鍋と、「羊肉刷鍋」(刷にはさんずいが付いていました)という羊の肉のしゃぶしゃぶが出た。どちらもタレにスープを混ぜて一緒に具を食べるのだが、このスープというのが甘くて、辛くて、酸っぱくてなんとも複雑系でたまらない。ラーメンでも作ったら流行りそうな味だった。感動。鍋以外も北京ダックあり水餃子(これも絶品)ありで大満足。普段なかなかお会いできない新聞社の論説主幹の方、本を出版された方、アナウンサー、ハワイの会社経営者といったバラエティに富んだメンバーは刺激的だった。

cielのページを見ていたら、クリスマスカードのサービスを始めていた。eメイルを持っている人にはeメイルでカードを出そうと思っているのですが、なかなか自分ではデザインできない。cielはデザインのセンスがとても気に入っているので時々フロントページを眺めているのですが、クリスマスカードも相変わらずいいセンス。値段もそんなに高くないので、試しに頼んで見ようかなと思っています。

 

1996.12.2.(MON)
今日は寒かった。どちらかというと暑がりで寒さには強い方だと思っているが、コート無しではそろそろ限界に来ている。かといって電車の中は相変わらず暑いし、コートを着ると荷物になるような気がして踏みきれない。今年中はコート無しで何とかしのぎたい。

相変わらずパソコンに振り回されている。FTPは今日も上手く作動しなかった。FTP自体のソフトが悪いのでもなく、プロバイダーのサーバーにも異常がない。それなのに自分のディレクトリーにたどり着くことができない。アニーインターネットにも電話して、相談に乗ってもらったが、結局原因は今のところ不明。また明日も対応に追われる。

FTPが壊れてアップできなくても、日記は書き続ける。果たして何人の人が、最近HPが更新されていないことに気が付いてくれているのだろう。意外な人から最近HP更新されていないようですが、なんてメイルが来たら結構感動ものだなと密かに楽しみにしている。

「ぷらら」から返事が来た。サーバーがダウンしてオンラインではしばらくできないとの返事。ここでもトラブルが発生している。一体日本中でパソコンに関連したこの手のトラブルはどの位あるのだろうか。恐らく100万件単位で発生しているのだろう。前にも書いたが、これはおいしいビジネスチャンスだ。

 

1996.12.1.(SUN)
さすがに7時前に目を覚ます。最近、パソコンに触れる時間が家では少なくなった。平日は朝起きてから、会社に行くまでしか使わない日がほとんど。休日もせいぜい1〜2時間といったところか。そうなるとなかなかネットサーフィンなどする時間はない。ましてやHPに新しい技術を導入することなど到底できない。もっと自分のページのレイアウトを改良したいし、書いてきた雑文をまとめて頭の整理をしたいとも思っているのですが。

今日は雨も上がり天気が良さそう。大滝先生からまた電話頂き、今日の10時からお邪魔した。写真を見せると酸ヶ湯温泉の建物を絵にすることを勧められた。早速下書きを開始。今回は今までより少し大きい8号の紙に描いていくことになった。来年3月位には完成させたい。

「デジタル・ジャパネスク」読み終わった。散文調ではあるが、デジタル社会を肌で感じ、分析できる数少ない人の考え方を知ることができ、有益な本であった。これからの時代は「フォーム」→「コンテンツ」→「コンテクスト」の進化がさらに起こっていくとする。コンテンツを持っているだけではもう不十分だ。コンテクストを構成できる人がこれからの時代をリードしていくという見方は、フォームにこだわっている人はもちろん、コンテンツだけでも不十分な時代が来ることを教えてくれる。コンテクストを状況に応じて提供できる人をデジタル・ソムリエと名付けていた。またミント・辛いもの・ピアスなどの流行もデジタル社会との関連で説明できるとしているのも納得できる仮説だ。

日経新聞の広告を見ていたら、荒俣宏の「妖しの秘湯案内」が目についた。本屋で探してみたい。嶋中雄二の「メジャー・サイクル」も景気循環論から日本の景気回復を予想する本として読んでみたいと思っている。日経新聞は政治経済面はあまり読まないが、広告と夕刊の文化面それから個人名で書かれているコラムは面白いので止められない。スーパーのチラシが欲しいので新聞を取っている人の気持ちが良く分かる。


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