SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

日記 1997年2月

2月に入りました。寒い日が続きますが風邪にはお気を付け下さい。

 

1997.2.28.(Fri)

月末

あっという間に2月が終ってしまった。もともと28日しかないから早く感じるのかもしれないが、仕事以外何もしないうちに終ってしまった。考えてみれば、今日まで連続12日間会社に行っていたことになる。取り敢えずこんな生活からは当分脱却したい。

暖かくなったし、時間にも余裕ができたので朝は表参道から歩いてみた。コートを着なくてももう寒くない。久しぶりにドトールコーヒーに寄ったら、店員の顔ぶれがすっかりかわっていた。時の流れを感じてしまった。

ブリジストン

日経新聞の記事でブリジストンが役員の枠を10人増やすというのが目をひいた。海外に役員を常駐させ事業展開を遂行するという。海外事業に日本人がいいのか現地人がいいのかは議論が分れるところである。しかし少なくとも増員した役員は単なるお飾り役員ではなく、マネジメントとしての与えられた業務をこなすことを求められる本当の役員である。海外事業にかけるブリジストンの意気込みが感じられる。その意味ではこの会社は買いである。役に立たない役員ばかりなのに、合併した結果役員が倍増し人員削減できず、役員会で折りたたみ補助椅子に座っているような場合とはまったく異なるのだ。

就職協定

就職協定が廃止されて、企業の採用方法の多様化が進むとみられる。学生にとってはグッドニュースである。選択の幅が広がることはそれぞれのニーズに合った就職活動を行えるからである。一方、大企業は有名大学の学生が他の企業に青田買いされないか戦々恐々らしいが、同じ土俵で闘おうとするからビクビクするのである。学生のニーズに合った就職案内をし、会社自体に本当に魅力があれば、いつ採用活動を開始しても必要な人材は確保できる。昔と変わらない発想で、会社の内容もろくに説明しないで学生に先に内定を出した方がいいという発想が根本的にずれている。会社も学生もお互いにもっと情報を交換し納得した上で就職していくような完全競争に近いルールの中での就職を目指すべきだ。少なくとも従来の椅子取りゲーム方式は止めた方がいい。学生に不利益なばかりか、企業にとっても必要な人材かの見極めがつけられない。有名大学出身の人当たりのいい学生がいい人材とは限らないのは大企業の従業員を見ればすぐに分かることであろう。

 

1997.2.27.(THU)

寝坊(3)

起きるとなぜか6時過ぎというパターンがここ数日続いている。先週までは目覚し時計を一応5時半に合わせていたのだが、大体その20分前くらいに自然に目覚めていた。酒の飲みすぎであろうか。今週は月曜日勉強会、火曜日はロンドンから会社の同期が来たので夫婦2組4人で焼鳥と日本酒(これが効いた)。昨日は会社の上司と部下の3人でワインを2〜3本飲んでしまった。ワインの本数が特定できないのはそれくらいわけわかんなくなっていたということ。今朝は典型的な二日酔い。お昼にうどんを食べるまで辛かった。

今日はニューヨークに転勤する会社の同期の送別会。6時半から11時までカラオケボックスに10人で歌いまくった。昔の会社仲間も参加して懐かしい雰囲気であった。帰りはさすがに喉がガラガラになった。先週とはすっかり生活パターンが変わってしまった。ちなみに一番受けたのが工藤静香の「黄砂(考査)に吹かれて」だった。先週考査の仕事をしていたので単なる内輪受けです。

勘違い

小室哲哉率いるglobeは大変な人気である。でもどの曲もパターンは似ている。最近のヒット曲の「Can't stop fallin' in love」という歌があるが、最近まで「Can't fallin' in love with you」だとばかり思っていた。メロディーはともかく歌詞のなかで「そろそろ季節もきつくなる」というのがあるが、何か意味があるのだろうかとボックスで真剣に考えていた。でも分からなかった。

記録媒体

フロッピーディスクの次に来る記録媒体は何か。最近MOとかZIP、書き込み可能なCR-ROMなど色々な商品が出ている。聞くところによるとCR-ROMは書き込み可能でも1回しか書き込めない、つまり上書きができないらしい。MOは最近640Mの新商品が出たが価格が高い。ZIPは容量は小さいがその分低価格ということ。それぞれ一長一短あり当分は共存していくのであろう。はっきりしていることはフロッピーディスクはカセットテープと同じ運命を辿るということ。もう一つは画像の保存が可能になることからマルチメディアの可能性がさらに広がるということ。動画はともかく静止画像の処理は楽になる。

 

1997.2.26.(WED)

寝坊(2)

やっと仕事に区切りがついてきた。という訳で昨日も今日も酒を飲みすぎて起きると7時前で慌てて会社に行くという生活が続いた。たまっている疲労に酒が入るとイチコロで寝てしまう。

ようやく暖かくなってきた。今週からまた仕事が変わり、お昼はゆっくりとられるようになったので外出することが多くなった。今日は4月のような天気。日差しが眩しい。このまま春になるのか。それとももう一度雪でも降るのだろうか。いずれにしてもコートは当分着ないで過ごせるのが嬉しい。

 

1997.2.25.(TUE)

寝坊

寝坊したので、今日の日記はしばらくお待ちを.....。

 

1997.2.24.(MON)

一段落

ようやく仕事のピークを過ぎ、今日は少しゆっくり一日を過ごした。先週末に結婚した夫馬君も今日から出社だ。ということでお昼は久しぶりに弁当から開放された。やはり席を離れるということは気分転換になる。夕方は席替えを行いまた新しい仕事をやることになった。とにかくここ数ヶ月新しい仕事にどんどん替わり大変ではあるが知識が豊富になって勉強になる。勉強会があったので夕方6時半には会社を出る。

ワットマン

留学時代から続けている企業経営者を招いての勉強会を久しぶりに企画した。場所は品川大飯店の個室。今回は店頭公開企業のワットマンの清水社長にゲストとしておこしいただいた。この会社、コジマのような家電の量販店であるが、社長の発想がユニークで共感できる部分が多かった。80年代には年率40%の驚異的な成長を遂げた企業である。以下社長の発言からの抜粋。

1.日本で起こっていることは価格破壊ではない。価格正常化である。販売店は生産者より消費者を向きはじめた。

2.お客さんつまりマーケットが全てを決める。私は自分の思い込みで仕入れを行ったりはせず、実際に店で売れる物を仕入れてお客さんが必要なだけ売れるような仕組みをシステムで考えるだけである。私には未来はわからない。市場が教えてくれる。

3.だから売れるものを売る。フォードを売っている人がロールスロイスに乗り、ロールスロイスを売っている人がフォードに乗る、という諺もある。わたしはフォードを売りたい。

4.データ主義で経営している。競合店や海外の新しい販売手法はよく研究し自分の店と比較することにより改善に役立てている。

5.強みは低コストのオペレイションノウハウを持っていること。この能力の使える分野へは多角化できる。

6.日本の教育に対しては期待していない。日本に対しても悲観的である。従って日本株は売り続けているし、資産も外貨に移している。

市場に素直に従うという戦略は経営理論というより金融相場に通じるところがあった。 リベラルで柔軟な発想は海外で教育を受けたためかと思えば、海外で教育を受けられなかったことが一番残念なことだという。日本の企業経営者としては数少ない不思議な魅力を持った方であった。

この勉強会ボストン時代を含めると7年以上やっているが、東京に戻ってきてからはオーナー社長の方をゲストにお話を伺っている。とにかくそれぞれの方の話に味があり、サラリーマン社長にはない魅力を感じる。自分の会社として育て上げてきた経験が生み出すものであろう。

シャチハタ

シャチハタといえば今や印鑑の代名詞。そのシャチハタが電子ファイル上で決裁印を押せるソフトを販売している。画面で印鑑を押して残すことができるソフトのようだ。果たして普及するであろうか。紙の一覧性という長所と印鑑を紙の上に押す実感が伴わないという点で普及にはかなりの時間がかかるのではないだろうか。印鑑を押す感覚をコンピュータでいかに表現できるかが鍵になると思う。

バートンビックス

モルガンスタンレーのストラテジスト、バートンビックスの為替に対する見方はユニークだ。ルービンは政策金利の引き上げを望んでいない。従って米国の景気を金融引締めでハードランディングさせるよりドル高による企業収益の悪化によりソフトランディングさせようとしているという。またドル安は海外資金の米国からの引き上げをもたらすリスクもありドル売り介入は考えられないとする。G7の米国のスタンスは国内の産業界に気を遣っただけであり、一段のドル高と景気の緩やかな減速、そして株価の安定を望んでいることには変りはない。この仮説には結構説得力がある。米国は景気を過熱させないで緩やかに成長させるという難しい局面にいるのである。

 

1997.2.23.(SUN)

本日も営業(2)

7時には目を覚ます。今日は10時に出社ということで、すこしゆっくりと朝食を食べ、会社へ出かける。青山は休日の楽しい雰囲気で会社に向かうのはかなり憂鬱。まあスーツを着ないで行けるというのが救いではある。仕事は結局6時近くまでやった。外に出そびれたのでお昼は抜きになってしまった。帰って夕食を食べるとまたソファで寝てしまった。11時頃目を覚まし、ベッドに入るとまたすぐに寝てしまった。

勉強になりました

今回の休日に仕事をしていて良く分かったことは、
(1)仕事は完璧を目指すときりがない。限界効用は逓減するので見切りが大切。
(2)仕事の指示命令系統はシンプルにしないと混乱が発生する。
(3)事前に仕事の段取りをきっちり決めておかないと無駄な仕事が発生する。
(4)海外とのデータのやりとりには信頼できる通信システムの確保が不可欠。インターネットはセキュリティの問題はさておき、サブシステムとして有効だった。
などといったことか。難しいことを書いてしまったが、要するに反省することが多いという事だ。反省するだけではなく今後に生かすことがより重要だ。

 

1997.2.22.(SAT)

本日も営業

私服で9時から会社へ。土曜日の電車は平日とは違う。休みの日ののんびりしたムードだ。歩いている人も平日よりゆっくりしている。夕方5時近くまで仕事をして家に戻る。お昼は久しぶりに会社の机以外のところで食べた。やはりたまには外で気分転換するのはいい。でも休みの日に働いているのだからもともと気分転換にはなっていないが。

 

1997.2.21.(FRI)

環境適応

1週間本当に忙しい日々であった。12時過ぎにタクシーで帰った日が3日。それ以外も11時近くまで残業が続いた。毎朝起きたのは5時半。セブンイレブンは休日9時から営業開始が決定した。そろそろ閉店したいものだが。

ゴールドチキン

こんな生活でも昨日は家で深夜に食事した。KFCのハーブ鶏というのを食べてみた。簡単に言えば鶏の丸焼き。でもハーブが餌に使われているせいか香ばしくて美味しい。カリフォルニアの安ワインとこれだけでも瞬間幸せな気分になれた。幸福とは自分が居る位置と居たいと思うレベルの差である。

同期の桜

会社の社内メールシステムの調子が悪く、NYからのデータが受け取れずに困っていた。その時思い出したのが会社の同期。2月11日にメールを送ってくれたNYにいる会社の同期はEメールを持っている。彼に電話をして私の家にインターネット経由でファイルを送付してもらうことにした。彼は同じ会社であるがこの仕事については直接関係無い。でも電話でお願いすると快く引き受けてくれた。NYの担当者から彼がディスクを受け取りEメールで私宛てに送る。東京で受け取ったメールをディスクに落とし、明日会社で仕事ができるようになった。最近ご無沙汰の会社の同期に親切にしてもらったこととインターネットが役に立ったことの2つが嬉しくてほのぼのした気分になった。

 

1997.2.20.(THU)

セブンイレブン営業中

忙しさも程度を超えると体が慣れてくるから恐ろしい。結局会社を出たのは12時前で正味16時間労働になってしまった。それなのに今週も4日目に入り随分慣れてきた。環境変化に適応する生物のサバイバル本能を自分の体に感じる。といってもしんどいことには変わり無いが。セブンイレブンは週末も休まず営業を続けそうである。

里子が...

こんなに忙しいのに我が家には昨日の夜から里子がやってきた。世話をできるか心配。取り敢えず夜になったので眠っていたが。実は会社の新人からたまごっちを借りてきた。夜になると勝手に寝てしまう。世話をするのが大変だというがこれからしばらく育ててみることにする。でも会社で面倒を見るのは不可能。ちゃんと育つのだろうか。

電車の中でたまごっちをしていると高校生にかつあげされて取られてしまうぞ、と何人かの人に言われたけど本当だろうか。おやじ狩りに気を付けなくては。

 

1997.2.19.(WED)

セブンイレブン営業中

昨日と同じような一日だった。違ったことと言えば弁当が焼肉弁当ではなく、幕の内弁当だったこと位か。朝道を歩いていると駐車してある車に雪がうっすらと積もっていた。

インターネット先進国

THE ECONOMISTによればインターネットの人口1,000人当たりホスト数が一番多いのはフィンランドになっている。アメリカだと思っていたのでこれは意外だ。ちなみにアメリカは3位。スカンジナビア諸国はどこも上位に入っている。昨年の伸び率で見ると香港と日本が去年の1月から一年間で170%以上の増加となっている。しかしこの数はホストの数の集計であり、実際に本当に何人の人がインターネットをやっているかとは当然一致しない。世界のインターネット人口は永遠にわからない。

大凶

マンションで有名な会社の社長が日経でインタビューを受けている。バブル期に不良債権を作ったのは政府の責任、海外事業で損失を出したのは為替差損でありそれを除けば黒字、不良債権の負担さえなければ230億円の経常利益を出す力はある、とおっしゃっている。不動産会社なのに土地の仕入れの最終責任を政府のせいにする感覚がすばらしい。海外事業を為替リスクを考えずに行える大胆さも持ち合わせている。そして儲かっている部分だけを見るポジティブ思考で強い収益基盤を語る姿は頼もしい。

 

1997.2.18.(TUE)

セブンイレブン24時間営業近し

引き続き長い一日が終った。昨日と同じ時間に家を出て、帰ったのは深夜12時を回っていた。その間食事はお昼に10分焼肉弁当を食べたのみ。セブンイレブンどころかもうすぐ24時間営業になってしまうのか。この日記もいつまで書いていられるものか。

メールは嬉しい

友人から色々情報がメールで送られてきた。ブームに乗るのも悔しいので書きたくなかったのですが、最近バンダイと個人でたまごっちのHPを作っている人がもめているという話し。早速ページを見た。1日1万アクセスという状態らしい。他愛もないたまごっちの情報ページだが、たまごっちキャラクター情報は絵が動くので面白い。

もう一つポイントキャストの日本語サービスが始まるらしい。今一つ動きかたが良く分からないので試してみようかと思っている。英語版は無料でダウンロードできる。

ぷららにさらば

インターネットのプロバイダーぷららから無料サービス期間終了、契約依頼のメールが来たがお断りした。立ち上がりからトラブル続きでひどいサービスだったが、最近改善されたのでこれを期に契約をしたいとの旨。何が改善されたか。ブラウザーがオリジナルのブラウザーしか使えなかったのをエクスプローラも使えるよう改善したとのこと。私はナビゲーターしか使っていない。それにしてもこのオリジナルブラウザーの使い勝手の悪さはひどかった。CD-ROMが送られてきたが操作が面倒でまったく使えない。どうも顧客のニーズがわかっていない会社だ。オリジナルブラウザーを開発するならもっと木目細かいサービスをして欲しい。電話サポートの応対は最悪だった。メールの質問にも定型の回答が帰ってくるのみ。サービスの意味を理解しないこの感性の鈍さは大企業ならではのものだ。

 

1997.2.17.(MON)

セブンイレブン悪い気分

今週は忙しい。朝は5時起き。HPを書く。いつまで続けられるか。会社に7時半前に着く。早速仕事。プリンターが詰まった。仕事が溜まっていく。昼食は机で弁当。これがまずい。食事は10分で完了。午後もハイテンションで仕事。夕方目が痛い。まだ仕事。家に帰ったのは12時。この生活いつまで続くのか。

川上哲郎

日経ビジネスによれば住友電工の川上氏が関経連会長を3年で降板することになった。住友電工が格下の会社なのに会長に就任したからいじめにあい、辞めざるを得なくなったというのが真相という。
社格にこだわるサラリーマン社長の気持ちは良く分かる。自分マイナス会社が限りなくゼロなのだから社格位しか頼るものはない。六本木のバーで自分の会社の名刺や紙袋を見せびらかしている某広告代理店社員と考えていることは同じレベルである。

川上会長6年前に会社の部下とはゴルフ・麻雀をやらないと書いていた。要するに会社の上下関係をアフターファイブに持ち込むのはルール違反だと言っていた。卓見である。
人事政策についても65歳までの定年延長を提唱したり、社宅を行き過ぎた会社主義として批判するなど従来の経営者には無い斬新で筋の通った意見が言える経営者である。
そのような人を活かしきれない関西経済というのも先行きは暗い。

World Wide Wait

せっかく週末読んだBUSINESS WEEKで「World Wide Wait」という言葉を見つけこれはネタに使えると喜んでいたら昨日の師匠のページに紹介されてしまった。先を越された。読んだ瞬間しまった!と思った。この手の話は先にした方が勝ちである。

 

1997.2.16.(SUN)

雨のち晴れ

久しぶりに朝から雨が降っている。暗くて何となく気分もイマイチ。午前中は家で過ごした。午後から雨も上がり、吉祥寺に絵の額縁を探しに出かける。去年、ユザワヤという巨大なホビーショップが駅前に出来た。毛糸からプラモデルまで品揃え豊富で安い店。店内いたる所で手作り教室が開かれている。そして帰り道図書館に久しぶりに行き、夕食はまたまた味噌煮込みうどんを食べた。

巨人軍は永遠に不滅です

プロ野球巨人軍の宮崎キャンプが大変な人気らしい。清原・ヒルマン始め他球団から有力選手を獲得し実力・話題豊富であれば人気も当然か。キャンプに4万人もの人が見に来ているという。これはパ・リーグの公式戦の観客より多い。
しかし巨人の経営者の意図は何なのだろう。実力ある人気選手を集中させれば優勝に近づき観客動員にプラスなのかもしれないが、コスト意識は全く無い。そして自分の球団以外のことはまったく考えていないエゴイズム。しかし巨人だけが人気球団になってもプロ野球全体の発展にはつながらない。本当のライバルは他球団ではなくサッカーや相撲などの他のスポーツだ。それに寄せ集めで強くなった球団を見てもファンは喜ばない。選手が育っていくのを応援する方が楽しいのだから。プロ野球は永遠に不滅とは限らない。

BUSINESS WEEK

BUSINESS WEEKの今週号は興味を引かれる記事が多い。まずはアジアの銀行不良債権問題。銀行の不良債権問題は日本だけではない。韓国・インドネシア・台湾・タイなどでも同じような状況が起こっている。これらの国の共通点は何か。遅れた非効率な金融システムのためリスク管理とコストコントロールに欠けているとしている。今までは経済成長がこれらの欠点を覆い隠してきたがこれからは競争を促進する規制緩和と株主重視の経営をしていかなければならない。逆に言えば環境が恵まれていすぎたために金融の近代化が遅れたツケを払っているのがこれらの国々とも言える。大切なのはもう環境に恵まれることは当分ないと覚悟することだ。

続いてドーンブッシュが世界銀行等の資金供給体の存在価値について疑問を投げかけている。95年のメキシコ危機のようなエマージングマーケットの金融危機が今後発生しても、アメリカの資金供給が迅速に行われれば、IMFのようなものが無くても世界金融秩序は保たれるという主張だ。正しい経済運営が行われていれば民間資金がエマージングマーケットに入り込み必要な資金供給の役割を担うという。将来米国株の暴落が発生すれば資金が一斉に引き上げられる事態も想定されるが、逆にそれが民間資金の投資機会を提供するので混乱は短期で終るとしている。ドーンブッシュを言えばメキシコ危機を予想し最近もブラジルの経済運営を批判をしていたのにこのコラムはかなり楽観的で少しスタンスが変わったように思う。

特集はWEBCASTだ。インターネットをより使いやすくするソフトがブラウザーに変わる次世代のソフトとして注目されている。これがWEBCASTと呼ばれるものらしい。例えば自分の興味のある項目やページを登録しているだけで、更新された最新の情報をハードディスクに自動的に保存し、ボタン一つで瞬時に見ることができるようになる。自分でページを探し、アクセスするのをイライラ待っている必要は無くなる。マイクロソフトやネットスケープが開発にしのぎを削る。他の会社もデモ版を作っている。中でもサンマイクロからスピンアウトした人たちが作っているマリンバという会社が第2のネットスケープになるかは注目したい。

 

1997.2.15.(SAT)

バレンタインデー(2)

昨日の日記に「CCでたくさんの人に送っているのがわかるのもあって、ちょっと興ざめ」と書いたら

興醒めなメールでごめんなさい。
内藤さんにはメッセージを変えようかとも
考えていたのですが、面倒くさがりいの私はグループ一発にしてしまいました。(^^;
bccにすればいいのにという意見も頂きました。
でも、まだメールソフトの使い方を習熟していないのでした。
と早速ご丁寧に返事をくれた方がいた。自分が日記で個人攻撃をしているように思えてきて、こちらの方が恐縮してしまった。でもこういう正直なメールというのは好感が持てる。興ざめが一転嬉しくなってしまった。男は単純。

結婚式


会社で隣で仕事をしている夫馬君が結婚した。名古屋で披露宴ということで出かける。披露宴は午後から。新婦も会社の人なので、会社の人だらけ。でも本人達の人柄のにじみ出る楽しい式だった。最近披露宴で両親のご挨拶を聞いていると涙が出そうになって困る。涙腺が弱くなったようだ。

ところで名古屋は私の第2の故郷といってもよい。小学校の頃4年間過ごした街である。だからたまに行くことがあるとつい名産品を買ってしまう。名古屋名物と言えば海老フライとかういろうを思い浮かべる人が多いらしいが、ういろうは余り好きではない。帰りに山本屋の味噌煮込みうどんと赤福をお土産に買って、新幹線のホームできしめんを食べた。この3点セットが私の定番である。きしめんは東京でも食べられるがなぜかこのホームで食べるのが美味しい。茹で上がった麺にスープをいれ上にかつお節をどっさり入れる。これが踊るのを見ながら食べるのがいい。余りに感動したので写真を撮ってしまった。


山本屋の味噌煮込みうどんは東京では食べられない赤味噌のスープでかつお出しが効いている。麺がうどんのようなのだが、ほとんど煮ないで食べるので歯ごたえがあって美味しい。たまごを入れて食べると最高。これは実物を食べないと口では説明できない美味さである。ということで家に帰って味噌煮込みうどんを作って食べてしまった。赤福は名古屋より東では普通は売っていないあんこ餅。伊勢の名物だ。さすがに赤福までは食べられなかった。

 

1997.2.14.(FRI)

バレンタインデー

2月14日は静かな普通の一日になってしまった。昔は会社でチョコレートの数を競いあっていたのが懐かしい。今や、時代が変わったのかそれとも私の世代が変わったのか。ちなみに私がもらったのは、、、、やっぱり言うのはやめておこう。現物もさることながら、メールでのメッセージも結構頂いた。ありがとうございます。でも中にはCCでたくさんの人に送っているのがわかるのもあって、ちょっと興ざめではある。

金融債は債券

山崎政調会長が金融債についても預金と同様の保護を行うと発言した。金融債は特定の銀行の発行する債券である。普通の事業会社の債券は倒産しても保護しないのになぜ金融債だけ保護されるのか。単に発行量が多く、預金と思っている人が多いというだけで勝手に保護を決めてしまっていいものだろうか。何より投資家の自己責任原則という市場の原則を裏切るものだ。それにそのための資金は公的資金、つまり税金で賄うしかない。これは国民から金融債保有者への所得移転である。株式市場は山崎発言を好感して上げているとはやしているが、こんなまやかしは絶対に長続きしない。モルヒネは病状を和らげるように見えるが、効果が切れた後の症状は使用前より悪化する。

デカルトは死んだ

複雑系の本がたくさん出されている。従来のデカルト的要素還元主義では解決できない問題があるというのが、そもそもの問題意識である。つまり物事を分解して要素を緻密に調べあげても全体を分析したことにならない。とすると知識を組み合わせて問題を解決しようとする方法では限界があるということか。古い知識人にはつらい時代である。

うそ

A銀行がFRBに検査資料を事前に勝手に読んだり、事件発生後嘘の供述をしていたため制裁金を取られた。アメリカでの行動でうそをつくことが如何に危険なことかさえ知らずに駐在しているナイーブな日本の企業人の姿をさらけ出した。根本的原因は日本の村文化をそのまま世界に輸出してしまう企業の対応にある。海外に出ても日本人同士で近くに住んで平日も休日も家族ぐるみでべったり付き合う村の中に生活してもその国の常識は永遠に理解できない。必要なことは文化の違いを実感するために現地社会に入りこみ、違う世界を味わう醍醐味を感じる機会を作っていくことではないだろうか。会社の帰り道、グランドセントラルで日経新聞朝刊を買い電車で読んで帰り、連日深夜自宅から日本の本社に電話し、日本のテレビ番組をビデオで見ているような人が再び同じような事件を起こすのだろう。

 

1997.2.13.(THU)

たまごっち

遂にたまごっちの実物に触ることができた。会社の新人の女性が持ってきたのを見せてもらった。しばらく里子に出していたのが帰ってきたという。やってみるとこれが結構面白い。躾・ご飯・遊びといったスイッチで育て、チェックボタンで現在の年齢・体重・空腹度・ご機嫌度を見て確認する。これを繰り返して大人に育てていくという訳。手間がかかるシュミレイションゲームというのが人気の理由だろう。品薄にしたのが逆に人気を盛り上げた訳だが、販売戦略ではなく単に生産数量を読み間違えただけならバンダイがセガに合併されたのもうなずける。アメリカでも発売するらしいが、果たして売れるのであろうか。ファミコンはアメリカでも爆発的人気となったが、本物のペットを買う住宅事情のアメリカであんな擬似ペットを育てる人がいるかは興味深い。

 

1997.2.12.(WED)

メールで広がるお友達

メールが普及しだすとやたらと返事を書く回数が増える。昔は一日3通位だったのに、10通位に増えてきた。まあ10通といったって少ないといえばそれまでだが。ドトールで横に座った人は一日200通と話しているのを聞いたことがある。メールだけだとなかなか話が続かないが、フェーストゥフェースのコミュニケイションを組み合わせると豊かな人間関係が築けることに気がついた。やはり面と向かって話をすることには価値がある。それをサポートするメールも価値があるという訳だ。

お仕事お仕事

最近朝早く会社に行くようになった。家を6時40分に出て、会社には7時20分頃に到着する。新しい仕事が増えたのでとにかく慌ただしい一日が続いている。朝この日記を書くためには5時半には起きなければいけない。メールの返事を書いていると日記を書くのが15分という日もある。今日はまさにその状態。読み返してみると文章が意味不明。この生活あと2週間は続きそう。

土曜日は名古屋

会社の後輩夫馬君が土曜日に結婚する。披露宴に出席させていただくことになった。名古屋と言えばきしめんと味噌煮込みうどん。去年も結婚式で名古屋に行ったが、式の後きしめんを食べて、味噌煮込みうどんを土産に買って苦しい思いをして帰った記憶がある。名古屋駅の新幹線ホームにある立ち食いのきしめんも美味しい。披露宴は昼なのでまた前回のパターンになってしまうのか。ちなみに名古屋は私が7歳〜11歳まで過ごした第2の故郷である。

 

1997.2.11.(TUE)

同期

NYにいる会社の同期からメールが来た。住友銀行の海外でのことを書いたのに対して意見を書いてくれた。

1月29日の日記に現地化についての考え方が載っていましたが、いざ現地法人で働いてみるとなかなか一筋縄ではいきません。理想と現実のギャップの大部分は、なぜ海外で業務展開したいのかを突き詰めていないところから発生していると思います。ニューヨークも年々いわゆる”グローバル化できない日本企業”にはその厳しさを増しています。僕は日本企業は皆グローバル化すべきとは考えていませんし、米国の土俵、ルールで全てを戦う必要もないとも感じています(大体米国に統一ルールなどありません)。ただ米国に出ている以上は最低限クリアすべきものがあるのも事実で、ダブルスタンダードは今に通用しなくなるでしょう。
実際に働いていての実感だけに説得力がある。要するに他も行くからうちも行くという理由で何も考えずに海外で事業をやってきた会社は行き詰まるということだ。モノマネで今までやってこれたことの方が不思議であるが。確かに日本企業が最低限の世界のルールを守った上で、日本的経営(これも曖昧な言葉で好きではないが)を世界で展開していき、受け入れられればいいが、90年代に入ってからの経済の流れは合議制の先送り横並び型経営では通用しなくなっている。日本にこもって事業展開するとしても世界ルールの遵守がこれまで以上に重要になることは間違いない。

ところで彼も指摘していたが、私のプロバイダーとの相性が余り良くないらしく、早速返事を書いて送ろうとしているのだが、うまく送れず戻ってきてしまう。海外のプロバイダーとはつながりにくい理由でもあるのだろうか。解決する方法は無いものか。

 

1997.2.10.(MON)

何で新聞無いの

また新聞休刊日だ。G7明けだと言うのに、インターネットでも見ないと何も分からない。電車に乗ってもスポーツ新聞読んでいるおじさんばかり。見出しは昨日のジャイアンツ紅白戦で清原がホームラン打ったことしか見えない。日本社会のカルテル体質が最もビジュアルに見られる朝の光景である。この状況、皆結構不満に思っているのではないか。行革を訴えるならサンケイ新聞あたりが、年中無休新聞を出しても良さそうなものだが。

祈願堂

夕方「祈願堂」という上野の居酒屋に友人8人で集まった。それぞれ仕事は違うが同年代でなぜか気が合う仲間である。銀行員、編集者、不動産、通訳、商社、主婦、といった具合にバラバラ。これが面白い。今日来ていない人の噂話から、仕事の話、経済、宗教まで話は弾んだ。お店も祈願堂というだけあって壁に絵馬がたくさん掛けてある。囲炉裏があったりして下町の雰囲気。料理も酒の肴といった料理が出てきて最後の釜飯まで和食が堪能できた。冷酒が竹筒に入って出てくるのだが、これを飲みすぎて全員出来上がる。店を出たのが11時前。道端のカラオケの客引きに連れられカラオケボックスに行き、店をでるともう12時過ぎ。

取り敢えずJRで新宿まで出ることにしたら、新宿駅の人身事故で途中で山の手線が動かなくなった。復旧して新宿にようやく着いたらもう1時。向かいのホームで駅員と警察官が死体と思しき物体にビニールカバーを掛けて作業をしているのが生々しい。しばらく待ち合せ時間があったがその後三鷹までJRを乗り継ぎ、三鷹駅からタクシーで帰るともう2時過ぎていた。編集者の人と三鷹まで一緒だったのでずっと話し込んでいた。彼が作っている雑誌はビジネスマンを対象にした雑誌で、日本企業の経営システムについての話題になったので半分酔っ払いながら真剣に話してしまった。話に夢中になっているうちに酔いも醒めてすっかり正気に戻った。

集まった8人の内、7人はEメールアドレスを持っていた。会社で使っている人もあれば、自分のメールを持っている人もいたが。半年ほど前に会った時は、半分くらいしか持っていなかったのに。急速に普及していくのが目に見える。電話番号と同じ地位を獲得する日も近い。

 

1997.2.9.(SUN)

好きな女・嫌いな女

SPAが男が選ぶ好きな女・嫌いな女特集をやっている。総合好きな女1位は鈴木京香、2位は中山美穂、3位は飯島直子。なんだかCMの露出度が高い人ばかり。総合嫌いな女は松田聖子、神田うの、泉ピン子と続く。要するに包容力のある美人が好きで、生意気なのは嫌いということ。面白いのは援助交際したい女の第1位が安達祐実。篠原ともえがイジメてみたい女とバカに見えるけど好きな女の2部門で1位だったのも人気を物語る。

紀伊国屋

新宿紀伊国屋に出かけた。高島屋店の方に行ったが、前に行った時より確実に混んでいた。しかも暖房が効きすぎて暑いの何の。早々に退散した。新宿はいつ行っても人が多い。文句を言っている自分もその中の一人なのだが。

資産棚卸し

「男のバランスシート」を読んだからではないが、自分の資産棚卸しをやってみようと思っている。資産といっても、有形資産(預金・有価証券・不動産)もあるが、大切なのは無形資産の方であろう。自分が労働市場でどれだけの価値があるのかMark-to-marketを常にしておくことが大切だ。それによって自分が何をしなければならないかがわかり、毎日の生活の目標にすることができ張りのある人生を送ることができる。何となく安心して生きている人も具体的に紙に書いてみると自分の価値に愕然とするかもしれない。でも早く気づく方が傷は浅い。

アサヒREDS

夜は家で寂しく夕食。新しく出たアサヒREDSを飲んでみた。香ばしい味で、見た目も確かに赤っぽくて変わっているし、口当たりも良く飲みやすくていいビールだ。これは結構売れるような気がする。しかし相変わらずアサヒビールは好調だ。スーパードライはどうも好きになれないのだが、相変わらず売れ続けているらしい。飲んでいるうちなんだか眠くなってきて8時にベッドに入って寝てしまった。

 

1997.2.8.(SAT)

洗濯

昨日2時に寝たので起きると9時過ぎ。溜まっている洗濯を片付けることにした。洗濯機を使うのは3年ぶり。スイッチの場所が良く分らない。昔は毎週使っていたのに。洗濯物を入れて、洗剤入れて、何とか見つけたスイッチを入れるだけ。自動洗濯が終ったら干すだけ。簡単だが面倒臭い。その後はクリーニングを取りにいった。これで主婦業は終わり。ドトールコーヒーで朝食を食べて一日が始まった。

横ばい

午後から久しぶりにスポーツクラブに行った。前回行ったのが12月末だから、1ヶ月以上行っていないことになる。会費が月1万2千円だから本当に勿体無い。体重を測ってみたら66.4キロと前より少し減っていた。運動しなくて体重が減るとは、摂取カロリーが落ちているのか、基礎代謝が相変わらず高いのか。でも体を動かすとかなりなまっていることが分る。持久運動は続かないし、マシンは体がすぐに痛くなる。やはり月に3回位は行きたいものだ。

ケチとシブチン

休日に着ている服の趣味は大学時代から殆ど変わっていない。基本的にはアメリカンなラフな服装が好きだ。気に入った物はとことん着るから、いつも同じ物を着ていると良く言われる。今日出かけるときの服装にしても、靴は7年・鞄は10年・シャツとパンツは3年といった具合に長持ちしているものばかり。さらに言えば手帳は10年・定期入れは5年・財布は6年使っている。

好きな物には支出を厭わない倹約家はケチというらしい。これは大日本ドケチ教の教祖が言っていたように思う。だからケチと人に言われるのは悪くない。しかしシブチンと言われると情けない。シブチンとは本当に必要な時にもお金を出さない人を言うからだ。

横ばい(2)

ドル安是正が達成されたとG7で確認されるらしい。これによって為替は本当に安定するのであろうか。日本は米国に対し内需主導の成長を約束したという。しかし消費税引き上げとスローペースの規制緩和では内需は盛り上がる理由に乏しい。景気浮揚のため日本の低金利は続けざるを得ないから、日米金利差から円の外貨運用圧力は続く。少なくとも今の水準での推移なら円よりドルの資産の方が有利なのは明らかだからである。ルービン財務長官も為替の安定は容認しても、ドル安が再燃することになれば懸念を示すであろう。今回のG7を受けて当面はレンジでの横ばい相場が続くとしても中期的には緩やかなドル高は続くのではないか。とすればドルはまだ買いである。

 

1997.2.7.(FRI)

温度差

最近電子メールで再会(実際は会っていないし、声さえ聞いていないのですが)する人が多い。どこかで私のアドレスを聞いて送ってきてくれる人が増えた。しかしもしこれがアドレスではなく電話番号が判明した、ということならわざわざ電話をかけてくれないだろう。その理由は電子メールがまだ物珍しいからだと思っていた。それも確かに理由の一つかもしれない。しかし師匠に言わせると、最も大きな理由は、「温度が低いから」だと言う。電子メールは電話や手紙に比べ無機質なコミュニケイションツールだ。だから電子メールは人間の感情を示す温度が伝わりにくい。其れ故気軽に送れるのだという。だから電話ではできてもメールで女は口説けない。

恒例行事

月初の金曜日と言えば、恒例の米国雇用統計の発表だ。夜10時半発表の後、何だかんだで家に着いたのが夜中の2時過ぎになった。いつものパターンだ。発表前に新宿のTony's Barへ。13周年記念とやらで牡蠣食べ放題をやっていてすごい混雑。1時間と少しで退散した。牡蠣は美味しかったが、やっぱりこの店は普段の静かなときにゆっくりと時間を過ごす方がいい。

一目均衡表

日興証券の佐々木英信氏が最近発表した「一目均衡表」を手に入れた。(株)投資レーダー社から刊行され3千6百円だが、現在品薄でなかなか手に入らないらしい。
一目均衡表とは相場をやっている人なら有名なチャート分析の手法であるが、その理解の難しさから有効に使いこなしている人は殆どいない。かくいう私も理解度はまだまだだ。大きな特徴は相場は自然法則に支配されているという原則から時間や比率といったものを重視し、線形分析では解きほぐせない相場の複雑な動きをグラフで単純化しようとしていること。簡単に言えば今流行の「複雑系」に近いものと言える。

週末の過ごし方

今週は一人で暮らしたので気楽といえば気楽な一週間であった。でも週末は「さしすせそ」をやらなければいけない。裁縫・躾は無いが、炊事・洗濯・掃除はやらねばならない。
あまりゆっくりはできないようである。スポーツクラブにも行きたいし、図書館で本も読みたいし、パソコンも、、、、と欲望は限りない。

 

1997.2.6.(THU)

早起き

今週は早起きして、6時40分に家を出る生活が続いている。7時半には会社について仕事開始。朝早いと電車も空いている。通勤時間も短縮される。問題は夜すぐに眠くなること。今週は一人者なので寝たいときに寝るという気ままな生活を送っている。

N債銀

N債銀の経営不安説が流れ、大蔵大臣が経営支援するので心配無いとコメントしている。大蔵省には金融秩序維持の役割があるのだからこの発言は当然なのかも知れない。しかし企業努力もしているとは思えない会社にモルヒネを打ち続けても病巣は決して良くならない。従業員がぬくぬくと生きている状態で政府がてこ入れしている状況は市場原理の機能を明らかに阻害している。まずN債銀がやることは経営にまったく問題ないなどと嘘をつき続けることではなく、具体的再建策を早急に発表することだ。

パソコンの弊害

日経のビルゲイツからの電子メールで従業員が勤務時間にインターネットで遊ぶのをやめさせるにはどうしたらいいか、という質問があった。ビルゲイツは使用について企業が明確な基準を定めることを勧めている。インターネットに限らずパソコンには面白いものがたくさん入っている。夜、オフィスにいるとマインスィーパーをやっている画面が2つ3つ必ずある。インターネットはサーバーを監視することでチェックできるが企業がこれを使うことはやはりプライバシーの侵害になるのであろうか。

萬珍楼 青山ベルコモンズ撤退

2月に入って萬珍楼が突然閉店した。昼間も結構混んでいる店なので撤退理由が今一つ判らない。もし経営資源の有効活用という観点からだとしたら撤退する勇気に拍手を贈りたい。事業を投資収益から判断し、一定期間で目標に達しなければ撤退するのが正しい経営である。撤退基準も無く放漫な投資を続ける会社は見習わなければいけない。

もうすぐ1ドル125円

もうすぐ1ドル120円と1月22日に書いて間も無いのに為替は125円を窺う展開となっている。ドルはどこまで行くのかは誰にも判らない。日本人の多くは円安がドルベースで見た自分の資産が目減りしていることに気がついていない。彼らが行動を開始した時何が起こるのであろうか。

 

1997.2.5.(WED)

被害者は誰だ

オレンジ共済といいKKCといい、騙された人が被害者ということになっている。しかしリスクのある商品に手を出し、上手く行ったときは利益だけを得、損をしたときだけ被害者を装う姿は見苦しい。たとえ、無け無しの退職金を騙し取られた老人といえども通常の預金より格段に利回りがいい商品を購入したわけだから、それなりのリスクは覚悟すべきである。マスコミが弱い者の味方という偽善者を装い、社会的弱者救済のスタンスを取るからややこしい。リスク商品の投資に対し自己責任ルールを徹底させなければリスクは責任転嫁しリターンだけを求める虫のいい「被害者」がこれからも出てくるだけだろう。

クラスメイト(2)

3日にメールをくれた中学の友人が知らせた別の中学時代のクラスメイトからメール。彼とは年賀状のやりとりもしていなかったから本当に久しぶり。懐かしいという言葉がぴったり。手紙では恥ずかしくてなかなか交流するきっかけが無い関係でも、メール上だと素直に感情を表現できるのは不思議だ。でもこうしてまた昔の友人にコンタクトできるのはとても嬉しい。

会社を5年前に辞めた人からも突然メールを頂いた。師匠のページからリンクで見つけて近況を送ってくれたらしい。パソコンのリンクがクモの巣のように広がっていく姿が想像できる。まさにWWWのWEBとはよく言ったもの。World Wideにはまだ程遠いが。

学習塾

証券アナリストジャーナルの企業紹介の冊子は面白いことがたくさん書いてある。今月はステップという学習塾の店頭公開企業の龍井社長が紹介している。学習塾は父と母、本人のニーズが違うという。母親は進学成績重視、本人は楽しく勉強が面白くなるような塾を求め父親はその間で考え込んでしまっている状況という。40代の日本の父親は学歴だけでは通用しない社会の到来を実感し始めているという。学習塾も世の中の価値観の変化を掴み経営を変えていかなければ生き残れない時代なのだ。

正直者は報われる

同じ証券アナリストジャーナルでゴールドマンサックスのデビット・アトキンソン氏が銀行のIRについて注文を付けている。銀行が情報開示をごまかしていることが株式市場における銀行株に対する厳しい評価となり、銀行自身も損をしていると説く。ごまかしとしては例えば不良債権について所謂「終了宣言」を出しておきながら処理を終えていないことが後で判明したり、住専問題で銀行批判を回避するために従業員数を減らしたものの、結局連結ベースではその分増えていたり。古くからの格言「正直者は報われる」を実践するのは今からでも遅くない。「嘘も方便」はもう通用しない。

 

1997.2.4.(TUE)

風邪は治った

昨日は夜飲みすぎた。そのせいで寝不足で朝からつらい。最近また新しい仕事をやることになり、7時半から会社で仕事。午前中忙しく働いていたら、お昼を食べ損ねた。午後からはミーティング。夕方結局8時近くまで仕事した。さすがに真っ直ぐ家に帰った。といっても誰もいないので、近くのオリジン弁当で弁当と惣菜を買って家で寂しく食べる。風邪は酒を飲んだからか良くなった。

トヨタは少し変

最近のトヨタは変だ。アイシン精機の事故による稼働率低下、通信事業への新規参入、そしてイギリスに対する社長の発言。何か歯車が狂っているように見えるのは考えすぎであろうか。まあ日産も昔から変なコマーシャルが多くて大丈夫かと心配であるが。

Economistによれば日本の自動車業界のRVシフトが急速に進んでいる。トヨタやホンダは新製品を次々に発表しマーケットシェアを上昇させている。一方日産、三菱、マツダは新商品の発表が遅れていると報じている。この変化の激しいマーケットでアメリカ車はRV化に乗り遅れシェアを落している。RVブームについてはホンダのSMXを例に出し、中の見えないダークグラスとダブルベッドになるシート、そしてティシュを置くスペースといった装備からこれはSMXではなくSEXではないかと揶揄している。これがRVとすれば日本のレクレーションというのもまだまだ貧しい。

免許更新

運転免許更新のお知らせはがきが届いた。来月に更新時期を迎えるという通知だ。こんな親切なサービスは昔は無かったような気がする。それに試験場での手続きは日曜日も可能になった。会社を休まなくても大丈夫になった訳だ。随分便利にはなったが、そもそも5年に一度、免許更新をするシステム自体必要なのか、考えてみる必要がある。事故も起こさず安全運転している人や、滅多に運転をしない人にたいしては、更新の手続き自体廃止してもいいのではないか。2千9百円の手数料と手間をかけて行く割には、事故の写真を見せられる位で、たいして役にも立たない。更新手続きを定期的にさせたところで事故防止につながるとは思えないが。無事故無違反でない人は当然入念な研修を受けてもらえばいい。メリハリのある運転免許制度の運営をお願いしたいものだ。

 

1997.2.3.(MON)

爆睡

昨日9時過ぎにベッドに入り、朝5時半まで寝てしまった。昨日の午後も3時間寝たから合計10時間以上寝たことになる。さすがに今朝はすっきりしている。ただ相変わらず喉が痛い。

184は114

NTTの番号通知サービスについてはこんなご意見も頂いた。

184があったのでホットしたというのが感想です。
女性は特に自宅の電話番号は教えたくないけど、連絡は取りたいというわがままな事を考えますが、教えたくない人にまで番号がばれちゃったらいやですからね。それに、仕事関係の人に自宅から電話しなくてはいけない時も困りものです。
女性には女性の考え方や悩みがあるもの。職場の取引先の人でも一皮むけばセクハラおやじになりかねない。不特定多数に番号を知られる恐怖があるのかも知れない。

クラスメイト

中学の時のクラスメイトからメールがきた。年賀状のアドレスを見て送ってくれたらしい。

今まであまり個人のHPを見る機会がなく、比べる資格もないと思うが、正直内藤のHPのボリュームには圧倒された。ページ数でなく、その中身(とくに読書量)は半端ではないと思う。ハードそうな仕事をやりつつ、こんなHPを作るとは凄い。おかげで、内藤の近況が会ってもないのに、手に取るように理解できた。インターネットが流行るわけだ。デジカメも購入した模様だし、是非写真をもっととりこんで新たなページも見せて欲しい。
と正直な感想を送ってくれた。生活感の無いページとはよく言われる。写真はもう少し増やしていきたいと思っている。でも自分の顔を載せるのはナルシズムここに極まるといった感じでまだ気が進まない。そうは言いながら年賀状は毎年写真なので矛盾していると言われれば返す言葉はないですが。ところで彼はリクルートに勤務している。こんなことも書いてあった。

ご多分にもれず、当社も来るペーパーレス社会の到来に備え、HPを作成し、自社が保有するエッセンスをネットに流しはじめた(リクルートのHP)。
流すのはいいが、ビジネスでやっているわけで、課金できるのか、いくらなら読者が払ってくれるのか、模索中。本当にネット社会が到来し、自宅のPCで物探しや物品購入をする時代に生き残っていけるのか。
確かに只ならやるけど1円でも取られたらやらないという人は多そうだ。アクセスフィーや月極めで料金を徴収するよりも広告や取引成立時に手数料を取る方法の方が市場が拡大すると思う。
カーシュ米インフォシーク会長が言うとおり、「インターネットでの金もうけは今のところは難しい」のである。(日経(1996.9.17.))カーシュ氏は「インターネットで考えられるビジネスモデルは情報提供・商品の販促・商品の販売・広告・会員制の有料サービス、とこれら5つのいくつかを組み合わせたもの」と言っているが料金徴収方法については工夫次第ということだろう。

A new capital for Japan

Economistで首都移転の話が紹介されている。候補地として阿武隈と中京地区が挙げられている。しかし個人的には大阪大学の八田教授が指摘している、首都移転はメリットがないという意見に賛成である。第一に60万人の人口を移転するとしているが、1千万人を超える東京にとっては雀の涙であり混雑解消にならない。第二に八田教授が指摘するように経済のサービス化により都市に人口が集まったことが大都市の人口集中を招いた。その中でも東京が発展したのは都市間の交通発達により大阪の本社機能が東京に統合されたためである。だから首都を移転しても民間企業の東京集中は無くならない。東京の混雑解消には首都移転より交通の時差料金制の導入が効果的であろう。ラッシュ時の通勤定期割引を廃止し、逆に割り増し運賃を課せばフレックスタイムの導入や時差出勤が増え混雑緩和になるだろう。要するに皆で同じ時間に同じことをするから混むのである。盆と正月に帰省し、高速の渋滞を嘆くなら人と違う時期に帰省すればいいのである。首都移転より日本人の行動パターンの変革をした方がよっぽど簡単に生活は豊かにできる。

2050年

Economistでは国連の人口予想も紹介されている。それによれば、2050年にはインドが中国を抜いて世界最大の人口になる。その数15億人という。中国は年率0.4%の増加、対するインドは年率0.9%の増加のペースだ。日本はというと、世界17位まで後退するという予想。人口は減少している可能性が高い。多ければ良いというものでもないが、人口減少は国力の衰退を示す。急に増やすことができないのだから、政府の長期的な人口対策が必要である。

 

1997.2.2.(SUN)

体がだるい

また眠り病にかかったようだ。体がだるくて妙に眠い。まさかまた風邪ではと少し用心することにした。薬を飲んだら4時から7時まで寝てしまった。起きて日本酒を飲み、昨日のカレーを暖めて食べる。まろやかになってこれはなかなかの傑作と一人ほくそえむ。

Life Under A Balanced Budget

ビジネスウィークでアメリカの財政均衡が生活にどんな影響を与えるか特集している。要するに国債の発行が無くなり、金利が下がり、福祉が削られ、住宅や設備投資が増加して経済は活性化するという予想。財政再建を行おうとすれば必ずどこかに歪みが出る。福祉国家で財政を健全化するという二兎を追ってももはや現実性は無い。日本も痛みを伴う財政再建を行うのか、それとも別の道を歩むのか選挙で国民に決断を迫る時期が来ている。

184は嫌よ

横浜で発信番号通知サービスを始めることになった。新しいことに取り組むのは良いことだ。しかし184を付けると相変わらず番号が通知されないとはどういう事か。いたずら電話を防止するのが目的ならこんなサービスは付加すべきではない。全ての電話に通知機能を付けなければいたずら電話は無くならない。日本的な安易な妥協をやめて全て番号通知機能を付けた実験を行ってから、結論を出せばいい。中途半端は正しい結論を導かない。

 

1997.2.1.(SAT)

2月・寒い・眠い

午前中うとうととしていた。第一土曜日なので大滝絵画教室に行く予定になっていたのにすっかり忘れてすっぽかしてしまった。昼から風流に風呂に入り、午後はまたごろごろしていたらあっという間に夕方になってしまった。また人生の一日が過ぎていく。

人目を気にする日本人

アメリカFRB議長のグリンスパンが日本について余り悲観する方がないと上院で発言したという記事が日経で紹介されていた。外国の連銀議長に評価してもらわないと自分の状況に自信の持てない日本の悲観的状況が象徴的に示されている。いくら日銀が景気は緩やかな回復基調と繰り返しても、誰も信用しなくなっている。自分の進む方向に迷い、日本が外からどう見られているかばかりを気にする自信喪失の日本だ。確かにグリンスパンのコメントを聞いて慰めるのも一時の気分転換にはなる。しかし最終的には自分で自分がどこにいるか判断し行動しなければ何も解決しない。グリンスパンは米国経済が日本経済から悪い影響を受けないかだけを気にしている。日本を心配しているのではない。


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