SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

日記 1997年3月

春です。とはいってもまだまだ寒い日もありそうです。今月もよろしくお付き合いの程を。

 

1997.3.31.(MON)

Economist

今週は面白い記事が多い。特集は教育。TIMSSという世界的なテストによれば数学と科学で日本の子供は41カ国中両方3位だという。(ちなみにどちらも1位はシンガポール。)日本国内では教育制度が受験戦争を煽るなどと批判されているのに世界的には日本の教育は注目されている。算数については、計算機を使わせず、紙で計算させる前に頭の中で計算させているのが成績がよい理由の一つとしている。政府の教育に対する政策が国の競争力を決める一つの要因として重要視されるようになってきている。しかし人間の能力をこんなテストだけで本当に測ることができるのか疑問ではある。知能テストにしても出来が良いからといって能力が高いとは限らない。誰しもテストでは分からない能力をもっているものである。

日本のサムライ債について危険性を指摘している。最近発行されている円建て外債について、クレジットリスクの極めて高いものや、信用力はあるが実際の市場価値が分かりにくいデュアルカレンシー債が市場に出回っている。外債がブームだといって色々な債券が売り出されているが、リスクに見合うリターンが無い商品を低金利の日本に住む人たちが喜んで買っているわけである。格付けが高い債券でプレーンなもの(デュアルカレンシーのような仕組み債券でないもの)だけに投資するのが賢明である。

期末

また半期が終った。9月からあっと言うまであった。この半年の最大の出来事は、この日記をなんとか書き続けることができたということだろうか。

 

1997.3.30.(SUN)

深大寺

昨日の夜の雨が嘘のように朝から晴れている。気温も20度を超えて暑いくらいだ。午後から恒例の深大寺に出かける。もう半袖のポロシャツで十分だった。途中野川という川の岸では桜が随分咲き始めた。テーブルを持ち込んで宴会をやっているグループが結構いた。昼の花見酒も気分が良さそうだ。深大寺も気候のせいか人はいつになく多い。

蕎麦は深水庵で食べた。ここは店の前のばかでかい駐車場が目印。外のテーブルに座りビールを飲んでとろろ蕎麦を食べていると余りの気分の良さに罪悪感すら感じる。そばは細くてキリッと締っている。歯ごたえが丁度良い。調布の「いしもり」に匹敵する美味さだった。十分美味かったがつゆに改良の余地あり、だった。帰り道は急に気温が下がり少し肌寒かった。

3枚おろし

本屋に寄って、釣り関係の本を3冊買った。「はじめての人の釣り」「釣りの魚」「図解釣り魚料理」。
帰って早速「図解釣り魚料理」を見ながら昨日釣った魚を調理してみた。作ったのはから揚げと煮付け。から揚げはあいなめとかさごを使った。どちらも内臓とえらを取り出し(これは本当は釣った日にした方が良かったのかもしれない)、うろこを取ってきれいに洗う。あいなめは尻尾から包丁を入れて3枚におろす。そして「はも」のように内側から3ミリ幅の包丁を入れて骨を切る。かさごはひれを取ってから楊枝を使って形を整え、丸ごとから揚げにした。一度何もつけないで揚げてから、小麦粉をつけて2度揚げにすると丸ごと食べられた。めばるは煮付けにした。内臓とうろこを取って、酒と醤油、みりんに生姜を入れて落とし蓋で15分煮るだけ。意外と簡単だった。

から揚げは天つゆと塩の両方で食べる。サクッとして香ばしい。かさごはカリカリして骨も食べられた。煮付けは生姜の風味が爽やかで美味しい。自分で釣って作ったせいかどれもおいしく感じられた。それにしても魚料理は奥が深い。

ワイン通は嫌われる

「ワイン通が嫌われる理由」を図書館で借りてきた。最初の数ページ読んだだけで、ニヤリとしてしまう面白い本だ。ワイン好きの人はきっと楽しめると思う。

 

1997.3.29.(SAT)

釣り

深夜3時に出かけて釣りに行ってきた。金曜日に11時半まで「SHALL WE DANCE?」をテレビで見てしまったので、睡眠3時間で起きるのはさすがに辛い。Oさんにお会いするのは22日に釣り道具を買うのに付合っていただいてからまだ2度目だ。3時に調布駅まで迎えに来ていただいた。恐縮する。


首都高速を入り千葉の姉ヶ崎に向かう。途中餌と朝食を買って丁度5時に現地到着。Oさんの知り合いの方2人と合流して、5時発の小型船で堤防まで運んでもらう。料金往復3千円。堤防に着くとようやく空が明るくなりはじめる。朝釣れなければ駄目と言われていたので早速竿を組立てて釣りはじめる。といっても私は竿の組立て方も仕掛けの作り方も判らない。全てOさんに教えてもらった。餌はモエビという小さい海老を生きているのを針につける。シンプルな釣り方だ。

何とか糸を垂らしはじめると思ったより早く釣れはじめた。餌に食いついた時の手に伝わる衝撃が面白い。あいなめ、めばる、かさご、といった魚が釣れた。といっても魚の名前も良くわからない。魚屋さんで売っている魚ばかりだというが、見たことも無い。いつも買う魚はさばいてあるものや干物位で、買ってきて家で3枚におろすなんてことは一度も無い。それに食べる種類も決まっている。店で売っている値段を見るとがっかりするので覚悟しておくようにと言われた。


釣りの合間にお湯を沸かしてコーヒーを飲んだり、うどんを作ったりして食べた。気温が低く風が少しあったので、体が温まる。土曜日の朝から自然の中で釣りをしたり考え事をしながらゆっくりと時間を過ごす。贅沢な時の使い方だと思った。ボーっとしている時の気分は朝歩いて会社に行っている時の感覚に近い。頭の中がすっきりとして、色々なことが次から次へと頭に浮かんでくる。α波が出ているとはこういう状態を言うのであろうか。釣りの方は予想通り10時過ぎくらいから余り釣れなくなった。終って見れば全部で10匹強釣れた。なかなかの成果だった。一匹も釣れないと思っていたので初めてにしては大満足。

12時には船が迎えに来て岸に戻って釣りは終了。帰り道は都心が渋滞していて帰ったのがもう4時近かった。Oさんには何から何まですっかりお世話になってしまった。
帰ると魚を冷蔵庫に入れ倒れ込むようにベッドに入って寝た。

あいなめ、めばる、かさご。どの魚もから揚げか煮付けにして食べるといいと言われた。他に良い料理方法は無いだろうか。研究してみたくなってきた。ご存知の方教えていただけないでしょうか。

管理組合

夕方7時に起こされてマンションの管理組合の総会に出席した。決算報告と今年度の予算が承認された。面白かったのは、マンションの修繕積立金の定期預金先を変更することが承認されたこと。今預金している都市銀行が危ないので安全な東京三菱がいいということで早急に全額預けかえることになった。金融不安はここまで広がっている。出席者の一人が「こんなこと皆が始めると何となく今預けている銀行を追い込むようで気が引ける」というようなことを言っていた。しかし近隣のマンションでも積立金の預け先を変える動きは活発に起きているという。自己責任の時代である。

 

1997.3.28.(FRI)

AMAZON

ついにアマゾンにインターネット経由で注文していたで本が届いた。1月末に頼んだ「The Education of a Speculator」だ。在庫が無いのでしばらく時間がかかるというメールを受け取っていたので、思ったよりは早い。価格も日本で買う値段の半分程度でリーズナブル。本が割引に加え、送料がたったの$5.95しかかかっていない。これは洋書の注文には使える。アマゾンのキャッチコピーは「One million titles, consistently low prices.」である。

ネチケット

コンピュータネット上のエチケットはネチケットというらしい。Eメールの最初に「こん○○は」といつも書いてくる人がいる。何のことかと思ったら、こんにちはとこんばんわの合成らしい。いつメールが見られてもいいようにというネチケットである。

生産年齢人口

日本の生産年齢人口、つまり15歳から64歳までの人口が減少に転じた。労働力不足の懸念が出てきたという。このままでは21世紀に入って日本の成長率が年0.5%とゼロ成長に近づくリスクがあるらしい。解決法は女性・高齢者・外国人の活用だという。高齢者に仕事をしてもらうのは生き甲斐としての仕事なら本人も周りもハッピーである。
人の老化は千差万別だ。顔を見ても年齢の判らない人がたくさんいる。60歳になってパソコンをマスターする人もいる。40代で恋愛に夢中の人もいる。要するに脳の老化など、単に年齢だけでは判断できない。定年などで仕事を辞めても、脳味噌を使いたくてうずうずしている高齢者は全国にたくさんいる。仕事と雇用のミスマッチは解決する必要があるが、意欲のある人を無理に仕事から遠ざける必要はない。仕事を見つける機会を作ることが必要だ。定年が必要なのは政治家位であろう。

 

1997.3.27.(THU)

雨のち晴れ

寒い一日だった。朝は小雨が降っていたので表参道からはさすがに歩かなかった。お昼になると霧雨で突風も吹き始め傘をさしていてもビショ濡れになってしまった。さすがに夕方になると雨は上がったが、気温は低い。寝不足のせいか一日が長く感じられた。

美人OL

某電力会社の「美人」社員が殺されたというのがマスコミの餌食になっている。そもそも美人とかエリートといった主観的評価で事件を報道すること自体、ワイドショー的な覗き見趣味の世界である。出身大学はもとより出身高校まで報道し、あること無いこと書かれてはいい迷惑である。

殺される女性は美人、不正をするビジネスマンはエリート社員というステレオタイプな報道は早く止めた方がいい。

 

1997.3.26.(WED)

寝不足

4時間睡眠が続いている。といっても飲みに行って次の日に5時起きでこんな日記なぞ書いているからである。自業自得とはこのこと。起きる瞬間が少し辛いが、起きてしまえばすっかり寝不足を忘れてしまい、また夜更かしという悪循環の繰り返し。今日も会社のチームメイトと焼鳥屋に飲みに行った。帰り道雨に降られてしまいスーツがビショ濡れになった。

「日本企業変革の手法」

ボストンコンサルティングにいた、相葉さんという方が書かれた本で知り合いの方から頂いた。経営コンサルタントというと何をしているのか良く分からないという方にはお薦めの本らしい。読みはじめたばかりだが簡単に書かれていて読みやすく、すぐに読めそうだ。

流動化

春は卒業の季節である。その意味では金融業界はまさに春を迎えようとしているのかもしれない。社員の会社からの卒業である。最近あちこちで会社を卒業する人の噂を聞くようになった。昔は金融機関を辞めるというと卒業というより退学といった人が多かったが、最近は変わりつつある。でももっと正確にいうと卒業というより転校なのかもしれない。閉鎖的だった金融業界が少なくとも労働市場について流動化するだけでも大きな進歩である。

 

1997.3.25.(TUE)

ドトールの店員

朝、表参道から歩くことが多くなり、途中のドトールコーヒーに寄ってアイスコーヒーを買うようになった。私はガムシロップを使わないのでいつも「ミルクだけ下さい」と言っていた。いつの頃からか、いつもの店員が私が何も言わなくてもアイスコーヒーにミルクしか付けないようになった。マニュアル化されたチェーン店のサービスが多い中、気の効いた店員の応対である。いよいよ常連になったという証である。

地価下落

公示地価がまた前年比下がった。といってもマスコミの論調は下げ止まりの兆しが出てきたという好意的な見方が多い。最近の優良な商業地での好調な入札結果が根拠の一つになっている。住宅も都心のマンションは割安感から人気がでているという。では住宅は今が買い時か。素人考えながらそうは思えない。

その理由は今後の出生率の低下に伴う人口の減少、農地の宅地化によって需給が改善するとは思えないからである。さらに首都移転リスクというのもある。したがって値上がりする可能性より値下がりする可能性の方が依然として高いと思われる。

同じ金額の家賃を払うならローンの方が得だから買った方がいいというのもまやかしである。賃貸なら気に入らない所から移転できるオプションがあるが、ローンで買ってしまった場合、売却できない限り転居はできない。25年のローンで買った場合、買い換えができなくなれば25年後も古くなった自分の家に住んで同じ金額を返済している訳である。不動産は他の資産に比べ流動性が低く、売買を繰り返すには売買コストが高すぎる。

つまり損得を考えれば買う理由はない。そうではなく、自分が気に入って最後まで住んでもいいと思える物件ならば買えばいい。値下がりしても自分が購入金額の価値があると信じていれば納得できる。頭金と支払うローンの金額が他に使うより意味があると思えれば後悔もない。不動産は規格化された大量生産品ではない。大金をはたいて骨董品の壷を手に入れたコレクターは壷が気に入っていれば、市場価値がまったくないと判っても気にならないだろう。ただし本当に壷自体が気に入っているという前提であるが。

茶楼

久しぶりに茶楼へ行った。スペシャル鍋を食べ過ぎてしまったので。西麻布から渋谷まで歩いて帰った。鍋の後の究極のラーメンは相変わらずの美味しさで満足した。

 

1997.3.24.(MON)

寒い

急に寒さが戻ってきた。朝から表参道はすごい風。吹き飛ばされそうになりながら会社まで歩いた。さすがにコートが無いと寒い。会社の帰りも寒かった。風は随分収まっていたが、気温が低い。鍋でも食べたい気分になってきた。

お手当て

今月も会社からお手当てを頂いた。先月遅くまで会社に居ただけで随分金額が増えていた。どうも自分の実感とは合わない。仕事は量ではなく質で評価されるべきだ。つまり残業代という考え方は早く捨て去るべきだと思っているのですが。時間と報酬をリンクさせているということは、知識労働であることを会社が否定しているのと同じである。

トヨタと資生堂

少し前の話になるが、トヨタが業界横並びのベアから個別企業の業績に応じた給与を提唱していた。資生堂は就職協定廃止を受けて採用活動を始めている。どちらも当たり前のことがやっと始まっただけではあるが、日本企業の横並び打破という意義は大きい。どちらもトップのリーダーシップがあったから実行できた。社内でも経営陣が横並びの会社にはできない決断であろう。

 

1997.3.23.(SUN)

「眠れる遺伝子進化論」

「眠れる遺伝子進化論」(四方哲也/講談社)を本屋で見つけた。書いたのは私とほぼ同い年の大学の先生。手に取ったが結局買わずに帰った。しかし後になってから気になる本である。本のエネルギーが自分を呼んでいるような気がしてくる。パワーを感じる不思議な本である。

週末読んだもので面白かったのは、Business Weekのカバーストーリー。アメリカの景気循環がインフォメイションテクノロジーの技術革新の影響を受けるようになり、従来の自動車や住宅のようなインパクトを持つようになった。技術革新が停滞すれば景気に影響するという主張である。ハイテクだけが急成長を続けることは困難であり、他の産業の成長無しにはハイテクも成長がスローダウンするという意見には賛成できる。それにしてもマイクロソフトの方がボーイングより雇用創出効果が大きいというのは象徴的である。

天気悪い

週末は寒くて雨なので出不精になってしまった。近くのスーパーに買い物に出た以外は一日家にいた。また借りてきたビデオに付合う。「フレンチ・キス」と「自転車泥棒」を見た。前者は能天気なアメリカ映画。アメリカ人のフランスに対する偏見が面白い。後者は昔のイタリア映画の名作らしいが、内容は暗くて重かった。それにしても映画に出てくるイタリアの子供は皆可愛い。

HP開設

アメリカ留学中の斎藤君からメールを貰った。さりげなく自分のURLが名前の後ろに書いてあった。

神田柳屋

神田にある輸入ワインの店柳屋さん(3256−5001)が通販雑誌を本屋で売っていた。注文で安くておいしいワインを送ってくれるらしい。最新カタログを取り寄せてみようと思っている。

 

1997.3.22.(SAT)

出会い

パソコンを通じて知らない人と知り合うというと、何となくオタクな感じがする。Eメールで時々やりとりをしている方から釣りに誘っていただいた。といっても私は釣りの道具もなければ、やったことも殆どないので、と相談したらなんと買い物にまでお付き合いして頂くことになった。

つつじヶ丘の駅の改札で2時に待ち合わせた。メールはやり取りしていても顔を合わせるのは初めて。しかも先方は私のことをある程度このページで知っているが、私は殆ど知らない。会うまではどんな人なのか、好奇心が強かったが、実際に駅について階段を歩いていると変な人だったらどうしようと正直言って少し不安になった。改札を出ると彼はもう先に来ていた。イメージしていた人とは感じが違ったが、礼儀正しい親切な人だった。早速アウトドアショップに行って、釣り道具一式を選んでもらった。恐縮するばかりである。

竿と針、リール、錘を買って全部で1万円でお釣りが来た。買い物はあっという間に終わり、喫茶店でしばらく話し込んだ。初対面なのに自分のことを色々知っているというのは面白い関係だ。なまじ毎日会社で顔を合わせているだけの人なんかより親近感が湧くのは当然と言えば当然だが、不思議でもある。どこかで会ったことがあるような気がしてくる。来週土曜日朝から釣りに連れていって頂くことになった。今から楽しみである。

この日の出来事、自分では新しい人間関係と思って感動しているが、傍から見るとやっぱりオタクなのだろうか。別にどう思われても自分が気に入っていればいいだけの話だが。

パクリ

ビートルズの懐かしい曲がかかったかと思ったら、井上陽水奥田民生の「ありがとう」だった。イントロの最初の部分はIf I need someone(だったと思う)にそっくりだ。最近ビートルズのパクリは多い。Puffyの「サーキットの娘」のリズムはビートルズのI saw her standing thereそのままだし、リンドバーグの新曲もビートルズに似ている部分があった。ちなみにサーキットの「狼」ではなく「娘」だと知ったのはつい最近である。

 

1997.3.21.(FRI)

歩く

相変わらず歩いている。昨日はまた深大寺に蕎麦を食べに行った。いつもの「多聞」でとろろそばと野草の天ぷら。ビールを飲んで帰って来た。往復40分で丁度いい距離である。今日は朝は表参道から会社まで、夕方は外苑前から西麻布まで歩いた。歩くことにすっかりはまってしまった。今最高のストレス解消法である。

ビデオ

映画は基本的には殆ど見ない。ビデオも余り見る方ではない。日本の映画は暗すぎるのが多くて苦手。伊丹映画位しか見たことはない。外国映画は登場人物の顔が皆同じに見えて、ストーリーがわからなくなってしまう。特に推理小説みたいなものは犯人が誰なのか終った後も分からないことがある。見る度に涙するニューシネマパラダイス以外はハリウッドのエンターテインメント映画位しか見ない。

そんな訳で久しぶりにビデオを見た。「レオン」と「プラトーン」の2本。どちらも能天気というより渋い映画だった。「レオン」はニューヨークの乾いた空気と出演者のキャラクターがマッチして、カッコいい映画。スティングのエンディング曲も気に入った。「プラトーン」はベトナム戦争がテーマなのだろうが、自分には志が違うものが一つの組織に押し込まれ、意義を見出せない戦争に向かわざるを得ない主人公の閉塞感が心に迫った。

赤ワイン


赤ワインがブームである。江川卓も川島なお美もテレビでうんちくをかたむけている。ソムリエの田崎真也(関係無いが田崎真珠に漢字が似ている)はすっかり有名人になった。ワインには皆でわいわい飲める、何となく高級感と知性がある、極めようと思えば奥が深い、とハレの日を演出する資質を全て備えている。しかも年代と産地それに保存状況、温度、飲む状況(誰と何を食べる)、様々な環境でまるで違ったものになる。思い出の日に飲んだワインは記念になる。結婚記念日に飲んだワインのラベルは大切に取って置けるが、日本酒のラベルは剥がさないだろう。ワインが思い出を封印してくれるのだ。

年代物のヴィンテージワインになると時間しか作ることはできない。昔のワインは2度と再現することはできない。時間は金で買えないからである。

それにしてもなぜ白でなく赤がブームなのか。食生活の変化が大きな要因と思っている。赤ワインにあじの開きと納豆は似合わない。白ワインなら納豆は無理としても塩辛位なら一緒に飲めるものもある。日本酒だと思えば違和感はない。といっても私も白ワインは飲まない。安くて美味しい赤ワインを探している。最近飲んだのは左の1992年Calon−segur。ハート型のラベルが気に入って買った。値段の割に香りが良く深い味わいで良かった。

 

1997.3.20.(THU)

Economist

今週のEconomistの投書欄を見ていたら、最初がジョージソロスでその次がポールクルーグマンだった。何という豪華な顔ぶれ。ポールクルーグマンと言えば、日経新聞から「良い経済学悪い経済学」が出版された。タイトルはどこかで聞いたような妙なものできっと原題とは違うと思うが、中身は刺激的な経済論が展開されているのであろう。

自粛

農水省が家畜への応用を目的としたクローン研究を自粛するよう傘下の研究団体に通知したと日経新聞に書いてある。家畜への研究がこの時期に行われると人間への適用を目指したものと一般に誤解を与えかねないからだという。自粛とは自分で決めることであり、通知するものではない。禁止と言えないから責任を研究者に転嫁しているだけだ。

玉虫色

玉虫色といえば24時間風呂の安全性。24時間風呂協議会の広告ではレジオネラ菌の感染報告例は無いとしている。でもこの菌は自然界のいたるところに棲息し、健康人には接触しても発症することは「少ない」とされている。そしてさらに制菌効果を高める努力をしていくと結んでいる。素人にはO157のカイワレ騒動と同じくらい結論が良く分からない。

牛の預託金

3月2日に書いた牛の預託金オーナーシステムが問題になっている。まともに考えれば当たり前の話だ。牛という価値の良く分からない実物資産で信用させ、法外とは言えない高金利で金を集めるのはKKCより巧妙である。それにしても出資法違反というならなぜ10年以上前からこのシステムをやっている安愚楽牧場(だったと思う)を摘発しなかったのだろうか。いまさら慌てて調査している農水省も被害者と同様呑気である。

「役人ごろし」

どぶろくの無免許販売で起訴された事件があった。「コメックス」の社長が「役人ごろし」というどぶろくを無許可で販売したためという。会社の名前も、商品の名前も滑稽でつい笑ってしまった。それにしても「コメックス」の社長は殺す相手を間違えている。殺すべきは役人ではなく、官僚組織である。組織を憎んで、人を憎まずである。

 

1997.3.19.(WED)

大機小機

3月18日の日経新聞大機小機では「郵貯民営化論議への一石」と題し、全国津々浦々で起きている過疎化の防止のためコミュニティ機能を維持する手段として、交番と郵便局が必要と説いている。全国約2万4千6百ヶ所の郵便局ネットワークは住民の財産の安全を保つものであるという。確かに郵便局しか金融機関の無い過疎の町では便利な存在であろう。しかし郵便局にコミュニティ機能を持たせるというのは無理がある。

コミュニティとは地域の同じ価値観を持つものが集まって成立していくものである。かつて地方の郵便局にはムラを取りまとめる世話人のような人がいて彼らのもとに地域の人たちが集まっていた。しかし外から見ればその集団こそ閉鎖的なムラの利益誘導団体に見える。過疎化の原因の一つは閉鎖的な前近代的社会に嫌気がさした若者の集団脱走という側面もあるのではないか。過疎化の解消策は郵便局ネットワークにコミュニティ機能をもたせることでは解決しない。私の解決案は次の2つである。

一つは新しい産業の立地を行うことである。ソフトウエア開発、翻訳や企業の研究受託といった知識産業を育成し、地方に行っても東京と遜色の無い仕事が得られるようにしていくことである。給与が同じで、質の高い知識労働が行え、物価が安く、自然があり、通勤ラッシュもない暮らしは魅力的である。東京は嫌だけど仕事が無いから移れないという人は意外に多い。

もう一つは文化を発信することだろう。といってもオペラハウスを作ったり、美術館にピカソのリトグラフを飾れというのではない。歴史に基づかない文化の接木は失笑を買うだけである。その土地に伝わる文化をうまくアレンジし現代人にアピールできる形で情報発信していくことである。文化といっても伝統芸能や美術品といったものだけではない。喜多方のラーメンも、巻町の地ビールも文化である。ワインや温泉といった現代人に人気のアイテムでなくてもネタはある。例えば宮沢賢治や太宰治、川端康成などの文豪のいた街には何となく風格が漂っている。どこの地域にも材料はあるので後は味付けだけの問題である。過去に蓄えられた文化を活かして暮らしている街は魅力的であるし、住むことに誇りが持てる街になる。

大機小機(2)

日経新聞大機小機の中で、もう一つ気になったのは郵便局の40歳の平均給与が33万円、都銀平均が54万円だから低コストだという議論。郵便局が低コストなのではなく、銀行が高コストなのである。比較すべきは都銀の給料ではなく、給与つまり利用者から見たコストに見合うサービスを郵便局が提供できているかであろう。

歩く

歩くことは単に運動するという事以上の効能があるような気がする。最近朝は表参道から外苑前まで、帰りも途中駅から歩いて帰ることが多い。別に運動不足を解消しようと思っている訳ではなく、歩くと気持ちが良いからである。一つには電車の混雑と空気の悪さから逃れられるということがある。それよりも歩いていると頭がすっきりし、色々なアイディアがひらめくことがある。アルファ波が出ている状態になるのだろうか。

錯覚

錯覚は人間の長所だという。黄色いゴーグルをかけてもしばらくすると黄色く見えなくなったり、月の周りを雲が流れると月が動いているように見えたりするのは「順応」「誘導運動」と呼ばれる生物の適応現象だという。これらは目から入ってくる限られた情報を知能の働きによりサポートしている。世界が黄色く見えない方がスキーはしやすいし、月が動いているように見えるのは見ている対象が月だからその方が見やすいからである。錯覚は外部の情報を巧みに加工し、結果として生物の種の保存に寄与してきた訳だ。

種の保存といえば恋愛も生物が錯覚を引き起こすものの一つである。恋に落ちると相手の全てが素晴らしく見えてしまうのも生物の種の保存本能からくる錯覚の一つであろうか。この錯覚は子孫繁栄に貢献している。さらにその錯覚も結婚して子供でもできると消滅し、新しい対象に対し錯覚を始めるケースがある。世に言う不倫である。彼らは社会正義からは許されない存在であっても、生物学的観点からは錯覚という種の保存機能を巧みに操る人と見ることもできる。

 

1997.3.18.(TUE)

NY

明日NYに旅立つ(といっても仕事で赴任ですが)友人と、お昼渋谷に出かけた。桂花ラーメンを食べるためである。電車に乗ってラーメンというのは異常なのかもしれないが、私は既に先週やっている。また太肉麺(やっと漢字を思い出しました)を食べた。

海外に住んでいると食べたくなるもの。私の場合はラーメンと牛丼であった。最近牛丼の話が多いが、週末牛丼を作ったときも、「そう言えばこれが食べたくて仕方ない時があったなあ」と昔を懐かしく思いだした。当時私の住んでいたボストンには吉野屋は無く、東海岸にも無かったように思う。ロスアンゼルスに3泊4日位で出かけたとき吉野屋のビーフボウルを4回食べて感動しまくっていた。あの醤油の味付けが日本人の心をくすぐる。

ラーメンはNYにめんちゃんこ亭というラーメン屋があり、NYに出かけると必ずここに寄ってラーメンを食べるのがお決まりパターンであった。

小田実は「何でも見てやろう」の中で、世界放浪中日本の食べ物で恋しかったのは「東京のビフテキであり海老フライでありサラダであり、もう一つ言えば、ラーメンであった。」と言っている。食べ物関係のURLでもラーメンは質量ともに他の食べ物を圧倒している。テレビ番組でもラーメン特集をやれば視聴率15%は堅いという。日本を代表する料理は寿司でもなくてんぷらでもなく、ラーメンである。

 

1997.3.17.(MON)

窓の杜

窓の杜というページを教えてもらった。これはインターネットで公開されている,国内外の優秀な Windows用ソフトウェアの紹介と最新情報をお届けするホームページと説明されている。日本経済新聞社「読者が選ぶ人気ホームページランキング」第7回において「ソフトウェア入手に便利なホームページ」部門第1位,第8回・第9回において「よく利用する」部門第4位に選ばれた強者らしい。最初の説明を見ただけでただ者では無い雰囲気が伝わってくるページだ。気力があるときにゆっくり見てみたい。

あげ足取り

余り日記に過激なことを書いて揚げ足取りされないように、とアドバイスしてくれる友人がいた。本当に有り難いことである。思ったことを正直に、自由に発言できるのがインターネットだと思っていたが、個人のページでさえ色々制約はある。差別をするような言動や、誹謗中傷の類は書いている人の人格が疑われる訳だし、そもそも書く気も無い。ただ真剣に考えて議論したいと思ったことを正直に発表できなくなることは辛いし、インターネットの長所が一気に失われる危険がある。

多様性を受け入れる

NHKスペシャル「21世紀への奔流」の結論は多様性を受け入れられる社会になることが21世紀の国家の条件だと言っているように聞えた。そしてそのためには自分の帰属するコミュニティを確保すると共に他のコミュニティを受け入れる「寛容さ」が要求される。日本の教育にこのような視点はあるのであろうか。渋谷で見る高校生からは多様性よりは単一性を感じる。ミニスカートの制服にルーズソックス、マフラーはバーバリーのチェックで大橋巨泉のネクタイみたいに前にだらっと巻いている。最も世の中の流れを敏感に察知する世代が単一性を追求しているこの国に不安を感じるといったら、悲観主義者と笑われるであろうか。

 

1997.3.16.(SUN)

夜から降り出した雨は結局一日中降っていた。気温も随分下がり冬に逆戻り。毎週恒例深大寺蕎麦は中止した。午後から小雨の中大滝先生の出品している第65回調布市美術協会展を見にいった。今回は100号の大作。多摩川の夜明けというタイトルで川越しに登ってくる太陽のイメージが力強く表現されている。100号の大きなカンバスが活かされた素晴らしい作品だった。

その後は図書館へ久しぶりに行った。「そば打ちの哲学」「メジャーサイクル」を借りた。「そば打ちの哲学」は単なるそば解説ではなく、そば打ちの裏にある哲学やら精神を書いた本。うんちく本である。そばは何故人を集める力があるか、など面白い考察をしている。「メジャーサイクル」は景気循環論の本。この本によれば1990年代後半は景気循環からは景気の回復期になるという。他に「ワイン通が嫌われる理由」は貸出し中だったので予約した。読みたい本は次から次へとどんどん出てくるが、読む時間がない。

牛丼

東急ストアーの隣に新しいスーパーが出来た。東急に対抗するゲリラ店舗なのでとにかく安い。牛肉が100グラム68円だったので400グラム買って牛丼を作ることにした。といってもそんなに難しくない。みりんとしょうゆと酒を混ぜて砂糖を入れ、その中に玉ねぎと牛肉を入れて煮込むだけ。30分でできた。隠し味に赤ワインと生姜を摩り下ろして入れたらなかなかいい味になった。ご飯に載せて食べたら止められない味だった。たまには主婦も悪くない。

 

1997.3.15.(SAT)

寒い

窓ガラスが曇っていて外は寒そうだった。一日家に篭ってパソコンをしたり、本を読んだりして過ごす。あっという間に時間が経ってしまった。スポーツクラブにいく予定だったが寒さに行く気を無くしまたサボってしまった。

ちゃんとちゃんと

ちゃんとちゃんとおいしいものを食卓に届けていた会社が総会屋に利益供与。日本を代表する証券会社も不祥事で揺れている。東海村の再処理工場事故の対応は情報公開すら満足にできない危機管理の甘さを露呈。東京都の食料費の公開が行われたが、市販の領収書に筆跡が酷似したものが多数あるなど偽造の疑惑が持たれている。最近の報道はこんな記事ばかりで埋められている。

日本の今までのやり方、つまり嘘も方便、喉元過ぎれば熱さ忘れる、長いものには巻かれろ、といったごまかしが通用しないことを示している。本当の事を言うと、大人でないと非難され、嘘をつきとおした人間が評価されるような企業の体質を変えなければ同様の事件は続くであろう。

マスコミも容疑者の私生活を暴露することより先に報道することがあると思うのだが。街角でインタビューして国民の怒りの声、などと報道したところでただのガス抜きにしかならない。必要なのはちゃんとちゃんとしていないことに対し、厳しい追求を行い同様の事件が起きないよう報道をしていくことではないか。企業も裏取引きやごまかしが割に合わないことに早く気づき、対応する必要がある。

「残照」

最近色々な方から本を頂く。童話に続いて今回頂いたのは自費出版である。「残照」は私の勤務先で昔社長をしていた方が相談役に退かれ、自分の人生を自叙伝風に書いた本。私が2年前に書いた論文に手紙で感想を頂いて以来ご縁があって本を送っていただいた。正直言って自慢話と思うような記述も結構あるが、欲の無いシニアの昔話と思えば、逆に微笑ましくもある。ただ一生懸命やったことを一生懸命記述しているのでその気合には圧倒される。そして読んでいると高度成長期の日本のビジネスマンの熱気が伝わってくる。前例や組織に縛られることなく仕事がのびのびと自由にできた時代。自分のやってきた仕事を誇りを持って文章に残すことができる自信が羨ましい。考えてみれば現在の大企業であっても戦後は殆どが中小企業であった訳で個人の裁量が大きかったのであろう。それにしても自分で考え、工夫し道を開いていった姿には感服せざるをえない。そして好きこそものの上手なれ、はいつの時代も変わらないことが再確認できた。

 

1997.3.14.(FRI)

気にしないといいつつ気になるヒット数

ようやくこのURLのヒット数が3000件を突破した。深夜家に帰りHP開けてみたら3001件になっていたのでにんまり。去年の9月に初めてからやっと半年、3000という数は他の人気サイトに比べればささやかな数かも知れませんが、色々な方と交流できるきっかけとして個人的にはかけがえの無い経験をさせていただいたと思っています。急に手紙のような文章になりましたが、今後ともよろしくお付き合い下さい。

おばさんパワーと群集心理

喫茶店にグループで来るおばさんはどうしてあんなにしゃべり続けることができるのだろう。と思っていたら、酒が入ると更にパワーアップして手がつけられない状態になることが昨日行った店でわかった。普段はしんみり飲める小さな居酒屋の一つのテーブルを占拠し、ハイテンションの大声でしゃべり続けている。店はもう武道館のロックコンサート状態で声が壁に反響して大変。一人ならきっと静かにお酒が飲めるのであろうが、群集心理のなせる技か。元気なのは良いが、静かに飲める数少ない贔屓のお店で飲めなくなるのは悲しい。

なんでんあんねん

まずいと文句を言いながらまた「なんでんかんでん」に行ってみた。きっと今週号のSPAが九州ラーメン特集を組んでいたので大脳が反応したのだろう。11時前に行った。混んではいたがすぐに座れた。今回はねぎばかラーメン(900円)を注文。普通のトンコツラーメンにねぎが大量に載っている。麺は九州の細めんで歯ごたえがある。スープはこってりしていてさすが博多ラーメンと言いたいところだが何かが足りない。何かすっきりとせずピュアでない感じがする。後味が引っかかる。化学調味料でも入っているのだろうか。この手のラーメンにありがちな、しばらくすると思い出して食べたくなるような感動が無かった。値段も高く、場所も悪いのに繁盛していてこれは儲かる店だと思った。今度支店を遂に出すらしい。お手並み拝見。

ぽかぽか

暖かい一日だった。会社の帰り道外苑前から渋谷まで歩いて帰った。さすがに30分以上歩き続けると体が温まり汗だくになった。街を歩いていると店の栄枯盛衰が激しいことに驚く。新しい店が知らない間に出来ていたかと思うと、あっという間に消えていく店もある。一方で絶対潰れると思っている店が結構繁盛していたりして、世の中良く分からない。気候がいいのでたくさんの人が出歩いていた。卒業式の後の謝恩会帰りの袴姿の人も見かけた。正月や春になると何かを始めようという気になる。日本人にとっては区切りの季節である。

 

1997.3.13.(THU)

今日は短く

会社の同僚の妹さんがポプラ社から童話の本を出した。たかしまなおみ作「王さまダイエット」という本で小学校中学年から高学年向きの本。太りぎみの王さまをダイエットで痩せさせようという話。1ヶ月で10キロ痩せるための究極の方法とは。結末は大人でもなるほどと思える。たまには童心に帰るのも悪くはない。

 

1997.3.12.(WED)

また寒い

今朝は少し寒くなった。コートは着ないものの表参道から歩くのは止めてしまった。日中も結構涼しかったが、夜になると余り冷え込まず気温が上がったような気さえした。今週は外食が多い。10時過ぎの帰り道一人寂しく牛丼を食べて帰った。

余命半年の夢

という本が面白そうだ。特約生命保険で死の半年前に保険金を受け取った人の生き方をルポルタージュしたもの。自分が余命半年と判明したらどうするだろうか。旅行に行くのか、遊びまくるのか、それともパソコン三昧になるのか。自分でもなってみないと分からない。でも良く考えれば、人間誰でも余命は決まっている。それが半年といった具体的期間でなく曖昧なので意識しないだけである。芥川龍之介のように一生の間に読める本の数を計算して嘆く必要はないが、「余命30年の夢」といった気持ちを持ちながら毎日を過ごせればいいなと思う。

余命半年の夢/堀ノ内雅一/情報センター出版局

花粉症

花粉症ではないが鼻がむずむずして困っている。慈恵医大耳鼻科の花粉症のページは結構使えそう。花粉情報はウェザーニューズのページで見ることが出来る。

「つぎ」と「こんど」

電車の発車表示板に次と今度と2本の電車が表示されている。どちらが先なのだろうかとふと疑問に思った。日本語は曖昧だ。

 

1997.3.11.(TUE)

Michael

遂に昔のルームメイトのマイケルからEメールが届いた。クリスマスカードにEメールのアドレスを書いてから随分経った。ということはカードが着くのが遅かったのだろうか。ロンドンの友人からも2月の末にやっとクリスマスカードが着いたと連絡があった。2ヶ月以上かかったことになる。航空便なのに不思議である。マイケルはボストンから引っ越して今サンフランシスコのベンチャー企業で働いているという。ボストンの気候が耐えられなかったと書いてあった。アメリカ人らしく生活をエンジョイしている様子が行間から伝わってくる。驚いたのはメールに返事を書いて送ったら15分程でまた返事が来たこと。とにかく見るのも早いし、書くのも早い。英語で日記を書くことにもチャレンジしてみたいと思っている。きっと内容はかなりつまらないものになるであろうが。

If I were a bird,.....

Economistによれば、日本の男性が生まれ変わるとしたらなりたいものの第2位は「女性」だそうである。そして第1位は「鳥」ということらしい。
私は「自分」と答えることにしている。子供の頃、自分の顔が西城秀樹と交換できるとしたらやるかどうかというのが友達の間で話題になった。私は熟考の末、交換しないと決めた。ナルシズム人生スタートの記念すべき瞬間だと思っている。

天使のたまごっち

バンダイによると、「新種発見たまごっち」に加え、さらに新作「天使のたまごっち」が発売される。これは死んでしまった「たまごっち」が再び天使になってくるというストーリー。今度のは値段は1,980円で変わらないが呼びかけに反応する機能がついている。たまごっちは全般に品薄状態が続いているが、4月には先月までの3倍の出荷数になる見込みらしくもうすぐパニックも収束するだろう。この品薄状態バンダイのマーケティング戦略と思っていたら、単なる生産体制の遅れであった。

ずるい

金融の世界にはフリーランチ(ただ飯)は無いと良く言われる。要するに市場メカニズムによって物の価値が価格によって調整され、寝ているまに儲けることは難しいということだ。しかし世の中フリーランチは各所に存在する。
例えばいつも株が上がると言い続けている経済評論家。円高になると言い続けるエコノミスト。彼らは予想が外れたときは静かに黙っていて、予想が当たるとマスコミで大騒ぎをする。巨人が優勝すると毎年言い続け、当たった時にしかテレビに出ないインチキ占い師と同じである。これは当たらないときに静かに目立たないようにしていればフリーランチを食べられる。正しい時だけ報酬を貰い、間違えたときのペナルティが無い仕事は無責任で良い結果を生み出さない。

 

1997.3.10.(MON)

新聞休刊日

今日は新聞社の談合の新聞休刊日で朝刊はスポーツ新聞のみ。私はスポーツ新聞は買わないので、隣のおじさんのを車中で盗み見させてもらう。といっても清原が不調だとか、ミスチルが活動休止とか大した記事は載っていない。表参道からまた歩いて会社に行った。朝は暖かいという程ではないが爽やかで気分が良い。でも少し風が強くて、花粉症の人にはつらそうな天気だ。

渋谷昼食戦争

昼間用事があって渋谷に行った。お昼は渋谷の桂花ラーメンで食べた。ここは知る人ぞしる熊本ラーメンの有名店。900円のターロー麺(漢字を忘れてしまった)は大きな豚の角煮と生キャベツの載っている人気メニュ。麺が生茹でかと思うほど固くて独特の味である。昔は新宿にしか無かったのが最近渋谷にも2軒オープンした。それにしても渋谷のセンター街付近のお昼の競争はすごい。マクドナルドはクーポンをばらまき、インド料理の店は千円食べ放題。ラーメン屋も有名店が軒並み出店し狭い空間でしのぎを削る。スリリングな世界だ。

 

1997.3.9.(SUN)

33歳

朝メールを開くと何通かのお祝いメールが。アメリカの誕生日一覧サイトに登録しておいたので、知らない方から何通かHAPPY BIRTHDAYメールを頂いた。中にはアメリカのサクラメントやインディアナから来ているものもあった。知り合いの方からも頂いた。この場を借りてお礼申し上げます。33歳はぞろ目ではありますが別に区切りの歳でもないし、中途半端な年齢。強いて言えば中年への入口、あるいは人生の転換点(その1)といったところか。頂いたメッセージの中に「Older you get, more attractive you become.」というのがあって気に入っている。

でも今日は誕生日というより日食の日という印象が強かった。テレビではインターネットで送られる映像を刻々と伝えていた。東京では6割欠けた太陽だが、特に暗くなったという気はしなかった。午後は一人でゆっくり過ごす。こんな誕生日も悪くない。

夕方いつもの店に髪を切りに行った。すっかり春めいているので、つい短くしたくなる。いつも私の担当が私にパーマをかけたいらしいのだが、必死に抵抗している。「今日はパーマですか」ときたので、「スポーツ刈りでお願いします」と返しておいた。

More Books


 

1997.3.8.(SAT)

ぽかぽか陽気

暖かい一日だった。午前中は久々に絵画教室へ。1月から始めた絵の下書きがようやく終った。いつまで経っても上達しない。でもあと20年でうまく描ければいいと思っているので焦らずマイペースで続けている。

お昼からまた深大寺に行ってしまった。今度は「雀のお宿」ではなく、「多聞」でそばを堪能。ここは野草の天婦羅が季節によって素材が替わって面白い。たらの芽の天婦羅は美味だった。そばもきりっとして量が多く、すっかりお腹一杯。ビールを飲んだら眠くなってきた。いつものように「八起」で焼き饅頭を食べてお参りもせず、帰った。帰り道の八百屋で京菜が200円で売っていた。食べきれない位大きいのでもう一人のお客さんと半分づつ分けた。別の店では下仁田ねぎを100円で売っていた。しめじとたまご、牛肉を買って夕食はすき焼きにした。白菜より京菜のほうが歯ごたえがよくさっぱりしていて美味しい。ねぎも長いねぎより曲がって短い下仁田ねぎの方が甘みとコクがある。家で鍋ものを食べたのは久しぶりだ。

なぜ日本人はすぐ寝るか

といってもハワイのワイキキビーチの日本人の話をしようというのではない。学校の授業や電車の中で日本人は良く寝るが、その理由は日本人の言語環境その他が左脳に負担がかかりやすく、疲れやすいからだという。漢字が脳に負担をかけているということか。とすると中国人や韓国人も良く寝るのだろうか。私の知る限りそういうことは無かったように思うが。確かに欧米人は授業中でも殆ど寝ているのは見なかった。これは体力の差だと思っていた。また電車の中で寝ないのは治安のせいだと思っていた。物騒なので公共の場では恐くて寝られないという訳だ。日本ももっと物騒になれば少なくとも電車で寝る人はいなくなるのだろうか。

生かさず殺さず

雑菌がいない生活をしている日本社会で子供の頃ウイルスに感染しないで育ったが故に大人になってウイルス感染して重い症状が発生するケースが増えているという。ウイルスを殺すのではなくウイルスと共存する方向を探らなければ、いつまで経ってもいたちごっこが続くだろう。自然とは制圧するものではなく共存するものである。菌を殺すのではなく菌と共存する方法を模索する方がより良く生きられる。西洋医学は「やどかりイソギンチャク」に学ぶ必要がある。

クローン羊(2)

クローン羊は日本でもかなりの盛り上がりである。ほとんどのマスコミの反応は「神への冒涜」という原爆やダイナマイトといった過去の科学の暗い部分とダブらせるものか、メスだけでクローンができるのでは男性の存在価値がないといったものであった。その中で面白いと思ったのはクローンが生物の進歩を停止させるというコメント。
クローンによってまったく同じ物しかできないのでは失敗も無いが進歩もない。そして家畜の量産のように同じ物ばかりが大量に生産されれば多様性を阻害することにつながる。生物は世代交代時に遺伝子変化を生みだし、多様性を作り出すことで適者生存を行い、結果として種全体の進歩を成し遂げてきた(何を進歩と言うかは別であるが)。人間の評価基準で最も優れていると思うもので均一になった種が発生すると、効率は良いかもしれないが、環境の変化には脆く、これ以上変化を成し遂げる可能性の低い種になってしまう。

すべての人間に生きる権利があるのはその人が世界に一人しかいないからである。どんな人でも人間という種の多様性を支えている。クローン人間ができたとき、クローンとオリジナルのどちらかがいなくても多様性は保てる。クローンの方が若ければ、クローンに人権を与え本人には人権が無くなるという事態も考えられる。神の作った多様性創出のメカニズムは簡単に否定してはいけない。

新商売

テレビ東京アナウンサー山形さんのページのURLがシンプルなので羨ましいと思っていたら、こんなメールが入っていた。以下送られてきたメールの内容の一部を転載。

もちろんメールアドレスも "好きな名前@あなたのドメイン名" です。
プロバイダーを変えても、これらアドレスはそのままご利用できます。
ご希望のドメイン名が空いていれば、アイルのバーチャルホストサービスをご利用ください。 独自のサーバーを立ち上げることなく低価格で 独自ドメインでの情報発信が実現します。
他社からの移転やドメインを既にお持ちのお客様も歓迎します。

www.お客様名.com 月額\5,400〜
www.お客様名.co.jp 月額\6,750〜


希望のドメインが取得出来るかどうかはここで確認できる。有限会社アイルがサービスを行っている。そのうち「~が打てなくてURLにアクセスできませんでした」なんて話が懐かしくなる時代が来るのだろうか。

 

1997.3.7.(FRI)

アクセス急増

気にしないと言いながら、結構気にしているアクセス数。最近急に100件位増えたような気がする。今朝の時点で2840になっていた。アクセスする人が増えたとも思えないし、カウンターが壊れたのであろうか。不思議な現象である。

昨日一日休みだったので、本屋で面白そうな本を探し歩いた。吉祥寺パルコの地下にある本屋はスペースがゆったりしていて品揃えが豊富。しかも余り混んでいないので気分が良かった。「複雑系の経済学」(ダイヤモンド社)、「なぜ儲からないのか」木子吉永(あさ出版)、「書と文字は面白い」石川九楊(新潮文庫)、「国の借金」石弘光(講談社文庫)、「未来史閲覧」産経新聞、「生命の意味論」多田富雄(新潮社)、「江戸ノート」山本昌代(新潮社)が目についた。などが面白そうだった。

早帰り

第一金曜日恒例の米国雇用統計発表で遅くなりそうだったが、指標発表後相場がこう着してしまい、11時過ぎに帰ることにした。京王線の電車の接続は相変わらず悪い。渋谷駅で7分待ち、明大前でも待たされた。各駅停車に乗ったが、酔っ払いだらけで気分が悪い。新幹線に禁煙と喫煙があるように、夜11時以降の電車には酒を飲んでいる人と飲んでいない人の車両を分けてもいいと思うのですが。

理想のオフィス

日本の会社では課長を中心に机を並べて仕事をする。一方外資系の会社に行くと個人の机がパーティションで仕切られており、プライバシー重視になっている。前者ではコミュニケイションがとりやすいし、誰が何をしているかお互いに把握できる。そのかわり私語が増えたり急に話し掛けられたりと仕事に集中できないこともある。後者では仕事がじっくり進められるが、誰が何をしているかわからない。プロセスより仕事の結果が問われる。どちらにも一長一短ある。両方の良さを取り入れたオフィスができれば、理想のオフィス環境になると思うのですが。個人の生産性を高めながら、メンバー間の知識の共有をいかに進めていくかがポイントだろう。

ミーハー

師匠に教えてもらったテレビ東京アナウンサー山形さんのページを見て、メールを送ってみた。直接お会いしたことはないが、朝の番組をよく見ていたので。すると早速返事が来たのでびっくり。親近感がわいてきた。恐らくテレビに出ていると手紙や電話がきたりして、そんな人の大半は変人扱いされるのに、メールだと「ちょっとオタク」くらいで何とか許されるのだろうか。このページ出来たばかりで、これからの進化が楽しみ。自分で苦労して作ったというのが画面からにじみ出ていて応援したくなる。

 

1997.3.6.(THU)

貧乏暇なし

定休ということで会社には行かず、朝はのんびり起きた。調布市役所に確定申告と住民票の手続きをし、お昼は知人と神谷町で昼食。小金井の運転試験場まで戻り、免許更新の後、吉祥寺へ。ドトールでボーッとして、夕食をカプリチョーザで食べて帰った。意外に時間に追われる慌ただしい一日であった。

いうたらあかん

開高健企画の「13カ国いうたらあかんディクショナリイ」が面白い。各国のタブーの言葉が紹介されている。中でも笑ったのはアメリカのPC表現。パソコンのことかと思ったら、Politically Correct(政治的に正しい言葉)のこと。アメリカでは公的な立場で「でぶ(Fat)」とか「はげ(Bold)」とか「マンホール(Manhole)」と言ってはいけない。すべて差別用語である。でぶはAlternative Body Image(異なった体のイメージ)、はげはFollicularly Challenged(毛根が努力する必要がある)、マンホールはPersonhole(Manが男女差別だから)と言い換えなければならないという。マンホールの話はジョークかと思ったらもっとすごい話があって、Carmen(カルメン)という名前の女性はMenが気に入らなくてCarpersonsと改名したという嘘のような話まで紹介されていた。建前の平等社会アメリカらしい話である。

行政サービス

確定申告と住民票を調布市役所に取りに行ってサービスの良さに感激した。受付の人は親切に案内をしてくれるし、住民票は発行を依頼して数分で出てきた。てきぱきしていて気持ちがいい。確定申告相談コーナーも結構混雑していたが、相談員の方が丁寧かつ効率よく仕事をしていた。住民が行政を選ぶ時代が近づいている。

ところで確定申告したのは別に収入が多いからではない。寄付金控除の申請をしただけである。4年ほど前から日本フォスタープラン協会を通じケニアの女の子に毎月ささやかな援助をしている。たまにこちらから手紙を送ったり写真が送られて来たりする。これも援助交際というのか。還付請求で税金が1万円ほど戻る予定である。

Hale-Bopp彗星見えた

朝ベランダから北東の方角を見上げると、明るくてボーっとした物が見えた。確かに彗星である。肉眼でもかなり明るいのが判り、双眼鏡で見てみたらやはりほうきのようにしっぽが伸びているのがわかった。Hale-Bopp彗星だ。月も新月に近く、地上も深大寺の方向であまり明るくないのも見やすくなって良かった。気温も随分上昇したのでパジャマで外に出てもそんなに寒くはない。しばらく毎朝見るのが病み付きになりそうだ。海上保安庁のページがHale-Bopp彗星情報は詳しい。東京天文台のページより素人にはいいかもしれない。いずれにしても実物は一回は見ておいても損はしませんぞ。

 

1997.3.5.(WED)

4時半起き

朝いつもより早く目が覚めてしまった。朝日がきれいで素直に感動してしまった。Warning Mailのことを書いたせいか、それともそれとは関係無いのか相変わらず朝開けて見るメールが少なく寂しい。それにしてもあの急に消えたメールは私の幻想だったのか。それとも何らかのメッセージだったのか。考えれば考えるほど気になる。考え事をしているうちにせっかく早起きした貴重な朝の2時間があっと言う間に経ってしまった。

免許

誕生日までに免許の更新に行かなければならない。私は車を持っていない。最近は年に1回か2回運転をする程度である。更新の案内のはがきを見ると、私は優良運転者ということになっている。ゴールド免許証になるらしい。なぜペーパードライバーでも運転しないで無事故無違反でゴールドなのか。おかしな制度である。更新制度は最近3年から5年に延長されたらしい。でも更新制度そのものが必要ないのではないか。無事故で運転を続けている人には講習は必要ないし、運転しない人はもっと必要ない。交通ルールが変わったりしたら郵便や新聞広告で知らせればいい。手数料2,900円と時間の無駄だと思うのだが。

送別会

夜は会社の同期の送別会。会社近くの居酒屋で6人で飲んだ。会社の話をしているうちに自分たちが知らない間に会社の中堅になり(少なくとも年次では)若者とのギャップが生まれていることに気がついた。それは体がたるんできたとか顔に皺が増えたという外見的なことではない。内面にも世代が違うことを認識しだしたということだ。つい酒を飲みすぎてしまった。

お休み

明日は会社を休むことにした。確定申告をし、人に会ったり、免許更新したりと結構やることは多い。天気が良くていい休日になりそうだ。

 

1997.3.4.(TUE)

「賢人はつねに最善を望みながら、最悪を覚悟する」

朝の天気予報では昨日に比べ7度高いとの予想だった。コートを着ないで表参道から歩いて会社にいった。少し寒いが気持ち良かった。でも帰り道は昼の暖かさの割に(といっても外には出ていないので天気予報に基づく推定ですが..)結構寒かった。春になったと浮かれていたら風邪をひいてしまうかもしれない。

Eメールを良く使うが、変なメールが入っていた。YOUR MAIL IS VIEWED....というタイトルだったと思うが、開くとWARNING....というURLが見えたが、開こうとするとメール自体が消えてしまった。そして到着したメールの数が一通減っていた。誰かが私のメールが見られていることを警告してくれたのだろうか。何となく不気味である。

世界的に先進国ではインフレが落ち着いている。「Death of Inflation」という本が流行っている位楽観的な見方が大半である。世界的な企業間競争や通信をはじめとする技術の飛躍的進歩が価格の上昇を抑えているというのが理由とされている。日本においても経済はデフレ基調であり、価格破壊や不動産・株式といった資産価格の下落から物価は安定している。しかし円安と財政再建の遅れが継続すれば今後の日本経済に最悪のシナリオを考えることができる。円安による輸入物価インフレと政府の赤字からくる長期金利の急騰である。金利の急騰は債券と株式の急落をもたらす。資産価格の更なる下落の後に急激なインフレが発生し、日本の資産の海外シフトから円の価値はさらに下落する。
インフレになると通常は実物資産の需要が高まる。不動産や株が上昇するのが今までのパターンであった。しかし一国だけが特殊要因でインフレになれば資金は実物資産には向かわない。その国から逃げ出す。最近の日本見直し論は日本に対する行き過ぎた悲観論を修正し、日本の製造業の強さを再評価する動きであるが、政府の財政運営や規制緩和については楽観的にはなれない。最近の為替の落ち着いた動きも円安の終わりというより、嵐の前の静けさと思ってしまうのは悲観的すぎるか。

(表題はピーター・タスカの「20世紀の崩壊 日本の再生」 から引用しました。)

 

1997.3.3.(MON)

奢れるものは...

一時は一日のメール20通と豪語していた私も、仕事の忙しさについ返事書きも億劫になり、あっという間に受信メール数は激減した。最近は寂しいメール待ち状態である。でも数少ないメールの中にはHPの感想を率直に送ってくれる人や、普段なかなか話す機会のない人がいて、こういうメールを読んでいると本当に幸せな気分になってくる。もっと時間をかけて返事を書きたいと思っているのですが、、、。

雛祭り

今日は雛祭りである。家に女の子のいる人はそそくさと帰っていった。でも今日は耳の日でもある。今日は何の日で検索するといろんな日があることが判り結構面白い。そういえば2月9日が肉の日にするかふく(フグのこと)の日かでもめたといった話を先月ニュースでやっていた。ちなみに私の誕生日である3月9日はレコード針の日です。そして 関門国道トンネル開通記念日です。また鹿島神宮祭頭祭(茨城県)です。さらにカレーの日であり、手巻きの日である。なぜレコード針の日でカレーの日か知りたい気がする。

日食(2)

日食に関するページを探してみた。一番まともそうだったのが、日食のページだった。とにかく実物を見てみたい。黒い下敷きや、ススで焦がしたガラス板でもないと肉眼では観察できないのであろうか。

NATWEST

またイギリス系の銀行のオプショントレーダーがトレードで大きな損失を出したらしい。最近、D銀行NY支店、今は無きベアリング、そして銅取引のS商事と事件が続いている。今回の事件はトレーダーの報酬体系が固定給プラスパフォーマンス給になっていて、儲かれば莫大なボーナスが入り損を出しても固定給部分は保証されるトレーダーにとって「ゼロコストのコールオプションの買い」になっていることが過度のリスクを取る要因になっている。そして本来リスク量をコントロールすべき管理部門がずさんな管理をしていたため損失が大きくなるまで見つけられなかったのが悲劇を招いた。
管理がいい加減なのは論外であるが、トレーダーの報酬のありかたについては改善の余地はある。パフォーマンス給は当然続けられるべきではあるが、支給時期をタイムラグを置いて中期的なパフォーマンスからボーナスを決定するというのも一つの方法であろう。

この事件はFinancial Timesの週末版に出ていたが、銅で損失を出した会社がS商事ではなくS信託になっていた。なんと私の勤務先ではないか。海外から見れば所謂「KEIRETSU」はどの会社も同じに見えるということか。

 

1997.3.2.(SUN)

多品種少量生産

NEC長野や東芝青梅工場では、工場の生産をライン生産から一人で完成まで受け持つ方式にしたら生産性が向上したという(日経新聞朝刊)。大人数の流れ作業より小人数のショップ制の方が生産性が高いというと不思議な気がするが、理由は簡単だ。人数が多いと最も作業スピードが遅い人に合わせなければならないからである。均一商品(コモディティ化した低価格品)は別として、多品種少量商品はショップ制の方が変化に対応できる点でラインより生産性が高くなるのであろう。労働者も作業という感覚からもの作りという前向きな捉え方ができれば仕事に対するモチベーションが高まりプロ意識も高まる。

ヘルスケア

新聞のチラシに仙川にルネサンススポーツクラブがオープンするという広告が入っていた。数年前までキリンビールがやっていた高級スポーツクラブが閉鎖し、その後にできるらしい。かく言う私もかつては毎週スポーツクラブに通っていたが最近は月1回にペースダウンした。理由を考えてみるとまず忙しいということがあるが、それより行っても気分が良くないということが大きいような気がする。昔行っていた多摩センターにあったクラブはロッカーも広くいつも空いていた。そしてジムもゆったりとしてジャグジーもあり、運動が終った後のサウナと大理石の大きな風呂、そしてその後バスローブで寛ぎながらのビールという楽しみがあった。今通っている所は代々木上原で便利ではあるが風呂が無い、狭い、ということで終った後の爽快感がない。おまけに早朝営業に惹かれたが、冬はやっていないという事で結果として余り行かなくなってきた。仙川のルネサンスに見学に行ってみようと思っている。

健康といえば小学館からマンズ・ヘルス・バイブルという本がでた。丸元敏生先生訳なのできっときちんとした本なのだろう。

運動不足を解消のため、久しぶりに午後から深大寺に行った。いつものパターンで「雀のお宿」という蕎麦やでとろろ蕎麦を食べ、帰りに「八起」の焼きまんじゅうを食べて帰った。これで約40分の散歩コース。まだ風は少し強く曇り空で少し寒かった。深大寺は明日からだるままつりらしい。準備が着々と進められていた。

牛の飼育

K牧場という北海道の牧場が牛の個人オーナーを募集している。50万円コースで年配当6.5%という。しかも契約はいつでも解約可能で配当は3ヶ月毎に支払われるという。この低金利にこんな高金利で金を預かる経営者の顔が見てみたい。それとも国産牛を消費者に認知させたいために採算を度外視した宣伝料としてやっているのか。いずれにせよ解約が殺到した場合資金繰りがつかなくなるのは間違いない。

理科年表と天文年鑑

本屋で理科年表と天文年鑑を買った。理科年表は会社で持っている人がいたのを見せてもらい面白そうなので買おうと思っていた。横に積んであった天文年鑑も衝動買いしてしまった。どちらも値段から想像できない位の大量の情報が詰まっている。読み出すと止まらない。天文年鑑の日食と月食のページを見ていたら、3月9日に東京でも日食が見られるということを発見した。8:54〜11:19まで部分日食で最大60%位は欠けるらしい。日曜日だから早起きすれば見られるだろう。

 

1997.3.1.(SAT)

焦り

ゆっくり時間ができた訳ではないが久しぶりに師匠のページを見に行った。仕事に追われているうちに随分進化を遂げている。加藤さん(最近ご無沙汰してます)も日記が充実してきている。自分は仕事以外にここ2週間何か進歩があっただろうか。そう自問すると焦ってしまう。来週はもう33歳だし、そろそろ人生の残り時間から逆算してやるべきことを絞る時期にきているのかもしれない。

Business Week

特集はバイオテクノロジーということで日経でも紹介されていたクローン羊が載っている。生きている生物の細胞の一部から、同じ遺伝子の生物を作られるというのがミソである。つまり自分のそっくりさんが複製できる可能性が出てきたのだ。これが人間に応用できるようになると自分の分身を作ろうとする人がきっと出てくる。そして自分の子供より自分に似ているわけだから、子供以上に自分の思い通りに育てようとするだろう。でもこの分身にだって人格があるだろうから、せっかく作った分身をコントロールしようとする自分とそれに反発する分身といった悲劇があちこちで発生するだろう。映画になりそうなネタである。しかしこのコピー人間は人間として認められるのであろうか。突き詰めれば人間の定義とは何かを問われることになる。

特集より興味を引いたのは、ファイナンスのページで紹介されていた、Levaraged Capital Holdingsという100$から投資できるヘッジファンド。総資産650百万$で1969年の運用開始以来過去30年間の年利回りが平均で15.6%。しかも運用利回りのボラティリティが低い。このファンドの運用手法はジョージソロスが運用しているようなヘッジファンドをいくつか選択し、資金を配分しリスク分散させることにより安定した高利回りを追求する。どのヘッジファンドに資金配分するかが彼らのノウハウである。ファンドマネージャーのインタビューを重視し、月次の運用レポートを提出させるなど緻密な管理を行っている。アムステルダム証券取引所に上場しているらしい。100$なら買ってみる価値はある。


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