SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

日記 1997年6月

随分夏らしい季節になりました。引き続き紳士的に過激な日記を書いていきたいと思います。ご意見・ご感想是非お聞かせ下さい。


 

1997.6.30.(MON)

同期の桜(3)

同期の不動産部にいる奴が今日で退職となった。自分で不動産仲介と不動産担保融資の会社を横浜で始めるという。その送別会に自分も飛び入りゲストとして参加した。結局2次会のカラオケを終えると、先週の木曜日と同じパターンになり帰ると2時を回る時間であった。月曜日からこれはきつい。香港返還の様子はタクシーのラジオで聞くことになった。明日は英気を養う日にしたい。

 

1997.6.29.(SUN)

オールスター

今年もオールスターの季節になってきた。ところで最近の巨人を見ていると不思議な気がしてくる。遂に近鉄の4番打者まで獲得し、西武・ヤクルト・近鉄そして自前の4人の強打者が揃い踏みである。この布陣どこかで見たような。そう、これはもう1チームオールスター現象とでも言おうか。もう巨人対全パでオールスター第一戦はやったほうがいいのではないかと思われる事態である。そのほうが興行的にも成功するのではないかとさえ思えてくる。

金とブランドの力は偉大である。野球界における二子山部屋現象とでもいうべきか。長嶋監督は捕手の補強を考えているらしいから後は古田あたり獲得すればいいのだろう。

忘れてはならないのは二子山部屋の合併による独占化が大相撲離れを引き起こしたということである。とはいっても今の巨人は二子山と違ってあれだけの人材を集めながら最下位で低迷している。やっていることは同じでも結果が大きく違うのである。

逆説的に言えば巨人が最下位に甘んじ日テレがメイクミラクルを叫んでいる限りプロ野球人気は不動なのであろう。

「Canard」

久しぶりに新宿に出かけた。夕方「Canard」(3200−0706)というフレンチレストランで夕食。雑誌ブルータスのフレンチ特集で2千5百円でディナーが食べられる店と紹介されていた。フランス人がお薦めだというので期待していた。場所は伊勢丹のすぐ近くである。

店は地下のここがお店?というような場所にある。室内も狭く15人も入れば寿司詰め状態である。コースは前菜・メイン・デザートのチョイス。メイン1品なら2千5百円、メイン2品で3千5百円とリーズナブルである。ただし殆どのチョイスがプラス○○円と追加料金なので2千5百円で食べるのは結構難しい。

料理はフランス家庭料理という事であったが味はまずまずで満足した。これは美味しいという感動も無かったが。ワインを7千円近いものにしてしまい(このワインは今一つだった)結局お勘定は2人で1万6千円になってしまった。この値段ならもう少し美味しいものが食べられそうである。ワインをハウスワインかなんかで安く仕上げるのがこの手の店のコツであると反省した。

 

1997.6.28.(SAT)

分散による効率化

お中元のシーズンである。私はお中元を貰うことも贈ることも殆ど無い。贈るといえばお世話になった仲人の方に結婚してからしばらく感謝の意味を込めてした位であろうか。上司にごま擦りで贈ったりという風習は今でもどこかの会社には残っているのだろうか。

お中元も日本人の集団的行動による非効率の一つである。年賀状、盆暮れの民族大移動、GWの一斉休暇、朝夕のラッシュ、忘年会新年会、バレンタインデー。いずれも集中しないで分散させた方が空いているのに誰もそうしない。

クリスマスイブの後のフレンチレストランや大晦日の夕方の明治神宮はとても空いていて気持ちがいい。通勤も6時半位に家を出ると快適である。GWは家に居ることにしている。バレンタインデーには縁がない。こんな行動を取るとすぐに天邪鬼という評価をするひとがいる。

株主総会の分散が叫ばれているが、経営者からすれば分散すれば株主の出席が増えるし厄介な人たちも来るかもしれないしできればさらりとやりたいというのが本音であろう。ただ分散化することによりディスクロに対する姿勢が評価されれば株式市場に対する信頼は回復し資金が株式市場に帰ってくる効果は期待できる。毎年日曜日に株主総会をやっているスクウェアなど見れば簡単にわかることである。

 

1997.6.27.(FRI)

転職のパラドックス

また会社の同期からメールを貰った。現在とある研究センターに出向しているとのこと。正直言って彼とは入社以来たまにある同期会で顔を合わせる程度で殆ど話しをしたことはない。そんな彼からの自分のやっている仕事や会社について考えていることを丁寧に書いた人柄のにじみ出る暖かいメールである。

隣の部の一般職の女性からも居なくなったら寂しいですね、と声を掛けられた。半分は社交辞令だとしても普段はあまり話したことがない人からとも話をするようになる。

会社を離れることになって会社の人とのコミュニケイションが増加する。転職のパラドックスである。

「眠れる遺伝子進化論」

ダーウィンの進化論によれば優れた生物は勝ち残ることで集団を増やし後世に残り、劣後したものは滅びる。それによって進化が進むとしている。

しかし優れた生物とは目的のためだけに効率を追求したものである。
この本では複雑になることにより効率性は劣るとしても環境の変化に対応できる生物の方が生き残るという説を唱えている。
効率化による勝ち残り戦略より複雑化による負けない生き残り戦略が有効だというわけだ。生物のDNAのうち95%はジャンクDNAと言われる役に立たないものだという。効率的に生物組識ができているとすれば眉毛は何の為にあるのかといった説明が合理的につかないことも多い。

この説を会社の組織に当てはめると、変化した時に対応できる現状では無駄と思える人員を抱えた方が企業としては短期の利益を犠牲にしたとしてもリスクヘッジになるという理屈も立ちそうだ。今、社内失業状態で仕事をしていない人でも環境次第で会社の利益に貢献したりする可能性を秘めているのである。人間の評価は環境次第で変わるものである。

 

1997.6.26.(THU)

午前3時

前の部署の先輩に送別をしてもらった。六本木のCotton Fiveというお店である。なんとこのお店明日をもって12年の歴史に幕ということであった。お店の人は小淵沢でお蕎麦屋さんを始めるのだという。自分も11年の歴史に幕だな、とお店に自分を重ねあわせていたが、話を聞いていると自分のやろうとしていることのリスクが小さなものに思えてきた。

歌を歌い、先輩を残して家に帰ると3時であった。今日の日記はこの辺で勘弁を。明日が辛そうだ。

 

1997.6.25.(WED)

東京ドーム

東京ドームにオリックス・日ハム戦を見に行った。会社を5時半過ぎに出てタクシーと電車をすっ飛ばして行くと6時15分の試合開始にギリギリ間に合った。イチローが3番に入っているので最近は少し時間に余裕がある、とは一緒に行ったオリックスフリークの話。打順が1番の時は第一打席を見逃して悔しい思いをしたという。

何を隠そう東京ドームへ行くのは今回が始めてである。中に入ると意外に狭い感じがした。子供の頃行っていたナゴヤ球場や後楽園なんかと比べると施設もきれいで気持ちがいい。

商売の方も色々と工夫がなされている。ビールやおつまみの売り子が皆女性なのには驚いた。可愛い女の子は良く売れる。資本主義の競争原理が貫徹されている。観客も内野席のせいか大声で野次るガラの悪いおにいさんなんかいなくて皆スマートな応援である。

それにしてもイチローの人気はすごい。外野でキャッチボールしているだけで歓声が上がっている。ちなみに昨日はイチローは三振してしまい、無三振記録が途絶えた。この三振の瞬間が最も球場が沸いたように思う。

試合は日ハムが勝ったが中日ファンの私としては勝敗はどちらでもよい。スリリングなプレーとスター選手の活躍を見ながらビールを美味しく飲む。野球観戦は大相撲同様最高の娯楽である。

ちなみにオールスターファン投票がインターネットでできるようになった。面白い試合が見たいものである。

Face-to-face

インターネットはどんなに便利になったとはいえ実際に顔を合わせて食事をする、酒を飲むことはとても大切である。

サテライトオフィスの実験でも、本社に顔を出すだけのために出かけることで安心できるという結果がでていると聞く。顔を見ることによって得ることのできる情報が意外に多いことが分かる。

最近問題になっているネットワーク上でのトラブルが起こった場合でも、一度も会ったこと無い人同士の場合、ややこしい事態に発展することが多いらしい。顔が見えないと疑心暗鬼が増大するからであろう。

人と飯を一緒に食べることには価値がある。私もネットの上でお付き合いさせていただいている方とできるだけネットの外でもお会いできるよう努力しているつもりです。まだお会いしていない方、一度ご一緒させていただけませんか。

 

1997.6.24.(TUE)

最後の給料日

給料日であった。来月はもうこの会社にはいない。つまりは最後の給与明細を貰う日である。最近何をするにしてもこの手のことを考える。「これが最後の〜」とか「今度〜の時は」といった具合に全てを捉えてしまう。感傷的になっている。

こう見えても、うお座のA型、感傷的なロマンチストなのである。

知的生活の方法

世界経済の新しいパラダイムについて熱い議論をした。といっても要はShira さんと外苑前「鳥一」で飲んだということである。

Shira さんは金融研究所で経済の研究をしている気鋭エコノミストである。といっても銀行員でもあるのだが。専門は物価ということでまずは最近話題の「インフレの死」についてご意見を伺うことが出来た。焼鳥の串をほおばり、ビールを飲みながらこの手の話をするのは大学のゼミ生のころ以来である。

話題は現在の経済変化が第3次産業革命なのかという議論から、「限定合理性」「ランク・オーダー・トーナメント」といった最新の経済研究まで教えられることばかりであった。酔っ払いながらも必死にお店のナプキンにメモを取る。

相場を経済的に説明することはできないかという話にもなった。為替のオーバーシュートや株のストップ安といった事態はマーケット参加者の情報の不完全さや情報のフィードバックが要因となって発生すると考え、これをモデル化できないかという。

久しぶりに知的興奮を味わう時間であった。

 

1997.6.23.(MON)

5時起き

5時に目が覚める習慣がついてしまった。約1時間でメールの返事と、いつも見ているURLチェック、そしてこのDiary更新とやってから6時40分に家を出る。会社に着いてからも1時間以上まとまった時間が確保でき、非常に快適である。

欠点は夜眠いこと。12時過ぎるともう駄目である。それから週の後半はさすがにバテる。これに加え、通勤中にモバイルギアを使おうかと計画している(まだ買っていないが)。ここまでやるとやりすぎであろうか。

同期の桜(2)

上海にいる同期から電話を貰った。風の噂に聞いたので連絡したという。普段はなかなか話す機会も無い人から音信があると嬉しいものである。彼は上海で日経企業向けの融資や投資案件の紹介などやっているという。忙しいがやりがいのある面白い仕事だといっていた。言葉もわからず現地へ赴任し、今や生活をエンジョイしている。たくましい男である。

メールアドレスを教えてもらった。やはり最後がjpではなくcnであるところが面白い。それにしても別の組織に移ることが付き合いが深まるきっかけになるとは皮肉なことである。

図書館に行って、「水彩ノート・街」「眠れる遺伝子進化論」「株式投資スタイル」「証券投資のための数量分析入門」を借りた。「眠れる〜」は以前から読みたいと思っていた本。最後の2冊は買って読む本かもしれない。

人と組織について考える仕事をしている高校時代の友人から「7つの習慣」を勧められた。私はどちらかというとベストセラー嫌いである。しかもタイトルからして良くある儒教の教えのような精神論を書いただけの本だと勝手に思い込んでいた。食わず嫌いはやめて本屋で手にとってみたい。

 

1997.6.22.(SUN)

祖母

お昼から八王子の実家に帰る。86才になる祖母と両親そして川越から来た叔父叔母と食事をした。

祖母は耳が遠くなり大きな声で話さないと聞えない。足も自分で歩けるが杖がないと歩けない。でも頭脳は明晰で昔の記憶は私よりはるかにいい。最近の金融不祥事なんかについても困ったことだなどとはっきり意見をもっている。

年寄りはなぜか子供に帰っていくという。祖母を見ていると昔のしっかりした厳しい人というイメージは薄れてきた。楽しそうに食事をして、好物のメロンを嬉しそうに食べている姿を見ているとやはり無邪気な子供に見えてくるのである。

住民投票

御嵩町の産業廃棄物住民投票は反対票が過半数という結果になったらしい。しかしダイオキシンなんかの有害物質の危険がある施設を自分の敷地に作ることに賛成する人は余りいないのではないか。つまり反対が過半数って最初からわかっていたように思うが。

本件の根本的問題は日本全体の廃棄物問題を一つの村の住民投票で判定するという矛盾にある。しかも法的拘束力まで無いとくればやる意味はマスコミへのアプローチ以外余りない。要は税金の無駄である。各自治体で同じ投票をして全ての自治体が反対の結果が出たらどうするのだろうか。

自分で出したゴミは自分で処理するというのが原則である。人に押し付けてはいけない。もしどうしてもというなら金銭で処理するということになる。住民投票も賛成・反対をヒステリックに叫びあうだけではなく、いくら貰えば受け入れる、いくら貰っても絶対嫌という選択肢にした方が良かったのではないか。

金融関係者

転職のことを書いてから、金融関係の友人から実は自分も今考えているのですがといったメールを頻繁に頂いて、結構驚いている。

皆考えていることは大体同じで、人事のローテーションにより自分の進む道が会社に決められることに対する不安を持っている。しかも会社が嫌になったとか、見切りをつけたいといった後ろ向きの考えが無いところも共通している。

要するにやる気はあって今の仕事を続けたいのだが、人事異動で動くのではないかと心配しているのだ。不完全燃焼への恐怖感である。こんな状況は人事制度を変えればかなりの部分解決するのである。スペシャリストコースを作り年功序列型の体系とは違うもう一つの人事体系を作ることが必要である。

しかし、これほど多くの人が同じことを考えているなら、意外に日本の金融機関の対応も早いのではないかと期待もできるのである。もう意思決定した人間には関係のない話しであるが。



 

1997.6.21.(SAT)

同期の桜

NYにいる会社の同期から連絡をもらった。前に同じチームで仕事をしていて、この3月に赴任したばかりであった。辞めることにびっくりしたと言っていた。風の噂で聞いたと言っていたが、今回の件は自分から会社の人には敢えて連絡しないできた。何となく今やっている仕事をきちんとできないような気がしたからである。正式に退職をして身辺整理をつけてからきちんと報告をすべきだと、普段はいい加減な私でも思うのである。

同期は寂しいと言ってくれたが、今後は会社関係のしがらみ無しの付き合いができるわけである意味ではいいことかもしれない。インターネットを始めることを強く勧めておいた。澤上社長のアドバイスではないが、彼とは今後もいい関係を続けていけると信じている。

アドバイス

大磯小磯を愛読させて頂いている雨夜さんからフロントページの改造を勧められた。日記のページに入るのが分かり難いということで、早速目立つように直してみた。どんなに些細なことでも正直な意見を言って下さる方は大切にしなければならないと思っている。裸の王様にはなりたくない。

今日の一日

午前中大滝絵画教室に行き新しい作品に取り掛かる。家でそうめんを作って食べまくり、気温30度を超える中、飛行島(贔屓のコーヒー店)でコーヒーを飲み家具の売り出しをしている国領まで歩いて行った。約20分。帰りも歩いて家に戻りまずはビールを飲む。これがたまらない。2時間ほど思い切り寝る。夕食を買いにパルコの地下へ。うなぎをメインにさっぱりと和食で固める。味噌汁は私の担当である。食事を終えるとまた知らないうちに眠っていた。毎朝5時に起きる1週間のツケはこんな形で帰ってきた。

 

1997.6.20.(FRI)

さわかみ投資顧問

朝から台風でずぶ濡れになった。横殴りの風に霧のような雨で傘をさしていても余り意味が無い。そんな天気の中、お昼前に師匠とタクシーで九段下へ出かける。さわかみ投資顧問の澤上社長に会うためである。余りに台風による風雨が強くなってきたのでグランドパレスの最上階でランチとなった。

以前からその考え方と行動に興味を持っていた澤上社長はお話しさせていただくと予想通りの方魅力的な方であった。一貫した論理的思考と無謀ともいわれた日本初の完全成功報酬制の投資顧問会社の設立と日本を変えるフロントナンナーの1人である。

データのインプット作業とそれを忘れてのマクロ経済の矛盾を探し出し運用方針を決定するというスタイルは賛同できる意思決定方法である。ではα波はどうやって出すようにしているのか。これは教えてもらったが、ここだけの秘密ということであった。

リラックスし脳がα波を出す環境を作り出す時に何らかのメッセージが脳から発信される。それを積み重ねることから思いもよらないアイディアが生まれる。まっとうな脳の使い方である。

分かれ際、こう言われた「これからもお会いすることがあるでしょう。でもそのためには実力をつけ、会う価値のある人にならなければなりません。価値がある人にならなければそれまでです。実力をお互いにつけより高いレベルでお会いできたらいいですね。」素晴らしいアドバイスである。ずぶ濡れになって会いに行った元は十二分にとれた。100万円で運用をしている個人のお客さんがいるらしい。来月頂くなけなしの退職金をさわかみ投資顧問に預けてみようかと今真剣に考えはじめている。

 

1997.6.19.(THU)

淡水研究室

代々木にある変な名前の魚料理の店に行った。その名も「淡水研究室」(3299-3763)。名前と店の構えは変わっているが、まっとうな魚を安く提供する名店であった。

刺し身、魚のサラダ、揚げ物、焼き物といろいろ試してみたが、魚が新鮮だと何でも美味いものである。酒も富山の聞いたことがないような純米酒がお薦めであったが、これが水のような滑らかさでつい飲みすぎてしまうのであった。

最後はごはんもので〆る。お茶漬け、そば雑炊、ニュー麺とどれも魚の出汁が効いていていける味だった。飲んで食べて1人5千円。「あまり他の人には教えたくない店」とは一緒に行った者の酔いに任せた本音であろう。

モンスーンアジア

蒸し暑くうっとうしい梅雨が本格化してきた。外に出るとサウナのようにムッとしていてしかも気温も高くなってきて不快指数は急上昇である。今年はエルニーニョが観測されたので冷夏だという見方もあるらしい。夏は暑くてもいいが、梅雨どきは雨は降ってもいいから涼しい方がありがたい。もう体がバテ始めている。



 

1997.6.18.(WED)

ステテコ・ルネッサンス

日経の夕刊にステテコが若者に流行りつつあると書いてあった。今やブランド品やら柄物やらお洒落にして昔の加藤茶がやっていたようなハゲおやじがラクダの腹巻きと一緒にはいているというイメージから脱却しつつあるのだろう。

昔書いたことがあるかも知れないが、私の友人は独身時代からステテコを愛用していたが、デートの日ははかなかったという。「有事」を想定してのことである。カルバンクラインのステテコならそういう配慮も必要なくなる。

キティー(2)

フォームの投票状況によれば、少なくとも一人の男性がキティーグッズを持っていることが判明した。何を持っているのだろうか。知りたいような、知りたくないような気持ちである。

人生いろいろ

ソニー生命のあなたの人生お金に換算!ゲーム感覚のコンピュータシミュレーターは結構面白い。自分の人生プランが簡単な入力だけでシュミレイションできる。これをやると人生は意外に短いことが実感させられる。

最近人生という単語を良く使うようになった。会社を辞めることになって見えてきたことが色々ある。その中でも「幸せな人生かどうかは死ぬまでわからない」というのは良く思うことである。今日交通事故に会うかもしれないし、あと100年生きて長寿日本一になっているかもしれない。

殆どの人は明日自分が死ぬとは思っていないが、確率的には毎日リスクにさらされている。確率が低すぎるため意識していないだけである。

今日が人生最後の日だとしたら何をするであろうか。そんなことになっても後悔しない毎日を送れるようにしたいものである。健康で自分のやりたいことをやれるというのはそういう意味で理にかなっている。目標としたいライフスタイルである。



 

1997.6.17.(TUE)

キティーちゃんブーム

昨日渋谷駅を歩いていると女性たちが大勢集まっているお店があった。何かと思えばキティーちゃんグッズを売っているのであった。キティーちゃんといえば昔からある猫だかウサギだかのキャラクターでサンリオの看板商品であると認識している。最近華原朋美というコムロ一族の歌手がキティーは可愛いと言い出したのがブームのきっかけらしい。

どの時代にもブームはある。私が中学生のときはマジソンバッグというのが大流行した。その後アディダスのスポーツバッグがクラブ活動する中高生のあこがれであった。大学時代はテニスブームとブランドブームに入る。レノマ・エレッセ・フィラ・タッキーニと口に出すのが恥ずかしい位の2流ブランドオンパレード。

しかしキティーを持った大人の女性というのはどうもいただけない。自らの知性を放棄しているように見える、といったら言い過ぎであろうか。でもキティーを持っている大人の男性よりは誤解される可能性は低い。

もうすぐ5千件

最近アクセスしていただける方が増えたのか何回も見に来て下さる方が増えたのか、カウンターのペースが上がっている。現時点で4939となっているから5千は金曜日位であろうか。5000件めをゲットされた方ご一報下さい。ささやかなお礼をさせていただこうと思ってます。

フォーム反応(2)

フォームについてもし押したらどういうことになるのか少し不安だという人がいた。私のフォームの場合はクリックするとメールのアドレスとどれを押したかがメールと同じように届くだけである。知らない方の場合お名前は存じ上げなくても返信メールは打てるので送るようにしている。こんなところから新しい人間関係が始まったりするものである。それでもあなたは押したくありませんか?



 

1997.6.16.(MON)

ヘッジファンド

新聞広告も出ていたのでご存知の方もいらっしゃると思うが、大和証券が個人向けにヘッジファンドを募集している。「ダイワメガファンド」という投信である。複数のヘッジファンドをまとめて商品化したファンズオブファンズというもので期間は5年。公募の個人向けでは初めての商品だ。ドル建てではあるが一口千ドルからと入りやすい金額である。

すごいのはシティバンクの保証により5年後には1120ドルまでの保証が付いている。つまりドルベースで年利2.3%弱の利回りが確保されている。

この商品日本の個人投資家の投資マインドを見る試金石となる商品ではないだろうか。ちなみに私は大和証券とはまったく利害関係はない。また最終的な商品内容確認と投資判断は御自分でなさって下さい。

フォーム反応

昨日フォームを作ったら早速何人かの方からレスポンスがあった。これは結構嬉しいものである。中にはお名前を存じ上げない方もいらしてどんな方なのか知りたくなったりする。

こんな身勝手な雑文を読んで頂くだけでも有り難いと思うのに、知らない方からメールをもらいたいなどというのは贅沢なのだろうか。

鳥一

仕事を8時過ぎに終え、チームのメンバーと計4人で外苑前「鳥一」に出かける。今日が「重大な決意」から初めての出社日であったため、この展開はかなりの確度で予想されていた。

いつに無くひたすら急ピッチで生ジョッキを空け、焼鳥を食べる。ここの焼鳥は1本130円位で普通に飲んで食べても1人3千円位のものである。しかし味は素晴らしい。東京の焼鳥なら、鳥一、銀座明珍、バードランド、青山鳥政、といったところが名店と言えようか。

話題は銀行員にロンゲは許されるかという身近で喫緊な話しから、転職に移り、会社の経営方針、そして資産運用業務のあるべき姿とどんどん高尚になっていく。話していると会社の同僚たちが如何に自分の人生や会社の将来のことを一生懸命考えているかという情熱を感じる。彼らも必死に変化の激しい世の中を泳いでいるのである。大声で喋りながら早くも感傷的になりはじめている自分に驚くのであった。

余りにビールを飲みすぎた。果たして何杯飲んだことであろう。目の前にトドが寝ていると思ったら後輩が椅子にもたれて舟を漕いでいた。



 

1997.6.15.(SUN)

モバイルギア

明日は新聞休刊日である。月に一度やってくるこの日は朝の通勤で新聞が読めないのでいつもと少しリズムが狂う。私の場合通勤が約1時間であるが、日経は大体30分位で一通りは読んでしまう。残り30分は暇である。

通勤時間の有効活用を考えなければといつも思っていた。最近NECのモバイルギアを買おうかと思いはじめた。白黒画面でウインドウズも載っていないが、7万円位で買えそうでなんといっても重さ550グラムで乾電池2本で動くのがいい。

加島大師匠の話しによればもうすぐウインドウズCE搭載機が出るらしいが、私の場合通信も今のところするつもりもなく単にワープロとして使うだけなので必要ない。カシオのデジカメもなんだかんだで6万円位かかったからそれに比べれば高い買い物ではない。使えばの話しだが。

フォーム作成

ベルデさんのマネをしたStationwagonさんのマネをしてフォームを作ってみた。メールは電話より距離を縮めるツールであり、随分多くの方と知合えることが出来た。このフォームもたまにでも読んで下さる方との距離を縮めるものにならないかと思って作ってみた。しばらく続けてみるので宜しければ押して見てください。



 

1997.6.14.(SAT)

ビッグバン

ビッグバンに向けての各種答申が出そろった。実際にこの答申の内容が実行されるかは予断を許さないが、方向性ははっきりしたということだろう。また、実際にビッグバンが始まると加速度的に変化が発生する可能性もある。

しかし外為法の改正にしたところで、これによってコンビニで両替できるとか相対で両替をしても罪にならないとか相変わらずマスコミの議論は本質からは程遠い。為替手数料が例えば個人と法人でどの位違うのか、国内と海外でどの位差があるのかまったく興味が無いようである。外貨預金の為替手数料の横並びの実態など報道しても誰も興味を持ってもらえないと最初から諦めているのか。

投信窓販についても銀行で投信を売るとしてどんな商品を対象にするのか。そもそもあれだけ高い手数料を取っていい加減に運用しディスクロもきちんとしない現状の投信を銀行で売るからといって誰が買うのであろうか。投信の今までの失われた信頼をどう回復するのかが解決しなければ投資家は戻ってこないと思うが。

金融機関がわかりやすい説明をする努力をすることが必要なのは言うまでもないが、マスコミもヘッジファンドなんかをセンセーショナルに取材するだけでなく金融商品のリスクとリターンなど基本的なことについて正確で冷静な報道をすべき時期にきている。

Webサイト

日経新聞によれば「Economist」はWebサイト上でフルテキストを見ることができるサービスを開始するらしい。しかも雑誌の購読者は年内は無料だという。「Business Week」も同様のサービスをしている。今回はクリントン大統領へのインタビューがフルテキストで掲載されている。

これにキーワードによる記事検索機能がついたら鬼に金棒である。うろ覚えの記事を検索したり、一定のキーワードで検索した記事をまとめて見ることが可能になるからである。

 

1997.6.13.(FRI)

大丈夫?

2005年の万博の開催地が愛知県瀬戸市に決まった。地元は複雑な表情と報道されている。誘致賛成派は公共事業で地域が活性化すると期待しているようだが、列島改造でもあるまいに今や発想としては時代遅れのアナクロニズムである。まあ万博がやりたいのではなく金が落ちるものならオリンピックでもワールドカップでも何でもいいということは今回良くわかった。

そもそも博覧会とは何ぞや。私は1970年の大阪万博は行けなかったが、月の石なんかが話題になっていたと記憶する。当時海外にもなかなか行けなかった人にとって博覧会で覗き見できる世界は大きな価値を持っていた。今や旅行大国日本で世界の果てまで出かけていく好奇心旺盛な日本人を満足させる展示として何を提供しようというのか。あえて博覧会に行かなくても殆どのものは見られる国なのだ。

しかも2005年までに通信技術が更に進歩すれば、万博で世界を覗くという意味は更に低くなる可能性がある。とすれば万博はただのお祭りとして見に行って、万博饅頭や万博最中を買って帰るという楽しみ位しか無いのであろうか。

いづれにしても都市博の二の舞になって反対運動から規模縮小なんてことになって世界の顰蹙をかうことにならないよう祈るばかりである。

世渡りJOE’S

外務省のペルー事件報告が発表された。今回の事件の結果、大臣は辞職願いを出したのに慰留されて辞任をせず、大使はペルーに戻りたかったのに辞任に追い込まれた。お役所では思っていることの逆を言うといいようである。

 

1997.6.12.(THU)

本は買うべきか

本屋に行ってまた本を買ってしまった。お金を支払うときいつも何と無しに罪悪感に悩まされる。それは買った本に払った金額だけの価値が本当にあるか自信が持てないことによるのであろう。立花隆さんのようなフランスに城を共同所有するようなお金持ちで、整理分類してくれる有能なスタッフのいる人であれば、気が付いた本はどんどん買う。そしてどんどん読んでいって価値が無いと思えばその時点で捨てる。こんな贅沢も可能であろうが。彼が言うように確かに本を買うメリットは多い。

本を買うメリット

1.自分の本に好きなように線が引ける。破ることもできる。
2.手元にいつもあるので好きな時に手に取ることができる。
3.印象に残る本や人生に影響を与えた本であれば思い出になる。
4.せっかく金を払ったので元を取ろうと読む気になる
一方デメリットも同じくらいある。

本を買うデメリット

1.家が狭いのでストックする場所が無い。
2.自由に買うだけのお金がない。
3.一旦積読になるとなかなか読まない場合がある。(メリット4と矛盾しますが)

家の近くに非常に充実した(「噂の真相」のバックナンバーまで揃っている)充実した図書館がある。ここでかなりの本は借りられるのだが、これも善し悪しである。

図書館で借りるメリット

1.コストがかからない(行く面倒だけ)ので気楽に借りられる。
2.高価な本でも借りることができれば読むことが可能。
3.絶版本や限定本など売っていない本も見ることができる。
4.読んで返せば場所を取らない。


図書館で借りるデメリット

1.気楽なのでいい加減に借りて、いい加減にしか読まない癖がつきやすい。
2.公共物なので勝手に線が引けない。また勝手に線が引いてあることもある。
3.人気の本は貸出し中の場合があり読むタイミングを逃すことがある。


ということで日々図書館と本屋の間で揺れ動いているのです。名案のある方是非ご教授下さい。

INNO

本を買ってINNOで読む。広いスペースに贅沢に配置された椅子とテーブル、壁を囲む本棚、静かな音楽と美味しいコーヒー。またこの悦楽を味わって午後を過ごした。まずは東洋経済別冊「パソコンマネー術」。読んでいくとなんと師匠が写真付きで出ているではないか。東洋経済にしてはノリが良く、レイアウトのセンスが週刊ダイヤモンドっぽいなと思って裏表紙を見たら、編集はサイビスだった。記事の出来にかなりばらつきがあり、途中手抜き企画もあるが、CDーROMも面白そうだし、まあ千5百円は合格点。

続いて「『やりがい』の変革」(千本倖生)。人生の指針になるような本。自分の今の揺れ動く気持ちを代弁してくれているようでもある。新しい行動を起こす時、
「動機善なりや」
と問いかけ、そう思えないことはいずれ破綻するとの言葉は心に響いた。

最後に「すぐれた意志決定」(印南一路著)を途中まで読んだ。知的好奇心を満足させ、かつ実践的で一貫した論理がある名著であると直感した。索引と参考文献リストもあるし良い本の要件を備えている。そして本の装丁と活字と脚注のレイアウトが読む人のことを非常に良く考えているなという気配りを感じさせる。読み進むのが非常に楽しみである

東京JOE’S

夕方師匠と井上さんと東京JOE’Sへ。URLでわかるとおりここはダスキンが経営しているだけあって、応対が行き届いている気持ちのいい店である。しかもインターネットで予約したら料金10%オフでワインのボトルが1本付いてきた。

初対面の井上さんは投資信託会社で外債と為替のファンドマネージをしている方。当然話題は今日の円の急落になり、そこから米国投資顧問会社の内情、投資信託業界の展望と話は尽きない。3時間余りしゃべりまくって帰ると11時になっていた。今週は連休中だというのに火曜日以外の4日間もスーツを着る生活になりそうである。

 

1997.6.11.(WED)

梅雨の一日

朝からジメジメした典型的な梅雨模様。午前中健康診断で三田まで出かける。どうも花粉症らしいアレルギーが治らないので、原因を血液検査で分析してもらうことにする。検査の為、昨日はアルコール抜きで夜を過ごした。そして今朝も何も食べずに1時までかかってしまったが、慣れれば空腹もそんなに苦ではない。体重が65.8kgまで減っていたので少し嬉しかった。体重ではなく体型が大切とわかっていても気になるものである。

帰り道渋谷に出て喜楽のラーメンを食べようと思ったら休みだった。ムルギーカレーにするか、香月のラーメンか悩んだが、梅雨どきのムルギーは危険な気がして香月に入った。恵比寿本店ののれん分けなのかフランチャイズなのか良くわからないが、ラーメンはイマイチピントがぼけた個性の無い味だった。桂花ラーメンにすべきだったか。

夜、飲んだ後今度は赤坂じゃんがらラーメンを食べた。めんたい・たまご入りで810円。昼間の分まで取り戻そうと思ったが、これもまた今一つだった。味が薄く脂っこいのだが所謂旨みがない。平凡な味である。じゃんがらラーメンは秋葉原店が一番美味いというのが皆の結論であった。どうも今日はラーメンのハズレ日のようである。

ORTHODOXEE

下北沢の皮製品オーダーの店に行ってみた。駅から歩いて3分ほどにある「ORTHODOXEE」(3414−4463)というお店である。お店といっても製作所兼営業所のような小さなでもセンスの良いスペースである。

パソコンの入る皮の鞄をオーダーしようと思ったので、サイズを合わせたバッグがあればと思って相談した。ところが意外なことを言われてびっくりした。店の人が言うには「パソコンより鞄の方が長持ちしますからパソコンに合わせて作ってもきっと後で必要なくなりますよ」とのこと。

確かに鞄は手入れをすれば10年は使えるとのこと。逆にパソコンなどあと数年で機種は変わっていることだろう。盲点であった。さすが鞄作りに自信を持ち使う人の立場を知りつくしている人のみが言える言葉である。

もう一度鞄のコンセプトを考えてみますと言って店を出た。代官山にも支店があるらしい。鞄に対する主張をきちんと持った店である。きっといい仕事をすると確信した。

 

1997.6.10.(TUE)

ギブ・アンド・テイク

お昼に師匠に会うことができた。今回はネットワーカーとしての師ではなく人生の師、転職の師として貴重なアドバイスを多々頂いた。

中でも紙に書いて頂いた3つの具体的アドバイスは大切に机の前に飾っておこうと思っている。その内の1つは「Sharpen Your Head」。つまり頭を鍛えよである。激変する環境の中では昨日までの知識・経験がすぐに陳腐化する。柔軟な思考で常に貪欲に知識の習得を積み重ねていかなければすぐにマーケットから取り残される。マラソンで言えば第一グループに死にもの狂いでついていかなければならないのである。

組織を離れた人間関係を結びつけるのは自分の力である。自分にしかない武器に磨きをかけ人にギブできるものを持ち続けなければならない。これだけは負けないという揺るぎ無い自信を持つことが更に知識の集中をもたらす好循環となる。

ヨイショする訳ではないが、やはり師匠は普段は子供のように無邪気であっても肝心な時は大人になれる人であった。その柔軟性も見習わなければならない。

読書

午後から紀伊国屋へ行った。平日の午後というのは空いていて気持ちがいいものである。つい2時間近くも長居してしまった。 澤上篤人さんの著書を2冊と榊原節子さんの本を買って、調布の喫茶店「INNO」で読みふけった。どちらも刺激的な内容であっという間に読んでしまった。

空洞化

リンクのページを本当に久しぶりに更新した。毎日読んでいるベルデさんの日記のページを加え、最近引越し通知を頂いた雨夜さんのアドレスを変更した。そして、師匠のページ(遅まきながら祝1周年おめでとうございます)をフロントページ経由でなく直接日記にリンクさせるよう変更した。フロントページの空洞化現象とでも言おうか。自分のページも空洞化回避の策を練る必要がある。

京王線

京王線のホームページがグランドオープンした。早速京王線を変えようの内容を送ってご意見を頂くようお願いした。どのような回答を頂けるのか大変楽しみにしている。

 

1997.6.9.(MON)

突然ですが

今週は連休で1週間会社には行かないはずだったが、今朝は出社した。いつもの青山ビルではなく丸の内の人事部に、である。

思うところあって、来月で今までの会社人生に一旦ピリオドを打ち、少し人生の道を変えることを決意した。その説明のためである。担当者の方が1時間にわたって色々と話しを聞いて下さった。

今回の件については今までの経緯を含めてまたじっくりと書く機会があればと思っている。多くの方に自分のわがままで迷惑をかけたということもあり、自分のエゴと会社との関係についてもじっくり考えることができた。また上司を始めそれぞれの立場の方の人生観をお聞きする良い機会にもなった。果たしてこの決断が正しいのかどうか、今はまだ自信が無い。しかし、たとえ後で失敗だったとわかっても決断したことを後悔せず、納得できるようにしたいとは思っている。

D銀行人事

D銀行の役員人事は5月23日に発表したその場しのぎが世間の集中砲火を浴び、一旦白紙に戻った後、再度詰めることになった。ガン細胞の一部だけの摘出では世間の批判をかわしきれない。しかし上層部が一層された後の人事は果たして誰が決めているのであろうか。

社長の人事は前の社長が決めるとすれば問題はある。かといって下のものが推薦する訳はないし、立候補という訳にもいくまい。

新社長には選出されたいきさつについて記者会見で是非聞いてみたいものである。

ザとジ

昔から気になっているのは英語のTHEの発音である。中学校の英語の授業では母音で始まる単語の前のTHEはズィと発音するように教え込まれた。

ところが、映画のタイトルなどを見ているとこのルールは無視されている。「ザ・インターネット」「ザ・エージェント」といった具合だ。そういえば「ザ・ウルトラマン」というのもあった。

確かに「ジ・インターネット」とカタカナで書いては何のことやらわからないかもしれない。日本語のザには「まさに」とか「貴重な」といった別の意味があり冠詞としての意味がないからというのもある。ザ・セールとかザ・バーゲンなんてザには大した意味はない。

しかし原題が「The Net」であった映画を「ザ・インターネット」と変えてしまうセンスはやはり「The End」である。

 

1997.6.8.(SUN)

展覧会終了

1週間に渡り開催した樹展が今日で最終日。延べ800人以上の方に見ていただいた。この会の良い所はキャリアの長い人も初心者も皆一緒に絵を描くのを楽しんでいるということ、そして先生が自分の画風を決して強制せずそれぞれの方の個性を伸ばす教え方をされているという事である。

日本人

余り書きたくないが、最近妙な事件が起こっている。その中で日本人の倫理のアイデンティティ危機をどうやって救うのかということが問題提起されていた。

なぜ援助交際をしてはいけないのか。なぜ茶髪にしてはいけないのか。なぜ高校生は煙草を吸ってはいけないのか。法治国家に住むものとして法律は守らなければならないから、というだけでは説得力がなくなってきている。

「法律で決まっているから」というだけではない感情的に納得できる倫理が欲しいと思っている人は多いのではないだろうか。それが発見できない場合、人に迷惑さえ掛けなければ何をしてもいいという割り切りになり、さらにエスカレートすると自分が考えた勝手な論理で周りさえも考えない行動に走り出す。

資本主義による徹底した商品化経済。臓器も移植される時代になり体までが商品となった。この世界に生きられない人たちは商品経済を拒否する新しい価値観を作りだそうとする。しかしその答えはまだ見えない。

売れればいいという価値観の中で、根幹をなす法でさえも間違っているのではないかという疑念が生じた場合、人間はどのような行動を取るのだろうか。ある者は法に触れないギリギリの範囲で商品化経済をしゃぶりつくし、ある者は商品化経済に敗れ、それを現在の社会の仕組みそのものの問題にすりかえるかもしれない。本質的に違和感を感じているのであるから社会批判は受け入れられやすい。

良い悪いは別の問題として倫理観にある方向を示さなければ、この混迷は解決しない。かなり根の深い問題ではないだろうか。

 

1997.6.7.(SAT)

爆睡

朝7時に目を覚まし、日記を書いたりしていたがどうにも眠い。ベッドに入ってうとうとしはじめると知らない間に本格的に眠ってしまった。目を覚ますと夕方の4時を回っていた。なんと13時間近く寝たことになる。あまりに長時間寝たので夜寝られないかと心配になるくらいである。9時までナイターを見て近くの焼鳥「川上」で日本酒と焼鳥を食べて夕食となった。なんとも呑気な一日であった。

自分の日記

ホームページの日記の中で一番面白いのは、昔の自分の日記だというのが最近よく聞く話しである。確かに昔何をしていて何を考えていたかなどということは結構忘れていることが多いので読むと懐かしくなったり不思議な気分になったりと楽しめる。

人に読んでいただいているということが励みでありプレッシャーとなり内容はともかく毎日何とか続いている訳であるが、公開していることによる制約もある。当然自分の本当の秘密は書けないし、言いたいことでも人間関係を考えると自主規制してしまうことが多い。そうなるとやはり裏日記をどこかに書いていくしかないのであろうか。

本当に自分の気に入った鞄というのは見つけ難いものである。今は父親に貰ったダレスバッグのできそこないみたいな鞄を使っている。その前は5年間位Coachのバッグで会社に行っていた。

最近パソコンが持ち歩ける鞄が欲しくなった。そして文房具(ノート・シャーペン・ボールペン・蛍光ペン)や手帳・財布・フロッピー・新聞などがきちんと整理でき取り出しやすい鞄はないかと探しているが見つからない。

所謂ナイロンでできたような軽いショルダー鞄ならあるのかもしれないが、あの手の鞄はどうも苦手である。パソコンを持っているように見えない皮でできた頑丈で使いやすい鞄はないものであろうか。オーダーメイドということであれば下北沢にオーソドキシーという店があるらしい。来週覗きに行ってみたいと思っている。

ピークロードプライシング

建設省が首都高速や阪神高速で混雑時の料金値上げ、深夜の料金引下げを実験するという。やっと始まるのかというのが感想である。この手のことになると必ず出てくるのが、混雑している時料金を上げるのは金持ち優遇だとかサービスが悪いのになぜ値上げできるのかといった意見である。

道路の通行量はキャパシティが決まっている。物の生産と違い簡単に増やすことはできない。そうなると如何に効率的な配分を行うかが決め手になる。価格調整により最も効率的な交通量の振り分けを行うのが最善の方法ではないか。

もちろんその場合どのような価格設定にするかが最も重要な問題である。交通量を見て柔軟に変更していくのがいいのではないだろうか。

前から何度も書いているように通勤電車にもこのシステムを是非導入して欲しい。7時から9時ないしは10時位までの料金を値上げしフレックスタイム導入へのインセンティブを企業に与えることは混雑緩和にかなりの効果があると思われる。複々線の工事に莫大な建設費を投入するより安上がりで即効性がある。

 

1997.6.6.(FRI)

民族大移動(2)

留学時代にMITで一緒だった友人から手紙が来た。大林組に勤務し帰国してからもアジアのプロジェクトでシンガポールに赴任したり、長野のオリンピック施設建設など大活躍していた。その彼が徳島にある奥様の実家の経営する会社の2代目になると挨拶状が来た。またまた民族大移動である。

しかも名字まで奥様の方に変えるということで2度びっくり。行間に幸せそうな雰囲気が漂う嬉しくなる手紙であった。

テレビドラマにもあったがAge35というのは人生の折り返し地点の一つなのかもしれない。

絶好調

米国雇用統計が夜の9時半に発表された。失業率は4.8%と1973年11月以来の最低水準。Nonfarm Payrollは5月は138Kと予想を下回ったものの、4月分は323Kと上方修正。週平均労働時間は34.5と変わらず時間当たり賃金は12.19$と一年前より4%近く上昇している。

当初失業率の低さに債券を売っていた向きも、インフレの落ち着きと需給の良好さから買いが入り、引けでは30年債で6.76%となった。7月の利上げについても見方が分かれてきている。金利低下を受けてダウは7435ドルの新高値を付けた。アメリカ経済は絶好調である。

隣の芝生を見て上げ足取りするつもりはないが、はたしてこの世界的なインフレの落ち着きはこのまま続くのであろうか。

確かにインフレは死んだと言わせるだけの時代の変化は認められる。グローバルな競争激化、発展途上国や旧社会主義国からの安い労働力の大量流入、コンピュータを始めとする技術進歩、在庫管理の進歩による景気サイクルの平坦化。要因は多い。

しかし他方では好景気にもかかわらず上がらない賃金に対する労働者の不満は広がっている。雇用の確保されているアメリカでは貧富の差が広がっている。低所得者層では株価上昇による資産効果も享受できない。取り残されたという不満は理解できる。その一方では消費者信頼感指数は希に見る高さまで上昇。米経済はバブルゾーンに突入したように見える。FRBの金融政策が後追いにならないことを祈るのみである。

イギリス・フランス選挙の結果は好景気・低インフレの好循環の歯車が狂ったときアメリカに何が起こるかを暗示している。日本でも景気回復が本格化しないうちは、(他の政党が無いという事もあるが)自民党の掲げる大きな政府が国民には支持された。世界の労働者は低賃金に甘んじているだけのいい人ばかりではないのである。

 

1997.6.5.(THU)

民族大移動

今週の月曜日は会社の人事異動であった。私の所属する室からは室長と課長の2人が転出した。引継ぎなどなんやかんやで混乱しており、今や無政府状態に陥っている。

まあ組織内の異動など小学校の席替えみたいなもので好きな人と隣なら楽しいなという程度の話しである。今日は私の元上司で仲人までしていただいた方が挨拶にいらした。退職されて、大学時代のクラブの友人の方がやっている商社の仕事を手伝われるとのことである。その決断の早さには正直びっくりした。

さらに帰ってメールを見ると、NTTから留学していた友人がCSKに転職となっている。今年の初めには東芝から留学した方がソフトバンクにとらばーゆである。まさに民族大移動の気配。

斜陽である銀行業を脱出する気持ちはわかるが、マルチメディアの優良企業からの転職は一見意外に見える。しかし彼らの根底にあるのは人生に手応えが欲しいという渇きと、大企業で腑抜けになることへの恐怖心であろう。

 

1997.6.4.(WED)

いかがなものか

信託と信金・信組・労金・農協のATMオンライン提携に城南信金だけが不参加を表明し波紋を投げかけているらしい。

大蔵省は「民間企業の問題だが、こういった態度はいかがなものか」とコメントしている。他の信金は「都銀との提携には参加しメリットが少ないとなれば参加しないのはおかしい。今回は国民の利便性向上と言う観点から行われているもので横並びといった問題とは違う」と城南信金を非難している。

いかがなものかと言うのは簡単である。お役所仕事は呑気で羨ましい。感想を言うだけで仕事になるのは役人と野球解説者位だろう。信金の人も詭弁家である。国民の利便性とは良く言ったものである。城南信金と信託がオンラインでつながっていないから利便性に支障が出る預金客が何人いるのであろうか。それにそんな不便を感じるなら城南信金と取引を止めればいいだけである。

城南信金の不参加を批判するなら、24時間ATM作動と土日の営業、インターネットでの店頭と同様のサービスなどやってからにして欲しい。まあインターネットはFace-to-faceの信金にはそぐわないのかもしれないが。

ビッグバン

ビッグバンで金融はどう変わるか。会社で研究プロジェクトが始まり、資料を集めたり会議をしたりしている。きっと日本中でこんな研究会が何千何万とできているのであろう。書店にビッグバン絡みの本を探しに行ったがいい加減なのからまともな本まで腐るほどある。

最近の個人資産の残高推移を見ていると、米英では投資信託や株式の比率が高まっているのに、日本ではバブル崩壊以降それらの比率は低下傾向にある。株式相場のパフォーマンスの違いを差し引いてもこの差は不思議である。

さらに日本の場合投資信託といっても中身はMMFと中期国際ファンドが殆どであり、これらは投信というよりは銀行預金に近いものである。

なぜ日本の投信は売れないか。3つの理由を考えた。一つ、株式相場が低迷しているのでパフォーマンスが低迷し顧客が離れた。二つ、投信の運用能力が低いのに手数料が高いため、投資家が自分で運用した方がよっぽどマシと逃げていった。三つ、ディスクロージャーがいい加減で、どのような哲学でどのような運用をしているか投資家の理解を得られず逃げていった。

しかし第一の理由は外株の投信には当てはまらない。とすると2番目か3番目が理由になるのだろうか。そんなことを考えながら日経ビジネスにマーキュリー投信のダイレクト販売のページを見つけた。住所を登録すると商品の案内書とビデオが送られてくるらしい。分かりやすい説明がされれば第3の理由は解決される。早速頼んでみることにしよう。

 

1997.6.3.(TUE)

大磯小磯

Stationwagonさんたちと外苑前の串揚屋で飲んだ。

Stationwagonさんとお会いするのは3回目であるがいつも大きな集まりなのでなかなかゆっくりお話する機会がなかった。ようやくゆっくりと語り合う機会が出来た訳である。

話したことは余りないが、お互い日記を毎日書いているのを読んでいるので考え方や近況は殆ど把握できている。日記に書けないことを話すのも直接会って話をする楽しみの一つである。

話は為替相場からネット社会の人間関係、更には家族の話まで幅広くあっと言う間に3時間が過ぎてしまった。やはり考え方が似ているとはいえ違った環境で仕事をされている方のお話には為になることが多く、大変勉強になる。Stationwagonさんは朝6時半には会社にいらっしゃるということで余り夜更かしをさせてしまってはいけないと1次会で終了となった。

ところで為替や株のページは流行っているのになぜ債券の相場を語るページが少ないのか。それは日本人は為替と株が好きで債券には余り興味が無いからである。テレビのニュースでは最近殆どの番組で現在の株と為替を紹介する。日経平均とドル円だけしかやらない場合もあるが、ドイツマルクやダウを紹介する番組もある。久米宏でさえドル円のレベルは知っている。

ところが債券になるとどうであろう。JGBの利回りを紹介しているニュースが果たしていくつあるのであろうか。そもそも債券の価格が上昇すると金利が下がるという関係を知っている人は日本の1億2千万人の内⊃人位いるのであろうか。

いわんやトレジャリーと言ったところで山下達郎のアルバムタイトルと間違えられるのが関の山である。要は債券は人気がないのである。低金利ということも更に拍車をかけているのだとは思うが。

話はまた変わるが、金融関係の仕事をしている人は仕事は一生懸命やる人が多いが仕事に対する執着心を持たない人が多いように思う。それは金融が製造業のように物を産み出していく仕事ではなく仲介によって収入を得る搾取的なイメージがあるからだ。

しかし果たして金融は社会に貢献しない仕事なのであろうか。為替のディーラーなどいない方が世の中良くなるのであろうか。この根本的な疑問に真っ正面から答えられなければ金融の仕事をしていてもいつかは壁に突き当たるような気がする。

 

1997.6.2.(MON)

わがまま

前日9時前に寝てしまったので朝4時に目を覚ました。朝から曇り空である。今年は関東地方ももうすぐ梅雨入りらしい。夏らしくなったとはいえ冷夏になりそうな予感がする。世界的に見てもエルニーニョが観測され寒い年になることだろう。

寒くなると氷河期が来ると騒ぎ、暑いと今度は地球温暖化と騒ぐ。要するに人間の生きていける環境とは非常に限られたものだということである。地球という小さな星の表面に張り付くように何十億人もの人が暮らしている姿は外から見れば団子に群がる蟻のようにみえるだろう。そう考えると寒かったり暑かったりするのが普通で、いつも丁度いい気候になどなると思う方が間違っている気になってくる。

人間はどんどんわがままになってきているのである。

「なにしろ赤ワイン好きなもので。」

BRUTUSの6月12日号は赤ワイン特集である。550円という強気の価格設定だが、さすがに内容は充実。永久保存版である。最近はアメリカの景気回復、アジアの先進国化、ドル高によって赤ワインも随分値上がりした。一度は飲んでみたいペトリュスのヴィンテージなどこのままでは一生飲めないのではないかと思う程である。

「この味でこの価格」がワイン通の勲章、という言葉を真に受けて安くて美味しい赤ワイン探しをまた始めてみたくなった。

 

1997.6.1.(SUN)

つれづれなるままに

6月に入った。5月の日記を読み返しているとたった1ヶ月でも色々な事件が起こっていることが実感できる。自分の精神状態も手に取るようにわかる。それにしてもベルデさんにも言われてしまったが、やっぱり私は怒っているのであろうか。怒っているとしたら何に対してであろうか。

日本の社会システムに対する怒りだとすれば、それはどうすれば解決するのであろうか。国を捨てるのも選択の一つである。でも今までの自分が日本人として培ってきたアイデンティティは簡単に捨てられるものであろうか。

日本を変えるというのはどうか。しかし日本の首相でさえ馬鹿にされている国を変えることができる人とは一体どんな人であろう。

政治家よりは経済人であろうか。だとすれば日本のビルゲイツと言われる人はもう出てこないのであろうか。今の日本に苛立ちを感じながら変えられない、捨てられない自分に一番腹が立っているのである。

MISSION IMPOSSIBLE

長嶋ジャイアンツは低迷している。最下位に定着し首位との差は広がるばかりである。

巨人の低迷の理由は監督の能力不足であることは間違えない。問題は能力が無いのに人気が抜群にあることである。そこで根本的な疑問に突き当たる。プロ野球球団の目標は何であろうか。常に優勝することなのか、それとも球場を満員にすることなのか、あるいは親会社の広告宣伝でいいのか。

この質問に明確に答えられる球団はない。なぜなら監督は勝つことが至上命題であるにもかかわらず、フロントがそれを完全に支持している訳ではないからである。昔西武が大量リードしているにもかかわらずスクイズバントで加点していることをつまらない野球と評している人がいた。勝てばいいものという訳ではないという批判である。

純粋なエンターテイメントと割り切れば長嶋のパフォーマンスを見るだけで野球は面白い。読売は長嶋のいない強い巨人と、長嶋のいる弱い巨人の間で揺れることになるだろう。


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