SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

日記 1997年7月

 

1997.7.31.(THU)

変な天気

朝方曇り空で風は軽井沢のように涼しかったのに、お昼から蒸し暑くなってきた。日が照りはじめたと思えば今度は雨である。曇り後晴れ時々雨といった天気であった。暑いといっても何というか暑さに迫力が無い。一番暑い日は立秋の後になることが統計的には多いらしいのでまだ暑くなるのかもしれないが冷夏であることには間違えないようである。

夏の通勤、暑いのも嫌になるが冷夏も少し寂しい。

便利なモバイルギア

NECのモバイルギアMK22を使い始めて2週間ほどになるが、出かけるときにはほとんどいつも持ち歩くようになった。やはり550gは軽い。新刊本一冊と同じくらいの重さなので意識しないで持ち歩けるのが良い。前使っていたThink Padの場合サイズはA5で小さかったのだが、重量が1キロちょいあったため持っていく時はそれなりの覚悟があった。

もう一つの長所は電池の寿命が長いこと。30時間は持つ。そして単3電池なのでキヨスクで買ってすぐ交換できる。ウィンドウズをカラーで使っていた時は電源の寿命を気にしながらだったので、存分に使えるのは気が楽である。外出先でちょっとした時間が空いたとき、電源を入れればレジューム機能があるのですぐに続きの文章を書くことができるのもいい。

リブレットやレッツノートを持ち歩いている方も結構いらっしゃるが、リブレットは値段が高いので手が出ない。Shiraさんはお会いするといつもリュックにレッツノートを入れ背中にしょって歩いている。パソコンに関してはいつも同じ環境を実現できないと嫌だというのがその理由らしいが、私は環境が変わっても携帯性を重視する方である。そもそも出先ではワープロ機能以外はほとんど使わないのでモバイルで十分である。

股を開く女たち

お金で股を開く歌舞伎町の風俗の話ではない。電車の席に座って寝ている女性の話である。最近車内で大股開きで爆睡している女の人をよく見かける。ミニスカートで座っているのでスカートの中身が丸見えだったりする。うれしい場合もあるが、見てはいけないものを見てしまったと思うこともある。

こんなことを書くと説教ジジイのようだが、昔は日本人の足癖はもっと良かったと思うのだが。女性に限らず電車の中で平気で足を組んだり、辺り構わず足を投げ出していたりする不届き者が増えた。食生活の変化と生活の洋風化によって足が長くなったせいなのだろうか。

寝ている女性に注意しようかと思うこともあるが、注意すると自分が見ていたことがバレしまうのでちょっと気が引ける。「ちょっとお姉さん、見えてますよ」とはなかなか言えない。「なに見てるのよ!」と返されるのが怖いからである。

 

1997.7.30.(WED)

ワイドショー

ホステス殺人事件の容疑者逮捕ということでまたマスコミの取材が始まった。神戸の事件も奈良の事件ももう忘れてしまったようである。護送される容疑者を取材するために電車の中にまで乗り込み大混乱にしておきながら、マスコミの取材で護送電車はパニック状態だ、と報道する感性は相変わらずである。

最近のテレビ番組はCMで内容を引っ張りながら同じ映像を何回も繰り返すというものが多い。逮捕に至る経緯を何回も流し意味のないコメントで興味本位の取材をするこんな番組にニーズがあるからといって放送免許を与える価値はあるのか。少なくともこれはもう「報道」ではない。

セミナー

午後から八重洲冨士屋ホテルで米国経済セミナーがあった。師匠の紹介で出席させてもらった。米国の政府機関の発行する債券に関するものであった。久しぶりにスーツを着て英語のプレゼンを聞くと新鮮な気分になった。アメリカでは新しい資金調達のスキームが次から次へと開発される。そして設立してほんの10年位の会社が老舗と言われる大企業と互角の競争をしていく。本当に良いものはブランドや歴史にかかわらず良いという先入観のない姿勢が公平な競争を促している。

それにしてもひどい雨であった。傘をさしていても横からの雨は防げない。会場に到着するまでにズボンは霧吹きをかけられたような状態になってしまった。

師匠からは7月13日に言っていたHarvard Business ReviewのPaul Krugmanの論文のコピーも頂いた。「スピードの経済」もいよいよ書店に並びはじめたということで、実物を見せてもらえるのかと思ったらそれはお預けであった。

スタミナ苑

コンサルティング会社の友人と足立区にある噂の焼肉屋「スタミナ苑」(足立区鹿浜3-13-4、3897-0416)に出かける。この店は田中康夫やら林真理子やら秋元康やら体がロースになっているような有名人が何度も紹介している店。いつか行ってみたいと思っていたが時間と場所が問題で行くことができなかった。今回は、彼の愛車BMWに乗って高速を飛ばし足立区鹿浜を目指すというバブリーな夕食である。

雨のせいもあり6時過ぎに店に着いた時は並んでいる人はいなかった。客層は明らかに2分されており、地元のオヤジたちか、遠くから車でやってきたスーツ姿のビジネスマンとOLといったパターンである。小上がりに案内されセンマイ、ミノ、タン、ロースととにかく食べまくる。肉の味はウーン期待していた割には感動はなかった。ミノや生センマイはさすがに美味かったがタン・ロースといった定番はまあ美味しいといった程度。期待が高すぎたせいか。彼曰く「今日の肉はこの前と違う」、ということだった。

それにしても全体にレベルは高い。最後にテグタンを食べたが、これは辛いだけではなくコクと甘みのあるスープが他には絶対に無い味だった。カニ味噌入りのブイヤベースのような味といったらいいだろうか。思わず一滴残らず飲み干した。

注文の仕方と、当日の肉の状態によって当たり外れはあるようだが一度行ってみる価値はある店だ。帰りには10人以上の行列ができていた。火曜日定休。

インターネットに日記を晒す人たち

雑誌「SPA」の記事はもう読まれたであろうか。急増する30代シングル女の憂鬱、ではない。インターネットに日記を晒す人たち、である。WEB日記を書く人がなぜか日本だけで急増しているという。結論は日記に反応があるから書く人は止められない。自分の意見を公衆に晒す開放感とそれを覗き見する楽しい心境の一致だとも分析していた。何か発信をと考えた場合一番安易な方法でもあり、また日記というのが自由な器だという指摘もあった。廃人リンク日記猿人を見れば日記がWEB上で無限に増殖していることが判る。

私もなぜこんな日記毎日書いているのですかと聞かれれば楽しいからとしか答えようが無い。なぜ楽しいかといえば読んだ人からの反応で自分の思っていることの第3者の意見をダイレクトに聞けるからであろう。そして同人誌発行と同じようなアウトプットエネルギー発散といった快感も感じているのである。

小学校の時日記帳を書くのが嫌で嫌でたまらなかった自分がこうして書いているのを担任の先生に見せてあげたいと思うことがある。



 

1997.7.29.(TUE)

そんな一日

昨日今日と図書館は休みである。自宅でパソコンに向かって午前中は終る。それにしても本来ならば暇なはずなのに、細々したことが色々あるのでなかなかまとまった時間が取り難い。挨拶状の作成、生命保険の引き落とし変更、健康保険の切替え手続き、それに主婦業。予定していた東欧への旅行も東欧見聞録と日記のタイトルまで考えていたのに、スケジュールが会わずに断念した。チェコ・ハンガリー・ルーマニアと行く予定であったが、飛び石に予定が入り結局キャンセル。まとまった休みが細切れに終ってしまうのは少し残念である。

今日は降水確率90%の割には雨は降らなかった。午後から昔通っていたスポーツクラブにビジターで行ってみた。京王多摩センターという調布から運賃240円もかかる郊外にあるクラブである。広大な土地があるため設備はどれもゆったりしていて順番待ちなどないしどのマシンも空いている。。久しぶりにランニングマシンやクライムマックスなどの有酸素運動を1時間程やって、サウナに入り、ジャグジー風呂につかる。気分爽快である。

ところでスポーツクラブの鏡は体が縦長に見えるようになっているのをご存知だろうか。太めの人でもスリムに見えるようにというトリックである。一日運動してスリムになったと勘違いしてジョッキでビール飲んだら元の木阿弥である。まあ気持ちがいいからそれでも満足。

豚バラ丼

こんなに詳細に毎日の生活を書いていると何をしているかほとんどばれてしまうが、夜は主婦業をした。今日はメインに豚バラ丼というのを作ってみた。これは山本麗子さんが書いた「101の幸福なレシピ」に載っていたものを少しアレンジしたもの。

豚バラ肉を8ミリに切って塩・コショウしてからフライパンで強火で焼く。焦げ目が付いたら砂糖大1、醤油大2、酒大2を加えタレを作りこれを弱火で煮詰めていく。ご飯をどんぶりに入れ、レタスの千切りの載せその上に焼いた肉を重ね、タレをかけて出来上がり。七味唐辛子をかけてハフハフ食べるのがお薦め。タレの味は好みでアレンジできる。生姜やカレー粉を入れてもいいかもしれない。



 

1997.7.28.(MON)

海外留学の若者

日経夕刊(28日)によれば海外留学を目指す若者が増えているという。彼らに理由を聞くと、このまま日本にいると眠ったまま大人になってしまいそうで怖いから、だという。転ばぬ先の杖を用意してくれる日本の仕組みが物足りないらしい。

誰しも努力すれば立ち直れる位の失敗をしてみたいものである。それを周囲が失敗させてはいけないと懸命にサポートしているのが日本の教育であり社会である。失敗させない仕組みにする代りに敗者復活戦が行われにくい。一度落ちると追いつく事はできない。だから落ちないようにする。高校で落第しても大学で飛び級できるようにするとか、退学になっても一定の条件を満たせば復学させるといったやり直したいという意欲ある人を生かすシステムにはなっていない。

社会に出ても同じである。起業家のようなリスクを取る人が失敗した場合、日本の社会は冷たい。もし失敗してもやる気があればやり直せる仕組みを作らなければリスクを取る人は更に減ってしまう。これは社会全体にとってマイナスであると思うのだが。

電子ロック

自宅の玄関の鍵を電子ロックを取りつけ2重にした。どうやら最近調布駅近辺にバールでドアをこじ開ける悪質な泥棒が徘徊しているらしい。捕まった大半は外国人グループの窃盗団だという。という訳で管理人さんが勧める鍵の追加をした訳である。

工事をしてくれたのは近くの鍵屋さんだった。鍵は昔はサッシ会社が副業でやっていたものだったという。美和ロックにしても不二サッシから独立してできた会社らしい。従来の日本では鍵は商売にならなかったのだ。それが最近の治安の悪化で需要は急拡大しているとのこと。日本も変わったものである。

また鍵屋というのは信用が無いとできない仕事だから業者が乱立するという事も無い。ある意味では銀行のような仕事である。需要拡大で参入しにくい鍵屋さんにはフォローの風が吹いているようであった。

鍵を付ける作業を見ながら、話し込んでいると職人の知恵というのが言葉の端々からにじみ出る。ドアの建付け一つでも金具の取り付け方からネジの締め具合まで職人でないとできない細かな技術があることが良くわかった。人件費の軽減から従来職人がやっていた世界に機械化の波が押し寄せている。寿司もロボットの握る回転寿司が増え、伝統的な寿司屋は減っているという。顧客ニーズといってしまえばそれまでであるが、機械化で職人芸が消えていきこういった暗黙知が失われていくのは勿体無い気がする。

フロントページ改造

フロントページを改造する人が増えている。師匠は秋のイメージだったものを涼しげな夏のイメージに変更した。SHIRAさんは今まではシンプルでいかにも研究者っぽい実質本位のフロントだったがカラフルでほのぼのとした感じに変わった。殆どの人は日記を毎日更新しているのでフロントに存在価値がなくなっている。かくいう私も根本的な改造を構想しているが実行にはまだ時間がかかりそうである。

 

1997.7.27.(SUN)

ベルギーワッフル

ベルギーワッフルというのが流行っているらしい。新宿を歩いていたら三越近くの路上に30人くらいの行列ができている。映画館の入口かと思ったらベルギー直輸入ワッフルを買うための女の子ばかりの行列であった。最近ベルギーに行ってきた妻も何かと言えばベルギーワッフルである。

ドトールコーヒーにもコージーコーナーにもワッフルは売っている。私は本物を食べた事はないし元々甘いものには余り興味がない。しかしコージーコーナーのワッフルはどうみてもどらやきにしか見えなかった。1個100円だから文句も言えないのか。

 

1997.7.26.(SAT)

大滝絵画教室

絵の教室に久しぶりに顔を出した。といっても筆は持たずに先生と絵画談義をして終ってしまった。最近環境の変化が激しいせいか、どうも創作意欲が減退している。そんな時無理に続けるのがいいか、自分のペースにするのがいいか悩めるところではある。所詮趣味なのだからスランプの時はお休みでいいとは思っているのだが。何らかの活路を見出したいとは思っている。風景画ばかり描いていないでヌードでも挑戦してみるか。

深大寺

台風の影響で朝から雨が降っていたが、昼頃に小康状態となった。ちょっと不安だったが傘を持って深大寺にそばを食べに行く。案の定、歩いていると霧雨が風邪にあおられるように降ってきた。服が濡れてしまうが、風と雨の冷たさがアジアのスコールのようでなんとも気持ちがいい。バリ島にでもいるような気分である。

深大寺は空いていた。さすがにこの天気で遊びに来る人はそういない。久々に来たのでどこか新しい店をと思い歩いてみたが結構休みの店が多く結局また「多聞」に入ってしまった。注文もいつもとまったく同じ。ビール・とろろそば・野草てんぷらである。そばは久しぶりということもあり、また空いていて丁寧に茹でているせいか美味しく感じられた。天ぷらは雨で湿度が高いせいかイマイチ。外に雨を見ながら食べるそばというのも気分がでていいものである。

 

1997.7.25.(FRI)

As usual

いつもの図書館生活を続ける。しかしモバイルギアがパソコンとデータ転送できるようになったので、図書館に持っていく。自習室ではパソコン・電卓禁止であるが、閲覧室では特に禁止とは書かれていない。というわけで閲覧室に本を1冊閲覧したいと申込み、そこでワープロをひたすら打っていた。あっと言う間に3時間経った。午後からは自宅に戻る。

大金持

財形の解約代金が普通預金に振り込まれていた。11年以上も一度も解約しない貯金というのは意外に貯まっているものである。普通預金にしておくのも勿体無いと思い、MMFに取り敢えず入金することにした。銀行から現金FEW千万円を出金して証券会社へ運ぶ。証券会社に着いたのは3時過ぎだったので機械で入金となった。不便な事にATMは一回最高100万円までしか入金できない。仕方なく入金作業を何回も繰り返す。私が札束を積み上げATMを独占しているのを見るに見かねて、途中から受付の女性も手伝ってくれた。てんやわんやの大騒ぎ。作業が終るともう4時近くになっていた。現物のお札を見ると人間興奮するものである。

カレー屋マンボウの秘密

図書館の近くにマンボウというアイビー調の外観のお洒落なカレー屋がある。ここの野菜カレーはスパイシーでご飯も美味しくお気に入りである。今日もお昼に行き野菜カレーを頼むとなんとトマトが1個まるごとカレーの中に浮かんでいた。なすもでかいのが2つ入っている。丸ごとトマトをフォークで崩して食べると酸味が効いて食欲がそそられる。カレーの香りとさっぱりとした味は家のカレーとはまた少し違った味わいがある。

ところでこのマンボウ、座席数は50以上あると思うが、ウエイトレスがオーナーの奥さんと思われる1人しかいない。当然お昼は注文、カレー運び、飲み物運び、テーブル片づけ、会計と大忙しである。スニーカーを履き店中を飛び回る。なぜ忙しいのにアルバイトを頼まないのかと思った。きっと昔アルバイトに売上金を持ち逃げされた、あるいは昔雇ったアルバイトが使えない奴で1人でやった方がいいと思った。理由はそんなところであろうか。

しかしスニーカーを見て気がついた。彼女はダイエットとしてあのハードワークをこなしているのではないか。しかしこの店に私が通いはじめて5年近くになるが、彼女の体型は余り変わっていない。ランチタイムは忙しいので質問できる雰囲気ではないが、機会があったら1人でやる理由を是非聞いてみたいと思っている。



 

1997.7.24.(THU)

給料日

いつもなら今日は給料日であるが、無職は辛い。手元の現金は減る一方である。浪人生に加えこの歳で年金生活者の心境も味わえるようになってしまった。

相変わらず図書館通いを懲りもせず続けている。図書館にいると落ち着きを感じるのは、何もしていないという恐怖感から逃避できるからであろうか、それとも学生時代へのノスタルジーが満たされる快感であろうか。

それを確かめるために昔レコードレンタルで借りて録音したカセットテープなど取り出して聴いてみる。10年以上前の高中正義やシャカタクといったフュージョン系を聴いてもそれ程違和感はない。昔を思い出すような懐かしさはあまり感じない。

やっぱり無職の恐怖からの逃避であろうか。

モバイルできない

モバイルでHP更新どころかケーブルでのファイル転送さえ上手くできなくて困っていた。デスクトップで作成したファイルをモバイルギアに転送したり逆をしたりできれば電車や外出先でもの書きができると思い専用ケーブルを使って接続したが上手くいかない。

NECのサポートセンターに相談しても原因は判らず取り敢えず電話を切った。コードは25ピンなのでそのままCOM1に接続したが反応しない。そこで今までデジカメに使っていたCOM2にアダプタを使って接続してみたらあっさりとつながった。

これで取り敢えずデータ転送はできるようになりワープロ文章の共有化はできるようになった。モバイルの道は険しい。それにしても25ピンだの9ピンだのアダプタだのと本当にパソコンは良くわからないことが多い。テレビとビデオが上手く接続できないからテレビデオを買う人がいるらしいが気持ちは良くわかる。

究極のモバイラー

コンサルティング会社の友人から会社の元同僚が飛行機を使わずに中国から南極まで旅行をし、それをHPで随時更新しているページがあると教えてくれた。リブレットを携帯し2年かけて旅行をするらしい。まだ始まったばかりであるがこれからどんどん面白くなりそうである。ちなみにURLはここ。それにしても技術進歩はすばらしい。リアルタイムでデジカメの写真と文章が更新されていく。北朝鮮国境の写真も天安門の風景も見る事ができる。

オールスターゲーム

プロ野球オールスターゲームは今一つ盛り上がりに欠けているように思う。一昨日1試合4盗塁した松井に注目が集まっているが、華やかさが無くゲーム自体も見ていてつまらない。これでは単なるパ・リーグの普段テレビに映らない選手の紹介試合である。

一つには個性のある選手が少なくなったことが理由であろうか。野茂・伊良部といった個性ある人材の流出により夢の競演のレベルが落ち、興味のある対戦が無くなってしまった。プロ野球のJリーグ化である。

巨人など元々オールスター級の選手がゴロゴロ揃っている訳だからオールスターを見ても新鮮味が無いというのも理由かもしれない。オールスターと遜色の無いメンバーが普段からそろっているなら気合の入った公式戦の方が面白いという訳だ。



 

1997.7.23.(WED)

機山ワイン

山梨の機山ワインで働いているいとこの幸三君の奥さん、由香里さん、がオーストラリアの留学から帰ってきた。授業でワイン、実技でワイン、パーティーでワインとワイン三昧の生活をしてきたとの事。1年間の経験が今後のワイン作りにどう生かされるか。

日本のワインはフランスやカリフォルニアのワインに比べ大きく水をあけられている。赤ワインではなかなか美味しいワインに出会えないのが実状である。価格競争も激しくなっている。そんな厳しい状況で機山ワインがどのような生き残り戦略を打ち出すのか、楽しみである。

ちなみに少し宣伝すると機山ワインは武田信玄で有名な恵林寺のすぐ近くにあり、車で寄って試飲することもできる。忙しいシーズンでなければ幸三君が地下のセラーやぶどうの種類などの説明を懇切丁寧にしてくれる。手作りのワイン製造工程を見る事ができ大手のワイナリー見学よりはよっぽど面白いものが見られる。興味のある方はEメールで連絡してみては。

フロント改造

フロントページを少し改造した。以前から無駄だと指摘されていたGIFを削り、JAVAのメッセージを定期的に変えることにした。フロントページに隠れリンクを入れたりこれからも遊びを入れてみようと思っている。

お出かけ

スーツを着て午前中から出かけた。久しぶりに着るとやはり暑苦しいものである。玄関を出る前に汗だくになってしまった。

ミサワホームの三澤千代治社長に転職のご挨拶をする。三澤社長とは私が学生の頃から15年近くお付き合いさせていただいている。会社やご自宅に年に何回か伺いご指導を頂くというお付き合いである。非常にユニークな発想をする異色の経営者であり、私が尊敬する人の1人である。

話題は金融ビッグバンとなった。大手の金融機関の偉い人ほど勉強していない人が多いと彼は言う。刺激的な面白い発想を提案してくる人は過激な事を言い過ぎて出世してない人や寄らば大樹ではない小さな組識の人が多いと。この大きな変革についていくには現状に安住せず常に新しいものを取り入れ勉強を続けなければいけないということであろう。それにしても社長を30年近く続けているのに衰えない好奇心と事業意欲には頭が下がる。

その後、住友信託から一年前に転職した高畑君と久しぶりにお昼を食べた。赤坂の外資系証券で円債のセールスをしている。前に比べて少しふっくらとしていたが、充実した仕事をしているという雰囲気が伝わってきた。水を得た魚とはこのことをいうのであろうか。

 

1997.7.22.(TUE)

今年は冷夏

また暑さが少し戻ってきた。といっても7月の上旬の暑さに比べたら大した事はない。30度前半の暑さなら取りたてて暑いと騒ぐ程でもない。夏なのだから当たり前である。

気象庁の予報によると今年は冷夏らしい。最近すっかり有名になったエルニーニョの影響なのか。暑いと夏バテでいやになるが涼しいと何となく夏が終るようで寂しい。9月の残暑に中年の疲れた体にむち打って働いているビジネスマンの姿を重ね合わせてしまうのは私だけであろうか。四季を人生に例えれば夏は青春真っ盛りなのである。だから夏が終るのは寂しい。

ビッグバンはビッグか

日本版ビッグバンが起これば国内の預金が一部外貨にシフトし、円安になるというのが大方の見方であるが果たして予想通りになるのであろうか。

1200兆円といわれる個人資産の6割が円の預金である。だからその内のほんのわずかであっても外貨にシフトすれば円安圧力にはなるというのがその論理である。実需は別として、個人資産だけを見た場合これは本当だろうか。

問題は外為上の規制が緩和されるだけで外貨預金をしようとする人がいるかである。
無け無しの貯金で年金生活をしている人にとって大切なのは円での資産を減らさない事である。今もっている円のストックを金利が高いというだけで外貨には替えないであろう。また為替リスクには目をつむり高金利を求めている人ならとっくに外債でも買っているはずである。

とすればこれから外貨にシフトさせる人は
(1)お金があるけど知識の無かった人が情報を得て動きだす場合
(2)元々為替についてある程度知識を持ち外貨預金など保有している人が円安期待から外貨の比率を増大させる場合
の2つであろう。

(1)については来年4月に向けてある程度動きがあると思われる。シティバンクなどが更に富裕層に食い込みはじめれば外貨の需要は必然的に高まる。問題は(2)の人々である。

ビッグバンのインパクトが大きければ大きいほど日本の金融に対する衝撃は大きい。それは円安要因に短期的には働く。しかし中期的には金融システムの正常化が他の産業にも好影響をもたらし日本経済にとってプラスになれば日本悲観論も後退し(2)の人々も円売りっぱなしにはならないであろう。長期的にはすべての産業がグローバルな競争にさらされれば為替は購買力平価に収斂するのではないであろうか。

ビッグバンが期待外れということになれば海外資金が株式市場から逃げ日本株が下落という事態が考えられる。米国が為替を再び貿易交渉のカードとして持ち出すといった事態が無ければ円は買われることはないだろう。

金融ビッグバンは日本の社会が変革するかの試金石である。金融以外の様々な不必要な規制が無くなり日本に住む人々の生活水準が高まって行く未来への突破口となれば最高である。

 

1997.7.21.(MON)

海の日

海の日とかで休みであった。高速道路は大渋滞だったらしい。前からずっと同じ事ばかり書いているが、日本は国民の祝日が多すぎる。なぜか皆一緒でしか休めない。休みを分散すれば貧弱なインフラを分け合って使う事ができるのに、といつも思う。普通会社には定休制度があり、自分で休みを取ることができる。にもかかわらず休みを取る人は少なくとも前の会社では少なかった。

ひどい人になると休んだ事にして会社に来ている人がいた。まあ本人が好きでやっているなら非難する筋合ではないが、何となくずれているような気がする。

そんなことを言っている私も前の会社で定休を55日も残して退職してしまった。55日といえば3ヶ月分である。せっかく使える定休を消化せず、給料を余分に貰わずに辞めたのはよっぽど会社に恩義を感じていたか、会社に負い目があったかどちらかである。いずれにせよ休みの分散などできるタイプではないことは確かだ。

 

1997.7.20.(SUN)

ネット三昧

昨日は実家に泊まってしまった。外泊するのは本当に久しぶりの事である。自宅に居ないと気になるのがこのページのことである。更新ができないと何となく一日の仕事が終ったような気がしない。

BUSINESS WEEKでインターネット上のドメインネームが訴訟問題になっているという記事があった。実在の名前の企業が同じ名前をネット上のドメインネームにしている企業を訴えるケースが出ているらしい。日本でも松坂屋(matsuzakaya)といった有名企業のネームを先に登録して後からその企業に売りつけようとするビジネスが問題になったことがあった。対策として.coに替わって.firmや.nomなどを導入することを考えているらしい。

私のドメインもshinoby.nomだけになればわかりやすく便利ではある。今は人に教える場合でも電話では上手く教えられない。

ドメインネームと言えば、義妹(弟の妻)はエジプトに単身赴任している。中国の国コードはCNだったがエジプトはEGあたりになるのであろうか。弟は東京にいるが最近ネットにアクセスしていないようだ。義妹はエジプトでHPを見る事はできるがメールは送れない。したがって義妹はこのページで私の行動をチェックし弟に報告し、弟は私の行動を知るらしい。不便な方がコミュニケイションを密にするという典型例である。

時間の価値

時間の価値を言う人が増えている。これは世の中の変化が激しくなっているからだというのが私の解釈である。

時間の価値は金融の世界では金利で表現される。金利が高いという事は短期間に価値が名目上増大することを示す。インフレが無ければ高金利は時間の価値が高いということを示す。

金利が高いと現在価値と将来価値に差が大きくなる。実質金利は長期的には技術革新による価値の増大を反映しているものである。とすれば今の時代の技術革新を伴う低金利の継続はどのように説明されるのか。実は世の中の変化が激しい割にはそんなに技術は進歩していないのではないか、などとふと思ってしまったりするのである。あるいは最近言われるようにインフレは統計上の数字より低く、低金利といっても実質金利は高く、技術革新が金利に織り込まれていると言えるのだろうか。

いずれにしても変化が激しいという事だけは事実である。そういった時の流れが早くなればなるほどゆっくりしたい人が出てくる。「タイムシフティング」などの本はこういった世の流れを反映した時間に流されないための処方箋を書いた本である。



 

1997.7.19.(SAT)

ネット上の文学

問題視する人もいるがネット上の文学表現が広がりを見せている。村上龍・いとうせいこう・筒井康隆というような人たちが作品を発表している。江藤淳のように作品の拡散を不愉快だとする意見もあるが、流れは止められないであろう。問題点として著作権の侵害、活字が無いといった表現上の制約、安易な作品発表による質の低下などが挙げられているがこれらのデメリットは解決されていくだろうし、メリットの方が相対的には大きいと思う。

著作権の侵害は活字媒体でも有り得る話だし、ネット上でコピーすることと本の回し読みするのと本質的には変わらない。活字の制約は技術進歩で解決する。質の低下は自然淘汰で問題はない。

ネットでの文学表現に対する不快感は参入障壁が無くなり既得権益が無くなる作家の規制緩和に対する反対とさえ思える。

問題はむしろ筒井康隆でさえ購読料100円で400人しか集まらない現状であろう。料金徴収システムの改善と購読料を払いたいと思える工夫が求められる。

実家へ

午後から八王子の実家に出かけた。弟もやってきて一応私の転職祝いということになった。決断が吉と出るか凶と出るかは別として、自分の道を自分で決められたということは取り敢えずめでたいという考え方である。「選択の自由こそが最大の幸福である」という価値観を共有する人達に恵まれたのはありがたいことである。

 

1997.7.18.(FRI)

今日も図書館

午前中図書館へ行くという生活が一週間続いた。本は見たいだけ見られ、静かで勉強ができる環境は利用料を払ってもいいのではないかと思えるほどの充実度である。平日だというのに自習用の机はいつもほぼ満席である。周りを見回すと定年になった60才位の男性が多い。彼らは悠々自適で毎日が日曜日と楽しくフリーな人生を楽しんでいるのか。それともまだ仕事への意欲があるのに定年になり持て余す力のやり場がなく図書館に来ているのか。気の持ち方で老後のクオリティオブライフは随分違うものだとふと思った。

3連休

来週の月曜日が祝日だという事に昨日気が付いた。こんな生活をしている者にとっては国民の祝日は別に嬉しくもない。海の日は去年から始まったが、去年は土曜日で実感が無かった。今年も個人的には休みの実感は無い。来年はこの休日をどんな気持ちで迎えるのであろうか。

お昼

こんな暮らしが続いているもので、今週は1人で毎日昼ご飯となった。図書館から、月曜日は牛丼、火曜日はカレー、水曜日はラーメン、昨日は自炊、今日はまたラーメンとお昼を食べ歩く。メニュを見ると結構寂しいものがある。調布駅周辺にはそれなりに美味しいお店はあるが、1人で食べるのはやはり落着かなく食べていても楽しくない。来週は昼のアポイントを入れてみようかと考えはじめた。

通信技術がいくら発達してもフェーストゥーフェースのコミュニケイションには飢えるものである。CDを買ってもライブコンサートに行く音楽ファンと同じ心理である。



 

1997.7.17.(THU)

モバイラー

モバイルギアMK22を買った。接続用コードを入れて総額約8万円弱である。これ私もモバイラーの仲間入りである。とは言え今回はPHSは買わなかった。当面通勤が無いので買う必要が無いからである。通勤を始めてからも果たして必要かどうか疑問に思っているのでそれはこれから考える事にした。その意味ではまだ仮性モバイラーに過ぎない。

モバイル通信で最も興味があるのはモバイルからのホームページの更新である。これについては某信託銀行勤務の通信廃人さんから色々アドバイスを頂いた。

ftpを使ったホームページの更新はノーマルな状態ではできないでしょう。ブラウザはついてますが、基本的には見るだけですから。でもDOSに降りるといった改造が人の間で行われておりますので、TCP/IPドライバをインストールしてftpソフトを走らせてやれば不可能ではないと思いますが...必ずできるという訳でもないでしょう。相当通な使い方になってしまうことだけは事実ですね。ニフティのフォーラムで相当議論されているようなので、そこを覗いてみるといいかもしれません。
PHSを買ってもいないのにモバイルからのホームページ更新を考えるのは運転免許を持ってもいないのにポルシェのカタログを見ているようなものだが、この手の可能性を考えるのは山根一眞な気分にさせる。モバイルに関してはリンクもあるので新しい情報もこれから取ることが出来そうである。

ところで図書館の自習室に持って行こうとしたらパソコンは持ち込み禁止になっていた。確かに隣の人の迷惑になるのはわかるが、だとしたらパソコン自習室なるパソコン・電卓持ち込み可能な学習スペースを作って欲しいものだ。

日経夕刊

昔から日経は夕刊と広告が面白いと言い続けているが、最近は夕方5時頃には夕刊を読むのが習慣になってきた。1人でゆっくり読んでいるといつにも増して面白い記事が目につく。

昨日の夕刊には建築家の安藤忠雄が自分の設計事務所では文房具を所員に支給したことがないという興味深い話を書いている。彼は大工が自分の道具を自分で買い丁寧に使っている建設現場を見て道具は自前が大切だということを学んだという。自前にするとものを大切にするようになりその結果自分が作るものも大切にするようになる。

自分の使うものに責任をもたなくなれば仕事に責任を持たなくなるというのは納得できる。会社の引き出しにフロッピーディスクや消しゴム、蛍光ペンが溢れるほどあり、それを湯水のように使うやり方はどこかおかしい。ホワイトカラーもお気に入りの自前のノートや筆記具で仕事をするだけでも仕事に対する意識は変るのではないだろうか。その結果オフィスワークにも美意識が求められるようになり、その感性は仕事の成否に大きな影響をもたらすようになる日は近い。

もう一つの記事。コラム「鐘」では日本茶の矛盾を書いている。喫茶店では日本茶がメニュに無いのは日本では日本茶は水や空気と同じような存在だからと米国人に説明したら自動販売機の缶の日本茶はどうなると聞かれたという話。公務員の倫理規定でもお茶はご馳走になっていいがコーヒーはだめだとか。

日本人で居酒屋や寿司屋で食後にお茶を頼んでお金を取られると思っている人はいない。オーストラリアの日本食レストランでは取られるらしいが。そう言えば日本の喫茶店で出される水も無料である。これらの風習も古き良き曖昧な日本として少しずつ消えていくものなのだろうか。

 

1997.7.16.(WED)

新しい同期

新しい会社の人事部からレターが来た。8月の頭に行われる研修の案内が英語で書いてあった。日本人同士で英語を使うコミュニケイションには新鮮さを感じる。

今回入るのはサマーインターンを含め8人である。入社時期は全員同じ日という事はなく恐らく年齢も経歴もバラバラであろう。彼らが私にとっての同期入社ということになるのだろうか。

多様性があるということはワクワクして楽しいものである。金太郎飴のような均一社会より様々な価値観を持った人がお互いの感覚を尊重し合いながら仕事をしている組識の方が健全である。果たしてどのような面白い人との出会いがあるのであろうか。

地震

ある方から地震の予言と思われるメールを頂いた。最近あった地震の揺れが変だったこと、会社に来る途中カラスがベンチの上でカーカー鳴いていたこと、そしてミミズがアスファルトの上にたくさんいたというのがその根拠という。言っている本人は半分冗談らしいがこれはもしかしたらという気がしないでもない。

地震は東海地震の予知の研究をしていた人が予知は不可能とさじを投げてしまった位だから、相当難しいものなのであろう。地層の歪みがエネルギーになりいつか地震となるというのがメカニズムとしても、輪ゴムをどこまで伸ばしたら切れるのか、と同じで予想はなかなかできない。そうした地質学的分析より動物などの異常行動を発見する研究をした方が予知能力は高められるという考え方は一理ある。

そうは言ってもオカルトまがいのいい加減な予想で危機感を煽る、狼少年になっても困る。昔、富士山が大爆発すると「予言」して予告日の当日テレビでレポーターをさせられている人がいたが、あそこまでやると冗談を超えて犯罪である。

私自身、地震自体は余り恐くない。ただ地下鉄の中でだけは地震にならないようにと銀座線での通勤時間中はいつも祈っていた。ラッシュの地下鉄が地震で止まり暗闇の中で乗客がパニックになったら...考えただけでも恐ろしい。新しい通勤経路は地下をできるだけ避けるようにしようと思っている。



 

1997.7.15.(TUE)

残すのが嫌い

主婦業を初めてまだ2日のひよっこだが、どうも冷蔵庫にある無駄にしてしまった材料を見るとやるせない気持ちになる。無駄という事が本当に嫌いな性格のようだ。

昔、神田のうなぎやでご飯少なめにと注文した客に普通盛りの鰻丼を出した店員がいた。客が「少なめと注文したのに」と言うと若い女性店員は「別に残していただければいいですよ」と言った。すると客は「ご飯が勿体無いから少なくしろと頼んたんだ」とその店員を怒鳴りつけた。もう7年以上も前の事であるがこんな事件も良く覚えている。その客に多いに共感したからだろう。

子供の頃茶碗のご飯粒は一粒も残さず食べなさいといつも親に怒られた。当時は意味が判らなかったが、勿体無いという感覚は大量消費社会から成熟社会への移行期には大切な価値観になっていくと思う。

今までは勿体無いなどというと、古臭いオヤジと思われたが、これからは環境問題に敏感なエコロジストということになる。しかし割り箸が東南アジアの森林を破壊すると言って自分の箸を持ち歩くような極左のエコロジストになる気はさらさらない。

オリーブオイル

「オリーブオイルとイタリア料理」という本を買って、料理に挑戦した。魚のカルパッチョとベーコンとほうれん草と枝豆のサラダ、そしてたこのトマトソース煮を作る。

魚のカルパッチョは魚屋で夕方安くなったマグロとしまあじをオリーブオイルと塩コショウそして醤油とバルサミコ酢で作ったソースにしばらくつけておく。食べる直前にパルメジャーナと浅葱をかけて出来上がり。

サラダはさらに簡単。ベーコンを多めのオリーブオイルで炒め赤ワインビネガー・塩・コショウ・醤油を入れ熱いうちにほうれん草と茹でた枝豆の実の上からかけて和える。5分で完成。これも食べる直前にパルメジャーナをかける。

最後は鷹の爪・ニンニク・セロリ・玉ねぎ・にんじんのみじん切りをオリーブオイルで炒める。たこは3センチに切って、セロリのざく切りも加え、白ワインとトマト缶を加えて40分煮る。あとは味を整えるだけ。

どれも初めて作ったので味はどうもイマイチ納得はできなかった。ただ材料にかかったコストから考えればこれは決して主婦の家事ではなくもう趣味の世界である。また何回か挑戦して腕を上げていきたいと思っている。お薦め料理ありましたら教えて下さい。

カウンター暴走

6/30で5409件だったカウンターが半月で700件以上増えた。以前は一日20件位だったのが50件近くに増えたことになる。機械の故障でなければ有り難いことである。しかし新しくアクセスしていただいている方とは一体どんな方なのでしょうか。一つには退職した会社の人たちというのが考えられる。また師匠Shiraさんワゴンさんにリンクをしていただいたというのも大きな理由だろう。しかしそれ以外は特に増える理由は判らない。

いつも思うことだが件数だけが大切なのではなく自分の書いたことに何かを感じていただく方が何人いらっしゃるかがこの手の個人のページの存在価値を測る尺度だと思っている。と言いながらも本音では気にしているというのが多くのカウンター設定者の気持ちではないか。

もう一つは何とか双方向のコミュニケイションをもっと作りたいという思いである。ネットを通じて会った事さえない方と知り合える醍醐味をもっと味わいたい。私は欲張りなのである。



 

1997.7.14.(MON)

気分は浪人生

午前中は調布図書館に行った。ペンシルケースやノートを鞄に詰め図書館の机で勉強する姿というのはナルシズムを満足させるのに十分なシチュエイションを提供してくれる。もちろん短パンにTシャツ、裸足である。周りで勉強している人も結構多くカップルで勉強するようなふざけた高校生もいなくて緊張感のある快適な空間だった。

これから2週間は毎日平日少なくとも午前中は通うことにする。

マーキュリー

マーキュリー投信のダイレクトファンドのビデオを見た。インターネットで申し込みをしたら豪華な箱に入ったビデオと説明書のセットが宅急便で即座に送られてきた。

日本・イギリス・アメリカの株式ファンドの通信販売のプロモーションビデオである。50万円から10万円単位で申し込みができるということだが、販売対象のターゲットが今一つ明確ではない。

もともと投信に知識を持っている人は今更ビデオをみるまでもない。いいものを自分で見つけて自己責任で投資判断をする。

するとターゲットは投信に馴染みの無い人たちになるのであろうが、彼らに納得していただいて購入してもらうには説得力に欠ける気がした。実際に申し込みの手続きをする場合も口座開設やら・送金やらと色々手間がかかる。素人にはまだ馴染み難い方法である。

ダイレクト販売の場合、販売手数料が安いこと、手続きが簡単になることの2点が顧客にアピールできるポイントだと思う。とすれば豪華なビデオを作るより手数料を下げて、インターネットで売買申込みできるといった点を強化する方が得策ではないか。



 

1997.7.13.(SUN)

Harvard Business Reviewに尊敬するポール・クルグマン(Paul Krugman)MIT教授の論文の要約が掲載されている。「How Fast Can the U.S. Economy Grow?」というタイトルの文章は、次のように紹介されている。

Can the U.S. economy grow much faster than the two-point-something percent it has in recent years? Standard economic analysis suggests that it cannot. But many influential business leaders and journalists -- and even a few economists -- have embraced a radical economic theory that argues that the old speed limits to growth are obsolete.

According to this so-called new paradigm, the rise of digital technology and the growth in international trade and investment have qualitatively altered the rules of the game. Rapid technological change means that the economy can grow much faster than it used to; global competition means that a booming economy will not produce high inflation.

Many people in the business community take the new doctrine very seriously, notes MIT economist Paul Krugman. Unfortunately, he says, it is riddled with gaping conceptual and empirical holes.

Krugman lays out in clear terms the macroeconomic principles that explain how markets interact and why there are limits on growth. Essentially, at a time of full capacity utilization, growth is dependent on increases in the number of workers and in their productivity. In the United States, both are growing sluggishly. In addition, Krugman takes on the argument that official statistics are underestimating productivity growth. Even if it were true, he shows, it would not support the case for breaking the speed limit. Likewise, he explains how global competition has not changed the way in which economies react to excessive monetary expansion.

We would all like the U.S. economy to grow faster than it has, says Krugman, but all the evidence suggests that it cannot.

本文を手に入れて読んでみる価値はあると思う。今のタイバーツのようなアジアの危機を予言したのも彼だった。鋭いロジックで既存の通説を切り裂いていく剃刀のような文章が読めるのではないかと期待している。どなたかHBR購読されている方いらっしゃいませんか?

「遺伝子経営」

日本経済新聞社から出ているこの本は企業に遺伝子がありこれが企業の存在・発展・進化を決めるという。最近「複雑系」とこの「遺伝子」というのを経営に結び付ける本が流行であり内容はよく見る必要があるが、本屋で手に取ってみる価値はある本だとおもう。
(野口吉昭著・千5百円)

 

1997.7.12.(SAT)

まだ飲んでいる

世田谷に住んでいるMIT時代のクラスメイトの家に遊びに行く。夕方6時に行くとひたすらワインを飲みまくり帰りはタクシーになってしまった。

彼はワインに造詣が深く、家には150本は入るという箪笥のようなワインセラーを持っている。これで温度を15度にして保存しているという。コレクションの一部を見せてもらったがボルドー5大シャトーのビンテージからペトリュスまで初めて実物を見るものばかり。豪華なラインアップである。最近円安とアジアの需要でワインの価格は急騰しているという。彼がアメリカで昔150ドルで買ったものなど、今や10万円前後に跳ね上がっているという。全部でウン百万円のコレクションというわけだ。

料理にも凝っているらしく、イタリアの惣菜のような酒のつまみを手際良く作って出してくれる。そしてパスタ2種類とリゾットである。特にリゾットはポルチーニの缶詰を使い、パルメザンチーズを入れた本格的な味でイタリアに居るような錯覚に陥った。飲みすぎたせいだろうか。

結局4人で白1本、赤はポイヤック、カリフォルニア、イタリアと3本、合計4本を空ける。楽しい酒であった。

 

1997.7.11.(FRI)

本日付けで住友信託銀行を正式に退職いたしました

朝から荷物を全て取りまとめ、印鑑・定期券・机の鍵など返却するものは会社に返す。午前中で机の周りはすべて片着いた。午後からは丸の内と八重洲のビルに挨拶回り。夕方、部のメンバーの前で挨拶をして花束と記念品を頂き、記念撮影などして遂に最終日もつつがなく終った。帰り道溜まっていた疲れがドッと出た。


課長の背中

皆でにっこり

もう一枚

制服の美女たち
意外な方から意外な励ましのメッセージを頂いた。ヤンキーズスタジアムから伊良部のピッチングの生中継を電話でしながらメッセージをくれた同期もいた。プレゼントをくれる後輩も何人かいた。また感傷的になる。それにしても実に気持ちのいい会社生活の締めくくりであった。

その内に会社を辞めようと思った理由が自分の中ではっきりとわかってきた。この優しいチームメイト、給料などの分不相応な待遇、その他自分にとって恵まれすぎた現状に本能的な不安を感じたということだ。どうも自分は貧乏性のようである。豊かな生活を送っているといつもこれでいいのかという気分に襲われる。贅沢に慣れていない男なのである。

来週以降はしばらく無職である。マスコミ沙汰の事件でも起こせば、無職の元銀行員と紹介されるのだろう。頭の中を空にしてまた一生懸命新しい職場で仕事をしていこうと思っている。



 

1997.7.10.(THU)

今日は帰るつもりが...

昨日の危機状況から何とか立ち直り、会社で一日仕事をすることが出来た。今日は業務の引継ぎと荷物のパッケージである。個人で作った相場分析のプログラムなど引継いではみるが、きっと活用されないだろうと思う。自分で一から作ったものではないと思い入れがないから発展させようというインセンティブが働かない。会社に置いてある資料はダンボール3箱となり近くのコンビニから宅急便で送ることになる。

留学時代の友人と会う約束が延期になり、体調も今一つすぐれず今日は帰ろうと思っていた矢先、前に同じ部にいた先輩と飲みにいくことになった。彼とは今まで一度も酒を飲んだことはない。とはいえ実は12年前に私が就職活動をしている頃、リクルーターとして会っていただきうなぎをごちそうしていただいた浅からぬ縁のある方である。

更に今回の件では大変お世話になった部の人事担当の上司もジョインし3人で外苑前で6時半から飲みはじめる。

自分の会社を誉めてどうすると思いながら敢えて言いたいのは、今更ながらに私が辞めていく会社には優秀な方が多かったということである。個々人が会社が今後どういう道を進むべきか真剣に考え、ヴィジョンを持っている。日本企業の強みである。後はこの真面目な船の漕ぎ手たちをどちらに誘導させるかだけなのだが。話しは途中から給料の悪平等についてになり、上司はコップ酒4杯を飲んで先に帰っていった。

更に残った2人で今後の資産運用ビジネスの方向性について語り、意気投合する。なぜこれが辞める前日までできなかったのか不思議である。酒のピッチはあがり、先輩はビール、コップ酒、ウーロンハイを次々に空けていく。結局11時過ぎまで1人8杯近く飲んで店を出る。

雨が相変わらず降っている。涼しくなったのは嬉しいが明日の夕方は晴れて欲しいと思った。あと一日である。

 

1997.7.9.(WED)

今日も送別会

そろそろ、送別会のことばかり日記に書くのはマンネリになってきたが、相変わらず毎日続いているのである。もうしばらくお付き合い頂きたい。今日も私の退職を知った某部の人もいて、来週の送別会の予定が入り始めた。

昨日の夜更かしが響いたのと、数週間の疲労蓄積がたたりかなりしんどい夜となった。隣のセクションの有志が開いてくれた送別会だったが、帰り道の車中、冷や汗がダラダラ流れ異常な疲労感に襲われる。何とか家に帰り着くと倒れ込むようにベッドに入り眠り込んだ。あと2日何とか無事過ごしたいものである

退職手続き

総務の方から退職者説明を受ける。「ご退職される皆様へ」という立派なパンフレットがあり、今後の総務手続きを教えてもらう。

健康保険・従業員預金・財形・厚生年金基金と解約し、定期券・社章・セキュリティーカード・健康保険証は最終日に返却するようにと言われる。
会社が預かってくれていた年金手帳・厚生年金基金加入員証は当面自己責任で保管して下さいとのこと。これが無くなると年金がもらえないらしい。健康保険は再雇用までは任意延長ということで自分で保険料を払う。月3万2千円である。

やはり大企業はいろいろと便利にできている。気がつかないフリンジベネフィットは辞める時に初めて気がついたりするものである。



 

1997.7.8.(TUE)

送別会

正確に言うと歓送迎会があった。6月1日の異動で転出された方転入された方そして、今回退職する私の計5人がゲストである。

原宿の和食の店で一次会、カラオケで2次会、そして横浜に住んでいる夫馬君を連れて3次会は千歳烏山在住の独身秋山君と烏山の店でさらに語る。タクシーで帰るとまたまた2時になってしまった。

一次会の席では皆様から心暖まるメッセージを頂き、ちょっとというかかなりウルウル来てしまったがそこはグッとこらえて楽しく過ごした。合理的でありたいといつも思いながら、浪花節にも別れを告げられない自分という存在を持て余している今日この頃である。いつもの夜更かしパターンの翌日で辛い一日が始まりそうである。

 

1997.7.7.(MON)

暑すぎる(2)

東京にいる人に何度暑いといっても仕方が無いが、海外にいる方。今年の東京は尋常ではありません。朝は冷房をかけていないと6時頃には焼け出されます。7時半に会社に行っても歩いているだけで汗だくになってしまう。お昼は外に出るのにかなりの勇気が必要です。帰りも7時頃ではまだ外はサウナ状態。ビールが美味しいのはいいのですが、はっきり言ってすでにナツバテ状態です。

さらに外と内の温度の変化が激しいせいか、会社では風邪が流行っています。こんな暑い時期風邪で体調崩している方を見ると本当にお気の毒。もう少し気温が下がらないかと毎日思っている次第です。

「ポタクラブ」

忘れていた頃に小学館から「ポタクラブ」メンバー当選の知らせが届いた。数ヶ月前に誌上で募集していたので軽い気持ちで応募した。何と2000組を超える応募があったらしいが何とか抽選に残ったらしい。

「ポタ」は30代カップルの「HANAKO」のような雑誌といえばいいだろうか。夫婦や落ち着いたカップルが遊ぶための情報を載せており今までに無いユニークなジャンルを開拓している。

今後は機会があれば編集記事の取材やイベント参加、新製品のモニターなどいろいろやらせてもらえるらしい。ミーハーな人間としては非常に楽しみである。

 

1997.7.6.(SUN)

新開ホテル

前からずっと気になっていたのだが、今日の日経に全面広告を出していた新開ホテルグループというのが大変気になる。広告にはいつも帽子をかぶったワイングラス片手に微笑む女性社長の顔写真が載っている。とてもインパクトがある写真である。しかし私にはどうも泊まってみたいという気にはさせない。

インパクトを計算してわざとこんな広告を作っているとしたらテリー伊藤並みの大したセンスである。興味のあるかたは信開グループのホームページをどうぞ。

2重ロック

最近私の住んでいる調布駅近くのマンションで盗難事件が起きているという。手口もかなり荒っぽくバールで鍵をこじ開けて中に入り、現金や宝飾品を盗み出すという。そこで管理人さんから2重ロックの提案が各部屋に配られた。

玄関に取り付ける鍵をもう一つ増やし2つで管理するという方法である。2つある事が開け難くなるだけでなく、泥棒に心理的な抑止力が働くという。2つ鍵の家は防犯意識が高いというイメージを与えるからである。

セコムにはよく契約しないでいいからセコムのシールだけを譲ってくれないかという人が来るという。あのシールと同じ成果を2重鍵は持つのであろう。それにしても物騒な世の中になったものだ。

棄権票

選挙には放棄することに罪悪感を感じ、遂に行ってしまった。投票率は2時時点で17%となっていた。ひどい選挙である。そこで思ったのだが候補者の最後に「棄権」という欄を作れないのだろうか。投票する人がいない場合「棄権」に投票する。そうすると選挙に行かないという言い訳はきかなくなる。

選挙速報では「棄権」も一候補者として扱う。「棄権」が当選確実になりました、などと放送をする。とはいっても「棄権」は人ではないので「棄権」が当選した場合、第2位の候補者を繰上げ当選とする。その人は当選はしたもののあくまで相対的にマシだったという繰り上げ当選議員として認知される。

このやりかたなら投票しない人からペナルティを取るという方法もワークする。すべての選挙区で「棄権」がトップ当選なんて事態になれば、政治の危機意識もさらに高まりいい事尽くめではないか。

 

1997.7.5.(SAT)

リンク依頼

突然、知らない方からリンク依頼のメールを頂いた。

はじめまして、突然のメールをお許し下さい。私、「おそばとうどんのページ」を管理している○○と申します。貴サイトの「深大寺そばマップ」が大変興味深かったので、下記のコーナーにリンクさせて頂きました。

「おそばとうどんのページ」−「そば・うどん関連リンク」

もし、ご不都合、ご要望がございましたら、遠慮なくお申しつけ下さい。変更致します。ではでは、今後ともよろしくお願いいたします。

知らない人にリンクを依頼されたのは始めてなので、嬉しいものである。早速返事を出しておいた。しかしリンクしていただくには余りに貧弱なページである。深大寺そばマップは最近まったく更新していないからである。暑くなってさすがに深大寺まで歩いて散歩という訳にもいかなくなった。それになかなか新しい店に行くことも少なくなった。新そばのシーズンになったらまた新規開拓をしないとリンク取り消しにならないとも限らない。

都議会議員選挙

明日は都議会議員選挙の投票日である。選挙カーが何回か回ってきているのを見たが、名前も政党も政策もまったく知らない。

投票に行かないと有権者の権利を放棄した、などと批判する人がいる。しかし投票を棄権するというのは選択として許されないことなのであろうか。すべての意思決定にイエス・ノーを表明することを強制するのはどこか間違っているような気がするが。それとも私の候補者に対する勉強不足を恥じ、万全の調査をしてから投票に臨むべきなのであろうか。

投票棄権した人には都議会の当選者に白紙委任状を渡したと思えばいいのではないか。そのリスクを取るという意思表示を棄権という形で示すだけである。その後都が何を決めようがもう文句は言えない。

とはいうものの、今回の選挙、投票すべきか棄権すべきかいまだに悩んでいる。



 

1997.7.4.(FRI)

同期の桜(4)

本当に同期との飲み会が続く。今日は青山にビルにいる同期が11人集まり近くの中華料理屋で送別会と開いてくれた。題して「内藤君のIndependence Dayを祝う会」ということだったが、残念ながら私は独立する訳ではない。

なかなか一堂に集まる機会の無い面々なので最初は静かに食事を楽しんでいたが、酔いに任せて会社の人物批評に入り、最後は会社の経営陣の評価を大声でする、というお決まりの展開になった。周りに会社の人がいなかったか心配になるような切れ味鋭いメッタ斬りの会になってしまった。

皆、色々なことを良く考えている。さすがは銀行員である。しかし銀行員の欠点は完璧でないと行動しないことである。取り敢えずやってみるというのは失敗した時はリスクなので減点法の評価体系ではやらない方がいい。ところが師匠の本の宣伝をする訳ではないが世の中間違ってもいいからやってみる「スピードの経済」の時代なのである。

タンカー座礁

私の釣りの師匠からメールを貰った
ところで、東京湾でタンカーが座礁しましたね。原油は、木更津とかあの辺まで来たそうで、わたしとしては、環境に対する影響とか何とかと言う前に私自身が釣りできなくなるのではないか、釣っても魚を食べられなくなるのではないかと、心配です。しばらく東京湾は休まざるを得ないようで、残念。これからは船酔い覚悟で外房に行くしかないですかね。

どうやら事故は当初思っていたよりも小さい被害で済みそうではあるが、確かに東京湾の魚は食べない方が良いのかもしれないと思ってしまう。

夏バテ

何人かの方から飲みすぎに気をつけて、とアドバイス頂いた。今週は毎日飲みに行き、しかも月曜日から午前様だったのでどうなることかと思った。何とか1週間を終えることが出来たが、体の方は酒と暑さでぐったり状態である。

体調は脳にも影響するらしく気力が今一つ湧かない。思考能力が低下している。特に朝起きた時の爽快な気分が無い。週末は飲みすぎないように体調を調えたいと思っている。

Mars Pathfinder

NASAの日本のミラーサイトでマーズ・パスファインダーの火星画像が見られる。とても混んでいると書いてあったので覚悟していたら意外にあっさりつながった。



 

1997.7.3.(THU)

暑い

うだるような暑さの一日だった。梅雨はどこに行ってしまったのであろうか。お昼はとても外に出る気分ではなかった。最近は地下にある社員食堂を愛用している。外勤の人は本当にご苦労さまという感じである。

夕方8時過ぎからとある同期と飲みに行った。彼は仕事柄外資系金融機関に詳しく、所謂業界話で盛り上がった。10時過ぎに店を出たが帰り道でも暑いのである。早くも夏バテの気配だ。今年の夏は冷夏ではなかったのか。この日記も夏バテしつつある。



 

1997.7.2.(WED)

Focus

またマスコミに腹の立つ事件が起きた。例の殺人事件の犯人報道である。
実名・写真・学校名・親の勤務先となし崩し的にすべて暴露されてしまった。残忍な事件だという世論の微妙な風を敏感に嗅ぎ取り素早く商業主義に結び付けてしまう俊敏さには意思決定の早さは評価しても企業としてのモラルは感じられない。

確かに少年法に対する問題提議など色々理屈があるのであろう。しかしそのために個人の人権を侵害していいのか。それは報道機関が最も大切にしなければならないものだと思うのだが。

井の頭線

京王鉄道友の会の広田さんから京王線を変えようについての回答を頂いた。以下渋谷駅についての彼らの考え方を引用。

現在の東急新玉川線が出来る前銀座線とかつての玉川線の直通が計画されていたという事を知っていますか?その計画が変更になったのには次に様な理由があります

1)銀座線事態の車両規格が小さく、将来の輸送力増強に無理がある。さらに、計画当時にしても銀座線自体の混雑が激しく、また、改良するにも地下の為に、工事その他に無理がある。もちろん、集電方式(井の頭線は、パンタグラフ。銀座線は第三軌条といって、床下に電気の入口がある。)の違いもある。

2)そこで、新たに半蔵門線が当時の都市交通審議会で策定されたいきさつがあるので、今さら井の頭線との全く考えられない。

いつも利用している路線が利用しやすく便利になって欲しいと考える気持ちは、内藤さんだけではなく、私個人もそうおもいます。しかし、過去のいきさつや現状を考えると、乗り入れの可能性は全くないと思います。それに、渋谷での乗り換え客は、銀座線だけに集中してるわけでもないですし。

確かに遠くなって、私も大迷惑。商店を作るなんてと思うのは確かですが、あの工事自体京王としては「東急と営団に無理なお願い」をして施工したのです。両者にとって、井の頭線が混もうが「関係ない」京王としては大弱りでも。

そんな逃げ腰の両者をその気にさせるには、なんらかのメリットがないとだめです。だから2社へのメリット「建物賃貸の収入と、商店の収入」はやらざるを得ません。だから「利用者は駅をきれいにしてやるから、その分ちょっと歩け。ついでにモノを買え」とい論理が働かざるを得なくなります。それでも構想から着工まで7年くらいかかっているのですから、いかにあの工事がはじまるまでにいろんな利権がからんでいたか想像できるでしょう。

京王にとっては10年間という期限(特定都市なんたら)があったのですから追いつめられていたのも事実です。なんとも夢のない話ですが、では私が東急・営団の人になった場合、メリットのない工事に協力するか、といわれたらたぶんしない。会社とはあいにくそんなもんです。サラリーマンならわかるかと・・

大人の回答である。ちなみに彼らは京王本体とはまったく関係はなく趣味で研究されているとのこと。個人的には今後は通勤経路が新宿経由になり渋谷は使わなくなる。今の状況を見ていると通勤時間は長くなっても渋谷を使わない方が精神的にはいいような気になってきた。



 

1997.7.1.(TUE)

カウントダウン

7月に入りいよいよ退職が近づいた。財形の解約やら、持ち株会の解約、定期券の中途解約書類とやたらと解約書類の作成ばかりである。社員食堂のランチカードが今月分はもう支給されなくなり気分は盛り上がる。

正味あと8日である。こうなってくるとやり残した仕事があるようで逆に焦りを感じたりするのである。あれをやっておくべきだった、というようなことが起きないよう残りの毎日を誠実に過ごそうと思っている。夜は送別会の嵐であるから仕事ができるのは朝7時半から夕方6時半までの11時間しかないのである。

「穂積」

お昼はさっぱりしたものが食べたいと言ったらこんど「スピードの経済」という本を書く洋一師匠が愛用している「穂積」に鯛茶を食べに行くことになった。

「穂積」はオフィスの隣にある高級会席料理の店であるが、敷居が高く入ったのはこれが始めてである。店内にはお香の香りがする静かで快適な空間。鯛茶はだし巻きたまご(これも絶品)など何品かついて2千5百円位だった。昼としては非常に高いが、店を出る時の満足感を考えるとリーズナブルに思えてしまう。デザートに師匠がくずきりを奢ってくれた。青山にいるうちに是非もう一度行きたいと思った次第である。ちなみにランチは千8百円から楽しめる。

さわかみ投資顧問(2)

さわかみ投資顧問の案内書を頂いた。説明書の文章がなかなか面白い。完全成功報酬体系で気に入らなければいつでも解約できるという。のんびり、じっくりと中長期投資を個人投資家と共に行うという投資哲学には共鳴した。

どうやら私の退職金は「Few」百万円程度らしい。こんな金額でも契約していただけるようなので、ここは退職金の全額運用をお願いしてみようと考えている次第である。




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