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日記 1997年8月
1997.8.31.(SUN)
<今日の一言>
キムタクブームはいつのまにか終ったようです。アイドルは消費されるものだとつくづく感じました。アイドルと言えばたのきんトリオのヨッチャンがアニメタルの産みの親だとは知りませんでした。
健康保険
サラリーマンの本人負担が9月から2割になるという。負担が増えること自体反対ではないが、患者の側に薬や治療についての選択権がないまま負担率だけが変更されていくのは納得がいかない。
病院に行っていつも思うのは無駄な薬が多いという事。風邪をひくとすぐビタミンだ何だと3種類位の薬を出す。しかも3日分でいいと思っても勝手に1週間分出してきたりする。薬と治療法に対する医者と患者の情報格差があり患者は一方的に受け入れるしかなかった。情報の非対象性が存在し医者に有利な診察が行われていた。患者は医者は聖職者であり悪いことはしないと信じるしかなかったのだ。
医者には患者に対し病状と治療法の選択枝を提供し、患者はリスクとリターンから適切な治療法を選択するのが理想である。今回の負担増はこのような意識が高まっていくという意味においては良い改革である。
自己負担は低ければ良いという物ではない。低いという事は裏を返せば税金で穴埋めしているわけだから医者に行かない人から行く人への所得移転である。しかも表面的な負担率の低さは無駄が多い高コストの医療へのチェックがかかり難くなる。
今回の引き上げが弱者切り捨てといった短絡的でヒステリックな世論にならず、効率的な医療制度をどうシステム化するかといった本質的な議論に進むことを祈りたい。
ダイアナの死
明日の朝刊はこの記事が一面トップは間違えないでしょう。日経はわかりませんが。ワイドショーもバラバラ殺人も菅野美穂も忘れてダイアナ一色に変わってしまうでしょう。
ダイアナはマスコミの過剰取材に懸念を示し、カーチェイスで報道陣を振り切ろうとして事故に遭遇したという。私が普段から最も嫌悪しているマスコミの意味の無い過剰報道が最悪の結果になってしまったわけである。
しかしここで考えなければいけないのは今回の場合マスコミサイドが一方的に悪いかということだ。一般人の場合、プライバシーは守られるべきである。報道されることにメリットも何も無い。意見を述べる機会も与えられず単にマスコミに弄ばれるだけである。だから彼女が一般人なら今回の事件はマスコミが一方的に糾弾されて然るべきである。
ではダイアナの場合どうだろう。彼女が行っているチャリティや様々な活動においてマスコミの報道が無ければ忘れられた存在になるという危機感は当然持っていたはずである。ここまで過剰ではないにせよマスコミからは常に注目されていたいという感情は正直言ってあったはずである。
私はダイアナに自業自得とまでは言うつもりはない。大変気の毒だとは思うしマスコミの過剰報道にも当然批判すべきとは思う。しかし彼女の側にも今までメリットがあったのに、このような事件になるとマスコミを一方的に悪者にするのはいかがなものか、と言いたいだけである。
1997.8.30.(SAT)
<今日の一言>
会社で社長から今度飲みに行こうと誘われました。外資系にも飲みにケイションは存在するのです。
「経済白書」
経済企画庁のエコノミストの方にお話しを伺う機会があった。日本経済の現状について中期的な見通しを懇切丁寧に解説していただいた。経済企画庁というのは官庁というより研究所と言う方が近いかもしれない。応対していただいた方は経済白書を執筆している日本きってのエコノミストである。
しかしどこかの官庁のような奢り高ぶった態度は皆無である。質問に対し誠実にメモを取り一つ一つ丁寧に答えて頂いた。難しい質問に対しても具体的なデータを出し、絡んだ糸をほぐしていくように分析する。難しいことを簡単に説明できる人は本当に解っている頭のいい方である。説明を聞いていてそう思った。
昔から官庁は食わず嫌いのところがあったが、今回ばかりはすっかり魅せられてファンになってしまった。早速彼が指揮を執って作成したという平成9年度版の「経済白書」を本屋で購入した。800円でこれだけの内容が楽しめるとは、理科年表以来の感動である。
睡眠十分
土曜日は長時間寝るというのが恒例になりつつある。今日も朝は比較的早く起きたが夕方4時間も昼寝をしてしまった。合計で13時間近い。平日は6時間程度睡眠をとってはいるのだがやはりそれだけでは不十分なのだろう。
昔は寝ダメというのができなかったが、必要に迫られれば人間の体は意外に適応してしまう。
1997.8.29.(FRI)
<今日の一言>
財政改革の新聞記事を読んでいたらムダなダムという回文が頭に浮かびました。
参加するだけでは意義はない
今の会社はとにかく急成長している。月率で10%位の割合で人が増えている。組織図を作ろうにも人の動きが激しく作ってもすぐ使えなくなってしまうという。席替えも頻繁に行われるのでオフィスには引っ越ししたばかりの会社のような雑然として雰囲気がある。
まだ30人位は増えるらしいが、ビッグバン対応の外資系の人材補強はそろそろ終わりに近づいている。次に待っているのは競争と結果による振るい分けである。オリンピックとは違いビッグバンは参加することに意義があるのではない。メダルを取らなければ引退しなければならないのである。
モバイルもお疲れ
モバイルギアは使い出してからまだ1月くらいであるがもう結構ガタが来ている。外側は傷が付いたりでボロボロだし、電池交換の時無理矢理開けたケースが割れてしまい破片が本体の内部に入ってしまった。振るとカタカタ音がする。
モバイルといっても私の場合、通信の達人の方から見れば携帯ワープロを持ちあるいているようにしか見えないであろう。PHSにつなぐわけでもなし、使っているのも殆どこのHPの作成だけの為。
とはいってもモバイルは携帯するだけに消耗が激しい。この調子で行くと1年でポシャるのではないだろうか。モバイルは一年でポシャっても私は1年でポシャらないように努力しなければならない。
顧客第一
今日の新聞に信託銀行の商品約款変更の広告が載っていた。約款が変ったから公示しているということなのだろう。新しい約款をそのまま載せれば法律上の義務は果たしたことになるのだろうが、そこには顧客第一のスタンスは皆無である。あれを読んでも顧客は何がどう変ったのかまったくわからない。大した内容でも無いことをわざと分かり難くして書いているのかとさえ思う。
様々なリスクのある商品をわかりやすく顧客に説明し、低コストで販売すること、が日本の個人資産1200兆円を動かすマーケティングである。GS投信の成功がそのことを証明している。とすればあのような広告をしている銀行はビッグバンによる個人資産の取り込みなどには興味が無いということなのだろう。
1997.8.28.(THU)
<今日の一言>
まだまだ残暑は続きます。お体に十分お気を付け下さい。
慣れました
ようやく新しい会社で2週間が経とうとしている。先週は緊張からか大変だったが、今週はそれに比べたら随分精神的に楽になった。周囲の人の暖かい配慮もあり、意外に早く新しい環境で自分なりのペースを掴めたと思っている。
前からお付き合いさせていただいているとある証券会社の人から、「外資系ワールドにようこそ」といわれた。環境が似ているせいか余り意識しないが、今までとは違った世界に足を踏み入れてしまったことは間違いない
同期会
「August joiners」という8月入社の7人が取り敢えず同期ということで第一回同期会と相成った。企画したのは私だが、外資系への転職組がこの手の純日本的な集まりに興味を示すのか正直言って少し不安もあった。
今月でサマーインターンが終了するアルバイトの学生の送別も兼ねて「あたご家」という芝大門の豆腐料理の店に全員集まった。私以外は働き始めてかれこれ1カ月というところである。一通りのことがわかり会社の良いところ悪いところが見えてきた状況であろう。皆結構飲める人たちである。一次会でビール・日本酒・ワインのミックスで言いたい放題の会になり、異様な盛り上がりを見せた。10時過ぎから当然の様に2次会に突入した。店の閉店まで飲みまくり帰りは翌日である。
何だか知らないがとにかく凄い人達と知り合ってしまったというのが今日のところの印象である。来月も同期会開催は決定した。次回何が起こるか楽しみでもあり、恐ろしくもある。
1997.8.27.(WED)
<今日の一言>
浜松町にはなぜか寿司屋が多く今週のお昼は寿司屋ばかりです。青山には寿司屋は少なかったけどイタメシ屋はたくさんありました。マイケルポーターの名著「国の競争優位」を思い出しました。
20代
R社の雑誌、「仕事の教室」のCMがよく流れている。「20代でほとんど決まる」が殺し文句だがこのキャッチコピーに生理的嫌悪感を覚えるのは私だけであろうか。なぜ嫌悪感を感じるのか考えてみると、まず脅しによって自分の商売をしようという魂胆が気に入らない。資格や学校、保険などタイムバリューのある商品では今やらないと、、、式のセールスが使われる。人の弱みに付け込むところはいかがわしい宗教団体とやっていることは同じである。
そして20代で決まるという思考も気に入らない。そんなこと考えている人間が増えたら日本中資格馬鹿だらけになってしまう。20代で失敗しようが30代でどうしようがやる気のある人には年齢や資格に関係なく機会を平等に与える社会を作ることが必要である。
まあ「仕事の教室」を買ったところで行動しなければ何も変わらないし、資格だけで世の中渡れるほど甘くはないのだから目くじらたてることはないのだが。安易な商売に安易にのっかる安易な馬鹿者、いや若者が結構いそうで一言言いたくなってしまうのである。
横浜を応援する心理
プロ野球が俄然面白くなってきた。巨人が最下位だからというわけではない。横浜ベイスターズが優勝戦線に残っているからである。こうなってくると横浜を応援していると言い出す人が増えてくる。
なぜ横浜はヤクルトより人気があるか。日本人の新しいもの好きが理由ではないか。かくいう私も元々は中日ファンというひねくれ者であるが、横浜には中日を破ってでも優勝してもらいたいと思い始めた。高校野球的な旬を感じるのと刹那的なところに琴線をふるわせてしまうのである。ファンがどこかの球団のように余り熱狂的でないところも洗練されていて都会的である。肩肘張らないカジュアルな球団である。
1997.8.26.(TUE)
<今日の一言>
夜暑いからといって窓を開けて寝ると朝冷え込んで風邪をひいたりします。皆様健康にはくれぐれもお気を付け下さい。
地価の見通し
2020年からの警鐘(警告ではなかった)が今度は地価の見通しについて書いている。今回は日経と意見が合った。
少子化・国際化・農地の宅地化という3つの化によって東京の地価、特に宅地は下落が続くという考えに賛成である。商業地に華僑など外国人の買いが入っていることから底入れという人もいるが、商業地については資産利回りが他の投資対象に比べ良好な水準まで価格が下落したからであり、キャピタルゲインを狙っているわけではない。
住宅地はまだ高水準であると思っている。とはいっても住む場所は必要である。とすると地下下落論者が問題にしたいのは、賃貸で住居は構わないと思っている人に供給できる良好な賃貸住宅が少ないことである。日本を豊かにするには良質の賃貸住宅の供給を増やしライフステージに応じた住み替えをできるよう賃貸住宅市場の流動性と商品構成を充実させることである。
とはいってもそれにはかなりの数の永住用として購入した住宅が賃貸市場に出回る必要がありまだまだ時間がかかりそうである。とすれば一時的に借金世帯のバランスシートを悪化させる副作用は強いが、住宅の価格低下が究極的に日本人のQOL(生活の質)を改善する特効薬である。
水風船
指標長期国債は更に最高値を更新した。遂に2%丁度までの金利低下である。個人消費は百貨店の売り上げなど指標では落ち込んでいる。消費税引き上げの影響と消費税引き上げ前の駆け込み需要の反動だと言われている。しかし、それだけが理由ではないと思う。マスコミのアナウンスメント効果と買いたいものがないというヒット商品不在も大きな要因だと思う。
海外に出かける人は過去最高だったという。可処分所得は落ちているのかもしれないが生活に困って消費しないわけではない。消費には気分が必要である。そして買いたいものがなければ買い物はできない。かつての携帯電話・パソコンのような大型ヒットが産まれない今、消費が落ち込むのはわかる気がする。企業はそれに呼応して生産を抑制している。唯一の救いは輸出である。今後景気低迷が続いたとして金融政策は公定歩合を引き下げるとしてももう限界、財政も無理である。
とすれば切り札は規制緩和と為替しか無くなる。規制緩和によって円安を演出し景気を底入れするシナリオが描ける。円の箪笥預金という軍資金はいくらでもある。後は膨れ上がったゴム風船に針で小さな穴を開けるだけでいい。
このまま景気後退が深刻になればなるほど金利が反転したときのエネルギーは大きくなっていく。
1997.8.25.(MON)
<今日の一言>
プロ野球がまた面白くなってきました。ヤクルトはこのまま逃げ切れるのでしょうか。
ロンゲ
髪を切らなくなってからもう2カ月以上になった。さすがに前髪がだんだんうるさくなってきた。癖毛なのでムースを付けたぐらいではまとまらない。ようやく昨日美容院に行って切ってもらった。美容師に随分のばしましたね、と言われてしまった。短くしない方がいいですよと勧められたので少し長めに整髪してもらう。1カ月も経たないうちにまた髪を切ることになりそうである。ただロンゲにはしても茶髪にするつもりはない。
ビーチボーイス
連続ドラマはふぞろいの林檎たち以降、東芝日曜劇場以外ほとんど見ない。最近ビーチボーイスというのが流行っているらしい。一度も見たことがないのでストーリーは知らないが主演の2人の男がかっこいいということが人気のポイントのようである。
今朝の日経では2020年からの警鐘でこの人気ドラマの主演者の職業がフリーターであることが人気の一因とし、日本の若者の勤労意欲の低下を象徴しているという。ドラマを見てないので大きなことはいえないが何か少しピントがずれているような気がする。トレンディドラマにはリアリティは無いのだから現実社会と重ね合わせて見ている人は少ないと思う。
かっこいい男であれば刑事だろうと、銀行員であろうと、泥棒であろうと何でもいいのである。それを若者の勤労意欲に結びつけるとは、さすが日経のベストセラーを産んだスタッフ。素晴らしいイマジネーションの力である。
1997.8.24.(SUN)
<今日の一言>
すごい夕立でした。夕立の中ずぶ濡れになって歩くと気持ちがいいのですが、そんな時はいつもアジアを感じます。タイやインドネシアを旅行した時、ジーンズにTシャツといった格好で夕立ちに遭遇したことが思い出されるからです。
回復
ようやく体調が少しだけ回復した。昨夜も10時間近く眠り続けたが、睡眠不足が原因だったのだろうか。少し元気になったので新宿の紀伊国屋に出かける。日本経済の本とEメールの書き方の本を購入するのが目的である。日経文庫の「英文電子メールの書き方」と東洋経済の「経済統計の超解読術」を購入した。どちらも辞書のように使える便利な本である。
プレゼンテーション用に将来的にはパワーポイントも使うことになりそうなのでガイドブックを買おうと思った。「できる」だの「見える」だのオールカラーのけばけばしい本がたくさん出ていた。昔の旺文社や学研の参考書のようである。色が余りついていると自分で読みながらラインマーカーをしても目立たないので好きではない。意味の無いカラー化はやめて値段を下げて欲しいというのが個人的希望である。でもオールカラーの方がやっぱり売れるのであろう。取り敢えず今日は買うのを諦めた。
インターネット
今の会社にはインターネット端末が無い。社内はEメールで全世界ネットになっているが、セキュリティの問題からネットワークは外にはつなげない方針だからだという。端末をスタンドアローンで設置すればいいと思っていたら、その提案書を作ることになった。
社内IT(インフォメーションテクノロジー)デスクの人もたった2人でパソコンの設置からソフトウェアのメンテナンスまでやっており新しいことには手が回らない状態のようだ。提案書が受け入れられるかどうかはこの会社の柔軟性を見るリトマス試験紙になるのではないかと期待している。
1997.8.23.(SAT)
<今日の一言>
ELT(Every Little Thing)はすっかりメジャーになってしまいました。ボーカルの女の子が細川元首相に似ていると思うのは私だけでしょうか。
ダウン
夜中に寝苦しくて起きたがその後はまた熟睡し、結局午前中ずっと寝ていた。午後から活動したがどうも気力が出ない。一日ボーっとしているうちに終ってしまった。蒸し暑い一日だったが夕方から空が真っ暗になり夕立である。初夏の夕立とは違い秋に向けて少しずつ涼しくなっていく少しもの悲しい雨である。
体調回復のため夜は近くの焼肉屋へ。去年はレバ刺しはO157のせいで夏は扱っていなかったが今年はどこでも食べられるようになった。アメリカでは今年O157が大騒ぎになってバーガーキングではハンバーガーが提供できない店が出ているとか。食品加工の衛生基準はアメリカの方が厳しいと聞いていたが、なぜアメリカで流行しているのか不思議な気がする。
1997.8.22.(FRI)
<今日の一言>
久しぶりに吉祥寺に出かけ夏バテに効果のありそうな料理を食べました。都心とは少し違った落ち着きのある商店街はたまに行くとなかなか良いものです。
ようやく1週間
ようやく1週間が終わった。これほどしんどかったのは社会人生活始まって以来である。時間がたつにつれ仕事自体には随分慣れてきた。そして職場の方々も親切でいい人ばかりであるし、仕事のしやすい環境は快適である。仕事の裁量も大きくやりがいがある。とはいえ体力的には残暑になったこともありかなりきつかった。5週間仕事から離れていたことも影響している。自宅・電車・会社と一日の半分以上はスクリーンを見て生活していたらコンタクトの調子が悪くなり右目がうさぎの目になってしまった。
さらに何と言ってもメモや資料の類が全て英語というのに疲労の根本原因があったようだ。ミーティングをやる前にEメールで資料が配布される。そして会議。その後議事録の作成と回覧。これをすべて英語でやるのは慣れるまではかなりの負担である。これらに加え更に海外拠点との電話会議。イギリス人のアクセントを電話で聞くのは初めての経験である。
前にも書いたがEメールは仕事のスピードを速くする。稟議書がEメールというだけでこうも変るものかと驚いた。稟議書は仕事を一番遅い人に合わせるが、Eメールは仕事を一番速い人に合わせるからである。ただしトップからアシスタントまで全員がEメールをツールとして使いこなすことが前提である。
強調したいのは仕事が速いからといって新しい会社の人が能力的に優れているのでは無いという事である。個人の能力はどの会社でも大差はない。違うのは仕事をさせる仕組みを会社がいかに作っているかである。与えられた仕事を効率的に行うことに会社が最大のインセンティブを提供する。社員は示された方向性を信じ一生懸命仕事をする。当たり前のことができている会社が生き残っていく。
モバイル大活躍
モバイルと買って1カ月になろうとしているが、これ程使い勝手の良いものとは思っても見なかった。これは携帯パソコンに何が必要かを考えたマーケティングの成果である。ソニーのウォークマン以来の何が捨てられるかを考えた逆転の発想だ。
毎日車内でモバイルしている結果どうなったか。まず雑誌を買わなくなった。そして慣れてくると立っていても片手で打てるようになった。ということで、今週の日記はほとんど行き帰りの電車で作っている。しかし車内でこれをやっているとあっという間に時間が過ぎていく。乗り過ごさないように注意が必要である。
1997.8.21.(THU)
<今日の一言>
日焼けした腕の皮がボロボロとむけはじめました。子供の頃は嬉しかったのに今は皮膚の老化を感じあまりうれしくありません。
もうすぐ一年
あと40日で9月末。HP開設1周年である。デスクトップのパソコンを去年の7月に買い、去年の夏はHP作成ばかりやっていた。ホームページ作成日記を見ていると苦しんでいたのが良くわかる。一昨日でアクセス数は8000件を突破した。
もともと毎日日記が続けられるとも思っていなかったし、ましてやそんなにたくさんのアクセスがあるとは思っても見なかった。最初は昨年の末までに1000件突破を目標にしていた。それが今や一日のアクセス数も50件位には増え、この調子でいけば9月末の1周年の頃1万件に達することになる。今のささやかな楽しみである。
1997.8.20.(WED)
<今日の一言>
少し暑さが戻ってきましたが、大した事はないようです。ボルドーワインは当たり年と新聞にはありましたが日本の果物はどうでしょうか。
アド街ック天国
アド街ック天国で紹介された調布のスポットを詳細に教えてくださった方がいた。親切に紹介されたスポットとランキングまで全て書いてくれた。ありがたいことである。調布は住みやすくいい街であるがインパクトの無い街でもある。いまだに府中とどっちが新宿に近いのですかなどと聞かれることがある。個人的には立川・町田・八王子といった大都市より狛江・日野といったこじんまりした街のほうが好みなのですが。
Shiraさんと昼食
日銀に仕事で行った帰りに久しぶりの再会である。昼食ということになったが日銀内の特別食堂というのを以前別の方に連れていってことがあった。とても高級すぎて美味しかったので今回は遠慮した。会社の同僚と3人で日銀近くの和食屋に行きタテ飯となった。お互いHPに日記を公開しているので久しぶりに会ったという気がしない。そんなケースの場合意外にお互い無口になってしまうものである。
ダウン寸前
新しい環境への緊張と気温の変化のせいか今週は苦しい毎日が続いている。朝5時過ぎには起きるのでなるべく夜は早く寝るようにしているがそれでも寝不足でかつリズムがイマイチ上手くつかめない。とにかく一週間無事に勤め上げたいと行うのが今の率直な気持ちである。やはり無理をしないでマイペースが一番と自分に言い聞かせる。
Eメール
師匠の本ではないがスピードの経済を一番感じるのはEメールの威力を目の当たりにしたときかもしれない。コミュニケイションのスピードアップはもちろんであるがそれ以上に溜ったメールをさばいていくのにもスピードが要求される。そして必要なメールには早く入念に目を通しコメントを送り返す。内容のレベルと共に書いていくスピードも要求される。これは大変であるが最高のライティング能力開発トレーニングである。
1997.8.19.(TUE)
<今日の一言>
景気は悪いと円金利は下げ続けています。その一方で史上最高の海外旅行者数との報道。どうも相場と生活実感に違和感を感じます。それとも日本でも所得の二極分化が起こっているのでしょうか。
円金利
日本の債券は最高値を更新した。指標10年国債は2%割れ寸前である。証券会社のレポートによればこれほどの低金利は歴史上1941年の米国以外には17世紀のヨーロッパまで遡らなければ無いと言う。
過去2回と違うのは日本の場合、別に国の信用力が高いわけではないということだ。国内に滞留している大量の資金が行き場を失っているだけである。景気の先行きに暗雲を指摘し金利が1%まで達すると言いはじめたエコノミストが増えているが、これほどの低金利が継続するリスクと金利が上昇するリスク。どちらが高いかはいずれマーケットが明らかにするであろう。
20代独身男
20代独身男が危険だとマスコミにバッシングされている。一連の事件で20代・独身・無職が危険のキーワードになりつつある。つい最近までは中年の銀行員がハイジャックをしたりして、中高年のリストラが話題だったのに時代の移りは早いものである。
女性もかつての女子大生ブームからあっという間に今や女子高生ブームである。いまの女子大生は辛いであろう。自分が子供の頃女子大生ブームを見て育ち、自分が女子大生になると冬の時代である。そして女子高生ブームには大きくなるのが早すぎてブームに乗り遅れた。
今30代になっている、バブルの頃女子大生から花のOLに華麗に転身し、結婚退職してコマダムになった世渡り上手世代とは随分と違うものである。人生時代との巡り合わせだけは自分の力でコントロールできない。
1997.8.18.(MON)
<今日の一言>
お盆も終り電車にも人が戻ってきます。このまま秋になってしまうのは楽でいいのですが寂しい気もします。
コーヒーは留学の味
新しい会社では、パントリーにコーヒーが常に沸いている。プラスティックのカップに自分でついで席で飲みながら仕事をする。今朝このコーヒーを飲んだ瞬間、何とも言えない懐かしさがこみあげ胸が一杯になった。アメリカ留学中の勉強三昧の苦しくも充実していた生活が思い出されたからだ。
昔アラスカに移住して何十年も経った日本人男性を訪問して、お礼に味噌汁を作ってあげたら、その日本人がその味に思わず男泣きをしているのをテレビで見たことがあるが、味覚の記憶と言うのは感情に直接訴える強烈なものがある。
暑がり
お盆も終わり電車は混み始めた。6時40分に家を出るパターンは2日目となった。金曜日とは混み具合が随分違う。それなのに京王線は早速車内空調を止めた。気温が低いから空調代を節約したいという気持ちはわかるが、異常に蒸し暑い。窓際の人も窓を開けてくれないので最悪である。それとも私一人が異常に暑がりなだけなのであろうか。
アクセス
ホームページのカウンターを見ているとアクセス数は平日の方が多い。週末はアクセス数が半分くらいに落ちる。そして月曜日は平日の中でも一番アクセスが多い。ということは毎日見ている方は会社で見ていらっしゃる方が多いということになるのだろうか。すなわち仕事以外にインターネットをしているということだろうか。
そんな人が結構多いとすれ、インターネットを仕事に使う人はどのくらいいるのであろうか。マーケット関係者であれば指標だの分析結果だのニュースだの見ることが多い。しかしほとんどの人はメール以外に使うことは少ないのではないか。HPのブラウズを仕事中に見ているうち仕事に関係するのは果たして何%位あるのだろうか。こんなことを書いて見てもらう人が減ってしまうのも悲しいのである。
1997.8.16.(SAT)
7777
朝自分のURLにアクセスすると7777だった。誰かがゲットしてメールでももらえるかと密か期待していただけにちょっとがっかりした。でも自分でラッキーナンバーを引き当てたということで仕事初めから縁起が良いと思うことにした。9月末で開設してから丁度一年になるがそれまでに10000件に到達すればいいなと思っている。
コーヒー嫌い
テレビを見ていたら、自分はコーヒーが苦手で紅茶しか飲めないと自慢げに語る文化人気取りのコメディアンがいた。自分の欠点を逆手に取るネガティブ自慢である。
今やナチュラルな紅茶に詳しい人はお洒落である。逆にコーヒーについてガテマラだのブルマンだのストレート系の銘柄うんちくを始めれば周囲の白い雰囲気が待っている。コーヒーはアルコールで言えばウイスキーのようなもの、紅茶はイメージで言えばワインであろうか。後者の方が知性を感じさせるトレンディーなものなのである。コーヒーやウイスキーはオジサンくさい古臭さを感じる。時代で言えば学生運動、場所で言えば新宿・お茶の水の中央線沿線のイメージである。紅茶には東急線のトレンディードラマの住宅街のようなイメージがある。自由が丘であり代官山である。今後もにわか紅茶好きやらハーブ愛好家やら増えることであろう。
ところでネガティブ自慢といえば、年寄りになると病気自慢が始まるらしい。腰が痛いだの肩が凝っただの体の不調を自慢する。自分の欠点を逆手に取って、自慢に繋げる展では共通である。
隋園別館
新宿の隋園別館に両親と弟と5人で出かけました。6時半の予約でしたが相変わらずの盛況です。前菜に野菜の卵包みやらえびのサラダ、イカ団子を頼み涼しいのでメインは羊のしゃぶしゃぶを注文。隋園名物野菜の卵包みは野菜炒めとフワフワの卵を北京ダックのようにして皮に巻いて食べるもの。これは非常に評判が良かった。ところがもう一つの名物羊のしゃぶしゃぶは私は好きな料理なのですが一緒に行った家族の評判はイマイチだった。どうも癖のあるスープが苦手のようです。最後に麺を入れて食べましたが4人分の鍋はかなり残ってしまった。
コースは4人分だったのですがデザートのタピオカは何も言わないのに5人分運ばれてきた。そして会計。本当は2万1千円だったのだが、鍋を残したせいなのか丁度2万円にまけてくれた。この店が流行っている理由は味だけでは無い。
1997.8.15.(FRI)
<今日の一言>
今日から会社生活に復帰いたしました。お盆で空いていて気候も良いせいか、久しぶりに着るスーツも心地よく感じられます。
初仕事
新しい職場での仕事が始まった。6時40分に家を出て、新宿経由で山手線で会社に。お盆なのでさすがに車内は空いている。どちらの電車も座れた。文房具やら資料やら昔から使っていた物を袋に入れて大量に持っていった。涼しい気候のお陰で重たい荷物も余り苦にならず助かった。この時間に出ると会社までドアツードアで丁度1時間である。通勤時間としては限界ギリギリの長さである。久しぶりのスーツ通勤は身が引き締まる。モバイルギアも快調に働いている。
ところでなぜ15日金曜日という中途半端な日付から出社開始なのだろうか。出社してみると特に意味はないというのがその答えであった。ただし金曜日はエコノミストとのコンファレンスコールなどイベントが重なる忙しい日であるらしく、それを初日から体験させようということだったのかもしれない。
仕事を始めた第一印象は合理的なところに新鮮さを感じたということ。といっても考えてみれば当たり前のことばかりなのだが。まず会社で朝から皆真剣に仕事に取り組んでいる。お互いの大切な時間を邪魔しないようにという雰囲気である。昨日のアフター5の飲み会での出来事やプロ野球の結果を話題に談笑している人は誰もいない。とはいっても殺伐とした風景では決してない。心地好い緊張感である。
事務処理も無駄が無い。定期券は自分で買って人事部に申告する。社会人になって始めて自分で定期券を買うことになった。残業という概念が無いので残業時間を管理する必要はない。社員食堂は無い。ただし各階にジュースの自動販売機とコーヒーが沸いていて自由に使える。冷房は朝から快適な温度に設定され気持ち良く仕事を始められる。最新の座りやすい椅子で体は疲れない。ところが机は中古の旧式だったりする。
要するに仕事のパフォーマンスを上げるために必要なことに対しては投資を惜しまない。一方で必要の無いことに対しては徹底的に節約する。
ボイスメールにも合理性を感じる。1人1人に専用番号が割り当てられている。これを使えば他の人の伝言メモを残す必要は無い。そしてトイレは非常に清潔で気持ち良く清掃されていた。トイレの汚い会社は危ないという融資の新規開拓担当者の話を聞いたことがあるが、その点ではこの会社は安心できる。
じゃんがらラーメン
九州とんこつラーメンが流行っているようだ。即席ラーメンでも昔はしょうゆ・塩・みそといったのが定番だったのに最近ではとんこつが入っていることが多い。じゃんがらラーメンは秋葉原を始め赤坂・表参道など店が増殖している。
表参道店に行くと9時前だというのにもう行列である。夜のラーメン屋といっても客層は意外に女性が多い。こってりした濃厚な味に感じるが食後が意外にさわやかなのが人気の秘訣であろう。同じとんこつでも環八沿いのあの店になると食後感が非常に重い。若者にはともかく私にはヘビーでちょっと勘弁である。
1997.8.14.(THU)
<今日の一言>
涼しい気候に一気に入りました。このまま秋を迎えるエルニーニョの年になるのでしょうか。日本の景気に悪影響はないかと心配になります。
涼しい
避暑地に来たかのような涼しさである。いよいよ明日からスーツ生活が始まるので有り難いことではあるが。雨が降ったりしないよう祈っている。
こんな気候のせいか風邪をひいている人が結構いる。窓を閉めて寝れば暑いし、開けて寝ると朝冷える。なんとも厄介な天気になったものである。
ポルチーニ茸リゾット
週末恵比寿ガーデンプレイスのワインマーケットで乾燥ポルチーニを買うことが出来たので、友人に教えてもらったポルチーニ茸リゾットを作ってみた。バターで玉ねぎのみじん切りを炒め透明になったら米を加える。米は洗わないのがポイントである。火が通ったら乾燥ポルチーニ茸を水で戻したものを加え、白ワインを入れてアルコールを飛ばす。その後ブイヨンを入れながら少しずつ煮詰めて、約18分。仕上げはニンニクとパセリのみじん切りを入れ、パルメジャーナチーズを擦りおろして加える。
味は最高だがバターは一皿に25グラムも入っている。非常に不健康な料理である。
金利上乗せキャンペーン
N債銀の広告を見ていたらどこかで昔見たような気がした。今日の日経の裏面に出ていた0.4%金利上乗せキャンペーンを定期預金でやっているというものである。
金利上乗せはキャンペーンだからではなく、格付けに対応したリスクプレミアムであり正常な市場メカニズムである。キャンペーンだから、などと恥ずかしがる必要はない。ただ不思議に思ったのは債券発行銀行がなぜワリシンではなく定期預金で金利上乗せをやるのか。預金保険のある商品でないと金利を上乗せしても資金が集まらない状況になっているのか、という邪推が働く。
果たしてマンモスの道を歩むのかそれとも起死回生の隠し玉でもあるのだろうか。
1997.8.13.(WED)
<今日の一言>
子育てをするには田舎がいいような気がします。自然の中でおおらかに育てれば援助交際も殺人事件も無くなると考えるのは甘すぎるでしょうか。
避暑(3)
朝は6時過ぎには目を覚ました。河原に釣りをしにいくことにした。車で30分ほど走り、西沢渓谷の入口まで笛吹川の上流へ行く。標高も高くなり気温も更に快適な温度になっていく。車を止め、ジャングルのような薮を潜り抜けると広大な河原に出た。辺り一面誰もいない。
早速フライフィッシングを高野沢さんの指導のもと始める。出かける前にフライの投げ方は練習していたものの実際にやると糸が絡んでしまったりしてトラブル続きで上手くいかない。それでも2時間位やっているうちに何とか形だけはできるようになった。
結局、魚は釣れなかったが川の中に入ってフライを投げているだけでも時間を忘れる。自分で作ったフライで釣れたりなんかしたら堪えられない感動があるのだろうと思った。
快晴の中、川に入っていたので腕や首が真っ赤に日焼けしてしまった。部屋に戻り昼食を作る。庭で採れたトマトやイタリアンバジルを使ってパスタを作る。非常に健康的である。
夕方電車で調布の自宅へ戻る。早速冷房をかけテレビを見る生活に戻ってしまった。
1997.8.12.(TUE)
避暑(2)
朝起きるとまだ7時過ぎである。ご飯が妙にうまい。水のせいかそれとも体調のせいか。お弁当にお握りを作って大菩薩峠に登る。道は結構厳しく2時間近く歩いてようやく峠の上まで辿り着く。標高約2千メートルである。日差しは強いが気温は快適。天気に恵まれ適度な運動をしたらお握りを食べると本当においしい。4つも食べてしまった。帰り道も結構つらい。ふだん運動していないから足にこたえる。4時間のハイキングを終え、部屋に戻るとシャワーを浴びてたまらずビール。冷房が無くても快適である。ビールの後は全員昼寝である。寝たいときに寝る食べたいときに食べる。何という健康的な生活なのであろうか。
4時間ほど昼寝をすると6時になっていた。夕食後酒を飲みながらしゃべっているともう夜中である。楽しい一日はあっという間に過ぎていく。
1997.8.11.(MON)
避暑(1)
高野沢さんの大菩薩峠の近くにある御自宅に2泊3日でお世話になった。11日の午後各駅停車で中央線の高尾駅から塩山まで。3時半に着くと奥さんとあゆちゃんが出迎えてくれた。残暑で駅近くはうだるような暑さだった。買い物をしてから車で山道をあがり御自宅に到着。冷房がいらない位のちょうど良い涼しさである。シャワーを浴びるとひんやりととても気持ちがいい。
夕立ちが少し降ると更に涼しくなった。6時過ぎからBBQを庭で始めた。暗くなるとランプを灯す。空気はきれいで、星もよく見える。天然の冷房は心地好く、いるだけで命の洗濯である。BBQが終わってからも部屋で飲んでいたら知らないうちに寝てしまった
1997.8.10.(SUN)
<今日の一言>
恵比寿ガーデンプレイスでビールを飲みましたがイマイチでした。やっぱりビールは本場ドイツ・ベルギー産に限るのでしょうか。
やり直し
サブミットボックスをフロントから日記に戻した。そのかわりフロントには今日の一言を入れることにした。日記を読まれたらサブミットボックスをクリックしていただいてその後フロントページの今日の一言を読んでいただければ光栄であります。
納豆・とろろ素麺
立秋を過ぎまた一段と暑くなってきた。季節の進み方がいつもより半月位早い気がする。9月上旬の残暑のような暑さである。夏ばて回避に納豆・とろろ素麺というものを作ってみた。素麺にねぎ・ごま・のり・わさびを入れて上から麺つゆをぶっ掛ける。納豆はひき割りを使うのがポイントである。夏ばてで食欲が無い時でもこれなら何とかいける。
1997.8.9.(SAT)
歯医者
歯石を取ってもらうために近所の歯医者に行った。虫歯は無いらしく安心したが、歯ぐきが少し下がってきていると言われた。つまり老化しているということ。歯磨きの方法についても指導してもらった。歯ブラシで磨く時は磨く順番を決めておくこと、力を入れないで磨くこと、充てて軽く横に振動させるようにするのが良いと教えられる。
デンタルフロスを1日一回20分程度必ずやるようにも言われた。これはなかなか大変である。リステリンのような口腔清涼剤を使っても余り効果は無いそうである。単なる気分と短期的な殺菌効果だけだという。原因の汚れを除去しなければ駄目なのである。
年に2〜3回は歯石を取ってもらい診断してもらうのを勧められた。年末にでもまた行くことにした。芸能人でなくても歯は命である。
第一印象
人間は見た目が大切である。こう言うと大抵の人は中身の方が大切だと反発する。確かに中身は大切だが、それは当たり前のことで、第一印象のようなパっと見が忙しい世の中にはより大事になってくる。それと同様、資格や学歴といった箔も能力を判断する第一印象として大切になると思う。
アンケートによればアメリカ人の方が日本人より学歴が人生の成功に重要なポイントだと思っているという(国民生活白書)。これは数多くのサクセスストーリーを産み出したアメリカのイメージとは逆の結果である。実際どうかは別としてアメリカの方が日本より学歴重視社会なのである。
その理由としてアメリカが多民族国家だからではないかというのが私の推論である。日本のように同じような教育を受けた人が多い比較的均一な集団においては人間の能力を比較するのは比較的簡単である。話を30分位していれば責任感があるとか、論理的だとか、性格がいいとか大体は判断できる。判断する人間とされる人間が似ているからである。
しかし多民族国家では自分と異なる宗教・主義・民族の人を評価しなければならない。自分と比較するという方法が取れない訳である。また労働者の流動性が高くインタビューの機会が多くなると時間をかけた面接は困難になる。その時頼りになるのは資格であり経歴であり学歴なのである。
日本でも外国人労働者が増えたり労働力の流動化が高まれば学歴・経歴・資格がより重視される時期が来るであろう。例えば証券アナリストだからといって資産運用で必ず儲けられる訳ではない。しかし資格が無ければ採用面接さえ受けられない時代になる。
1997.8.8.(FRI)
長銀
長銀SBCウォーバーグ証券に長銀からデリバティブ部門の人を中心に派遣されることになったらしい。マーケット部門の人とはいえ邦銀プロパー出身の人と外資系証券の人が同じ組識に入ると何が起こるか興味がある。
東京銀行と三菱銀行の合併では対等といいながら数の論理で三菱スタイルが優勢になり、その官僚的体質に嫌気がさした東京銀行出身の人が辞めていると聞く。しかしこれは邦銀同士、要するに草食動物同士を同じ檻に入れた場合である。
長銀SBCウォーバーグ証券の場合肉食動物と草食動物を同じ檻に入れるようなものと言っては語弊があろうか。内部にいる方から真実を是非聞いてみたいものである。
ネットワーキング
出版社の友人が「スピードの経済」を出版した師匠を取材したいということで外苑前で顔合わせ。約一ヶ月ぶりに前の会社にも行き上司や同僚に挨拶した。一ヶ月でも会社の雰囲気には違和感があるのは新しい会社を前提として前の会社をそれと比較しているせいだろうか。一般職女子のピンク色の制服にも新鮮さを感じ、夏休みの人が多かったせいか会社の雰囲気にものんびりとしたものがある。
その後、表参道の「天」(渋谷区神宮前4ー28ー26 木村ビル1F・03ー3478ー3880)でいつものメンバーで集まって飲む。いつものメンバーといっても銀行員からフリーの通訳まで全員バラバラの仕事をしている同年代の仲間である。酒を飲んでは話し込み6時に入店したのに出たのは11時過ぎ。鉄板焼きの店に5時間いたのは初めてであった。
1997.8.7.(THU)
マック
マイクロソフトとアップルの提携問題はきっと多くの人が今日の日記に書いていることだろう。特にマックを使っている人はマシンへの愛着もひとしおであろうから今回の発表は悔しいことだろう。
この2社の構図は昔日本で見たものと似ている。そう、ビデオ戦争の松下とソニーの戦いである。ベータという技術で先行していたソニーは松下の囲い込み運動に屈し、ベータ市場から撤退した。
今回は提携という形で違いはあるが、合併しないのは独占禁止法上の問題回避のためとの報道もあるし、実態はマックのベータへの道が明確になったということである。マイクロソフトは本当に松下のような会社である。先行する企業の商品を追いかけあらゆる手段で市場を押え込む。パソコンの普及に大きな役割を果たした会社ではあるが、マニアからの受けは悪いであろう。ボストンのマックエキスポでビル・ゲイツがスクリーンに映し出された時にブーイングをしたマックファンの気持ちは良くわかる。
ワインセラー
エノテカからワインセラーの安売りの案内が送られてきた。エノテカは広尾にあるワインショップであるが、残念ながら一度も買ったことはない。でも親切に毎回セールの案内を送ってくれる。
昔イタリアに旅行に行った時ワインを20本近く買ってきたことがある。少しずつ飲んでいたのだが、一夏超えるとすべてのワインは酸っぱくなって飲めなくなってしまった。それ以来ワインをまとめて買うことはしなくなった。気に入ったワインをまとめて買って少しずつ飲めれば快適である。それを実現するのはワインセラーを買うことである。
最近は70本入りでも25万円程度と随分値下がりした。そして省スペースで60センチ四方位のスペースがあれば大丈夫である。問題はセラーに入れるほどの価値あるワインを買うことがあるかであろう。
建前社会
グアムの大韓航空墜落事故で現地の救助チームはこれ以上の生存者はいないと判断し、救助より捜索に重点を置いた活動に切り替えると発表した。
機体の状態や、墜落からの経過時間などプロの目から見て可能性が無いのならいたずらに労働力を投入しても無駄であるという判断である。現地の責任者は今後もし生存者が見つかるような事態になれば、判断ミスを批判される可能性があるが、敢えてそのリスクを取った訳である。リーダーとしての意思決定である。
一方日本ではどうだろう。奈良の殺人事件では、容疑者の自供から遺体が見つかってもマスコミはこれが被害者で無いことを祈ります、などど建前のコメントしていた。つまりまだ被害者でない可能性を信じて捜索を継続しろと言っていた訳である。そして鑑定から被害者だと断定されると、最悪の結果になったと報道した。
文化の違いもあるし、被害者の関係者に対する配慮も必要である。しかし自供で遺体が見付かっているのを被害者のものでないと考えるなら、それは誰なのであろう。新たな身元不明遺体の発見ということになるのか。建前も度が過ぎると嫌悪感を催す。
その後は一転して、遺体の無言の帰宅などと、被害者の家族のプライバシーにズケズケ入りこみ感情的な映像を流し続けるマスコミの建前ご都合主義にまた怒りが込み上げた。
1997.8.6.(WED)
挨拶状
挨拶状の印刷が出来上がった。あとは住所を書いていく。全部で500枚位になりそうである。年賀状とは違い、もしかしたら今回挨拶状を書かなかった為に一生お会いできない方もいるかもしれない、と妙に慎重に送付リストを選ぶ。
パソコン通信の時代になったとしても手紙は無くならない。500通のうちE-mailでも用が足りる人は1割強位だろうし、贅沢品としての手紙の重要性は変らない。
今回は宛名ラベルではなく住所も手書きにするつもりでいる。自分の人生に関わりを持ってくれた人たちを1人1人思い出すいい機会だと思っているからだ。
東京三菱銀行
社会人になって初めて都市銀行に口座を開いた。今までは信託銀行とシティバンクだけだった。基本的にカードの類はできるだけ少ない方がいいのだが今回は給与振り込み先として開設することにした。
自宅と会社の近くに支店があり、安全なところというとやはりここになってしまう。東京三菱である。口座の新規開設と自動積立てを申し込んだ。通帳もカードも景品も皆ディズニー一色である。調布支店で手続きをしたが、新規の口座開設をする人が本当に多い。キャラクターグッズに惹かれて口座開設する人はもう余りいないであろうから、他行からの振り替えであろう。郵便局と東京三菱への個人貯金集中化の動きは着々と進んでいるようである。
年収倍増(2)
3日に外資系に転職して年収が2倍になった人の話を書いたらこんなことを教えてくれた方がいらした。中堅の日系証券の年収は30代後半でも7〜8百万円位なので、倍といっても14〜16百万位なのだという。だから十分ありうる話とのこと。銀行の人は元々の分母が大きいから倍といっても信じられないのでしょうというのがご意見。
銀行の給与が高いのは確かである。しかもビジネスの性格上および日本的慣行から雇用の安定性も高い。将来はともかく現在は30代後半で15百万円位は当たり前である。世の中にはフリーランチは無いと教える金融の世界でこんなフリーランチが続いていること自体効率的な競争が行われていない何よりの証拠である。おっと、後足で砂をかけてはいけない。
1997.8.5.(TUE)
パーク24
7月号のアナリストジャーナルの企業紹介にパーク24の西川社長のインタビューが載っていた。パーク24といってもピンと来ない方もいると思うが、タイムズ24という最近よく見かける時間貸し駐車場を全国で展開する店頭上場企業である。
この会社のライバルは同業他社ではなく建売住宅業だという。30〜40坪の土地というのは住宅地として丁度言い広さだからバッティングする。そこで30坪以下の小さな土地を狙って継続性のある駐車場としていく。日当たりが悪いのが最高である。
全国一位の駐車場業者はパーク24ではない。警察庁なのである。しかしそれは路上パーキングである。駐車違反を原因とする事故で年間390人の人が亡くなった。パーク24は合法路上駐車は矛盾しているとして、これを無くすのが社会的使命と考えている。
これ以外にも電気自動車の充電システム、通信カーナビによる駐車場情報の提供、東北線古河駅での自動車通勤プラス鉄道乗り換えというパークアンドライドなどアイディアは尽きない。この会社が発展すると路上駐車が無くなり渋滞や事故が減る。社会的に存在価値のある会社である。
住友信託はいい会社
別にホメ殺しをしようという訳ではない。転職した周りの人から前の会社を辞めるまでの様々ないきさつを聞いて正直にそう思っただけである。
ある銀行を辞めた人は上司に辞めたいと言った翌々日から会社に来なくていいと言われた。会社にある自分の荷物は他の社員が帰った夜に出社し上司の立ち会いのもとで引き取りに行ったという。その後会社での送別会も公式にはなく、退職日の挨拶も無し。健康保険や退職金といった書類の受け渡しだけが事務的に行われただけだった。
別の金融機関に勤務している人は上司が退職を認めてくれず、退職日を先延ばしにしてようやく退職できることになった。リストラし過ぎで人が足りないからだという。こうなると従業員に対する犯罪スレスレである。
彼らを見ていると私の場合は恵まれすぎであるとつくづく思う。上司には説得されたが最終的には気持ち良く送り出して頂いた。同僚からは送別会やら色々なことをしてもらい、辞めてからもメールのやり取りなどお付き合いが続いている。会社の批判をした論文を読んで、「改革の志となれ」と励まして頂いた相談役には、辞める旨とお詫びを伝えると「自分の信じた道を堂々と進みなさい」と暖かい手紙まで頂戴した。
甘い会社なのかもしれない。しかし社員を人間として扱ってくれる会社である。そのこと自体は中長期的に企業の成長にはプラスのファクターである。この会社がバブルの後遺症に悩み、官僚化により身動きが取れなくなっている原因は従業員にあるのではないことが良くわかる。問題が何かは8月5日の日経新聞の3面に慶応義塾大学の吉野教授が明快に指摘されている。
1997.8.4.(MON)
外銀なんて怖くない
シティバンクのサービスが評判である。10種類以上の外貨預金、世界の数十カ国でキャッシュカードが使えるなど他社には真似のできない独創的なサービスを提供している。しかしこれらの膨大なシステム投資が必要なサービスのために外貨預金の利回りが異常に低い水準に抑えられていることは意外に皆無頓着である。例えば米国ドル預金の金利は1カ月から1年まで3%前後の水準である。米国のTビル(割引国債)でさえ5%以上の利回りがあることを知ればその暴利がわかるであろう。現にドル金利はアメリカのイールドカーブがフラットであることもあるが、証券会社の外貨MMFでは4%台後半である。しかも為替手数料は銀行の半分の片道50銭である。
わたしは海外でキャッシュカードが使えなくても構わない。それより為替手数料の引き下げと金利を市場金利並みに近づけることの方がサービスだと思う。本当に必要なサービスを低コストでというニーズは強い。今後邦銀でも外貨預金の品ぞろえを絞り込み戦略的なレート設定を行う、為替手数料をディスカウントする、などの実質サービスを拡充すればシティバンクから大口の顧客は移ってくるはずである。
外銀だからといって何でも凄いと思う舶来コンプレックスは卒業し、冷静な目で市場をみれば日本の金融機関にはやるべきことがたくさんある。
禁煙とごみ箱
もはや過去の出来事として忘れられつつあるオウムサリン事件を電車のホームで思い出すことがある。それはゴミを捨てようとするとごみ箱が見つからないときである。あの事件以降鉄道会社は不審物除去による安全確保を建前にごみ箱の数を減らしている。ゴミ収集のコスト削減のためであろうか。
マクドナルドの特徴は禁煙席の数が異常に多いことである。ドトールなど禁煙席など見たことがない。マクドナルドは子供の健康のため禁煙にご協力をなどと巧みに吸いがら回収コスト削減に励んでいる。健康に悪いのは大人も同じなのだが大人は肺癌になってもいいらしい。
どちらも建前を使い巧みにコスト削減を行っているという点では同じである。しかし前者は私にとっては不便であり後者は私には歓迎できるコスト削減である。
1997.8.3.(SUN)
格安航空券
大手企業15社が共同で格安航空券ビジネスに参入するという。しかし内容を見れば別に革新的なコスト削減をする訳でもない。もともと大手航空3社で寡占していることで割高だった航空券市場が国際水準に低下しはじめたというだけの話である。
考えてみれば格安航空券の値段が普通の運賃であるべきなのであって、今までのノーマル運賃の航空券が高かっただけである。いっそのこと今後はノーマル運賃の航空券を「割高航空券」と名称を変えてはどうか。そうすれば割高航空券下さい、とはなかなか言いづらいからそんな航空券すぐに市場から消滅するであろう。
HISの発展を見ていると、規制やら寡占やらで道理の通らないビジネスにはそれを道理が通るようにするだけで大きなビジネスチャンスがあるということがわかる。私が学生の頃HISのビラを学校の壁でよく見たが、ただの怪しげな旅行代理店であった。それが今やこの勢いである。10年前JTBに入った人とHISに入った人、本当の旅行好きならどっちが幸せであろうか。
求人欄
日経新聞日曜日のお楽しみといえば求人広告を見ることである。ここに載っている企業の業種や募集職種からこれからの有望業界や伸びている個別企業など空想してみるのは楽しい。
コンピュータ関係や金融関係が多いが、中には面白い外食チェーンの店長募集などというのもあり市場環境の変化が垣間見える。このページの細かい募集要項を日本国中で何人の人が同時に見ているのか、と想像すると更に面白い。
いっそのこと採用の要件と基本的雇用条件(年収・フリンジベネフィット)を明確に書くようにすれば労働市場の価格表になって、市場価値を知りたい人にも株式ボードのような役割を果たすことができる。転職する気がなくてもMark-to-marketしたい人はたくさんいるのである。
年収倍増
サンデープロジェクトで現役証券会社社員が生出演してビッグバンと日本の証券会社の未来について特集していた。彼は中堅日系証券から外資系証券に来月から転職するらしいが年収は2倍になると豪語していた。
羨ましい限りである。外資系金融機関に転職などというとすぐ「じゃあもう年収3千万でバリバリですね」などと間の抜けたリアクションをする人がいる。確かにそんな人もいるのかもしれないが、私の周りでは聞いたことはない。
年収が増えるという事はそれだけ収益期待が大きいということである。それに見合う仕事をしなければいけない。さもなければ解雇という道が待っている。つまりハイリターンはハイリスクなのである。しかも生涯賃金や税金を考えれば、こんな給与体系に美味しい話と飛びつくのは愚かである。
外資系というとすぐ包丁人味平のような自分の能力だけで会社を渡り歩く人ばかりの会社という発想を変える必要がある。為替のディーラーやM&Aのディールメーカーならともかく、全員がライオンのような社会では食物連鎖は崩壊する。
1997.8.2.(SAT)
意地悪
月が替わるとこの日記のHTMLも替わる。今月であれば「diary9708」と最後の2桁の月に合わせて換えていく。この方法だと日記に直接ブックマークを設定した場合月初にブックマークの変更を行わなければならない。それが面倒くさければフロントページにブックマークを付けることになる。そうするとフロントページパッシングが防止されることになる。
別に意識した訳ではないが、これはちょっと意地悪である。
オトナの男
日曜日夜9時からTBSでやっている「オトナの男」にはまっている。この時間帯東芝日曜劇場になっているが訳のわからないトレンディドラマとは一線を画した良質な連ドラを見られることが多い。
一言で言うと39才の独身男3人が繰り広げる上質の恋愛コメディ。役所・段田・西村という3人の芸達者が演じている。内気で真面目なハンサム男、マザコン男、独身を満喫するラテン系男が会社で席を並べ事件に巻き込まれていく。そして私が気に入っているのが古内東子の歌うテーマ曲「大丈夫」。ジャージーなリズムと独特の声は結構ハマる。
失楽園に失望しているオジサン、このドラマの方が楽しめますよ。
1997.8.1.(FRI)
通勤時間
勤務先が外苑前から浜松町に変わり、朝初めて新しい通勤経路を経験した。今までは明大前で井の頭線に乗り換え渋谷から銀座線という経路だったが、今度は新宿から山手線でグルリと回ることになった。通勤時間も今まで1時間弱だったのが15分程度余計にかかるようになった。
しかしこれが以外に苦にならない。その理由は乗り換えが新宿になり渋谷より気分よく、しかも1回だけになったこと。それに山手線の冷房が井の頭線に比べよく効いているのも気分がいい。モバイルしながら快適に通勤するのはなかなかいいなと思っている。
オリエンテーション
オリエンテーションが始まった。9時に会社に行くと総勢7人の「同期」が一堂に会した。うち一人はKO大学からのサマーインターン。人事部長の説明を皮切りに駐日代表、社長とスピーチが続きあっという間にお昼となった。スケジュールはタイトで昼食をとりながらも各部門の責任者の方の業務内容の説明が続く。午後も休みなくレクチャーで4時にようやく一旦ブレイク。夕方は各セクションに集団で挨拶回り。総勢100人小所帯とはいえ一気に名前を覚えるのはなかなかきつい。
しかし小さな会社の面白さもある。社長とは初日から気さくに雑談などすることができたりする。前の会社では社長は年頭の挨拶ビデオで見るくらいで、生きているのかさえ良くわからなかった。社長に限らず気さくな方が多く、所謂「外資系」のイメージは無い。転職したというより人事異動したのではないかと思うような違和感のなさである。
今回の「同期」に共通しているのは全員が転職一回目ということ。そして日本の金融機関からの転身者が多いということだろうか。お茶を飲みながら前にいた会社の変な制度やら退職金の金額やらお互いに比較しあって話は盛り上がる。面白いのは皆、前いた会社をつい「うちの会社」といってしまうこと。やっぱりまだ前の会社のカルチャーが脳味噌の片隅に残っている。
俺は悪くない
住宅都市整備公団が事業撤退に伴い分譲住宅の価格を20%程度下げると発表した。金額にして平均995万円。一流大学の経済学部で勉強してきた優秀な公団の役人も需要供給曲線というミクロ経済学の基本概念をやっと理解するようになったわけである。
しかしもっと厄介な人もいるらしい。それは前に同じ住宅を購入していた人たちである。その中の一部の人は値下げで浮いた差額を返せと騒いでいる人らしい。やはり究極の社会主義国の人々は言うことが違う。彼らはもし値上がりしていたら差額を返すつもりだったのであろうか。八百屋で昨日買った大根が今日50円値下がりしていたら差額を返せというのだろうか。
国に甘えるのはもうやめたほうが良い。
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